3月が確定日の株主優待おすすめ10選!高利回りと商品で調査

3月が確定日の株主優待おすすめ10選!高利回りと商品で調査

2019.02.07

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お気に入りの株主優待を見つける

株主優待はその企業によって受けれる特典は様々です。特典の内容で株を選ぶ人もいるくらい、魅力的な特典を受けれる企業はたくさんあります。

なぜ3月に株主優待が多いのか?

株と聞くと、ギャンブル性の高い投資ではなく株の投資は運用方法によってはかなり安全な投資方法なのです。特に株式投資の場合、長期保有により株主になる事で、株主優待特典として様々なメリットがある為、株式の保有動機にお気に入りの株主優待を見つけるといった理由で、購入される方も見かけられるようになってきました。

まず株主優待を説明する前に、確定日の事を理解しておく必要があります。この確定日とは、購入した株式の株主として確定させる期日の事で、株式を購入しこの確定日まで待てば、晴れて株主として名簿に記載されるわけです。

また、株主優待とは、自社株を購入してくれた株主に対して、企業がお礼の意味を込めて特典などを贈るシステムの事を言います。ただし、企業によっては、1年に複数回行うケースもあり、時期もまちまちですが、実状を見てみると多くの企業が、3月に株主優待を行っています。

3月に決算をする企業が多いため

日本では、意外にもてはやされている株主優待制度ですが、海外を見てみるとこうした制度はあまり見る事が出来ず、日本独自のものという事がわかってきました。また、すべての企業が行っているというわけではなく、株主優待は上場企業1300社以上ある内、3割以上が実施しているといいます

なぜ3月に株主優待が多いかといえば、上場企業の内約7割が3月決済を行っている為、その区切りとして株主優待が3月に集中しているのです。また、株主優待で贈り物をするのも日本ならではの文化といえます。

3月だけでなく9月にも株主優待

9月にも中間決済するところも多くあるという事もあり、1年で3月と9月の年2回の株主優待を行っている会社まであるようです。株主としてこうした株主優待特典を、年に2回受けられるという事になります。

国際会計採用で決算月が変更?

株式上場会社だけではなく、周りを見れば多くの企業では3月決済を行っています。いったいなぜ、こうした決算日が3月に行われているのでしょうか。その理由は、日本の公共機関の会計年度が3月の為、長い間の慣習としてそう決めている企業が多い事は、実際に驚きの事実です。

実際に日本社会では、学校の入学や卒業式もほぼこうした時期であり、新卒社会人の時期と言えば、やはり春先が一般的です。しかし昨今では、グローバル化によって、海外の決算月に合わせる為、12月に移行する企業もあるようです。

利回りで選ぶおすすめ3月株主優待5選

長期保有目的で、株を購入する場合、利回りで選ぶといった選び方が、最も一般的な方法と言えるでしょう。そこで、利回りと共に3月株主優待で選ぶ、企業株のおすすめとなる各銘柄を、表にまとめてみましょう。

株の銘柄最低保有株数優待内容優待利回り
VTHD
(レンタカー及びカーディーラー)  
100株以上

新車・中古車購入時利用優待券30,000円
車検時利用優待券10,000円
レンタカー利用割引券が5枚
レンタカー利用一般料金20%引き
ネット料金で10%引き

84.56%
モーニングスター
(投資信託)
100株以上12,960円相当の商品41.57%
ブレイクスルー
(マネジメント教育事業)
100株以上自社プログラム受講料
10%割引き平日宿泊1泊分優待
19.78%
ゴルフドゥ
(中古ゴルフ用品)
100株以上ゴルフクラブ20%割引(年間2枚)
ゴルフ用品などすべて10%割引
スキンケア用品7,000円相当
18.57%
オンキヨー
(音響機器メーカー)
100株以上1,000円相当のクーポン
「e-onkyo music」クーポン1曲分
13.69%

優待利回りが8割を超える「VTHD」

VTホールディングスは、国内外の自動車ディーラーとして知られており、レンタカー事業なども手掛けている会社です。このVTホールディングスの株主優待情報としては、2018年度現在株主優待利回りが84.56%となっています。

もちろん、保有持ち株数によって優待特典の待遇は変わってきますが、最低100株以上を取得する株主であれば、新車・中古車購入時利用優待券30,000円分が1枚と、車検時利用優待券10,000円が1枚、そしてレンタカー利用割引券が5枚もらえるほか、一般料金で20%引き、ネット料金で10%引きといった特典を受ける事ができます。

100株購入が利回り高い「モーニングスター」

投資信託で名高いモーニングスターは、SBIグループ傘下の企業である事でも知られています。どの企業でも、株の保有数が多ければ、それだけ株主優待の特典も多くなりますが、モーニングスターの場合、100株以上で12960円相当の商品をもらう事ができます。

