インナーマッスル効果を得るには
インナーマッスルが衰えると内臓下垂やポッコリお腹という情けない状態になるばかりか、健康問題にも大きな影響が出てきます。アウターマッスルとは違い、筋トレの効果を感じづらい筋肉ですので、多くの方が軽視していますが実際はとても重要な筋肉です。これを機にインナーマッスルの重要性と鍛え方を再確認してみましょう。
インナーマッスルがダイエットに役立つ7つの理由
ダイエットの効果を高めるためにしばしば紹介されているのがインナーマッスルの強化です。多くのひとがなぜインナーマッスルの重要性を説くのか理解しておきましょう。
1.代謝がよくなる
代表的なインターマッスルである大腰筋や腸骨筋が鍛えられると、股関節や骨盤の動きをサポートするため体の動きが柔軟になり、新陳代謝がよくなり基礎代謝が上昇して脂肪燃焼効果がたかまります。体の消費エネルギーの7割といわれる基礎代謝を上げることにより、何もしなくても太りにくい体をつくることが可能です。
2.血流が良くなる
私たちは血液循環によって体にたまっている老廃物を体外に出すことが可能になっており、栄養素の高い新鮮な血液を体内の隅々までいきわたらせることによって、代謝の良い体をつくることができます。インナーマッスルはその血液循環をサポートする役割を持つので、数ある筋肉の中で最も重要であるといわれています。
3.ストレスが軽減する
複式呼吸は一般的に鍛えづらいといわれているインナーマッスルに、効果的に作用することができる呼吸法として知られており、しばしばストレス解消法として取り入れられています(ドローイン法)。例えば太極拳はゆったりとしたしなやかな動作を深い呼吸とともに行うので、ストレス解消効果が高いエクササイズとして有名です。
4.スタイルが良くなる
筋力が低下した状態では骨盤や背骨がゆがみ、内蔵下垂による下腹ポッコリ状態がよくみられます。関節や骨の位置がずれ姿勢が悪くなることで、機能的な体の働きを保つことが難しくなり見た目も悪くなります。インナーマッスルを鍛えれば歪みが改善してお腹もへこみ、姿勢も維持することが可能になるのでスタイルが良くなります。
5.姿勢が良くなる
姿勢の良い人は体の中心にある軸が非常にしっかりとしており、スラッとした立ち姿が魅力的です。特に背骨と骨盤付近の深層筋がよく鍛えられており、骨や関節の滑らかな動きを可能にしています。インナーマッスルは別名”姿勢保持筋”とも言われており、鍛えることで背骨も鍛えられて猫背の予防にもなります。
6.脳が活性化される
現代社会はデスクワークが多く、スマホなどの電子機器の影響もありインナーマッスルを使う機会が減り、姿勢も悪くなりがちです。そのためインナーマッスルを鍛えるということは、普段とは違う筋肉を使うことに他ならず、脳も普段とは違う刺激をうけて活性化します。やる気ホルモンの代表格であるドーパミンがドバドバでるので、日々の生活が活発になるでしょう。
7.アウターマッスルが鍛えられる
インナーマッスルは姿勢などのフォームを維持しようとするときに活発になるので、多くのトレーニングでも積極的に鍛えることができます。例えばフリーウエイトでは重量のあるダンベルを使うことでアウターマッスルが鍛えられますし、同時にフォームを意識するのでインナーマッスルも鍛えられます。
鍛え方と効果が出るまでのトレーニング頻度
インナーマッスルはダイエットだけでなく、日常生活にもよい効果をもたらします。ではインナーマッスルの鍛え方や効果のでるまでの時間をしっかりと確認しておきましょう。
インナーマッスルとはどこの筋肉
人間の体は内側から何層にもわたって細かな筋肉が合わさってできています。この中でインナーマッスルは比較的体の深部にある筋肉の総称です。どこか一つの筋肉のことではなく、体の奥にある細かな筋肉の総称であるということを意識してください。 一般的に男性のあこがれの対象であるたくましさを表しているのは、大胸筋やハムストリングスなどのオモテに出てきている筋肉群ですので、普段は存在を忘れられがちな筋肉です。しかし人知れず関節や骨の位置を正常に保ったり姿勢をきれいにしてくれているので、インナーマッスルは美しさを保ってくれている筋肉といえます。
インナーマッスルの鍛え方
インナーマッスルを効果的に鍛える方法として代表的なのが、腹式呼吸法(ドローイン)、プランク、バランスボールエクササイズ、スクワットです。
ドローイン トレーニング
最もかんたんにインナーマッスルを鍛えられる方法がドローインです。 ドローイングは背筋をのばして腹式呼吸を行うだけなので、デスクワークや家事などあらゆる日常にかんたんに取り入れられ、誰でも手軽に行えてインナーマッスルを鍛えることができます。姿勢やフォームを意識して行うことで、ドローイングの効果をさらに高めることができ、憧れのシックスパックをより早く手に入れることができます。
プランク トレーニング
プランクはトレーニングを行う人にとっては、知らぬものがいないほど有名なインナーマッスルトレーニング法です。 スクワットほどの効果を得ることは難しいですが、シンプルで誰にでもできる手軽さから男女問わず人気の高いトレーニング法です。プランクにも種類があり王道といわれるのはフロントブリッジ、リバースプランク、サイドプランクの3つです。
バランスボール エクササイズ
バランスボール エクササイズは不安定なボール上でバランスをとることによって、体中のインナーマッスルが鍛えられるトレーニング法です。スポーツ選手などでも、全身の体幹の強化に用いられています。
スクワット
スクワットは1回で腹筋100回分のカロリーを消費するといわれているくらい、効果的なインナーマッスル・トレーニングです。鍛えられる部位は主に下半身ですが、フォームを意識して呼吸を整えることによって、インナーマッスルにも効果的な刺激を与えることができます。 背中・お尻・太もも・ふくらはぎも効率よく鍛えることができるので、足痩せ・ヒップアップなどの美容効果も得られ、一石二鳥の筋トレです。15回3セットが目安とされており、正しい呼吸法でフォームを維持しながらゆっくりと行うことが必要です。
インナーマッスルの効果が出るまで
インナーマッスルは体の深部にある筋肉なので、筋トレしても疲労感などがあまり感じられません。そのため初めのうちは効果を実感しにくく、効果がでるまでに時間がかかることを知っておいてください。
効果を得るには正しい知識と地道な努力が必要
インナーマッスルは関節や骨を正常な位置にもどし、姿勢の維持をサポートする筋肉です。筋トレしても大きな効果を得られずに、やめてしまう方も多いですが、きちんとしたフォームで行うと必ず結果がでてきます。食べても太らない体やスラっとした立ち姿は他に変えられない財産なので、インナーマッスルを鍛えることは決して無駄にはなりません。
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