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タープのレンタルを試してみよう|キャンプに必須のアイテム
2018.08.18
レンタルするタープの選び方
日除け、雨除けになり、家族の団欒の場ともなるタープ。また、タープの下、キャンドルランタンだけのほの暗い中、1人物思いにふけるなんていうのも雰囲気があっていいかもしれません。テントだけでももちろんキャンプはできますが、タープをレンタルして使ってみたらその便利さに手放せなくなるかもしれません。
ただ、タープには数々の種類があるため、初心者の方は目移りしてしまって選ぶのに困るでしょう。もしレンタルしたタープが自分のキャンプスタイルに合わなかったら宝の持ち腐れです。どうせ借りるのなら、自分にとって使いやすいタープが良いですものね。レンタルする前に、選ぶのに困らないようタープの種類とその特徴について見ていきましょう。
目的に合わせた形の種類を選ぶ
さて、色々な種類のあるタープ、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね?そのときはタープを使う目的を明確にして選ぶことが重要です。
主に日差しを遮りたいのなら、レクタタープと呼ばれる長方形のタイプか、ヘキサタープと呼ばれる六角形のものがよいかと思います。どちらも非自立式で、ペグダウンして固定するタイプです。レクタタープの特徴としては、「基本的に6本のポールで固定」「開放感がある」「アレンジが可能で、ポールの本数を変えたりして色々な張り方ができる」「面積が広いので大人数では有利」などが挙げられます。反面、「基本的な張り方では風に弱い」「設営が少々大変」「収納時にかさばる」といった欠点もあります。
ヘキサタープは2本のポールで張るタイプで、「風に強い」「レクタタープに比べれば設営が楽」「サイドの張り綱を短くすれば雨も防げる」といった特徴があります。また張り方にもよりますが開放感があり、レクタタープと同様にアレンジも色々と可能です。弱点としては、「有効面積が狭く、どちらかといえば少人数向け」「しわがよらないよう綺麗にに張るのが少し難しい」といったものが挙げられます。
虫の苦手な人向けには、スクリーンタープというものがあります。四角かドーム型のテントに似たようなものですが、サイドがメッシュになっていて虫の侵入を防ぐことができます。居住空間も広く、プライベートなスペースも大きいです。夏にはこの中で寝る人もいるくらいです。欠点は「開放感に欠ける」「設営が一番大変」「風に非常に弱い」「収納性に欠ける」などでしょうか。
セットアップが簡単
よく運動会などでみられる、白い屋根のタープなどは論外です。重くてかさばるし、何より組み立てに工具が必要だったりととても大変です。こんな物を持っていったら組み立てに一日中かかってしまい、キャンプを楽しむどころではありません。ペグ打ち用のハンマーだけで建てられるくらいのものを選ぶようにしましょう。
逆に、プールサイドなどで時々見かけるワンタッチ式のタープテントは簡単に設営出来ますが、アウトドアに必要な強度があるか疑問です。
その点、上で紹介したレクタタープやヘキサタープ、スクリーンタープはペグで固定できるので強度的には申し分ないと思います。その3つの中で言えば、ヘキサタープは慣れれば一人で設営出来るためセットアップも簡単と言えるでしょう。レクタタープは通常の張り方であれば複数人いたほうが無難で、スクリーンタープはひとりでの設営はかなり難しいと言えるでしょう。
機能性の高いシート
タープの生地には紫外線を防ぐUV加工が施されているものもあります。キャンプ地が高原だったりすると、夏でも涼しいわりに意外と紫外線が強いです。日焼けを防ぐには、そういった加工をしてあるタープを選ぶべきでしょう。
タープの色や生地により遮光性に違いがありますので、暑い夏には日陰のできる遮光性の高いタープを選びましょう。また、難燃性のシートであればタープの中で小さな焚火くらいはできるかもしれません。
メッシュタイプのものの中には、スクリーンを閉じればプライベートな空間、開ければ風通しの良い開放的な空間が生まれる、といったものもあります。
