ETCカード紛失に気づいたら手順を想像しよう
高速道路の料金を気軽に支払えるため、ETCカードは便利なものです。しかし、万が一ETCカードが紛失してしまったら、とてもあわててしまうでしょう。いつETCカードを紛失するのか分かりません。誰にでもそのリスクは存在しているのです。そのため、もしETCカードが紛失した場合の手順について考えておくことは大切です。
ETCカードが紛失したときに何をするべきか紹介します。
紛失に気づいたらまず何をするか
ETCカードを紛失しても慌てずにやるべきことをこなしましょう。何をするべきなのか説明します。
紛失に気づいたら慌てず3つの行動をしよう
もしETCカードの紛失に気づいたならば、まずは3つの行動をするべきです。どんな行動を取るべきなのか紹介します。
まずは発行元に紛失届を出す
ETCカードはカード会社が発行しているものであり、もし紛失をしたならば紛失届を出すことになっています。ここで注意点として、ETCカードにクレジットカードが付帯されているケースがあります。このときには、あなたの不注意でカードをなくして、被害にあってしまった場合は、その分の補償はされないのです。
たとえば車内に分かりやすい形でETCカードを放置しておいたならば、それはあなたに過失があるとみなされます。また、あなたがETCカードを人に貸していたり、家族が勝手に利用していた場合でも補償はされません。
ETCカードの再発行の手続きをしよう
番号やセキュリティコード等の個人情報が盗まれている可能性もある事から、再発行手続きはしておいた方が何かと無難だ。
ETCカードが手元にないと使うことができません。それでは何かと不便なため、紛失届を出してからカードを再発行してもらう手続きをしましょう。もちろん、すぐに紛失したカードが見つかるケースもあるのですが、それでも個人情報を盗まれている可能性があります。一度紛失したカードはたとえ取り戻したとしても使い続けることにリスクがあるのです。
また、カードが破損していたり、磁気不良を起こしている場合であっても、再発行を頼むことができます。再発行の手続きの仕方を覚えておいて損はしません。
必要に応じて警察署に遺失物届を出す
これはカードを不正利用されたときに、それが盗難されたために使われたものであるという証明となります。一般的には紛失届を出してから60日前までの不正利用の損害額については、補償されます。ただし、盗難届を出していないと不正利用された証明ができないため、盗難届を出したときの証明証はきちんと保管しておきましょう。
警察署に届けることによって、あなたのカードを盗んだ犯人が見つかるかもしれません。落とし物としてあなたのカードが届けられることもあるでしょう。警察を頼りにすることによって、あなたのカードが不正利用されるリスクを抑えることができるのです。
紛失届は最寄りの警察署や交番で手続きをすることができます。分からないことは110番をして問い合わせてみましょう。
ETCマイレージサービスを利用している場合はこれ
ETCカードにはマイレージサービスがあります。これを利用している方は、カード紛失時にすぐに利用停止の登録をしましょう。また、再発行カードを受け取ったときには、登録番号の変更手続きをしましょう。そうすれば、以前に貯めておいたポイントの引継ぎをスムーズに済ませられます。
紛失する前に手持ちのカード情報を把握しておこう
もしカードを紛失してしまったならば、カードに記載されている情報の確認ができないかもしれません。カードの紛失届を出すためにはカードの情報を伝える必要があるのですが、それが確認できなければ大変なことになります。カードを発行したときの書類をなくしている方もいるでしょう。
今すぐにETCカードの情報を記録しておくことをおすすめします。カード会社やカード番号などの情報をいつでも確認できるようにしてください。紛失届を出すための連絡先もチェックしておきましょう。
ETCカードを紛失時の他の場合も見てみよう
ETCカードの紛失にはさまざまなパターンが存在しています。他のパターンについてみてみましょう。
ETCパーソナルカードを紛失した場合
ETCパーソナルカードとは有料道路の支払いを目的としたカードのことです。高速道路の6会社が共同で出しています。もしこちらのカードを紛失したならば、ETCパーソナルカード事務局に連絡してみましょう。また、こちらのカードは紛失した際にはどのような事由にもかかわらず、紛失で生じた一切の責任は本人が負うことになっています。
このタイプのカードは通行した料金は口座から支払われる形式となっています。その月に利用した合計の料金が翌月に請求されるのです。そして、不正利用されたときにも、それはすべて支払わなければいけません。紛失に気づいたならば、急いで連絡をしてください。
即日の再発行は高額金額がかかる可能性がある
ETCカード付きのクレジットカードを利用している方は多いです。こちらは即日で再発行するとなると高額な料金が発生します。通常は再発行までに1週間から10日程度かかるのですが、それが待てない人もいるでしょう。しかし、即日の再発行によって、たとえば1万円程度の手数料が別途発生してしまうこともあるのです。これは大きな負担となります。
普通に再発行する場合の手数料は1,000円程度となっています。また、セゾンカードに新規に申込みをすると即日発行ができて、ETCカードの機能は利用できます。即日で欲しいならば、こちらを選択するという方法もありでしょう。
紛失したカードが出てきたらする事
カードが紛失してしまっても、すぐに見つかることがあります。たとえば、財布が盗まれたと思っていたのに、よく探してみたら家や車の中にあったというケースです。この場合、すでに紛失届を出しているケースが多いでしょう。
紛失届を出してしまった時点で、古いカードはすでに利用できない状態となっています。そのため、見つかったとしてもそれは用をなさないものであり、ハサミで切り刻んでから捨ててしまうことをおすすめします。それを持っていても特に意味はなく、トラブルの原因にもなるかもしれないからです。
ETCカード番号の変更手続きは必ず忘れずに
もしETCカードを新しく発行したならば、カード番号の変更手続きをしましょう。これはインターネットか書面による手続きとなるのですが、ネットの方が早く終わります。変更手続きをしないと、新しいカードを利用していてもポイントが貯まらないため、とてももったいないです。
また、手続きが完了する前に新しいカードを利用した場合は、それがさかのぼってポイント付与されることはないです。したがって、速やかに変更手続きを済ませておくべきです。
手順を分かっていれば紛失時にもう慌てない
ETCカードが紛失したときにやるべきことについて解説してきました。何をすればいいのか分かっていれば、たとえETCカードを紛失したとしても恐れる必要はありません。慌てずにこちらで説明してきたことを実践してください。そうすれば、トラブルを避けて快適なドライブを楽しめます。