ドローン練習は練習場がベスト|その理由と練習場のタイプを知ろう

ドローン練習は練習場がベスト|その理由と練習場のタイプを知ろう

2018.11.20

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ドローンの練習をしたいなら練習場が手軽

空撮の映像やドローンレースなど、さまざまな魅力にあふれたドローンは、最近は大変購入しやすい価格になっています。このことでドローンに興味を持つ人が増えています。 うまく操縦するためには、何よりも練習が必要ですが、近所の公園での練習は規制の対象になっていて、飛行できないのが実情です。 このような状況から、各地にドローンの飛行練習場が作られてきています。 ここは初心者でも安心して練習ができ、そして何よりも手軽で便利といえるでしょう。

ドローンの練習場を利用するメリット

各地にドローンのフライト練習場が次々と設置されています。 初心者にとっても、スキルアップをめざす人にとっても練習を重ねること、飛行時間をより増やすことが重要ですが、練習場を使用するメリットとはどのようなことなのでしょうか?

フライトの許可申請のための10時間の飛行時間の練習に使える

まず基本的に、ドローンの飛行にはさまざまなルールがあり、国土交通省への申請して許可を得なければ飛ばすことができません。また許可を受けるための申請には、10時間以上のフライト経験が必要です。 申請のための10時間以上の飛行練習を行うためにも、専門の練習場を利用するか、限られた飛行可能な場所まで出かける必要があります。 事前に申請を済ませていても、飛行の経験が乏しい場合はリスクが大きいといえるでしょう。 初心者は野外での練習は、操作が不慣れなため事故につながる可能性が非常に高く、安全性の高い練習場の使用をおすすめします。

許可など面倒な申請も不要

屋内でのドローンの飛行については、申請などの許可は必要ありません。ただしある程度の広さがありこと、上下、側面すべてが閉ざされた体育館のようなスペースが必要です。アクセスがよく自由に使えるスペースとして、ドローンの練習場は活用すべき場所といえるでしょう。 屋外の場合も、所有者の許可などがすでにクリアな状態になっているので、面倒な申請に手をわずらわせることなく、フライトが可能です。

都心など立地がいい場所にあり手軽に練習できる

ドローン飛行の練習のために、時間をかけて郊外に出かけなくても、都内にも、都心から1時間程度の便利な場所にも、ドローンの練習場がいくつもできています。 墨田区のライオンズファシリティや足立区のTOKYO POOL LABO、横浜市やさいたま市、千葉市などに練習場が作られています。 各施設とも、初心者から上級者までさまざまな設備を整え、練習が可能です。

練習場を利用しないと起こりうるリスク

ドローンの飛行に関してはいくつもの法規制があり、操作が不慣れな人には予期せぬ事態の可能性があります。 練習場以外でのドローン飛行にはいくつものリスクがあり、練習場の利用がおすすめというよりも、できれば練習場を使用したほうがよいでしょう。

無許可でドローンを飛ばすと処罰の対象に

ドローンを飛ばすにあたって、免許は必要ありません。使用にあたっては誰もがチャレンジ可能です。ただし航空法で定められたルールがあり、違反した場合は50万円以下の罰金が科せられます。 まず、機体重量が200g以上の無人航空機の飛行可能な区域が定められています。以下の区域に関しては国土交通省への申請・許可が必要です。 【安全性を確保し許可を受けた場合は飛行可能な空域 ・空港などの周辺の上空の空域 ・150m以上の高さの空域 ・人口集中地区の空域 都市部は「人口集中地区」にあたるため、無許可での飛行は違法行為です。 また人口集中地区でなくても、「人や自動車や建物に30m以上の距離を保つこと」「夜間の飛行」「イベントや祭りなどの人が集まる催し物の上空」なども無許可での飛行はできません。 機体重量が200g以下の機種でも、自治体の条例などで規制のある地域もあります。人口集中地区でもなく、建物や電線がない場所でも、私有地の場合は所有者や管理者の許可が必要です。実際に自由にドローンを飛ばすことができる場所を見つけることは困難といえます。 参考:http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html?

