自分にあった住宅ローンを知りたい
人によって、どの住宅ローンがいいのか、選ぶ商品も変わってきます。住宅ローンは金融機関によって商品内容が違うので、自分に最も適している商品を選択しましょう。自分や家族にとって返済を行っていく上で固定型、変動型、何れの金利を選択すればいいのか、またどの銀行の商品があっているのか各種銀行の特徴なども知っておきましょう。
住宅ローンは金利以外にも手数料などを支払う必要があり、手数料等に関してあまりよく知らない方も多いです。抵当権設定の費用や印紙税等の手続きにかかる費用についても深く理解しその上で住宅ローンを選ぶ必要があるのです。
住宅ローンを選ぶときのポイント
住宅ローンも金融機関や商品によって金利、タイプ、手数料など違い画あります。同じようなものだと思って選ぶと後で後悔することもあるのです。特に金利については、固定金利、変動など種類があるのでそれにより支払う金額も違ってきます。金利以外にも金融機関によっては手数料が低い、高いという違いもありますし付帯できる保険に魅力が大きなタイプもあります。
金融機関ごとのポイント、また住宅ローン商品ごとのポイントや特徴をつかむことで、自分がどの住宅ローンを選択すればいいかわかってきます。住宅ローンは長期にわたり返済していくことになるので商品選びはとても重要な要素となるのです。
住宅ローンのタイプで選ぶ
住宅ローンには変動金利型、固定金利選択型、全期間固定金利型という三つの種類があります。変動金利型は一定期間で金利の見直しがありそれによって金利が変わります。金利の見直しは半年ごとに見直しがありますが、金利変動を組み込んでいる返済額については5年ごと、見直しが行なわれます。
固定金利型は借入をする時に金利が決まり、返済終了まで金利額が変動しません。固定金利選択型は契約の時点での金利は一定期間固定、固定期間終了後の時点で金利を固定にするか変動にするかを決めるタイプです。
金利をチェックする
固定金利型では金利をインターネット上で調べることができます。金利タイプ別のランキングなどもネット上で得られるので見ておくと非常に便利です。これから住宅ローンを利用したいという方にとって、金利にチェックは重要なこととなりますので、よく確認し情報を得ておくことが必要です。
手数料を比較する
住宅ローンの手数料には事務手数料や繰り上げ返済手数料など色々あり、実はこの手数料も金融機関によって違います。金融機関が提供してくる住宅ローンの商品によっても違いがあるので確認する必要があります。
ネット銀行での住宅ローンも今注目されていますが、都市銀行と比較するとネット銀行は金利は低い、しかし事務手数料が高いということもあるようです。都市銀行も金利が低くていいように見えて、繰り上げ返済をする時に手数料がが結構高いということもあるので注意が必要です。
手続きの仕方で比較する
住宅ローンは商品やタイプによって手続きも借り入れの際に必要となる諸費用も異なります。手続きの内容が複雑だと用意する書類の数も多くなることが多く、また手数料が高い事もあります。住宅ローンは長期的に付き合っていかなければならないローンとなります。そのため、金利以外でも、自分たちが利用する際の手続きについても確認が必要なのです。
団信に加入できるか
住宅ローンを利用する際に、現在多くの住宅ローン商品で加入を求められるのが団信、団体信用生命保険です。これは万が一、住宅ローン契約者が亡くなった場合や、高度障害となってしまった場合、住宅ローン残りの金額を保証してくれるという保険です。
団信への加入は現在多くの住宅ローン商品で必須条件となっている事が多く、これに加入できるかどうかも問題となります。これに加入できなれば住宅ローンの契約ができないということが多いので、家を買えるか買えないかという問題になってきます。
持病を持っている方等は加入できないことも多いので加入できるかどうかの確認をしておくと安心です。しかし団信に加入できない場合絵も、フラット35などが利用できるので、加入できない場合、住宅ローン商品を変える事も検討しましょう。
比較ポイント | |
