正しいストレッチは気持ちいい|適切なストレッチ方法をご紹介

正しいストレッチは気持ちいい|適切なストレッチ方法をご紹介

CLIMBING 2018.07.16

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なぜストレッチは気持ちいいのか

体が疲れている時、ストレッチをするととても気持ちがいいです。本記事では、ストレッチが気持ちいいと感じる理由や肩こり・腰痛などに効果的なストレッチ方法をまとめていきます。部位別のやり方も解説しますので、適切なストレッチ方法で疲れた体や部位別の悩みをしっかりとケアしましょう。

ストレッチが気持ちいいと感じる理由

なぜストレッチをすると気持ち良くなるのでしょうか。まずは、滞っていた血流を改善させる効果があります。気持ちいいと感じるためには、意識を持ってストレッチすることも大切でしょう。こうした「気持ちいい」と言う観点からストレッチについて解説します。

血流改善によりストレッチは気持ちよくなる

ストレッチをせず、硬くなった筋肉は、体の中を駆け巡る血管を圧迫してしまいます。血管の圧迫は、筋肉に欠かせない酸素や栄養素を届けられない状態であり、筋肉に痛みが出ます。そして痛みが理由となって筋肉を動かさないようになり、また筋肉が硬くなってしまうというサイクルになってしまうのです。 こうした状態を防ぐためには、ストレッチが欠かせません。筋肉を解きほぐし、血液の循環を良くすれば、筋肉に酸素が行き届き、痛みやこりなどの症状を緩和することができるでしょう。ストレッチが気持ちいいと感じる理由は、血液の流れを良くしているからです。

気持ちいいところで止める意識を持って行う

ストレッチで痛さを感じるまで伸びをしている人は多いのではないでしょうか。しかし、痛みの出るまでストレッチすることは避けるようにしましょう。「痛い」と感じてしまうと、筋肉が硬くなり、ストレッチ本来の役割からは遠のいてしまいます。気持ちいいところで止める意識を持つようにしましょう。 しかしながら、痛みを感じるぎりぎりのラインまでストレッチしなければ、体を柔らかくすることができません。ぎりぎりのラインをコントロールするためには、自分の体にしっかりと向き合うことです。中途半端にストレッチをしても、それほど効果を実感することはないでしょう。

全方向伸ばしで気持ちいい首こりストレッチ

気持ちいい首こりストレッチのコツは、首のこりに関連している筋や神経を伸ばすことです。ワンポイントだけではなく、広範囲にアプローチして、力の加減にも注意しましょう。強すぎるストレッチは、逆に首こり解消から遠のいてしまう可能性があります。また、首を温めることにより、高い効果を期待できます。入浴後でも構いませんし、温かい濡れタオルを用いることもおすすめです。とりわけ冬場などであれば、より効果的ではないでしょうか。

肩ストレッチで肩の可動性を上げる

気持ちいい肩のストレッチについて解説します。まずは、肩の柔軟性について確認しましょう。関節をストレッチすることにより、筋肉を柔らかくします。もちろん肩のストレッチは、肩こり解消を目指せるものですので、方法などを説明していきます。

肩の柔軟性をチェックし肩全体のストレッチを行う

気持ちいい肩ストレッチの前に、柔軟性をチェックしましょう。チェック方法は、極めてシンプルです。両手をバンザイするように挙げてください。90度を超えることができれば合格です。どちらの方が上がりにくいのかも確認しておきましょう。関節を柔らかくするためのストレッチには、両肩に両手を添えて、ぐるぐる回すやり方があります。肩の柔軟性を保つためには、姿勢や肩甲骨の柔らかさも無視できません。

辛い肩こりを解消する肩周りストレッチ

肩回りのストレッチにて、肩こりを解消する方法を解説します。顎を前に出し、喉の方向に引くことで、肩回りの筋肉を柔らかくすることができます。手軽にできますので、デスクワークしている人におすすめ。両腕で十字を作るアームストレッチも、肩や背中の筋を伸ばすのに効果的です。壁を使ったウォールストレッチは、肩甲骨の動作に関わり、健康的な肩へと導けるでしょう。

