仕事したくないと感じた時に取るべき行動
誰にでも仕事をしたくないと感じる時があります。ただそれが長期的なものであれば、仕事をしたくない原因と向き合うことが必要です。なぜ仕事をしたくないと思うのか、その原因を理解すれば前向きに仕事をするために必要なことも見えてきます。
日々、仕事にやりがいを感じない状態で仕事がつらいと思いながら日々を過ごすのは精神的にもよくありません。まずは原因をつかむことが重要です。
仕事したくない原因を改善するために整理すること
なぜ?仕事をしたくないと思うのか、いつからそんな状況になっているのかをよく考えてみましょう。その理由がつかめれば仕事にやる気を出すための方法が見つかるかもしれません。仕事についてつらいと思うならどうしてつらいのか、自分とよく向き合ってみましょう。
長時間労働を要求されている
仕事がどんなに好きでやりがいを感じていたとしても、毎日残業が続き心も体も休ませることができなくなるとだんだんと精神的にも肉体的にも疲労が蓄積し、仕事へのやる気が失われていきます。
残業時間に対する調べを見てみると、残業時間が月60時間を超えると仕事ができる事に対しての幸福度が減少し、ストレスを感じるようになるという結果が出ています。残業が継続すると心身共に疲労を取ることができなくなり、人によっては体に支障をきたす状態になります。
人間関係に悩んでいる
部署が変わるなどの新しい環境への適応ができず仕事がつらいと感じる事もありますが、人間関係がうまくいっていない時ほどつらいものはありません。またあの人と一緒に仕事をしなければならないのかと感じながら仕事をするのでは日々、仕事に行くのがつらくなります。
コミュニケーションが円滑に取れないと良い仕事はできません。ずっと我慢しながら仕事を続けていることでストレスがたまり、仕事に行きたくないと思うようになることもあるでしょう。
またパワハラやモラハラなどの職場で問題となっている職場のいじめなどを受けていて、精神的にひどく疲弊し仕事に行きたくないと感じる人も多くなっているようです。
仕事にやりがいを感じなくなっている
仕事も長く続けていると仕事にやりがいを感じなくなることもあります。単純作業で毎日同じことの繰り返しだったり、しっかりと成果を上げているのにそれが職場で評価されず立場が何も変わらないなど、仕事にやりがいを感じなくなり仕事に行く意味を見出せなくなることもあります。
同じ仕事を繰り返している
日々同じ仕事の繰り返しで失敗する心配はないけれど仕事に刺激を感じなくなると、この仕事やっていて意味があるのか?と疑問を持つ事も多くなります。ずっと同じ作業を継続したり、毎日こなす仕事が決まり切っていると疲労しやすくなります。
頭で色々と考えて仕事をしなければならない状況なら、集中力をもって仕事し、やり切った時にやりがいを感じるはずです。しかし頭で考えなくても毎日同じことをしていればいいという状況になると集中できなくなり仕事にやりがいを感じなくなるのです。
うつ病の症状が出ている
自分では普通に仕事をしてきたつもりだけれどいつの間にか精神を病んでいたということもあります。自分では気が付くことが少なく、家族や周囲の人がおかしいと気が付くこともあるようです。
例えば今まで張り切ってできた仕事が全く手につかない、やる気がおきない、楽しめないなどの症状がある場合、うつ病になっている可能性もあります。
仕事に対して楽しいと感じなくなり、仕事に興味がなくなった、疲れやすくいつも体がだるいという時、気が付かないうちにうつ病になっている事もありえます。こうした症状があれば心療内科に相談に行くことも考えましょう。
自分で気が付いていないことも多いので家族や近しい人たちが見て、明らかにおかしいと思ったら病院に連れていくなど早めに対応する方が安心です。うつ病はこじらせると復帰までに時間がかかります。心療内科で専門的な治療を早期に始めることで仕事への復帰も早くなるのです。
仕事したくないと思った時に試してみたいこと
仕事をしたくないと自分が感じている時には、まず改善できることがないか考えてみます。一人で考えていても解決しない問題も多いので、周囲の人、自分をわかってくれている人に相談してみるといいでしょう。
