胸筋が痛くなる原因と改善方法を紹介
胸筋が痛くなる原因と改善方法を理解しておくことで、痛みがある時に対処したり、必要であれば病院に行くこともできます。なぜ胸筋が痛くなるのか、その原因と、痛みや違和感に対する改善方法を知っていれば安心です。
胸筋が痛くなる原因
胸筋が痛くなる原因は筋トレによる筋肉痛や衝撃によるもの、また稀ですが病気が原因となって起こるものもあるようです。何が原因なのか、思い当たることがないようなら病気を疑うことも必要です。
筋トレが原因
胸筋を鍛えるにしても、普通にトレーニングする人もいれば、負荷をより大きくして行う人もいます。高負荷のトレーニングを行う場合、筋肉に大きな負担がかかるので筋肉の破壊が大きく回復までに時間かかかるのです。
通常のトレーニングでもダンベルをもって行うなど、大きな負荷をかけたトレーニングには注意が必要となります。
胸筋への強い衝撃が原因
胸に何かが当たったとか、例えばアメフト、ラグビー、などのスポーツで胸に大きな衝撃を受けることがありますが、この場合、この衝撃が原因となって痛みとなることもあるのです。
ラグビー選手などは普段から屈強な体作りをしていますし、トレーニングも激しいでしょう。それでも胸への衝撃が懸念されているのです。一般の方が胸に衝撃を受けることは、心臓を守っている部分でもありリスクの高いこととなります。
病気が原因の事もある
本当にまれなことですが、胸の病気によって痛みが生じることもあるのです。例えば悪性の腫瘍などが胸周辺にある場合、かなり強い痛みを感じることがあるといいます。
息苦しい、息を吸うのがつらいという時には気胸の可能性がありますし、狭心症で激しい痛みにびっくりしたという方も多いです。狭心症の場合は、関連通で腕、肩などに痛みやしびれ、違和感を覚えることもあるといいます。
風邪をひいたり気管支炎などになると激しくせき込むことがありますが、これによって肋骨が折れることがあるのです。咳をした時の衝撃によって肋骨にひびが入ったり、折れてしまうことは珍しくありません。
筋肉痛の時の筋トレは休む
筋肉痛があってもトレーニングは継続!とばかりに、痛みをこらえてトレーニングする人もいますが、これは間違いです。筋肉の成長には破壊と回復、つまり、トレーニングと休憩が必要となります。
筋トレは筋肉が成長するためのきっかけであり、回復する時に成長すると考えておくと休みを取りやすくなるでしょう。筋トレ後、しっかり回復時間を設けることで、筋トレ前よりも強い筋肉になっている、これが超回復と呼ばれる状態です。この状態を作らなければならないので、筋肉痛があるようなら筋トレは休むことが必要になります。
自分でできる治し方を知る
筋肉痛の改善方法を理解しておくと、自分でも筋肉通を和らげることが出来ます。その方法は特に難しいことではなく、知っていればできることです。後からやっても意味がないので、タイミングよく筋肉痛を改善する方法を行うことが必要となります。
激しいトレーニングの後はすぐに冷やす
大きな負荷をかけたトレーニングを行なったら、アイシングで筋肉の炎症を抑えることが必要です。炎症を抑えるだけではなく、アイシングすることで興奮状態の神経の伝達速度が低くなっていき、痛みの伝達も抑制できるといわれています。
筋肉を冷やすことで炎症が静まり、そこから休息時間に入ることで筋肉をしっかり休ませることが出来るのです。激しいトレーニングを行ったら、アイシングすることも覚えておきましょう。
運動後にストレッチをする
筋トレの前に静的ストレッチをすると筋肉が緩むのでよくないといわれていますが、筋トレ後のストレッチはとても重要なストレッチとなります。胸筋は特に日頃の生活の中で大きく伸ばすということが少ないので、生活の中でストレッチする効果は生まれにくいです。
そのため、意識して筋トレ後、パンプアップした筋肉をよく伸ばすと筋肉痛が起こりにくくなります。ドアの端を手でつかみ、体をぐっと前に倒すと、腕が後ろに行き胸の筋肉が大きく伸びるストレッチなども効果的です。手を上に伸ばしてそれを後ろの方にぐっともっていってもいいですし、家族がいれば腕を後ろに大きく開いてもらってもいいでしょう。
お風呂に入る
お風呂に入って血液の流れを促進させることで、筋肉内に血液がよくめぐり、疲労物質が血液に乗って流れやすくなります。ゆったりリラックスしてお風呂に入ると効果的です。
また温水と冷水で交互に入ることで代謝をより活発に、また血液の流れをより促進してくれますが、自宅ではなかなか難しいと思います。あまり冷たい水を利用してもよくないので、行うことが出来るなら水ではなくぬるま湯程度の方が安心かもしれません。
筋トレの後に有酸素運動
筋トレを行ってからウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行うのも筋肉痛軽減効果があります。酸素をとりいれた運動を行うことで、血液の流れが促進され、疲労物質の排出が早まるのです。体をほぐしてくれる効果もあるので、ウォーキングや軽いジョギング、すっきり水泳するというのもいいでしょう。
胸筋の痛さに異常を感じたら病院に行く
筋トレしたから筋肉痛なんだなと思う場合でも、痛みがちょっと違うと感じる時や、それほど強い負荷をかけた運動をしていないのに胸筋が痛いと思う時もあります。そんな時には筋肉痛を決め付けずに、医師に診てもらう方が安心です。
病気以外でもトレーニングによって筋繊維を傷めている事も考えられます。痛みが強い、普段とは違う、息苦しかったり、別の場所まで痛いという時など、医療機関を受診する事も大切だと考えておくべきです。
胸筋が痛くなった時の対処法を知って筋トレをしよう
いきなり負荷の強いトレーニングを行って、翌日、起き上がれないほどの筋肉痛になる方もいます。胸筋が痛いと大きく息を吸い込んだり、くしゃみをするだけでも痛いのでかなりつらい思いをするのです。しかし筋トレや有酸素運動などをしない限り筋肉がつくことはありません。特に40代くらいは筋肉量が低下していく時期なので心して筋肉を鍛えないとどんどん萎えていくのです。
筋トレ後のストレッチやアイシング、また筋肉痛が起きてからでも、お風呂に入ることなど、改善方法を理解していればつらい思いを長くすることがありません。筋トレする前にこうした知識を持っていると快適な筋トレ生活ができるのです。腹筋が痛くなった時でも対応できれば継続的に体を鍛えることができ、さらに年齢を重ねたとき、動ける体を維持できているはずです。