ボルダリングジムの選び方は ボルダリングの競技人口が増えてきたことにより、ボルダリングジムも増えています。そのためこれからボルダリングを始めたいと考えている方は、どこを選べばよいのかきっと悩んでしまうでしょう。 ただ安心して欲しいのは、ジムによって色々と特色はありますが、その多くが初心者を歓迎しており、無料講習や無料シューズレンタルなど初心者に寄り添ったサービスを多く考えてくれています。そういった初心者向けのジムの選び方、そしてボルダリングが上達するジムへの通い方を紹介していくので参考にしてみてください。 ボルダリングジムを選ぶ時のコツ ボルダリングジムにも様々なものがあるため、自分にあった場所を選ぶのも一苦労だと思います。ここではジムを選ぶためのコツをいくつか紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。 道具がレンタルできる ボルダリングを始めるために幾つか必要なものがあります。まずはTシャツにジャージやハーフパンツなどの動きやすい服装、パンツは伸縮性のある生地だと動きやすいでしょう。あとは汗をかくのでタオルもあった方が良いと思います。 そしてボルダリング専用のクライミングシューズと、滑り止めのチョーク。これらは貸し出しを行っているジムがほとんどですので、ジムを選ぶ一つの基準にぜひしてみてください。ただしシューズをレンタルする場合は、衛生面から靴下着用は必須と考えておいたほうが良いでしょう。 シャワーや更衣室の設備が充実している ボルダリングはダイエット効果も高く、非常に汗をかくスポーツです。また滑り止めのチョークで汚れたりもするため、シャワー室の有無など設備が整っている所を選ぶと良いでしょう。 ジムによって更衣室が完全個室になっている場所もありますので、ロッカーの有無や、シャワー室にシャンプーやリンスの用意がされているかなど、多少わがままに選んでも良いかもしれません。 初心者向けの無料講習会がある 多くのジムが初心者向けに講習を行っていますが、場所によっては最初の10分〜20分だけといった簡易的な説明のジムもあります。逆に毎週定期的に無料講習会を積極的に開いているところもあるので、自分のレベルにあったものを選ぶと良いでしょう。 ただし最初のうちは安全面や今後の上達のためにも、専属のトレーナーが初心者向けに講習会や勉強会を開いてくれるところを選んでみてください。またボルダリングに詳しいスタッフが常駐していないジムもあるので、上達することを考えるなら、そういったスタッフの力量も考えて選ぶのも大切なことです。 クライマーの実績がある ジムには初心者からベテラン、そしてプロの方まで練習に訪れたりします。ぜひ、そのジムをホームとしているクライマーがいるのであれば、大会などでしっかりと実績を残しているか確認してみてください。そういった結果を残しているクライマーが通っているジムは単純に信頼ができ、なおかつその方々を目標にすれば必ず自分自身の技術の向上にもつながります。 このようにどういった人が利用しているのかという観点でジムを選ぶのも一つの方法です。また有名なプロクライマーが設計に携わったジムを利用してみるというのも、上達するうえでは面白いのではないかと思います。 ボルダリングが上達するジムへの通い方 ジムに通い慣れていくと、そのうち「ボルダリングがもっと上手くできるようになりたい」と考えるのではないでしょうか。ここでは自分自身がスキルアップするために、どのようなジムへの通い方をすれば良いのかいくつか提案をしているので、参考にしてみてください。 最低でも週3回通う ボルダリングは、決して握力や腕力だけで登っていくわけではありません。体全体を使うスポーツです。そのためには体の使い方を、しっかりとマスターする必要がありますし、単純に腕以外の筋力も大切になってきます。 そのため筋力や技術面を上達させるために、まずは登る回数をぜひ増やしてみてください。数をこなせば単純に筋力が増えて技術も身につくので、これまでできなかったことができるようになり、それによって得られる達成感は格別です。 目安として週3回ほど通うことを心掛けると、周りの人と差をつけられます。またあらかじめ、何曜日に行くと決めておくと習慣化され、通いやすくなるのではないでしょうか。 筋肉痛がある時は無理せず休む ボルダリングは手軽に始められるスポーツではありますが、体への負荷の高いスポーツのため、疲労がたまっている状態で無理をすれば、壁から転落して怪我をするリスクも高まります。 週3回ほど通うという目標意識を持つことは大切ですが、徐々に慣れていってください。筋肉痛は安静にしていれば2日ほどで治まるため、最初は無理に毎日練習しようとはしないで、1回ジムに行ったら、数日開けてからまたジムに行くといった方法が好ましいです。 準備運動とストレッチを欠かさない どんなに慣れてきても、スポーツをする上では怪我のリスクがあることを忘れないでください。ましてやいきなり体に急激な負荷をかけるのは、怪我の原因につながります。予防のためにも、事前のウォーミングアップを欠かさずに行いましょう。 特にボルダリングは全身を使うことになるので、腕や足だけではなく体全体をしっかりストレッチしてからはじめてください。ストレッチの注意点としては「息を止めないこと」と「痛みを伴わない程度に行うこと」です。この点を意識せずに行うと体に負荷を与えて、逆効果になってしまうので気を付けてください。また体の柔軟性が高い人はより上達しやすくなるので、ストレッチもトレーニングの一環として考えるのが良いでしょう。 一緒に頑張れる仲間を作る ボルダリングジムには年齢も職業も様々な人たちが集まります。最初は1人で始めたけど、同じジムに通っていくうちに顔なじみができたりもするのではないでしょうか。 