肩甲骨はがしストレッチに挑戦

話題の肩甲骨はがしストレッチについても解説しましょう。このストレッチを行うことにより、さまざまな効果を期待できます。こりなどの緩和だけではなく、体のバランス調整においてもメリットがあります。詳しく見ていきましょう。

肩甲骨の凝りが筋の不調に繋がっている

肩甲骨の筋肉は、背中・胸・首・腕などにつながっているため、肩甲骨をケアすることにより、これら部位の不調を改善することができます。例えば、肩甲骨はがしストレッチをすれば、姿勢改善などの効果を期待できます。それだけではなく、肩こりや背中の違和感などにもアプローチできるでしょう。肩甲骨は、生活の中でそれほど動かす必要もないため、可動性を損なっているのです。

身体が左右対称になる

ちょっとした肩甲骨はがしストレッチを毎日続けることで、さまざまな不調をもたらしてしまう体の左右非対称性を改善することができるでしょう。まずは、腕のつけ根をストレッチします。続いて、肩の後ろがしっかり伸ばせているのか確認しながら、肩のストレッチです。そして、肩甲骨周りを柔らかくするストレッチを行えば、体のバランスを保てるようになるでしょう。

気持ちいい背中ストレッチで背中の張りを改善

背中の肩部分と腰回りを伸ばすストレッチでハリを改善しましょう。まずは立った姿勢で手を前に組んでください。そして前に真っ直ぐ伸ばしましょう。肘は外に向けてください。真っ直ぐ伸ばしながら、背中を同時に丸めていきます。背中が伸びているイメージを持ち、両腕・両肩をリラックスさせることがポイントです。さらに体を左右に振ることで、背中を伸ばすことができます。それぞれ30秒程度を目安に取り組んでみてください。

痛い腰痛を和らげる気持ちいいストレッチの方法

腰痛を和らげる気持ちいいストレッチ方法を説明します。意外と感じる人も少ないですが、腰痛の原因に太ももの後ろの筋肉である「ハムストリングス」の硬さが挙げられます。ハムストリングスを柔らかくすれば、腰痛を和らげることができるでしょう。太ももの後ろの筋肉を伸ばすためには、ももと胸をしゃがんだ格好でくっつけ、ゆっくり立ち上がる方法があります。ポイントは、ひざをしっかりと伸ばすことです。

骨盤改善ストレッチで姿勢を良くしよう

ストレッチで骨盤矯正を目指すこともできます。骨盤矯正により、姿勢改善やシェイプアップなどのメリットがあるでしょう。太ももにアプローチする方法としては、片手を片方の足首、もう一方の手を膝にのせ、体全体を卍の形にしてストレッチするやり方があります。おしりへのアプローチとしては、片足の踵をもう片足の膝にのせてストレッチしましょう。骨盤を矯正させるためには、太ももとおしりをストレッチすることが大切です。

股関節ストレッチで下半身痩せの方法

下半身痩せを目指している人は、股関節のストレッチはいかがでしょうか。骨盤の場所を正常に保持する外旋筋群、もも裏の筋肉である大腿二頭筋、足を閉じる際に使う内転筋、膝を伸ばす大腿四頭筋、臀部などにアプローチすれば、股関節の柔軟性に役立ち、ケガなどの防止にもつながるでしょう。

むくみを解消する気持ちいい足ストレッチ

「足のむくみを解消したい」と言う人は、ふくらはぎや足の甲、足指など、足全体をストレッチしてみてはいかがでしょうか。基本的には、椅子に座って気になる部位を伸ばしたり、手で回したりするだけでも効果があります。立ち仕事が多い人は、日々の生活に足ストレッチを取り入れましょう。

気持ちいいストレッチで寝る前に身体を癒そう

ストレッチは、気が向いた時に単発で行うのではなく、毎日続けることで効果を実感できるものです。気持ちいいストレッチ方法を知り、体の疲れやさまざまな部位の悩みを解消させましょう。

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