しかし、次のランクが400株以上必要で、商品も25920円相当となっていますので、100株購入の方が利回りが高い事になります。株主優待の内容につきましては、無料のクーポン券やサプリメントの無料引換申込券なども贈呈され、同社の発行する株式新聞web版も、無料で閲覧する事ができます。

スキルアップを目指す人向け「ブレイクスルー」

株式会社ビジネス・ブレークスルーは、マネジメント教育事業を展開している会社で、ビジネス・ブレークスルー大学運営などでもよく知られています。

株主としての権利確定月は、現在のところ3月と9月の2回行われており、受講料割引10%として問題解決力トレーニングプログラム、実践ビジネス英語講座や株式・資産形成 実践講座、リーダーシップ・アクションプログラムなどのプログラムから一つを受講する事ができます。また「ATAMIせかいえ」平日宿泊1泊分の優待特典も付いています

好きなグラブを購入「ゴルフドゥ」

全国チェーンの、中古ゴルフ用品店で知られるゴルフドゥでは、権利確定月が1年のうち3月と9月で行われている為、ゴルフクラブが1点限りで20%引きを年間で2回受けられ、ゴルフ用品などすべて10%割引で購入することができます。

さらに、スキンケア商品で知られるルアンルアン製品も、株主優待としてプレゼントされています。ただし、ゴルフ用品に関しましては、株主専用オンラインショッピングサイトで利用可能のようです。

こだわりの音響を買うなら「オンキヨー」

音響機器メーカーで知られるオンキヨーは、ヘッドホンやスピーカー、ホームシアター機器などを手がける会社で、元日本コロムビアであった事でもよく知られています。株主優待特典としては、100株以上保持で1000円相当のクーポンと、音源配信サイトで楽曲を無料ダウンロードできるクーポン、ONKYO DIRECTクーポン1曲分が進呈されます。

株価はかなり安く100株でも10,000円程度あれば、十分に買えるとあって、初めての方にもお勧めといえます。

商品で選ぶおすすめ3月株主優待5選

現在は長期にわたる超デフレの影響を受け、銀行や郵便局などの預貯金では、利回りに対して全く期待が持てません。そこで、同じ預けるならば、長期保有株として株式を購入する事で、株式による利回りの他にも、株主優待特典を受ける方が、メリットが大きいのです。

そこで、株主優待特典として、該当の企業から贈られる商品の中で、特にお薦めしたい株主優待を、いくつかセレクトしてみましょう。

トレーニング好きに「RIZAPグループ」

テレビやコマーシャルで、すでにおなじみのRIZAPグループですが、同社はメイン事業となるボディメイク事業を核に、現在あらゆる分野で業績を拡大しつつある企業です。RIZAPグループの株主優待特典は、購入株数に応じて1ポイント1円相当のポイントがたまっていくといったシステムで、最長3年間のポイントを積み立てる事ができます。

ただし、3年間継続して株を保有しなければなりません。このポイントは、該当する株主たちに送られる優待カタログからお好きな商品をポイントに換算して、もらうシステムとなっています。

東北のグルメを堪能「みちのく銀行」

みちのく銀行は、青森に拠点を置く地方銀行ですが、インターネットバンキングや投資信託、住宅ローンまで幅広く業務を手掛ける銀行として知られています。この、みちのく銀行の株主優待特典ですが、100株以上の株主になると、株主たちに送られてくるで商品カタログの中から、3000円相当の商品を選べるというものです。

一般的には、企業から直接株を購入する事はできませんが、みちのく銀行は信託業務も行っている為、公式ウエブサイトからでも直接申し込む事ができます。

テーマパークで遊ぶ「オリエンタルランド」

株式会社オリエンタルランドは、テーマパークの経営運営及び、不動産賃貸等を行っている会社で、ディズニー・エンタプライゼズ・インクとも業務提携を行っています。

オリエンタルランドの株主優待ですが、配当利回りこそあまり期待が持てませんが、1年間有効の東京ディズニーランドか、ディズニーシーの1日パスポート券がもらえるというのは、お子さんがいるご家庭では嬉しい特典なのではないでしょうか。また、400株以上保有していれば、9月にも優待を貰え、2倍お得となります。

使うほどキャッシュバックがある「イオン」

北は北海道から、南は沖縄まで全国各所にあるイオングループですが、家庭の奥様方には一番身近な、株式会社なのではないでしょうか。

イオンの株主優待制度は、専用のオーナーズカードが発行され、100株株主でも買い物で3%のキャッシュバック特典があるほか、何回でも使える映画の割引や館内での特典もあり、株主専用のランチなども利用する事ができます。また長期に保有していれば、さらに商品券などももらえ、オーナーズカードの利用で特定店舗割引きサービスなども受けられます。