他にも無料の講習会や勉強会に参加して、一緒に登る仲間を作るとモチベーションも上がりますし、なによりもっと楽しくなっていき、いつの間にか実力が上がっていることがあります。上達するうえで大切なことは、同じ目標を持つ仲間を見つけることなのかもしれません。 ボルダリングジムへ行く時に必要な持ち物 ボルダリングはほとんど持ち物がいらない手軽なスポーツです。ただジムに行くうえで持っておくと便利なものもあります。いくつか紹介しますのでぜひ参考にしてください。 ボルダリング専用のシューズ ボルダリングで絶対に必要なものがシューズであり、多くのジムがレンタルを行っています。ただ初心者のうちはレンタルでも構わないと思いますが、慣れてきたら自分専用の使いやすいものを用意すると良いでしょう。 自分の足にあったシューズを持っておくということは上達するうえで欠かせません。なお、ボルダリング専用のシューズというものはなく、ロッククライミングやフリークライミングに使用される靴を使います。選ぶ時のコツとしては実寸よりやや小さめの靴を選ぶと良いでしょう。 絆創膏やテーピング ボルダリングはホールドと呼ばれる岩を掴んで登っていくため、指先を怪我することも多く、絆創膏やテーピングのような指先を保護できるものがあると便利です。他にも膝や肘をすったりすることもありますし、持っておくと必ず役に立つでしょう。 便利なレーザーポインター レーザーポインターを何に使うか疑問に思った方もいると思いますが、友人や仲間が足をどこのホールドに乗せればいいのか悩んでいる時に、安全な距離からレーザーポインターでわかりやすく教えることができます。 特徴的なホールドであれば口頭で伝えることも可能ですが、そうでない場合は非常に便利で、実際にジムのスタッフの方も使っているようです。なお近くまでいって指差しで教えることは、落下してきた人に当たる危険性もあるので絶対にやめましょう。 滑り止めのチョーク ボルダリングはホールドを掴んで登るため、手が汗で滑ると思ったように登れず、落下する危険性も否定できません。そこで滑り止めのチョークを利用することで、それに含まれている成分が汗を吸い取って滑りにくくしてくれます。 なおチョークには幾つかタイプがありますが、好みに合わせて粉末タイプか固形タイプを選ぶといいでしょう。こちらもほとんどのジムがレンタルを行っています。 ボルダリング初心者におすすめのジム 東京都内にある初心者でも気軽に参加できるボルダリングジムを紹介します。施設内の設備や、その他のサービス内容もジムによって異なるため、自分の希望にあったジムを探しましょう。 エスカラードクライミングジム 年中無休10:00〜24:00の夜遅くまで営業している新宿にあるジムで、完全個室の更衣室や足洗い場、ロッカーやストレッチルームもあり、とてもきれいな設備です。ボルダリングが初めての方は、希望すれば30分程度の無料初心者ガイダンスが受けられ、他にも初めての方や基礎的な動きを学びたいかた向けにステップアップスクールが有料で1カ月全4回、土日にビギナー道場という無料講習会も行っています。 【参照リンク:http://www.escalade-climbing.com/m/index.html】 エナジークライミングジム ボルダリングがまったくの未経験という方には体験コースが有料で用意されています。専用スタッフのサポートで、ルールから登り方のコツまで一緒に登って教えてくれるというものです。またYouTubeチャンネルも用意されているので、ぜひ登り方の参考にしてみてください。店舗は浦和、高田馬場、柏、北春日部にあるので、まずは試しに体験コースを利用してみてはいかがでしょうか。 【参照リンク:http://www7a.biglobe.ne.jp/~energy/sp/】 J&S 平日は23:00まで営業、恵比寿駅から徒歩5分と駅からも近いため、仕事帰りにも利用しやすいのではないでしょうか。しかも毎週月曜日はMen’s Dayで、男性は利用料金が1000円になります。 またこちらのジムはスタッフが目の届くところにいるため、自分のレベルに合ったインストラクションが受けられるのも良いところです。シューズレンタルが可能ですが、靴下を用意することが必須。チョークは無料で利用できます。 【参照リンク:https://js-ebisu.jimdo.com/】 スポドリ! 高さ4m、幅40mの都内最大級のウォールが特徴的なジムです。また初級・中級・上級とクラス分けされたプロクライマーによる無料講習会が月2回開催されているので、スキルアップしたい方にはピッタリではないでしょうか。 他にも特徴として東京ドームシティ内にあるため、東京ドームらしいオリジナルホールドが用意されている遊び心も楽しめます。初回はクライミングシューズが無料レンタル可能なので、試しに足を運んでみてください。 【参照リンク:https://www.tokyo-dome.co.jp/spo-dori/bouldering/】 お気に入りのジムでボルダリングの楽しさを体感しよう ボルダリングは気軽に楽しめるのが良いところですが、それ以上に実は頭を使うスポーツです。スタートのホールドからゴールのホールドに向かって登っていきますが、頭を使わないとゴールまでたどりつけません。でもそうやって頭と体を使って夢中になってゴールにたどりついたときの達成感が最高なんです。 そんなボルダリングを楽しめるジムはたくさんあるので、少し自分にわがままになってジムを選ぶぐらいでちょうど良いかもしれません。ぜひお気に入りのジムを見つけて、たくさんの素敵な仲間と出会ってください。きっと世界が変わると思います。あとは、しっかりと安全にだけは気を付けましょう。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05