使用人数に合わせたサイズ
複数の家族やグループなどの大人数では、レクタタープか大型のスクリーンタープがおすすめです。ヘキサタープは少々天井が低くなるので、主に少人数の使用に適しています。特に7人以上の人数でヘキサタープを使うのは少し無理があるかもしれません。
少人数であれば好みのタイプを選ぶとよいでしょう。ただし、サイトが区画されているキャンプ場の場合、あまり大きすぎるものだと張る場所に苦労するかもしれません。
タープのレンタルが可能なインターネットサイト
今やインターネットに無いものなど無いというほどですが、もちろんタープもインターネットでレンタル出来ます。タープ以外のキャンプ道具も全部レンタル出来るため、何も道具を持っていなくても夏休みに家族でキャンプ、なんてことも可能です。(薪などの燃料は買わないと駄目ですが)いろいろな種類のタープがあるので、キャンプに合ったタープをレンタルしたり、購入前の試用もできます。また、たいていの業者はクリーニングや掃除をせずそのまま返却OKなので、面倒な作業をしなくても済みます。タープをレンタルできる便利なショップを、いくつかピックアップしてみました。
アウトドアギアレンタル そらのした
富士登山から雪山、もちろんキャンプや野外フェスにまで対応している、アウトドア道具の総合レンタル商社のようなサイトです。インターネットから申し込み可能で、全国宅配可能です。
支払いは銀行振り込み、クレジットカード、代金引換に対応しています。レンタル商品を返却するときに洗濯やクリーニングの必要はなく、そのままの状態で返却が可能です。
タープについては、2018年6月現在ではコールマン製品のみとなっております。返却は宅配便返送です。
【参考:http://www.soranoshita.net/】
MISSION RENTAL GEAR
こちらはキャンプ、野外フェス向けのアウトドア道具を取り揃えているレンタルショップです。なんと、キャンピングカーまでレンタルしてくれます。
申し込みはインターネット、電話、FAXにて受け付けています。沖縄県、離島のみ宅配便による配送、返送は不可とのことです。支払いは宅配ではクレジットカード、銀行振り込み、代金引き換えで、店舗に直接来店してのレンタル商品受け取りの場合はクレジットカードか現金での支払いになります。ちなみに店舗は宮城県岩沼市にあります。
返却は宅配便または店舗に直接来店で、通常のメンテナンス範囲で除去可能な汚れについては問題なく、そのまま返却可能とのことです。
タープは2018年6月現在では、コールマン製品が多いですが、スノーピーク社の製品もあります。
【参考:https://mission-rg.com/】
株式会社モダン整美
主にイベント用品や生活家電、家具、事務用品などをレンタルしている会社ですが、もちろんアウトドア商品のレンタルもあります。タープも種類は少ないですがレンタル出来ます。
インターネット、電話、FAXによる見積もり後、予約するという形です。支払いは銀行振り込みまたは直接店舗に出向いて現金払い(本社、営業所共に愛知県です)で、クレジットカードは不可。配送は沖縄県以外は全国配送可能とのことですが(離島は不明)、商品によっては配送できないものもあるとのことですので、レンタルする前に問い合わせされたほうがよいでしょう。
通常使用による故障・破損については、費用の負担はないとのことです。
【参考:http://modansoubi.jp/rental/goods/23leisure/camp/entry-2462.html
その他にも様々なレンタルショップがありますので、目的地や自宅の近くでタープがレンタルできる場所を検索してみてもよいかと思います。
タープをレンタルするメリット
さて、タープの種類や得手不得手、レンタルショップなどを説明してきましたが、それほど便利なものならばレンタルなどせず購入してしまってもいいのではないかと思う人もいるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。本当にそれが自分のキャンプスタイルに合ったタープですか?物は実際に試してみないとわからないものです。レンタルにしかないメリットを、いくつかご紹介します。