国内旅行で優待「日本航空」

JALでおなじみの日本航空ですが、普段からマイルを貯めていらっしゃるといった方も多いのではないでしょうか。日本航空の株式優待では、100株株主で国内線前線で片道が50%引きになる券が1枚プレゼントされます。

また、200株以上保有しているなら、9月にも券をもらえますので2倍お得という事になります。さらに、JALパックツアーでいく空の旅では、国外海外ともに二枚ずつの7%割引券をもらう事ができます。

目的の株を買うタイミング

株主優待に力を入れる企業株は、昔から人気がありましたが、さらにデフレの影響によって、その人気に拍車がかかっています。その理由としては、長期保有株が投資として、かなり安全な投資方法という事です。

短期間で、巨額の利益を生むものではありませんが、配当としての利回りは当然預貯金などよりも、高い利益を生むものです。そこで、注目を集めているのが、こうした株主優待に魅力をもつ企業株ですが、目的の株を購入する為にはそのタイミングが必要となってきます。

優待の権利確定日直前は値上がりしてしまう

魅力ある株主優待は、投資家たちにとっても、かなり魅力的に映るようです。特に人気の企業株は、傾向として権利確定日直前は、株主優待目的での購入者が増えていきますので、当然普段よりも株価は高くなってしまいます。

場合によっては、元々の適正な価格以上に値上がりする可能性がありますので、損をしない為にも直前の購入は避けた方が無難と言えるでしょう。できれば、目的の株を購入するタイミングは、最低でも1か月から2カ月以上前もって購入するのがお勧めです。

長期保有するからチャートで判断

株主優待特典を目的に、株を購入するといった投資家たちも、最近では随分と増えてきています。それというのも、せっかく投資を考えて長期保有をするのであれば、株式優待特典の待遇が良い株に目が向けられるのも、当然と言えば当然の事です。

しかし、折角株を買っても、業績悪化で優待を止めてしまう企業も過去にはある為、ある程度は企業情報を入手しておく必要があります。その、チャートは、その株式の人気度を測りやすく、判断材料としては、チャートを見て成長している企業である事と、そして適正な株価で有るかを判断して購入を検討しましょう。

瞬間の値下がりで買うなら権利落ち日

少しでも、狙っている企業株を安く購入したいのであれば、権利落ち日を逆手に取った株の購入方法もあります。特に、株主優待の権利が確定した直後は、急激に株価は落ちやすく、ことのほか権利落ち日だけ、値動きが激しいので、株としての利益も同時に狙える事になるわけです。

したがって、瞬間の値下がりで買うなら、権利落ち日といったタイミングで購入するのも、十分に狙い目であると言えるでしょう。

3月の株主優待はいつ届くのか

目当ての企業株が購入出来たら、後は株主優待のお知らせを待つだけとなります。株主優待特典は、企業によって例年同じものを贈る事も多いものですが、あくまでも企業の業績によって変化してきますので、業績が下がれば最悪株主優待特典も、無くなってしまう可能性があります。

しかし逆をいえば、しっかりと業績を伸ばしている企業は、更なる上乗せも期待できる為、楽しみも期待も大きく膨らんでいくというものです。では、その株主優待は、実際にいつ届くのでしょうか。

決算から3ヶ月程度が目安

株主にとって、大変待ち遠しい株主優待ですが、基本的には企業決済から約3カ月程度がその目安となっています。特に、初めて株主となられた方にとって、かなり特別な思いで感慨深いものではないでしょうか。一般的には、配当金の入金と合わせて、同様の時期に株主優待が届けられる事になります。

ただし、企業によっては、別々に作業が行われる事もあって、入金だけ先に振り込まれ、少し遅れて優待が届くケースもありますので、特に心配する事はありません。

農産品なら収穫時期に届く

企業によっては、自社の製品が農産物関連という事もあり、こうした農産品が株主たちに贈られる事もあります。また、商品券やポイントとして、カタログから選べるといった株主優待特典もありますので、農産品などを選んだ場合、その収穫時期に届くといった事もよくある事です。

特に、米や果物などは、季節によって旬がある為、たとえ3月に権利が確定していても、収穫された後に商品が届くという事があります。

利回りと商品内容から株主優待を選ぼう

銀行や郵貯などに、ある程度の額の預貯金をお持ちであれば、株式の長期保有によって、預貯金よりもお得な利回りを選ぶといった選択肢もあります。特に、昨今の株主優待特典は、豪華になる傾向が強く、総合的に見ても配当以上に得をしているケースもよく見られます。

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