タイプ | 変動金利型、固定金利選択型、全期間固定金利型の違いを把握する |
金利 | 金利の違いをインターネットなどで比較する |
手数料 | 事務手数料の違い、繰り上げ返済手数料の違いを理解する |
手続き | 手続きの内容、必要書類などを把握する |
団体信用生命保険 | 加入できるかどうか、条件の確認、他商品の検討 |
条件別おすすめの住宅ローンのタイプ
住宅ローンを契約したいと思う時、自分、またご家族の経済状態によってどのような商品を選ぶべきか違ってきます。頭金を大きく出せる人もいればそれほど大きくないというご家族もいます。
返済に余裕がもてるのかもてないのか、人によって住宅ローンに対する条件が変わってくるのでそれによって商品を選ぶ必要があります。自分や家族の条件によって住宅ローンのタイプを選択するには、自分たちが住宅ローンに何を求めるのか考えることが重要です。
月々の返済額を高くして早く住宅ローンを完了したいのか、また頭金をどのくらい入れることができるのか、それとも返済金額を一定にして安定を求めていきたいのか、深く考えてから比較検討すべきです。
返済額より安心を求めたい
月々の返済額が決まっている方が返済スケジュールを立てやすくなります。変動して低くなればいいのですが、変動によって金利が高くなると返済スケジュールもくるってきます。金利の上昇期にも安定した返済ができる固定型は家計を管理し安心して住宅ローンを支払っていきたい方にお勧めです。
返済に余裕があり借入金額が少ない
返済に関して経済的に余裕があり、借入金額が少ないという場合、変動金利型がいいでしょう。頭金をしっかり入れることができ、返済に余裕がある方や経済に対して勉強されていて、毎月金利が変動するかどうかのチェックができる型も、変動金利型が向いています。
固定金利型と変動金利型か迷っている
金利が低い時に固定金利で高い利息を払いたくない、でも変動にするかどうか迷っているという場合には、一定期間固定金利が利用できる10年固定金利選択型など、金利を選べる時期が来るタイプの住宅ローンがいいでしょう。
最初から固定金利にしてしまうと金利が低くなった時などを考慮し、見直しすることができます。固定金利期間の間に金利に関して勉強し変動について知識を得てからどうするか決めていきたいという方にもおすすめです。
住宅ローンの金利や手数料を比較する方法
住宅ローンの金利や手数料など、金融商品などに詳しい人は住宅ローンを利用する時でも、自分、またご家族の経済状態にあったタイプを選べると思います。しかし金利のこと、手数料のことなどがよくわからないという方は住宅ローンの比較もどのように比較すればいいのか迷うことが多いのです。
金融機関の違いや商品の違いで金利、またそれにかかる手数料も変わってきます。現在は比較する方法がいくつかあるので、住宅ローンという大きな契約をする時に賢く利用しましょう。
ネットで確認する
金融機関によってもローンのタイプ等によっても、手数料、金利などが異なりそれぞれに特徴があります。これをつかむために、インターネットの情報を活用すべきです。インターネット上には手数料の比較や金利などを閲覧できるサイトがあります。そこで住宅ローンを組む前に、金利や手数料を確認し、度の商品がいいか検討すると安心です。
金融機関に問い合わせる
住宅ローンを組むために色々な金融機関や住宅ローン商品の内容を確認しても、よくわからない言葉や疑問点などが出てくることもあるのです。その場合、金融機関に確認の問い合わせをしたり、ネットで調べるなどしてみるといいでしょう。
金融機関の方でも住宅ローン説明会などを行っていますし、営業時間中に銀行等に行って詳しく説明してもらうことも可能です。直接時間をもらって話をすることでその金融機関を利用しなければならないということはありません。気軽にどんどん質問疑問をぶつけ、商品の説明を詳しくしてもらうことも必要です。
住宅ローンの借り換えを考えるタイミングとは
最近はコマーシャルなどでも住宅ローンの借り換えをしませんか?などよく見ます。住宅ローンの借り換えによって返済が楽になる事もあるので、借り換えについて理解しておくことも必要です。住宅ローンの借り換えを考えるタイミングとはどういう時なのか、それに当てはまるなと思う時には、金融機関の借り換えの手続き、特徴などを調べてみるといいでしょう。
