筋トレ後に感じる眠気の正体を知り効果的なトレーニングを

筋トレ後に感じる眠気の正体を知り効果的なトレーニングを

2019.02.15

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筋トレの後の眠気について

筋トレをした後に眠気を感じてしまう方がいるかもしれません。眠気が生じてしまうと、その後に何もできなくなってしまうため困ってしまいます。筋トレ後に眠気が生じる原因はいろいろあります。こちらではどうして眠気が生じるのかその原因を説明したり、眠気を克服するための方法についてまとめました。

筋トレ後の眠気の原因

どうしても筋トレをした後に眠たくなってしまう方がいます。こちらでは筋トレ後の眠気について、考えられる原因を列挙しました。それぞれについて詳しくみていきましょう。

筋トレによる疲労

そもそも筋トレに限らず人は激しい運動をしたあとには疲れて眠たくなってしまうものです。筋トレをすると疲労物質がどんどん溜まってしまいます。その物質を排出することによって、壊れてしまった細胞を修復させることができるのです。細胞の修復のためには休息が必要であり、そのために眠気が生じてしまうのです。

したがって、眠気が生じるのはこれ以上身体を動かしてはいけないというサインだと分かります。筋トレ後に眠たくなるのはとても自然なことなのです。そこで眠気を我慢すると身体にどんどん疲労が蓄積してしまい、疲労がいつまで経っても回復されなくなってしまいます。

筋トレは普段とは異なる動きをします。普通に生活を送っていたときには考えられない動作をするため、それはとても大きな疲労につながるのです。筋トレ後はきちんと休みましょう。

糖分が不足する

筋トレをする際には大きなエネルギーを必要とします。そのエネルギーはグリコーゲンを分解することによって生み出します。グリコーゲンはブドウ糖を摂取したときに体内に蓄えられる際の形態のことです。筋トレによって、体内に蓄積されたブドウ糖がどんどん消費されてしまいます。

そして、人間は脳を働かせるためにもブドウ糖が必要となります。もし激しい筋トレをして、きちんと糖分を摂取していないと、脳を働かせるためのブドウ糖が不足してしまいます。この状態が続いてしまうと眠気が襲ってきて、体が脳を休ませようとするのです。

激しい筋トレをしたあとにきちんとエネルギー補給のための食事をしないと眠気が生じるのです。

副交感神経が優位になる

人間は自律神経によって体調を整えています。自律神経には交感神経と副交感神経があるのですが、交感神経は活動のための神経とされています。したがって、筋トレをしている際には交感神経が優位に働いている状態となるのです。そのため、筋トレ中は眠気を感じてしまうことはありません。

しかし、筋トレを終えると副交感神経へと急激にシフトされてしまいます。そのときには血圧や体温、心拍数が下がってしまうのです。その結果として、強い眠気におそわれてしまうことがあります。体をリラックスさせようという作用が急激に起きてしまうため、それに脳が強く反応してしまい、寝ようとしてしまうのです。

成長ホルモンの影響

筋トレによって筋肉を酷使することによって、成長ホルモンの分泌が促進されます。これは筋トレで血中の乳酸濃度が上昇してしまい、それによってペプチドホルモンが分泌されるのですが、これが成長ホルモンなのです。

成長ホルモンは過度な運動をしたり、低血糖状態だったり、睡眠時に分泌されるものです。特に睡眠については、成長ホルモンによって深い睡眠が誘発されるのです。したがって、筋トレによって成長ホルモンが出てしまうと、その作用によって強い眠気が生じてしまうのです。

寝ているときに熟睡しようとするときと同じような物質の分泌が筋トレ後に行われてしまっているのです。よく運動をして疲れたあとに熟睡できるのは、こちらの成長ホルモンと乳酸の関係によるのです。

体温が急激に低下する

筋トレをして体を動かしていくとどんどん体温が上昇してしまいます。これは運動をしているときに交感神経が優位となり、血管が拡張されて血液量が増加するためです。これによって、筋肉に酸素を供給することができるため、激しい運動も可能となるのです。その結果として体温が上昇するのです。

そして、運動を終えると副交感神経が優位になるため、血管は元の状態に戻り血流も通常の状態になります。筋トレで体を動かしているのを急にやめてしまうと、体温が急に下がってしまうのです。クールダウンの運動を取り入れると体温を徐々に下げることが可能です。

