生命保険の金額は一般的にいくらぐらいと言われているのか

生命保険の金額は一般的にいくらぐらいと言われているのか

2019.01.16

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生命保険の加入額と保障金額の目安とは

万が一の場合に備えて加入しておきたい生命保険は、種類も豊富で保障内容によっても保険料が違ってきます。選択肢が多いのはありがたいもののはたして我が家はどれを選べば良いのか迷っているという人もいるのではないでしょうか。今回は保険料に焦点を当ててまとめてみました。

生命保険料の平均金額はどのくらい

自分たちが日々支払っている保険料が高いのか安いのか、よくわからないという人も多いのではないでしょうか。はたして他の人はどれくらい支払っているのか、気になっている人のために既存データーを基に、生命保険料の比較検討をしてみました。

1世帯あたりの年間保険料の平均額

思いがけない事故や入院など一生の間に何が起きるか、誰にも予測がつきません。自分が亡き後も家族を路頭に迷わせたくないと考えるのは、一家の大黒柱なら自然な思いでしょう。万が一に備えて生命保険にも加入しているものの、果たして妥当な金額なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

生命保険文化センターで平成25年度に、一世帯あたりが1年間に支払う平均保険料を算出していますから、そのデーターをのぞいてみると、一世帯あたり年間41万円強となっています。月ごとに計算してみるとおおよそ3万円強になります。

個人の年間保険料の平均額

生命保険文化センターでは、個別の平均保険料に関してもデーターをまとめてくれています。平成25年度は男性で年間24万円程度、月に換算すると2万円程度になります。女性は年間18万円程度、月平均1.5万円程度になります。

平成28年度になると保険料は男女共に少し減っていますが、男性が年平均23万円弱、女性が年平均17万円程度になります。1万円程度の差ですが支払っている保険料が少し下がったというのは、世界経済や家族構成の変化など時代ごとの世相の違いを含めて、さまざまな状況が影響しているものと思われます。

年収で見る年間保険料の平均額の違い

生命保険料の違いは時代ごとの経済状況や家族構成の変化、および個々の考え方によっても生じてきます。生命保険センターでは平均値を出してくれていますが、細かく分析してみると違った結果も出てくるはずです。

年収に着目して年間保険料の平均値を比較してみましょう。同じく生命保険センターが平成28年度に行った調査結果を見ると、無収入では15万円弱ですが、1,000万円以上になると47万円強という金額になっており、年収が高いほど年間保険料を多く支払っていることがわかります。

平均金額から生命保険を見直すポイントとは

ここまで生命保険料の比較検討を進めてきてみて、うちと一緒だと思った人もいれば、平均よりも少なかったという人、あるいは多く支払っていたという人などさまざまいる事でしょう。次にどういったところに着目して見直しをしたら良いのかをまとめてみました。

保険料を払い過ぎていないか

保険料は3年ごとの見直しが推奨されていますが、どこをどのように見直すかが重要なポイントとなります。生命保健センターで毎年出してくれている保険料平均値では、無収入でも年間14万円、月に換算すれば1万円強という保険が支払われていますが、家計を圧迫しないのであれば他の状況がどうあれ問題ないのです。

もしも保険料支払いで家計が圧迫されているのであれば、もしかしたら必要以上の保険に加入しているか、保険料を支払い過ぎているのかもしれません。家族構成および経済状況はその時々で変動していきますから、必要に応じて見直しが必要です。

保険を削るかあるいは必要以上に払いすぎていないか、もしくは本来ニーズにあっていない保険を利用していないかなど、多角的に検討してみる事で大幅に出費を抑えることができます。

充分な保障内容がついているか

平均よりも支払っている保険料が高く、家計も圧迫しているようなら見直しが必要ですが、逆に安すぎる場合も必要な保障がきちんとついているかどうかを、見直してみるべきです。安さにばかり目がいってしまって肝心の内容がなおざりでは、いざお金が必要になった時にほしい保障がなく、それこそ本来支払わなくて良い経費が家計から無駄に飛んでいく事になります。

どの保険会社も時代にみあった保障内容や、同じ保険料でも手厚い保障が付加されていたりなど、ニュータイプのさまざまな商品を提供してくれていますから、保障内容も含めて検討してみてはいかがでしょうか。最低限ほしい保障は死亡保障や医療保障になるのですが、特約を付加してみたり思い切って保険会社を変えてみるなども良いでしょう。保険料の平均値をリサーチしてみるのも、検討の良いきっかけになります。

生命保険の見直しをした後はどうすればいいの

生命保険の見直しがいかに重要であるかをおわかりいただけたでしょうか。ここからが本番です。”我が家の家計の実態”がわかったところで、具体的におこすべきアクションについてみていくことにしましょう。具体的にどのように経済を立て直したら良いのかをまとめてみました。

保険料を減らしたい人は無駄な保険を解約

保険の見直しをした結果保険料の支払いが多すぎると感じたなら、無駄な保障を削らなければなりませんが、削るポイントは優先順位の低そうなものから解約していく事です。つい心配の數だけ保険を増やしてしまいがちですが、本来最低限必要なのは死亡保障と医療保障だけです。不要な保険がないなら解約払戻金を元に、定額保険に変更する延長保険もしくは、契約期間はそのままで保障額だけ減らす払い済み保険へ変更する方法もおすすめです。

保障額が不十分なら特約の付加などで対応

保険を見直した結果平均よりも低い金額での支払いになっている場合は、もしかしたら保障内容が必要以上に薄い可能性もあります。最低限ほしいのは死亡保障と医療保障ですから、特約をつけて保障内容を充実しておくといざという時にも安心です。

あるいは収入保障保険で必要なところに必要な保険を適用されるような、プラン変更をしてみるのもおすすめです。最低限の保障が適切についているかどうかを時々見直してみましょう。

新しい保険への加入を検討する

生命保険の見直しを検討した結果、無駄に保険料を支払っていた事に気づいたら、不要な保険を削っていくのが適切ですが、保険を一切利用しないというのも考えものです。

本来、国でもさまざまな医療保障を整備していますが、生命保険は政策で補いきれない部分をカバーしてくれるものですから、特約をはずしたり解約したら新しいタイプの保険に加入してみたり、あるいは減額してみたりなど、多方面から見直し検討してみる事で経費の節約につながります。

ライフステージに合わせて保険料を見直すことが大切

一生のうちで保険加入を考えるのは結婚した時や子供が生まれた時あるいは、大きな怪我や病気をした時などが多いのですが、その時の世界経済や家族構成などによって、状況が変わってきますから最低限3年に1度くらいは、保険の見直しをしてみるのが賢明です。

今の保険料が適切か見直してみよう

生命保険は何度でも見直しが必要ですが、どこをどの程度削ったり追加したりすれば良いのか、素人で判断していくのが難しい場合は、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのがおすすめです。家計の見直しから将来設計まで、幅広く相談に乗ってもらえます。

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