月々の返済額が苦しいと感じた時
住宅ローンの返済が苦しいと思う時、例えば仕事が変わり収入が低くなった、奥様が家庭の事情でパートなどをやめて家計が厳しくなったなどの時、住宅ローンの借り換えを検討する人が多いです。
借り換えをすることで月々の返済が楽になる事がありますし、借り換えによって個人信用情報が低くなるということはないので、返済できない状態になる前に、金融機関で借り換えの相談をしてみるといいと思います。
金利の上昇が考えられる時
変動金利型の場合には、金利上昇期になると返済額が多くなります。通常、景気がよくなると金利が上がっていくため、景気の動向を見て借り換えを考える事もできます。変動金利型で金利が上がってもそれほど大きくない場合は家計への負担も少ないのですが、大きくなるとかなりの負担になるはずです。
金利が上がり始めてこのまま景気のいい状態が継続しそうという時には、借り換えのタイミングとして考慮してみてもいいでしょう。
金利優遇期間の終了が近づいた時
住宅ローンの中には金利を一定期間優遇して安くしてくれるプランもあります。一般的に3年、5年などの一定期間中、金利が安く設定されます。しかしこの期間が終了すると金利が高くなるので家計を直撃する事もあるのです。
この場合、このい邸機関が終わる前に借り換えを検討し、有利になるようなら借り換えするタイミングと考えて、一定期間前に借り換えができるように考えます。
おすすめの住宅ローンの紹介
金融機関によって住宅ローン商品も数多くあり、それぞれに特徴を持っています。金融機関でも住宅ローン商品がいくつかあるので、商品による違いも検討しなければなりません。現代、契約する人が多い魅力の住宅ローン、お勧めできる住宅ローン商品を紹介します。
固定金利型を選びたい人におすすめの住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行の固定金利20年引下げプランはとてもお得な住宅ローンです。金利は年1.35%、変動金利型と固定金利型を選ぶことができる商品となっています。変動金利も固定金利も金融業界の中で最低水準となっているのは大きな魅力です。
また全疾病保障、がん診断給付金特約など住宅ローンを利用することで無料契約ができるのも魅力といわれています。住宅ローン契約時には結構な手数料を取られることもありますが、住信SBIネット銀行の子の商品は印紙代2万から6万という額が必要なしとなっているのでかなりお得な商品です。
変動金利型を選びたい人におすすめのじぶん銀行
住宅ローンでも変動金利型にしようと決めている人なら、じぶん銀行の園期間引き下げプランがおすすめです。新規借り入れ、借り換えの時にも低金利で利用できるプランとなっています。
また住宅ローンの契約手続きは結構面倒なことですが、じぶん銀行の場合、契約手続きをネットによって完結できるというメリットがあるのです。原則、契約書の記入、捺印が不要で申し込みから最短10日で契約できる商品はかなり人気があります。
固定金利型選択型を選びたい人におすすめのイオン銀行
住宅ローンでも安定した返済ができる固定金利型、選択型を選ぶつもりという方にお勧めできるのがイオン銀行の当初固定金利プラン 手数料低率型がおすすめです。このプランは、固定3年金利なら金利が0.43%という低金利です。
イオン銀行インストアブランチ、若しくはインターネットから申し込み、相談ができるのも便利といわれています。金利を少し上乗せすることによって8疾病保障、がん保障特約を付けることもでき、安心も手に入れることができます。イオン銀行ならではの特典として、イオンでのお買い物が「毎日」5%オフというのも魅力となっている商品です。
手続きを簡単に済ませたい人におすすめの住宅ローン
とにかく手続きが面倒ということも住宅ローンでよく聞く話です。書類が多く記入する、捺印するということもかなり多くなり、不備があるとまた提出に行く必要がある、実に面倒です。大きな金額の契約となるので仕方がないことですが、こうした面倒なことがいや、手続きを簡単に済ませたいという人にお勧めの住宅ローン商品を紹介します。
