自転車で日常生活が快適になる 皆さんは普段なにか運動をしていますか。健康のため、日々のストレス解消のため、運動をしなければと思うものの、「時間がない」「面倒くさい」「習慣にならない」。そんな方におすすめなのが自転車です。しかし、どのような自転車で運動すればよいのか、自分に合っているものはなにか、ここでは用途に合わせた自転車の選び方を見て行きましょう。 自転車に乗るメリット たくさんある運動の中から、なぜ自転車をおすすめするのか。その理由とメリットをご紹介します。 手軽に運動できる 自転車を通勤や、そのほかの移動手段として使用するだけで、手軽に運動になるというメリットがあります。せっかくジムの会員になったのにあまり活用しなかった。という方にも目的地に移動するだけで、運動になってしまう自転車は理想的なツールといえます。 ラッシュアワーを避けられる 朝の通勤ラッシュは誰しも辛いものですが、自転車通勤にしてしまえば、この辛い通勤ラッシュを避けることができます。 それどころか、冬のキンと凍った空気や、夏の朝のさわやかな空気、春の道沿いの花々や桜などを感じることができ、ストレス解消にもなるでしょう。 交通費を節約できる 自転車は最初に自転車を買うときは少々お金がかかりますが、自転車さえ買ってしまえば、通勤や移動にかかる定期代やガソリン代の節約になります。 通勤を自転車に変える場合、何度も乗り換えをする場合もあるため、年で考えれば数万円の節約になります。 新しい刺激を受けられる 自転車は臨機応変に道を変化させることができるので、季節の風景を楽しんだ後、お気に入りのカフェで朝食、なんてこともできます。 帰り道も電車のようにただまっすぐ帰るのではなく、夜景の美しい道を選んで走ったり、新しくできた店をチェックすることもでき、行動範囲が広がります。 自転車を選ぶ基準 自転車に興味と魅力を感じて来たところで、自分の目的にあった自転車を購入しなければなりません。自転車売り場にはさまざまな自転車がありますが、どう選んでいけばよいのでしょうか。 目的をはっきりさせて 自転車と言っても、通勤のみと考えているのか、スポーツなどのトレーニングも考えているのか、などの使用する目的によっても選ぶ自転車は変わってきます。山道なども走りたいのであればマウンテンバイクが向いています。 移動する道が坂道が多い場合や、年配の方が健康のための運動として自転車を取り入れたいのであれば電動自転車が良いでしょう。 自転車の価格はさまざま 自転車は、街中でよく見かけるシティサイクルから、スポーツ用の、物によっては1,000,000円もする高価なクロスバイクまで値段はさまざまです。 初心者がいきなりスポーツ用の高価なものを買う必要はありませんが、どのくらいのお金を使えるのかということも購入できる自転車を選ぶポイントになるでしょう。 運動する距離を考えて 生活に自転車を取り入れるといっても、近所の移動のみに使うのか、または長距離の通勤をするのかによってもたくさんの種類があります。近所を移動する場合はシティサイクルでも十分です。 しかし、お金を使いたくないので、自宅にあるシティサイクルで長距離の自転車通勤を始めてしまったりするのはおすすめしません。大きく体力に負担がかかり、長続きしなかったりするので注意が必要です。5キロ以上の道を走るならクロスバイク、10キロ以上の道を走るならロードバイクが向いています。 短い距離ならシティサイクル 一口に自転車といっても用途によって様々な種類があることが分かっていただけたと思います。ではここからは自転車にはどういった種類があるのか見て行きましょう。まずはもっとも一般的なシティサイクルです。 良く知られたママチャリ シティサイクルという言葉は聞きなれなくても、ママチャリという言葉は誰しも聞き覚えがあるでしょう。シティサイクルとはこのママチャリのことです。 本格的なサイクリングショップだけでなく、ホームセンターや大型ショッピングセンターでも売られており、値段も比較的やすいものが多いです 機能充実シティサイクル シティサイクルに買い物袋を乗せたり、後ろに子供を乗せて走る主婦は見たことがあるでしょうが、このように、シティサイクルは乗る人に密着した機能が充実しています。 籠が取りつけられていたり、後部座席はもちろん、電動アシスト機能や、自転車のスピードを変化させる機能がついている物も多いです。 電動アシスト機能は充電が切れるのが心配ですが、最近は短い時間で充電が可能なものもあり、寿命も長くなっています。 