相談することで物事がいい方向に動くこともありますし、相談したことがきっかけで仕事に対しての考え方を変える事ができるかもしれません。
ストレスを溜めない心と体の状態をつくる
ストレスを全く受けない生活を送ることは現代社会の中で難しいことです。何かしら、誰もがストレスを感じながら生きています。しかしだからといって我慢すれば精神を病むことにつながります。ストレスを上手く発散できる方法を自分でつかんでおくことも、このストレス社会を乗り切る手段となりますし、仕事にやる気が起きない状況を改善することにつながるでしょう。
有酸素運動でストレスに対する抵抗力を高める
ストレスがある時には運動をするとすっきりするなどといわれます。これはただスポーツをして汗をかくから気持ちがすっきりするということばかりではないのです。腎臓の上には副腎という器官があり、副腎の周囲にある副腎皮質という部分から分泌されるのがストレスホルモンのコルチゾールです。
ストレスを感じるとコルチゾールというホルモンが分泌され、気持ちが落ち込んだり、仕事へのモチベーションが上がらないなどの症状が起こります。このコルチゾールの値が安定するために有効といわれているのが有酸素運動です。
有酸素運動を行うと一時的にコルチゾールの分泌が高くなります。しかし有酸素運動を継続的に行っていくことで次第に上がりにくい状態を作ることができるようになります。有酸素運行といえばウォーキングやサイクリング、また水泳等もお勧めです。できるだけ無理がないように、楽しく運動する事も大切なこととなります。
日頃運動をしていない方は、ゆっくりしたテンポでいいので、ウォーキングから始めてみてもいいでしょう。外の景色をゆっくり眺めながら運動することで気持ちもすっきりします。
質の良い睡眠でホルモンを正しく分泌する
睡眠もストレスに大きな影響を与えます。睡眠中には色々なホルモンの分泌が盛んになりますが、成長ホルモンやメラトニン、さらにコルチゾールという物質は健康を維持するために重要なホルモンと呼ばれています。
近頃不眠に悩む人も多くなっていますが、質の高い睡眠をとることでホルモンの分泌が正しく行われるようになるのです。寝る時間が一定ではなく、いつも夜遅くまで起きていると、ホルモンバランスが崩れ精神的にもいい影響を与えません。
朝太陽の光で目覚めることで昼と夜のスイッチをしっかり切り替えることができ、生活にリズムが出てきます。リズムの良い生活を継続することで、少しずつ体内時計が正され質の高い睡眠ができるようになるはずです。
睡眠がリズムよくできるようになるとホルモン分泌に深いかかわりのある自律神経も整い、ホルモン分泌が正常化するとともにストレスに強い身体dクリにも役立ちます。
声を出すことでストレスホルモンを減らす
大きな声を出すことでストレスが発散できるといわれています。カラオケで大きな声を出して気持ちよく歌うとコルチゾールと呼ばれるストレスホルモンの分泌が少なくなるという研究結果も出ているのです。
最近は一人カラオケに行く方も非常に多くなっていて、カラオケをストレス発散のいいアイテムとして利用している方も非常に多いのです。またカラオケに行く時間がないという人は、車の中で歌うというのもいいストレス発散になるようです。
声を出して歌を歌うことでストレスを発散できるとともに、友人と一緒にカラオケに行き、自分が思っていることを話すなどもストレス発散の方法となります。ストレスが多い、仕事がつらいとなると人と話をしたり、声を出すということも少なくなるといわれています。声を出す、話をするというのも非常に大切なことになるのです。
転職を考えるなら根本的な問題が解決するかを見極める
職場のいじめや人との付き合いがうまく行かないなど人間関係で悩み、転職を考えているという人も多いです。しかし、転職をすることで本当に現状を改善する方法になるのか、しっかり考える事が必要です。仕事をしたくないという原因は何か、それは転職で改善できることなのか、転職を決意する前にもう一度深く考えてみます。
転職を考える理由には、例えば働きたくない、家庭との両立が厳しい、仕事内容が嫌い、人間関係がうまくいかないなどの理由があります。中にはブラック企業だったり、社風が完全に自分にあっていないと思うこともあります。この転職の理由の中には、本当に辞めてもいいと思う理由と、もう一度考えてみる事が必要な理由があります。