体温が下がるということは寝るときの反応と同じであり、脳が寝ようとします。

筋トレ後の眠気を抑える方法

筋トレ後もまだ起きていたい場合は多いでしょう。そもそもジムで筋トレをする方が多いため、そこで眠たくなってしまうと困ります。眠気を抑えるための方法について紹介しましょう。

カフェインを摂る

眠気覚ましにコーヒーやお茶を飲むと効果的であることはよく知られています。これらの飲料にはカフェインが含まれており、この物質の作用によって眠気が覚めるとされているのです。

カフェインの効果としては中枢神経を興奮させることができます。その結果集中力を高めることができるのです。したがって、カフェインは筋トレ後だけではなくて、筋トレ前にも効果的でしょう。筋トレする前にカフェインを摂取することで筋トレに集中できるようになります。

カフェインは神経の作用を高める効果があります。筋肉を動かすためにも当然筋肉はとても重要です。さまざまな神経が筋肉の動きをコントロールしているからです。カフェインを飲むことによって、筋トレの際のパフォーマンスを向上させることができます。

糖分を摂取する

筋トレをして眠たくなるのは、脳を働かせるための糖分が不足しているからです。本来、脳に使われるはずだったエネルギーが筋トレで消費されてしまうと、脳がそれ以上起きていられなくなります。そこで筋トレをする前や筋トレ中にもどんどん糖分を摂取することは推奨されています。

ただし、筋トレ中に何かを食べるのは運動の妨げとなってしまいます。そこで、効率よく糖分のみを摂取して、胃腸に負担をかけないものが糖分摂取に望ましいです。そのような食品としてチョコレートはおすすめです。チョコレートは口の中ですぐに溶けて、たくさんの糖分を補給することができます。

これから筋トレをする際にはチョコレートをいつでも食べられる状態にしておきましょう。たとえば疲れを感じたときにはチョコはとても効果的です。

筋トレ後の急激な体温の低下に対処する

激しい運動をしていて、それをすぐにやめてしまうと体温が低下してしまいます。そこでクールダウンとしてストレッチをしましょう。そうすれば、体温を徐々に下げていくことができるのです。

また、運動をしているときには汗をたくさんかきます。筋トレであっても大量の汗をかくかたは多いでしょう。汗とは体温を下げるという働きがあります。汗が蒸発する際には周りの熱を吸収して気化するためのエネルギーを得ているのです。それに伴って体温がどんどん下がってしまいます。

そのため、筋トレ後にはすぐに汗をふいて、着替えることをおすすめします。筋トレ後にダラダラと休んではいけないのです。

筋トレのメニューを軽めにする

あまりハードな筋トレをしてしまうと疲れてしまいます。全身が疲労することによって、すぐに休みたくなってしまいます。もし栄養をきちんと摂取していたり、クールダウンのストレッチをしたり、汗もふいているのに眠たくなるならば、筋トレがハードすぎる可能性が高いです。

どの程度の筋トレがハードであるのかは個人差があります。自分に合ったきつさの筋トレをすることが大切なのです。どうしても筋トレ後の眠気がなくならないならば、一度筋トレのメニューを見直してみることをおすすめします。ハードな筋トレを続けると怪我をしてしまう可能性もあるため注意しましょう。

仮眠をとる

眠気が生じたならば、寝てしまえばいいのです。そうすれば体を休めることができるため、眠気をなくすことができます。熟睡する必要はなく、ちょっとした仮眠を取るだけでも十分効果を発揮できるのです。時間としては15分から30分程度で構いません。そうすれば疲労回復ができて、その後にしっかりと活動することができるでしょう。

たとえば筋トレ後にも仕事をしたいときには、しっかりと仮眠を取ることをおすすめします。そうすれば、仕事をする際に疲れが残っていない状態となり、仕事の効率を高めることができます。

筋トレ後の眠気には筋トレ前に対処しよう

筋トレをしたあとの眠気は、筋トレをする前の対処によって解決できる問題です。しっかりと栄養を摂取しておいたり、カフェインを摂取したり、筋トレのメニューを見直してみましょう。さらに筋トレ後には仮眠を取ったり、体温が急激に下がらないようにストレッチをしてください。こちらで紹介してきた対処法を実践しましょう。

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