近距離向きのシティサイクル シティサイクルを運動として取り入れる場合、運動する距離が重要になってきます。シティサイクルはママチャリと言われるだけあって、あくまでも一般的な移動向きの自転車です。 スポーツタイプのような、10キロ以上の長距離移動には向きません。移動距離が10キロ以内の人、安い値段で買えるため出費を抑えたい人、日常の移動手段として自転車を取り入れたい人におすすめです。 初めてのスポーツ自転車クロスバイク では長距離を走るのに向いているのはどういった自転車なのでしょう。ここでは初心者向きのスポーツ自転車である、クロスバイクを紹介して行きます。 とっつきやすいスポーツ自転車 オフィス街で自転車通勤をしているビジネスマンや、自転車に乗っている芸能人をテレビなどで見たことがある人もいると思います。あこがれるものですが、そういった人が乗っているので多いのが、クロスバイクです。 クロスバイクは前述したシティサイクルに近いとっつきやすさがあります。価格もロードバイクやマウンテンバイクほど高額なものではなく、このロードバイクの走行機能とマウンテンバイクのタフさを両方持っています。 軽快さと軽さが魅力 クロスバイクはシティサイクルに近いと述べましたが、走行機能はシティサイクルよりずっと快適です。 自転車の重さも軽く作られており、シティサイクルに比べると半分の軽さです。漕ぐのも非常に楽で長距離を移動しても疲れにくいです。シティサイクルに慣れた人が初めてクロスバイクを漕ぐと軽快さに驚くでしょう。 クロスバイクはロードバイクとマウンテンバイクの両方の機能を備えた自転車だと述べました。これはロードバイクのようにスピードが出て、マウンテンバイクのように、町のちょっとした段差にも強いということです。初心者が取り入れるスポーツ自転車としては向いているといえるでしょう。 本格的なスポーツ向きもある 自転車初心者におすすめのクロスバイクですが、もちろん運動に慣れた玄人向きの本格的な物もあります。価格も100,000円以上と高価です。 車体を軽くしたり、スピードを出すためにタイヤが細くなっていたり(その分安定性は失われます)、振動を吸収する機能が付いていたり、お尻が痛くなりにくい設計がしてあったりと様々な機能が充実しています。 本格的なスポーツ自転車にひけを取らないもので、将来的にスポーツとして自転車運動を続けて行きたいという人にもおすすめです。 通勤を自転車に変えるのにもよい クロスバイクは快適に走ることが可能な、スピードの出る自転車なので、15〜20キロ程度の距離であれば1時間程度で走ることができます。こう聞くと、満員電車の中で人にもまれて通勤している時間と大して差がないということが理解出来るでしょう。 日々の通勤を自転車に変えて、仕事のストレス解消や健康のためのダイエット目的にクロスバイクで自転車通勤をするのもよいですね。 長距離向きのロードバイクで運動の幅を広げて 自転車に慣れてきたら、もっと長距離を走りたい、レースに出て他の人と競争がしたいなど、思いは広がっていくものです。そんな自転車上級者におすすめなのがロードバイクです。 もっとも早いスポーツ自転車 ロードバイクは自転車の中では最もスピードが出る自転車です。シティサイクルやマウンテンバイクとは違い、ハンドルがぐるりと下に曲がった特殊な形をしています。これはドロップハンドルと呼ばれる、特徴的なハンドルです。また、スピード重視の自転車のため、タイヤは細く、不安定に作られています。 原付並みのスピードが出せる ロードバイクの最大の特徴がスピードであることは既に述べました。一般的な道であれば時速40キロ近く出すことが可能です。クロスバイクと比較すると時速3〜5キロ早くなり、足に自信がある人であれば、原付バイクなみのスピードが簡単に出すことができます。 値段は高額 ロードバイクはトライアスロンなどにも挑戦することができる自転車であるため、購入する際には、ある程度高額な資金が必要です。 ロードバイク初心者向けのエントリーモデルであっても100,000円、そこから更に必要なアイテムをそろえるため20,000。だいたい120,000円は必要と考えておいた方がよいでしょう。プロ選手が使うものになると1,000,000円を越える物もあります。 長距離の自転車旅行やレースも可能 ロードバイクは、長距離を走って友達や恋人と旅行を楽しんだり、地域で開催されているレースに参加するのにも向いています。 