もう1度しっかり考えてみる必要がある転職の理由としては、仕事内容が嫌い、働きたくない、労働環境が悪い、給料が安い等の理由です。これは何らかのアクションを起こすことで改善される余地があること、また働きたくないなどの自分自身の弱さから来る転職理由です。
もう一度考え直してみれば、給料が安いことに対して上司等に話をしてみる、仕事内容が嫌いなら部署を変えてもらうなどの措置をしてほしいと話をしてみることもできるでしょう。しかしブラックであったり企業の方針と全く合わないと感じる場合、上司に相談しても改善できないことの方が多いのです。自分が仕事をしたくない、つらいと感じる理由が本当に転職で改善されるのか、よく考えてみる事が大切です。
辞めてもいい理由 | もう一度考える必要がある理由 | |
仕事がつらい理由 仕事に行きたくない理由 | ・職場がブラック ・自分の体調がよくない ・社風が合わない | ・仕事内容が嫌い ・働きたくない ・会社の人間と合わない ・労働環境がよくない ・頑張っても評価されない ・家庭と両立ができない ・給料が安い |
転職を考えるなら心得ておきたいこと
仕事がつらい、行きたくないと思う時、転職で解決する理由なら本格的に転職を考える事で今の状況を打開できる可能性があります。いつまでも変わらない状態で悶々と考えているよりも、転職して気持ちよく心機一転する方が精神的にも肉体的にもいい方向に進むはずです。
しかし、転職を考えるなら心得ておきたいこともあります。転職する時に何を最も優先すべきなのか、自分の経験を活かした転職となるのか、こうしたことに対して真剣に向き合って転職しないと、転職後、後悔する事にもなるのです。
転職は経験を活かしたポータブルスキルを重視
転職のカギを握るのはポータブルスキルといわれています。ポータブルスキルというのは業種、職種に関係なく力を発揮できる汎用性の高い能力の事です。近頃は転職する方も多くなり、40代、50代での転職もよくあることとなっています。新しい職場を求める時、今までとは違う業務を行うこともあるわけです。
これまでは40代での転職など仕事の経験を積んできた人に対しては、その経験が活かせる職場への転職がほとんどでした。しかし現代は転職によって全く違う業種に就職する事もあり、そこで生きてくるのがポータブルスキルです。
今までと全く違う業種であってもポータブルスキルがあれば力を発揮できると考えられており、ポータブルスキルは転職の中で最も注目される力です。例えばずっと建築関係だった40代男性がスポーツメーカーに転職し活躍するということもあります。この方のポータブルスキルは趣味で行ってきた筋トレです。筋トレのグッズ、プロテイン、筋トレの仕方などに精通していたことでそれが転職によって活かされたというわけです。
ただ仕事で経験してきたことではなく、生活の中にも転職先のヒントが隠されています。転職の前、次の職場を決める時、自分のポータブルスキルを探すということも重要といわれています。もしも自分のポータブルスキルがわからないという場合には、人材紹介のキャリアコンサルタントなどに相談してみるといいでしょう。
何を大切にすべきなのかを見極める力
自分にとってこの先、転職してからどのようなことが大切になるのか、これも深く考えておく必要があります。年齢、経験、また自分が生きてきた過程の中で転職に活かせることがあるかもしれませんが、転職は年齢を重ねるごとに難しくなっていきます。また転職したとしても、自分が希望する条件に沿った転職になるかどうかということもわかりません。
まずは自分が最も優先すべきことが何かをよく考えることが重要です。仕事の内容なのか、それとも給料なのか、仕事の時間なのか、最も優先すべきことを考えてみて、そこからどのような転職先があるか考えていくことが重要です。
心身を癒して冷静に行動するための気分転換の方法
仕事に行きたくないと思う時、仕事とは全く違う環境に自分を「連れていく」事も解決につながる可能性があります。行きたいと思っていた場所、それがないようなら今話題となっている場所など、今の環境とは違うところに身を置いてみることもおすすめです。