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行では、住宅ローンの契約について原則、署名、押印などが必要なく手続きの面倒がありません。がん保険への加入など他のサービスも利用できることも注目の要因となっています。
また契約する時に印紙代が数万かかるのが一般的ですが、この住信SBIネット銀行の場合、印紙代が不要というメリットもあるのです。印紙代は2万から6万くらいと結構掛かるものなので、印紙代が不要というメリットはかなり大きいです。
じぶん銀行
じぶん銀行も魅力的な住宅ローン商品が多数ありますが、全期間引下げプランならよりお得に利用できます。契約手続きについてネット上で完了するという手続きに面倒がない事でも注目されています。
原則契約書の記載や捺印が不要でさっと契約できるのが利点です。申し込みから契約までの期間が住宅ローンで10日くらいというのはかなり早いです。
店舗で直接相談がしたい人向けの各地方銀行
現在暮らしている地域、またこの先住まいとなる地域にある各地方銀行で契約したいという人も多いです。地元の金融機関を利用するなら気軽に相談しに行くことができますし、契約に行く時にも楽です。
大手都市銀行なども魅力がありますが、店舗数が少ない等がデメリットとなっていますし、ネット銀行の場合、手続きなどが楽というメリットがありますが、店舗を持っていない金融機関なので直接相談できないというデメリットがあるのです。
実際に相談に行き、細かく商品の紹介を受けたい、疑問質問を明らかにしたいという人には地域の各地方銀行の利用もおすすめです。
手数料を抑えたい人におすすめの新生銀行
住宅ローンの契約に関しては手数料がかなりかかるという印象を持っている方が多いです。しかし新生銀行のパワースマート住宅ローンの場合、保証料やコントロール返済手数料、また団体信用生命保険、さらに一部繰り上げ返済の手数料などが無料となるのでかなりお得です。
団信に加入できない人におすすめのフラット35
例えば持病を持っていて団体信用保険に加入できないという場合、住宅ローンを組めないのかと不安になってしまいます。しかし団信への加入が必要ないフラット35などがあるので安心してください。
フラット35は団信に入ることができない人も利用できる知名度の高い住宅ローンです。この商品の場合、民間金融機関の融資した住宅ローンを住宅金融支援機構というところが譲り受ける形の商品です。譲り受ける時に裏付けとして資金調達を行うことで、団信への加入が不必要となっています。
またフラット35の場合、省エネ住宅や耐震性を持っている住宅が利用できるフラット35S、リフォームなどによって中古住宅の住宅機能性をアップした場合に利用できるフラット35・リノベなど様々な商品があります。保証料や繰り上げ返済手数料が無料という点も注目です。
フラット35を扱っている金融機関はかなり多いのですが、その中でも取り扱いが多いのがARUHIです。専門スタッフに直接相談できる、全国各地に店舗がある、また審査が早く最短当日審査結果が出るのも大きな魅力となっています。
住宅ローンは自分に合ったものを選ぶことが大切
住宅の購入は一生の中で最も大きなお買い物となります。車よりもずっと高いお買い物で長いローンを組むのが一般的なので、住宅ローンをどのようなものにするのか、これは非常に多いな問題です。返済方法や金利、手続きや申し込みなど、色々な面で検討が必要となります。
住宅ローンの返済期間は20年、30年ともなるものなので、後悔がないように住宅ローン商品の内容をしっかり確認し、また途中、見直しのタイミングで返済がより楽になるように借り換えを検討する事も考えていくべきでしょう。
自分、またご家族の経済状態にあった商品を選択できれば、無理のない返済ができ、住宅ローンの返済に困ることも少なくなります。マイホームを持つという夢をかなえるためにも、住宅ローン商品に詳しくなっておくことは必須です。