男性ホルモンと薄毛の関係
筋トレにまつわる都市伝説に薄毛に関わるものがあるのですが、筋トレをするとはげになるという噂は本当なのでしょうか。今回は薄毛と深い関係にある男性ホルモンの観点から筋トレと薄毛の関係について考察してみることにしましょう。
筋トレの効果
男性にとってムキムキに盛り上がった筋肉を手に入れることは、一種のステータスのようなものであり、少しでも男らしい肉体改造をすべく筋トレに励んでいる人も多いのですが、実は様々な美容と健康効果をも発揮することが明らかになっています。
アンチエイジング効果がある
筋トレは老若男女問わず国民的エクササイズというべき人気を誇っていますが、その理由は単に筋力をつけるというだけではなく健康と美容に様々な効果が認められるからです。期待される効果の1つはアンチエイジング効果です。
筋トレをやっている人はとてもはつらつとしていて、どこか若々しさを感じさせてくれますし、生き方や考え方が前向きなことからもわかります。実際体の中ではアドレナリンや成長ホルモン、および男性ホルモンが活性化していることが明らかになっています。
成長ホルモンはエネルギー代謝を活性化させ傷ついた体内組織を回復させますし、若返りホルモンと異名をとるほど体を若がえさせる機能もあるのです。
脳の働きが活性化する
気が滅入っている時やなかなかアイディアが浮かばなかったりした時に、思いっきり体を動かして気分爽快になったり急にひらめいたりした経験を誰でも1回はしているはずです。これは脳内成分であるセロトニンが分泌されているためです。
セロトニンは幸せホルモンと異名をとるほど爽快感や開放感、ストレス発散あるいは睡眠効果を促すホルモンなのです。ジョギングやウオーキングあるいは好きな音楽や、落ち着いた雰囲気のなかですごしても得られるのですが、筋トレをした時も活発になります。
一汗かいた後で心地よい疲れを感じていたら間違いなくセロトニンが分泌されています。セロトニンの分泌は適度な運藤によって活性化します。
筋トレと男性ホルモンについて
男性のたくましい肉体美に惹かれる女性は多いのですが、実は背後に男性ホルモンが深く関わっていたのです。一方でとんでもない都市伝説も生まれ、まことしやかにささやかれています。筋トレと男性ホルモンとの関係についてまとめてみました。
薄毛とは関係ない
筋トレにまつわる都市伝説として、薄毛すなわちはげへの関与が疑われているのですが、実際筋トレを熱心にやっている人の中ではげている人は一部ですから、この噂の信憑性はあまりないことがわかります。実は筋トレをしていると男性ホルモンが活性化されるのですが、これがはげに深く関わっていることから薄毛と結びついてしまったのでしょう。
男性ホルモンが100%脱毛成分と結合するわけではありません。むしろ頭皮環境の悪さや老化が関与して薄毛になる場合も多いのです。筋トレをやめれば老化も加速されると同時に男性ホルモンも抑制されますから、不足分をカバーするために、ますます活性化するかもしれません。
男性としての魅力が上がる
ムキムキにもりあがった胸板と筋肉そして引き締まった肉体をみて、胸ときめかす女性は多いのですがこの時男性の脳内では、男性ホルモンの一種テストステロンが多量に分泌されています。テストステロンは男性らしい肉体を作ることとフェロモンの活性化を促すます。生殖器の発育を促す成長ホルモンの一種でもあるのです。
テストステロンは筋肉の元となるコレストロールすなわち脂質から生成されますから、筋トレを行うことによって脂質が筋肉に変わっていきます。その結果体はどんどん引き締まっていきます。実は女性も男性ほどではありませんが男性ホルモンが分泌されています。女性は筋トレによって引き締まった肉体になり野生的な魅力を発揮するようになります。
男性ホルモンを増加できるのは筋トレだけではない
実は男性ホルモンの分泌を促進させる方法は、筋トレ以外にもあるのです。生活習慣とある習慣が男性ホルモン分泌と深く関わってい事が明らかになっています。その詳細についてまとめてみました。
悪い資質を避け、良い脂質を取る
男性ホルモンの一種テストステロンはコレストロールすなわち脂質が不足してくるとテストステロンを生成できずにマッチョどころかいつまでたってもがりがりのままか、逆に代謝されずに無駄に脂肪が溜ることになり太ってきますから、不足分を食生活でカバーしていくことが重要です。
脂質のすべてがテストステロンに変わるわけではありませんから、食生活を基本的なものに整えていきましょう。テストステロンの生成に効果があるのは卵黄やココナッツオイルあるいはオリーブオイルといったオレイン酸などの不飽和脂肪酸と呼ばれるものであり、植物油や魚類に多く含まれています。
体内で善玉菌を増やしてくれる働きもあり、生活習慣病予防にも効果的です。逆におすすめできないのはファーストフーズなどの高カロリーな食品です。筋トレ中は避けた方が無難です。
マスターベーションの頻度を下げる
テストステロンはやる気および躍動感を司るドーパミンを活性化させる働きもありドーパミンが減少するとテストステロンも減少するという研究結果が公開されています。何を隠そうドーパミンの分泌を強力に抑制してしまうもっとも大きな原因は、マスターベーションなのです。
実際激しくマスターベーションを行った時ほどやる気減退および無気力状態に陥った経験を、男性の多くが持っているのではないでしょうか。長く若々しく元気でいるためにもドーパミンが少しずつでも分泌されている状態が理想的とするならば、マスターベーションはなるべく控えた方が無難だとわかるでしょう。
とはいえマスターベーションでしか快感を受けないといった人たちや、精力がありあまっている若い世代の人たちは、厳しすぎると感じてしまうかもしれません。
男性ホルモンを増やして魅力的な男性になる
とどのつまり男性らしい肉体を作り、長く若々しさとやる気を継続するには、男性ホルモンが常に適切に分泌されている事が重要です。そのためにも筋トレはとても効果的ですし、良い生活習慣をいかに継続できるかにかかっているとも言えそうです。