旅行に行ったり、友人と一緒に映画を見たりすることでも気持ちが大きく変わるものです。心身をいやす行動をすることで気分転換になり仕事への意欲がわいてくるかもしれません。
パワースポット巡り
自分に元気がないなと思う時にはパワースポット巡りもおすすめです。豊かな自然があり、ホッとできる場所に行くと気持ちがすっと安らいでいくのがわかります。都会の喧騒から離れて静かに時を過ごすことができれば、そこでパワーを沢山もらえるでしょう。
栃木県日光市 華厳の滝・竜頭の滝
落差97mというダイナミックな華厳の滝は栃木県日光市にある有名なパワースポットです。自然が豊かな場所にあり四季の移ろいを感じられるパワースポットです。滝のイオンは体にもいい影響があるといわれていますが、何よりこの激しい水しぶきと美しい自然の景色に圧倒され、心が無になれる場所d背う。
滝つぼまで降りることができるのでマイナスイオンをたっぷり全身に浴び、滝のエネルギーをもらうことができるでしょう。
また同じく栃木県日光市にある竜頭の滝も心洗われる場所です。こちらは岩間を流れ落ちる全長210mという大きな渓流滝です。階段のようになった岩場をかなりの水量が流れてくる景色はまさしく圧巻です。紅葉を楽しみに行くのも素敵ですが新緑まぶしい夏に行っても、涼し気で癒されます。
神奈川県箱根町 箱根神社
東京からもほど近く都会で働く人たちからも人気がある神奈川県の箱根、温泉場としても人気で、温泉旅行でいやされるというのもおすすめです。箱根に行ったら関東屈指のパワースポットと呼ばれる箱根神社に行きましょう。
芦ノ湖を眺めながら平和の鳥居をくぐり雰囲気のいい石段を通り山頂、箱根本宮まで龍道と呼ばれる浄化力の強い道が続きます。この道を歩くことで体についた穢れが浄化されるといわれています。第四鳥居の近くにある巨木はまさしくパワースポット、長くこの地に生きてきたどっしりとした巨木から大きなパワーをもらえます。
温泉で身体と心の疲れを癒してリフレッシュ
都市部にも意外と温泉が多く、国内には良質な温泉場がそこかしこに点在しています。都市部からでもそれほど遠くに行かなくても温泉に入ることができるので、温泉で日頃疲れをリフレッシュするのもおすすめです。
忙しいと温泉に行く時間もないなんて考えがちですが、時間は作ろうと思わないとつくれないものなのです。温泉旅行で宿泊ということができなくても、ほんの数時間あれば温泉場に行き温泉でゆっくりということもできるはずです。
たまには忙しい中でも温泉に行ってみる、こうしたゆとりのある時間を無理にでも設けるとストレスをためない生活もできるのです。温泉はリラックス効果がありますし、マッサージなどを受けられるところも多いので、ストレスに対応できます。マッサージをしてリラックスすると副交感神経が優位になるので、心も体もゆったりできます。
遠出できない時は自宅のお風呂でゆっくりアロマ浴
どうしても遠出できないということなら、自宅を温泉代わりにします。今は温泉の元やアロマ等、自宅のお風呂を楽しめるグッズが沢山あります。お湯の温度を温めにして半身浴でゆっくり湯につかると副交感神経が優位になるので、しっかりリラックスできるのです。
気持ちをホッとさせてくれるリラックス効果のあt会、ベルガモット、シダーウッドなどがおすすめです。またやる気をだしたい、モチベーションをアップしたい時には、グレープフルーツのアロマやオレンジスイートのアロマなどもおすすめです。
仕事したくない原因としっかり向き合おう
ただやる気が起きない、仕事したくない、行きたくないとおもっているのではなく、なぜそうなったのか?その原因としっかりむきあうことも必要です。今の自分と向き合ってみると、仕事にやる気を出すために何が必要なのか、どうすればいいのか、具体的な事も見えてくるのです。
会社の中で自分がアプローチすることでやる気のなさを改善する事も考えることができるでしょうし、会社にいてはだめだという理由なら転職を考える事もできます。自分と向き合うと自分が今どうしたいのか、それがはっきり見えてくるのです。
仕事に行きたくないと思うことに対して、自分がだらしないからと思い込むことなく、本当の理由を探してみましょう。そうすることで仕事に対して前向きになれる「何かを」つかむことができるかもしれません。