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ホッケ釣りの情報や仕掛けを知ろう。知っておきたい基礎知識とは
2018.08.30
知っておきたいホッケ釣りの基礎知識
北海道を始めとして人気のホッケ釣りですが、釣り初心者の方でも比較的簡単に釣ることができる魚です。また、釣る楽しさだけではなく、釣った後に食べる美味しい魚としても有名です。
これからホッケ釣りに挑戦しようとしている初心者の方に向けて、ホッケがどのような生態を持つ魚であるのかを踏まえて、ホッケ釣りに関する基礎知識や仕掛けについて解説していきます。
ホッケってどんな魚
ここではホッケがどのような生態を持つ魚なのか、またその美味しい食べ方をみていきましょう。
北国に生息する魚
ホッケは茨城県以北の太平洋岸、対馬海峡以北の日本海、オホーツク海南部、千島列島に分布しています。とくに、北海道の積丹、礼文、羅臼はホッケの産地として知られています。水深100m前後の沿岸の岩礁帯から沖合の海底に棲息し、広く回遊するのが特徴です。体形は紡錘形をしており、大きさや成長具合によって呼ばれ方が異なります。
- アオボッケ:幼魚期のもの(青みがかった体色)
- ローソクボッケ:体長20cmほどに成長した1年魚
- チュウボッケ(またはマボッケ):中型のもの
- ネボッケ:全長50〜60cmほどで岩礁に着くようになった大型
ホッケの旬
ホッケの旬は地域や海域によって異なりますが、一般的に春から夏とされています。脂がのっていて、美味しく食べれる時期を旬としていますが、そもそもホッケは年中水揚げされている魚なので、この時期じゃないと食べられないというのはありません。
美味しい食べ方
ホッケは脂にクセがなく上品な味で、魚が苦手な方でも食べやすい白身魚です。鮮度が落ちやすいため、加工、冷凍、干物などで日持ちされた状態で売られていることが多いです。ホッケの代表的な食べ方は以下のとおりです。
- ホッケの干物(ホッケの塩焼き)
- ホッケフライ
- ホッケの煮つけ
- ホッケのちり鍋
- ホッケのだんご汁
ホッケ釣りの基礎知識
ホッケがどのような魚なのかを把握したところで、ホッケ釣りにおける釣り場、シーズン、釣り方の基礎情報をみていきましょう。
ホッケの釣り場
ホッケの釣り場としておすすめなのは堤防や磯です。産卵期の抱卵ボッケや産卵後に荒食いする春ボッケは浅場に寄ってくるため、堤防や磯から釣ることができます。また、オフショア(沖合)に出れば深場に生息する大物も狙うことができます。
【参考:https://tsurihack.com/864#content_33800_0_0】
よく釣れるシーズン
岸から狙いやすいのは、12月の冬にかけてから5月のゴールデンウィーク頃までです。12月頃は産卵期で赤い婚姻色になった大型を狙うことができ、4〜5月の春頃ではサイズが少し小さくなるものの数釣りを楽しめます。
- おすすめシーズン:4〜5月、9〜12月
- 一般シーズン:1〜3月、6〜8月
【参考:http://tsuri-kahoku.jp/gyosyubetsu/2018/03/hokke.html#subsection_1】
釣り方はさまざま
ホッケの釣り方はさまざまで、大きく分けると4つあります。
- ウキフカセ釣り(餌やハリ、糸の重さだけで仕掛けを海中に漂わせた釣り)
- サビキ釣り(枝状に5〜10本の針が付いた仕掛けを用いた釣り)
- 投げ釣り(堤防や磯から投げる釣り)
- ルアー釣り(餌を使用しない擬似餌であるルアーでの釣り)
ホッケ釣りの仕掛け
ここからはホッケ釣りの実践として、4つの釣り方に応じた仕掛けを知りましょう。
初心者におすすめウキフカセ釣り
ウキフカセ釣りは、一定のタナを効率よく攻めることができるため初心者におすすめの釣り方で、磯や堤防で使うフカセ釣りのタックル(釣り道具)で釣ることができます。
コマセ(釣り餌)はグレ用の配合エサなどに、アミやオキアミなどを配合したものを用い、砂を混ぜて比重を重くして、流されないように工夫するとよいでしょう。
ウキフカセ釣りでは、釣り始めにコマセを撒いてから竿を出し、その下にウキを流し込みます。1分おきくらいで少量ずつ撒くと効果的で、時々竿先で誘いを入れながら仕掛けを流すとよいでしょう。
【参考:http://tsuribu.net/umi/5240/】
磯竿や万能竿で楽しめるサビキ釣り
サビキ釣りは、専用のタックルは必要なく、磯竿、万能竿などで十分に釣りを楽しむことができます。仕掛けは市販のホッケ用サビキ仕掛けを基準にし、オモリのサイズはその場の水深によって使い分けます。サビキの種類は、スキンやハゲ皮などが定番となっています。
サビキ釣りでは、オキアミブロックを解凍したものがよく使われます。釣り場によってはコマセに砂を混ぜることで比重を重くし、流されないような工夫をするとよいでしょう。コマセとサビキだけでも釣れますが、食いつきが悪い時には、オキアミ、イソメなどのエサをつけると効果的です。
サビキ釣りでは、足元にコマセを効かせてホッケの群れを集めることが大事です。コマセ袋が袋タイプのものはオモリ着底後、ロッドを上下に振ってコマセを出しつつ誘いを入れるのがよいでしょう。カゴタイプのものは沈めていくと自然にコマセが煙幕のように広がり擬似バリをうまく隠してくれます。また、魚を取り込む際に、集めた群れを移動させないためにコマセを一杯撒いておくとよいでしょう。
【参考:https://tsurihack.com/864#content_33800_0_0】
岸から離れたポイントを狙う投げ釣り
投げ釣りは、岸から離れたポイントを狙うために胴突き仕掛けの投げ釣りを使用します。投げ釣りでは、イソメやゴカイを用いますが、その他イカの短冊やサンマ、バイオワーム等もおすすめです。寄せ餌としてダンゴ、オキアミなどを一緒に投入すると、群れを素早く寄せ付け、その場で留まらせることもできるため効果的です。
投げ釣りでは、いかにホッケの回遊してくるポイントを探すかが重要になり、アタリがあるポイントを広範囲に投げて探っていくとよいでしょう。
【参考:https://tsurihack.com/864#content_33800_0_0】
ホッケはルアーでも狙える
ホッケはロックフィッシュ同様にルアーへの反応がよく、果敢にアタックしてくるため、ルアーでも釣ることができます。使用するルアーによっては、餌釣りにも劣らない釣果を出せることもあります。ルアー釣りでは、ルアー自体が擬似餌となるので、コマセなどは不要で手に餌の匂いも付かないのが利点となります。
ルアー釣りでは、ルアーをキャストした後、ホッケがいる水深まで沈めてからゆっくりただ巻きで狙います。その後、広い範囲や水深を探っていき、ホッケの群れにあたると連続してヒットすることもあるでしょう。
ホッケ釣りにチャレンジしよう
ホッケは釣り初心者の方でも比較的簡単に釣ることができる魚で、その釣り方もいろいろあるため、自分に合った釣り方でぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。また、ホッケは食材としても十分に美味しい魚です。自分で釣ったホッケを料理することで、ますます楽しいホッケ釣りができるでしょう。基礎知識を知り、ホッケ釣りにチャレンジしてみましょう。