安全で高金利?個人向け国債の気になるポイント
個人向け国債という投資をご存知でしょうか?実は国が発行している債権で、安全にお金を取引したい人にとってはおすすめの投資です。ローリスクな投資ではありますが、では実際どのくらいの利益があるのでしょうか?個人向け国債の利率を中心に、気になるポイントを見ていきましょう。個人向け国債の種類
それでは個人向け国債とはどういった種類があるのでしょうか?個人向け国債は、まず利率の変化の種類によって固定と変動の2種類に分類され、さらに満期までの期間によって3年、5年、10年の3種類に分類されます。整理すると、固定3年、固定5年、利率が変動する変動10年の3種類です。変動10年の利率
個人向け国債は最低利率が保証されているため、利息が上がる分は得をします。 変動10年は利息が変動するものなので、金利が上がると当然もらえる利息も上乗せされるところが固定型との大きな違いです。実勢金利の動きに応じて半年ごとに適用利率が変わり、そのときどきの受取利子の金額が増減します。 また、変動10年の利息は国債の基本となる利息になる基準金利から−0.80%引いたものとされていましたが、現在は個人向け国債も利率が低いため、財務省は変動10年の利率が低くなりすぎないように、平成23年の7月から金利の設定方法を見直しています。 現在は基準金利に0.66%をかけたものとされています。固定3年や5年とは?
固定3年、5年は変動10年と違い、3年間または5年間、買ったときの利息が変化しません。 変動10年の利息が(もちろん上がることもありますが)下がった場合でも、固定3年、5年は利息に影響がなく、満期までに自分がもらえる利息額が分かりやすく見えやすい点が変動10年との違いでしょう。 金利の設定- 固定3年:基準金利から0.03%引いたもの
- 固定5年:基準金利から0.05%引いたもの