人気メーカーのものが気軽に使える
キャンプ用品で人気の高いメーカーといえばコールマンやスノーピーク、ユニフレームやモンベルなどが挙げられるでしょう。その他ロゴスやキャプテンスタッグなどもよく見かけるメーカーです。しかし、人気のメーカーのタープを購入するとなると小型のもので2万円ほど、大きなものは10数万円するものまであり、年間に行くキャンプの回数を考えるとおいそれとは手が出ない価格です。
これが、レンタルとなると配送料含めて5,000円から10,000円程度に収まります。せっかくのキャンプですからカッコいい人気メーカーの物を使いたいというのが人情です。レンタルならその夢が安く叶えられるでしょう。
どんな使い心地か試せる
キャンプの魅力にはまってしまった、という人は高いタープでも購入したいと思っていることでしょう。その時には、きちんと自分のキャンプスタイルに合っているものが欲しくなるはずです。たとえば、自然の解放感を満喫したいのにスクリーンタープを買ってしまったら幻滅してしまうかもしれません。
同じメーカーのタープにしても、設営しやすいタイプかどうか、少人数で使うのか大人数なのかで選ぶサイズや種類も変わってきます。夏場の暑い時期に主に使うのであれば生地に遮光性やUV加工が必要でしょうし、あるいは、テントとのデザインがマッチするか、など色々と試したいことがあると思います。レンタルで実際に色々なメーカーやサイズを試してみれば、具体的な購入対象が見えてくるでしょう。
面倒なメンテナンスが不要
キャンプから帰ってきたら、タープを長持ちさせるためにも掃除や陰干し等、メンテナンスが必要です。物が大きいため、ある程度広い場所がないと面倒な作業になります。
それが済んでも、今度は収納場所を確保しなければなりません。キャンプ用品は畳んでも結構かさばるものです。使用しない時間の方が多いですし、自宅での生活の邪魔になりかねません。キャンプが大好きで、春夏秋冬しょっちゅう行くという方ならまだしも、年に数回のキャンプのために大きな荷物を家に置いておくのも面倒です。
ところが、レンタルであれば、キャンプから帰ってきたら宅配便でそのまま送り返すだけ。掃除もメンテナンスも全部レンタル業者がやってくれます。保管場所にも困りません。たまに気軽なキャンプに出かけるなら、レンタルを利用しない手はありません。
レンタルタープで快適なキャンプを楽しもう
キャンプの時に急に雨に降られた、などという経験をした人は多いと思います。タープがないとテントの中に閉じこもってばかりになってしまってつまらないでしょう。その時にタープがあれば雨除けになってみんなで一緒に過ごすことが出来ます。あとはランタンさえあれば夜になっても皆の顔が明るく見えるでしょうから楽しいと感じます。つまりタープさえあればテントの中に閉じこもらないで自然の中での解放感を快適に味わうことが出来ます。タープは今や必需品といってもよいかもしれないです。でもタープは高いし、ほかの必需品をそろえていくとなるとどうしても優先順位が下がってしまう、といった時に便利なのがレンタルです。
今のキャンプ用品は、色々なメーカーが独自の商品を展開しています。昔の定番はコールマン一択でしたが、今は国産、海外製と色々なメーカーが乱立していて、ある意味面白いといえるのではないでしょうか?
その中で色々試してみることが出来るのがキャンプ用品のレンタルです。特にタープは、キャンプ中の突然の雨や虫の襲撃で必要性に気が付いた、という人も多いと思います。
そのようなときに急いで購入するのではなく、上手くレンタルを利用することによって、トータルの費用を安く抑えることが出来るでしょう。
レンタルタープによって、上手にキャンプ地でのダイニングを作ったり、あるいはタープの下、ランタンを灯りに酒を酌み交わしてもいいでしょう。その後に購入するか、またレンタルするかは自由です。
ただ、やはりいきなり購入するのではなく、必要なものをまず試してみることは重要だと思います。レンタルでも、その時のキャンプが良い思い出になることが最も大事なことなのです。