旅行の中には、自分のロードバイクのレベルに合わせたツアーもあります。ツアー仲間と自転車を走らせ、その地域の名所やグルメを楽しむという物ですが、ロードバイク仲間ができる可能性もあり、初心者におすすめです。 山道も快適。アウトドアにはマウンテンバイク シティサイクル、クロスバイク、ロードバイクと紹介して来ましたが、これらは一般的な道を走るためのものです。川沿いを風を感じながら走りたい、旅先で山道を走りたいといった人もいるでしょう。 そういった人にはマウンテンバイクがおすすめです。 デコボコした山道も走れる マウンテンバイクという言葉は、30代、40代の方々なら具体的にどういった自転車かは分からなくても、名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか。 マウンテンバイクは前述したスポーツタイプの自転車とは違い、太いタイヤが特徴のアウトドア向きの自転車です。砂利道のある川沿いや、デコボコした山道などを走るのに向いた自転車です。 衝撃を吸収し、安定性がある 前述したようにマウンテンバイクの特徴は、安定性を良くするための太いタイヤです。他の特徴としては衝撃を吸収するための「サスペンション」。どろどろの山道でも安定して止まることができ、スピードをコントロールできる「ディスクブレーキ」が付いていることです。 このようにマウンテンバイクは安定性があり、衝撃に強い自転車です。ただ、前述したスポーツ自転車に比べるとスピードは出ません。 段差の多い街にもよい マウンテンバイクを運動に使う場合、一般的な街中を走る場合でも、段差の多い道を走る人に向いているでしょう。 もちろんアウトドアで使うのもおすすめです。車にマウンテンバイクを乗せて、高速道路を堂々と走っているのを見たことがある人もいるでしょう。 その他の自転車 ここまで様々な自転車を見て来ましたが、それ以外の自転車を紹介して行きます。 女性に人気、オシャレな自転車 ミニベロという言葉は聞きなれないと思いますが、タイヤが20センチ以下のサイズの自転車のことです。全体的にコンパクトに作られており、オシャレなデザインが多く、女性の間で人気な物が多いです。 コンパクトなので前述した様々なスポーツ自転車よりはスピードやタフさの面では劣る物もありますが、物によってはロードバイク並みのスピードが出る自転車もあります。 どこでも持ち運べる折り畳み自転車 折り畳み自転車は、駐輪場を確保できない場合や、電車や車で旅に出て、旅先で自転車を楽しみたい人に向いています。見た目もスタイリッシュな物が多いです。 自転車通勤に使う場合は通勤した後にそのままオフィスに自転車を持ち込んで、デスクに置いて、なんてことができます。飛行機に乗せて海外で自分の自転車を走らせるのもよいですね。 こんなものがあると便利 最後に自転車を運転する上で用意しておいた方が良いアイテムを2点あげておきます。 雨に活躍するレインポンチョ 自転車のデメリットとしては天候に左右されることです。傘差し運転は純粋に危険であるし、法律でも禁止されています。そんな時にレインポンチョが活躍します。 レインポンチョはスーパーの衣料コーナーに販売されている安価なものから、サイクリングショップに売られている高価な物まであり、ピンキリです。自転車に使いたい場合は、やはり安全性の意味でもきちんとした物を買った方が良いでしょう。 ナビはスマホに、スマホホルダー 自転車を運転するのに、道を知る手段としてナビは必須ですが、最近はスマホをナビにする人も多いです。自転車にナビを固定するためにはスマホホルダーがあると便利です。 スマホホルダーを買うときに、自分のスマホとサイズが合っているか、落下の危険性を避けるためにしっかりと固定できるか、などは確認しておきたいものです。また急な雨の場合もあるので防水機能があると安心でしょう。 自転車で毎日を快適に過ごそう ここまで述べてきて自転車に俄然興味が湧いた人もいるのではないでしょうか?自転車は習慣にしてしまえば日常に取り入れやすく、気軽に運動をすることができます。レースやツアーで自転車仲間を見つけたり、仲間や家族と遠出をして、新しい風景やお店を見つけるのも良い刺激になるでしょう。是非日常に自転車運動を取り入れて新しい楽しみに触れて欲しいです。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05