小型でコンパクトなクーラーボックスに詳しくなろう アウトドアをする際、大きなサイズのクーラーボックスよりも、コンパクトタイプのアイテムの方が便利です。この記事では、小型クーラーボックスのメリットやクーラーボックスの材質・活用方法、クーラーボックス選びで注意することなどについて解説します。荷物を増やすことを避けるために、ぜひ本記事をお役立てください。 小型クーラーボックスのメリット 小型クーラーボックスにはさまざまなメリットがあります。まずは、場所を取らず、積み下ろしが簡単です。他のクーラーボックスと併用することで、臭い移りを防止することができるでしょう。容量面をクリアできることもメリットとして挙げることができます。 移動の際の搭載スペースがコンパクト 車などで移動している時、小型クーラーボックスであれば、搭載スペースがコンパクトです。大きなサイズのクーラーボックスは、積載する場所を取ることが難しい時もあるでしょう。場所を取らないメリットがあるだけでなく、小さなサイズだからこそ、積み下ろしが簡単です。何を保管するのかにもよりますが、体に負担にならないようなサイズであれば、体力を維持できます。 小型タイプの併用で容量をクリアできる 大きなサイズのクーラーボックスは、自ずと重量が重くなります。中に飲み物や食材を入れることで、さらに重みが増してしまうでしょう。できるだけ重くならないように、小型のクーラーボックスを併用すれば、容量をクリアすることもできます。小型であれば、自ずと軽量になり、持ち運びにも便利でしょう。 飲料と食材を分けて持ち運ぶことができる 小型のクーラーボックスでは、ひとつは飲料用に、もうひとつは食材用にと使い分けることができます。飲料と食材を分けることで、臭い移りを防止できるでしょう。こうした使い分けは、保冷力をコントロールできるとも言えます。強い保冷力で保管しなければならない食べ物、弱い保冷力で構わない飲料など、大型のクーラーボックスではなかなか実現できないことです。 クーラーボックスの材質について クーラーボックスの材質によって、保冷力や価格が異なります。保冷力中心ならば、真空断熱パネルという素材がおすすめです。アウトドアブランドに多い発泡ウレタンは、買い求めしやすいでしょう。アルミ蒸着やポリエチレンが素材であれば、折りたたみ可能です。こうした材質について詳しく見ていきましょう。 保冷力を重視するなら真空断熱パネル 保冷力を重視したい人は、真空断熱パネルという材質を選びましょう。高価格だからこそ、高機能を備えているクーラーボックスです。アウトドアで連泊する際、食材などをしっかりと保存することができます。外気の影響を受けにくい作りになっていますが、どの部分か割れてしまった場合、保冷力を維持することができません。クーラーボックスをたくさん使用する機会がなければ、真空断熱パネル以外の材質の方がコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。 アウトドアブランドに多い発泡ウレタン 丈夫な作りで、断熱材によりしっかりと保冷力もある材質は、発泡ウレタンです。厚みによっては、ほとんど真空断熱パネルと変わらない効果を期待できるクーラーボックスもあります。価格帯もお手頃ですので、クーラーボックス選びに迷った際は、アウトドアブランドに多い発泡ウレタンがおすすめ。 折り畳めるアルミ蒸着とポリエチレン アルミ蒸着やポリエチレンが材質であれば、折りたたみ式のクーラーボックスになるでしょう。保冷力はそれほどありませんが、短い時間の使用であれば、それほど気になりません。また、コンパクトに収納することも可能でしょう。財布に優しい価格帯であり、他の材質のクーラーボックスと併用するのは賢い活用方法です。 小型のクーラーボックスはソフトタイプが多い 小型のクーラーボックスは、持ち運びが便利な種類であり、ソフトタイプが多い傾向にあります。そのため、キャンプやアウトドア以外でも活用することができ、大型ハードタイプのクーラーボックスと併用することも可能でしょう。 持ち運び安さを重視しているため 小型のクーラーボックスにソフトタイプが多い理由は、持ち運び安さを重視しているためです。もちろん、収納するスペースもそれほど必要なく、中には、折りたたみ式タイプもあるでしょう。キャンプ以外でも、冷凍食品や氷などを入れておく保冷バッグとして活用することもできます。また、基本は軽量タイプですので、男性だけではなく、女性も扱いやすいです。 大型ハードタイプの中に収納し二重で保冷 小型のクーラーボックスを大型ハードタイプの中に収納して、保冷力を高めることもできるでしょう。ソフトタイプだからこそ、手軽に収納することができます。小型クーラーを使い分けして、食べ物・飲料を別々に収納したり、連泊するのであれば、日数別に保存することも可能でしょう。ソフトタイプであれば、単体で使用するだけでなく、こうした応用もできます。 小型でも保冷効果が期待できる商品もある 小型のクーラーボックスは、基本的にはあまり高い保冷力がありません。しかし、商品によっては、長居保冷効果を期待できるものもあります。3日程度しっかりと保冷できるボックスであれば、いつでも冷たいドリンクを飲むことができますし、連泊でも問題ありません。釣り具メーカーから発売されている商品であれば、魚の保存用に作られていることもあり、高い保冷効果を期待できるでしょう。 保冷力が3日のもの 小型のクーラーボックスは、短期間しか保冷できない商品が多いですが、容量30L以下であっても、保冷力が3日のものもあります。