初心者がいきなり屋外で飛ばすとドローンが落下しやすい

初心者にとって、屋外での飛行は不慣れな操作によってドローンを落下してしまうことが、よく起こります。風の強さに注意を払っていても、地上とは違い上空では予想以上の強い風が吹いている場合もあります。 フライトに夢中になってしまい、本体と距離が離れてしまったり、電線や電話の基地局、ビルなどによる信号を消失してしまうことも。また、操作方法を熟知しておかないと、強制終了させる特別な操作が設定されている機種もあります。

ドローン練習場をタイプ別で紹介

遠くまで出かける必要のない、都心からアクセスのよい場所にも、いくつかの練習場ができています。 各練習場ともそれぞれ特色があり、好みや目的に合わせて練習場を選ぶことが可能です。ダイナミックな空撮が可能な屋外練習場をチェックしてみましょう。

古河市ドローン練習場

東京から約1時間ほどの場所にある、無料で利用できる茨城県古川市の市営練習場です。利用の際は、古河スポーツ交流センターに電話連絡が必要です。 【古河市ドローン練習場(屋外) (所在地)渡良瀬川河川敷 (TEL)問い合せ:0280-92-0555 (営業日)月〜日(毎月第二月曜日は予約施設休館日のため事前予約が必要) (営業時間)9:00〜16:00 (利用料)無料 参考:https://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/lifetop/kurashitetuduki/study_culture_sports/2/4383.html?

SKY GAME SPLASH ドローンエアレースサーキット

レベルに合わせた3つのコースが用意されています。「トレーニング・ゾーン」は天候に左右されない屋内型で、基本操縦の練習やサーキットコースでは中級者以上も楽しむことができます。 「テクニカルコース」は障害物やルートが設置され、タイムトライアル形式のレースも行っています。「エキスパートコース」はスピードレースやFPVレースの中級者以上向けコースになっています。空撮ドローンの練習やレース用ドローンの練習も可能です。 【ゲーム フィールド スプラッシュ (所在地)千葉県千葉市若葉区金親町498 サバイバルゲームフィールドSPLASH施設内 (TEL) 043-312-1396 (営業日・営業時間)通常開放日や時間は、営業日カレンダーにて確認 (利用料)1時間 800円  4時間以上3,200円(税込) 参考:http://www.skygame-splash.com/index.html?

設備が整っている室内練習場

ライオンズファシリティ

ドローンの購入を考えている人向けに、実物を見て、触って、飛ばすことができる施設です。 もちろん購入も可能、初期セットアップも専門スタッフがサポートします。初心者の練習場として使用することも、夜間飛行の練習もでき目的に合わせた利用が可能です。 併設の「ライオンズカフェバー」では、練習動画やドローン飛行を撮影し、インターネットへのアップロードを行う最先端設備もそろえています。 【ライオンズファシリティ (所在地)〒130-0023 東京都墨田区立川2-10-10 M・吉原ビル1階 (TEL)03-6240-2053 (休業日)毎週月曜日、火曜日(その他不定休あり) (営業時間)12:00〜21:00 (利用料)30分:650(土日・祝日750)※夜間飛行の練習は、利用料プラス50(30分毎) 参考:http://www.lionsfacility.com/index.php#about02?

岩国自動車教習所

京都市左京区の自動車学校に併設されたドローンの飛行練習場です。天候を気にせず練習できる屋内タイプで、エアコンやコンセントなども完備されています。ドローンのレンタルサービスもおこなっています。(ドローン貸し出し料金:10分 税別500円) 【岩国自動車教習所(ドローン室内練習場) (所在地)〒606-0015 京都市左京区岩倉幡枝町410番地 (TEL)075-711-0151(土日祝を除く) (休業日)なし(年末年始・夏期休業を除く) (営業時間)9:00〜19:00 (利用料)・Sタイプ-約60㎡:20分2,000円〜 ・Mタイプ-約100㎡:20分3,000円〜 ・Lタイプ-約230㎡:7,000円〜 参考:https://www.iwakura-ds.co.jp/drone/?

水中ドローンの体験もできるセキド立川R&Dセンター

東京都立川市のセキド立川 R&D センターには、水中ドローン専用プールがあり、操作の体験を行うことができます。機材の選定や提案などのコンサルティングも行っています。 【セキド立川 R&D センター (所在地)〒190-0013 東京都立川市富士見町6-46-1 たちかわ創造舎(旧多摩川小学校)A棟 1階 参考:http://sekidocorp.com/sekido-dji-experience-store/ 専用フォームにて、立川R&Dセンターへ来社希望と利用目的や質問事項を連絡を入れると、メールにて利用可能な日時が案内されます。

色々な練習場に行ってスキルアップしよう

ドローンの無許可飛行や事故のニュースを耳にすることもありますが、ドローンの安全性や有効性の認識を高めるためにも、ルールを守りドローンを楽しんでください。 大空からの撮影を楽しみたい人も、ドローンレースに興味のある人も、用途にあった練習場でスキルアップも夢ではありません。以外に身近なところに練習場がありますので、そこでぜひ腕を磨いてみましょう。

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