700cのクロスバイクについて知りたい クロスバイクとはロードバイクとマウンテンバイクの中間的な存在で、高速性と安定性を兼ね備えた両方のいいとこどりの自転車のことをいいます。気軽に乗れてその手軽さが魅力で街乗りや通勤、通学にも使うことができて、最近種類も豊富に出回っていて人気を集めています。700cというのはタイヤのサイズのことで、直径700mm、幅がcという規格のホイールであることを意味しています。 700cが表す意味を知ろう 700というのはタイヤサイズのことで、ホイールの直径700mmでリムの大きさがcサイズの自転車規格を表していて、幅が23mmのタイヤのことをいいます。 700cとは自転車のホイールサイズの規格 私たちがよく自転車屋さんでみかけるのは、20インチや26インチなどですが、スポーツバイク(ロードバイクやマウンテンバイク等)ではホイールの直径をミリ単位で表すことがあります。 この規格は、イギリス式、フランス・イタリア式、アメリカ式と大きく分けて3種類あるうちのフランス・イタリア式によって表された規格であり、28インチサイズのホイールサイズを意味しています。また、タイヤの種類でリム幅によりa、b、cの3種類が存在します。 インチ表記との比較 700mmのホイールサイズはインチにするとほぼ28インチ(711.2cm)〜27インチ(685.8cm)相当です。650cは26インチ(660.4cm)〜25インチ(635mm)に相当します。700cや650cの規格のものにインチ表記のタイヤは規格違いでぴったりとは合いません。インチ表記のタイヤ規格とは、測定している個所も違うためはまったとしてもがたつきやブレーキの位置などの不具合などがでてきて危険です。 タイヤは700cのサイズ規格から選ぶ 700cのリムに合うタイヤは、27×1-3/8や、26×1.50などのインチ表示のタイヤは装着できないので注意が必要です。700×28c、700×26cなどと表記されている28cや26cは、タイヤの幅をミリ単位で表したものです。 サイズ展開は幅広く、20c〜45cで互換性もあります。ロードバイクに標準装備されているタイヤは23ミリ以下が多いようです。一方、クロスバイクでは28ミリ程度の太さのタイヤが装備されています。 700×28cなどはWO規格(イギリスで生まれたサイズ規格)のツール・ド・フランス由来の表示形式であり、タイヤには他にHE規格(アメリカ式)、BEタイヤ規格(運搬用タイヤ)やチューブラー規格(競技用自転車)などが存在します。 700cクロスバイクのタイヤサイズの選び方 タイヤのサイズの選び方について、みていきましょう。 乗り心地を優先するなら幅広タイヤを選ぶ スポーツ自転車の入門用としては幅が広いほうが安定性があって安全です。また、ノーマルタイヤ、ブロックタイヤ、スリックタイヤの3種類の中でノーマルやブロックのように表面に凸凹があるほうが悪路でも路面への食いつきがよく安定しています。700×32c〜38cがおすすめです。 街乗りオンリーであれば28cあたりが妥当で、段差や衝撃を緩めてくれて、乗り心地もよいでしょう。また、パンクもしづらいのも大きなメリットといえるでしょう。安定性重視、初心者、女性、中高生向きと理解してください。 スピード重視なら細いタイヤを選ぶ ロードバイクの標準装備がだいたい23cを使っていることからも分かるように、クロスバイクに23cはかなり細く感じられることでしょう。しかし、細いタイヤは路面との接地面積が減ることで、加速性、高速巡行性、直進性が大きく改善されツーリングや長距離走行をするひとには、とてもよい結果をもたらします。 スリック、セミスリックタイヤを選びさらに路面抵抗を減らし、スピードアップが可能です。半面、タイヤを常に高圧にしておかなければならず、路面からの振動を受けやすく、パンクの危険性も高いことは覚悟しなければなりません。 細いタイヤに変える場合は、あらかじめパンク修理の練習を行ったり、タイヤチューブを常に携行する必要があるでしょう。700c×23c〜28cがおすすめです。 700cのサイズ規格以外からタイヤを選ぶ タイヤの幅(mm)×ビード径(mm)の表記があるタイヤがあります。ETRTOという公的機関によって、タイヤのビードワイヤーの直径に着目して統一された自転車タイヤのサイズの表記形式です。 旧来の表記形式(WO規格、 HE規格)に加えてETRTO形式のサイズ表記がされています。700×32cの場合は、32-622と表記されます。20インチ、24インチサイズのタイヤには変則的なサイズが存在するため、この表記を目安にサイズが合うものをみつけられます。 700cクロスバイクのおすすめ 700cの信頼できるブランドのクロスバイクから、口コミの高いものをみていきます。 キャノンデール QUICK4 Cannondale(キャノンデール) QUICK4(クイック4) クロスバイク 2012年 Mサイズ 700×30cのサイズでアルミフレームを採用したスポーツ志向のクロスバイクです。 スペシャライズド SIRRUS MEN SPORT DISC 【参考URL:https://www.specialized.com/jp/ja/mens-sirrus-sport/p/128883?color=239679-128883】 700×32cサイズでアルミフレームを採用しています。フロントギアがダブル仕様のスポーティなグレードモデルです。ブレーキに油圧式ディスクを装備しています。 トレック FX3 TREK(トレック) FX3(FX3) クロスバイク 2017年 -サイズ 700×32cのサイズでアルミフレームを採用しています。ワイドなギア比のShimano 27段変速ドライブトレイン、路面振動を和らげるボントレガー IsoZone ハンドルバーとグリップ、耐パンクタイヤを採用しています。 ビアンキ ROMA2 Bianchi(ビアンキ) ROMA2(ローマ2) クロスバイク 2016年 -サイズ 700×28cのサイズで、街乗りでもスピードが欲しい人におすすめのモデルです。コンポーネントにはエントリーグレードSORAを採用しています。10kg前後まで軽量化されたフレームとの相性がばっちりです。 クロスバイクのまとめ クロスバイクのリム規格でもっとも多い700cで、乗る目的に合わせたいろいろなタイヤ選びをして、ライディングを楽しみましょう。ロードバイクとマウンテンバイクそれぞれのタイヤからパーツまでを自由に組み合わせて、自分好みのクロスバイクにカスタマイズして出かけましょう。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05