大きなペットボトルであっても、しっかりと立てて収納でき、しかも冷たい状態で飲み物を楽しむことができるでしょう。連泊であっても、暑い時期でも、こうした小型のクーラーボックスであれば、安心感があります。 釣り具メーカーから発売されているもの 釣り人が使用しているクーラーを見たことはないでしょうか。値段の高いボックスが多いですが、持ち運びしやすいようにコンパクトな設計であり、魚の新鮮さを保つためにしっかりとした保冷力を備えていることが多いです。魚を保管できるように、横長のタイプが多いですが、圧倒的な軽量も特徴でしょう。釣り具メーカーから発売されているクーラーボックスであっても、キャンプやアウトドアで活用することができます。 小型も共通の保冷効果を保つポイント 小型のクーラーボックスで保冷力をキープする方法を解説します。まずは、ボックス内の冷気を外に出さないように、できるだけ開閉は避けてください。また、中に水を溜めないことも大切です。置き場所は、直射日光が当たる場所ではなく、木陰などが最適でしょう。こうした保冷効果をキープするポイントを具体的に見ていきます。 中の冷気はなるべく外に出さないようにする クーラーボックスの中にあるドリンクや食べ物を取り出す際は、もちろん開閉することになりますが、開けっ放しは避けてください。保冷剤などで冷えているボックス内が外気によってあたためられ、冷気は外に逃げてしまいます。何を取り出すのか明確にしてから、クーラーボックスを開けるようにしましょう。開閉回数が減れば減るほど、中の冷気をキープすることができます。外気に触れても構わない食べ物や飲み物であれば、事前に取り出しておくと良いでしょう。長時間保冷させるコツは、開けっ放しを避け、できるだけ開閉しないことです。 中に水を溜めないようにする 高機能なクーラーボックスであっても、中の氷が溶け出してしまうことがあります。長時間経つと水がボックス内に溜まってしまいますので、水抜き栓などから外に水を出すようにしましょう。溜まった水によって、中の温度を高くしてしまう可能性があります。そのため、定期的に水を抜き、ボックス内を冷気で満たすようにしましょう。 地面に置かずできるだけ日陰に クーラーボックスを直射日光の当たる場所に置くことはもちろん、地面に直接置くことも避けるようにしてください。夏場などであれば、地面はとても高い温度になっています。地熱が伝わってしまい、クーラーボックス本来の力を発揮できない可能性があるでしょう。ボックスは、タープ内などに置くことがベストです。そして、「クーラーボックススタンド」というアイテムを使用することにより、地面から距離を取ることができます。クーラーボックススタンドがあれば、保冷力をキープしながらも、ドリンクや食材の出し入れが容易になり、どのような地面の状況であっても、クーラーボックスを汚してしまうことはありません。 クーラーボックス選びで注意すること クーラーボックス選びでの注意ポイントは、「冷やす」ということを重視するのではなく、あくまでも冷たさをキープするアイテムだと念頭に置いてください。保冷力を表す日数についても理解を深めておくべきでしょう。また、容量を見ていく際に、保冷剤を一緒に入れることを考慮してください。こうした注意点について詳しく解説していきます。 冷たさを保つものとして考える そもそもクーラーボックスは、冷蔵庫や冷凍庫のように食材やドリンクを冷やすアイテムではありません。どちらかと言えば、冷たいものを冷たいままにしておくものです。だからこそ、保冷剤についても理解を深めておきましょう。表面温度やサイズなど、保冷剤によって異なります。おすすめなのは、アウトドア用の保冷剤です。ペットボトルを凍らせて収納しておく方法もあります。 保冷力の表記日数には条件がある クーラーボックスの種類によって、保冷日数が異なります。保冷日数とは、室内の温度が20度前後の状態で、ボックス内に入れた氷が残っている日数のことです。メーカーにより多少条件が異なりますが、環境や開閉の頻度によっては、保冷日数通りに氷が残っているとは限りません。そのため、保冷日数の約5〜6割を目安にすると良いでしょう。3日であれば、約1日になりますので、泊まり以外で活躍するクーラーボックスです。 必要容量は保冷剤の体積も考慮する 「30L」「50L」など、クーラーボックスの容量も見ておくべきです。4人で1拍2日のキャンプをするのであれば、50Lであれば十分です。50Lのボックスであれば、大きなサイズのペットボトルをおおよそ15本も収納することができます。2人で1拍2日のキャンプの場合は、30Lがおすすめ。大きなサイズのペットボトルをおおよそ5本保管することができますので、ちょうどいい大きさではないでしょうか。 クーラーボックスの中には、さまざまなドリンクや食材を入れることになりますが、一緒に保冷剤も収納します。そのため、保冷剤の体積も考慮しながら、クーラーボックスの容量を選ぶようにしましょう。「できるだけたくさんの食材を持ち運びたい」というのであれば、大容量のアイテムを選び、プラスアルファで小型のクーラーボックスを使用するなど、工夫が必要です。 小型のクーラーボックスで自分スタイルを見つけよう 小型のクーラーボックスは、キャンプやアウトドア以外でも活用できる便利なアイテムです。大型ハードタイプの中に収納して二重で保冷できたり、ドリンクと食材を分けて持ち運ぶことができたり、さまざまなメリットがあります。小型のクーラーボックスを上手に使用し、より快適なアウトドアを目指してください。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05