ダイソンの高性能布団クリーナーの違いとは
毎日使っている布団には、ダニやほこり、ハウスダストなどが潜んでいる可能性があります。アレルギーなどを引き起こす原因にもなりますので、外に干して太陽にあててきれいにしたくても、住宅事情や花粉、空気の汚れなどで干せない環境にいる方もいると思います。そんな場合には、布団クリーナーの利用がおすすめです。
布団クリーナーとは、掃除機をかけるように、布団の上をクリーナーで吸引することで、布団に潜むダニやほこりをスッキリ除去してくれる優れアイテムです。近年、布団を清潔に保てるとのことで、子供のアレルギー予防や、外に干したくても干せないという方に人気の商品となっています。
ここでは、今話題のダイソンの高性能布団クリーナーについて紹介したいと思います。これから購入される場合には、旧型から新型の商品それぞれの商品の特徴、比較を通して、購入前にダイソン布団クリーナーの良さをきちんと理解しておくことで、納得して購入することに繋がります。
ダイソンの布団クリーナーや掃除機の特徴
日本でも高い人気を誇るダイソンの布団クリーナーの特徴について紹介します。ダイソンの布団クリーナーが、これほど高い人気がある理由についても解説します。布団クリーナーの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
吸引力の評価が段違い
子供がいるご家庭では、ほこりやダニ、花粉や汚れなどが布団に潜んでいると、アレルギーなどを引き起こす恐れがあるため、布団クリーナーを購入される方が年々増えています。ダイソンの布団クリーナーは、その不安の元となるダニやホコリ、花粉などのハウスダストをしっかり除去できると高い評価を受けています。
その高評価の理由は、ダイソン自慢の吸引力にあります。布団に潜む細かいハウスダストだけではなく、通常の大きなゴミまでしっかり吸引するパワーがありますので、アレルゲンの危険性となる原因を見事なまでに吸い取ってくれます。
男性が使いやすい重さに設計されている
吸引力に定評があるダイソンの布団クリーナーですが、男性が布団掃除に利用しやすい重さに設計されており、本体の重さは約2kg弱となります。持ちやすい形状にデザインされていることもあり、男性が布団掃除に使うだけであればほとんど疲れることなく利用することが可能です。
適度な音
ダイソンの布団クリーナーには、通常モードと強モードがあり、吸引の強さを選ぶことができます。ハウスダストをしっかり吸ってくれる布団クリーナーの音については、うるさすぎることはありませんが、静かという程でもありません。音が出てしまうのは強力な吸引力の証とも言えますが、アパートなどで夜中に使用するのは避けた方が無難と言えます。
V6シリーズでポストモーターフィルター採用
ダイソンの布団クリーナーは、発売以降少しずつモデルチェンジを行っており、より強力に、より使いやすく改良が続けられています。旧モデルDCシリーズから一新されたV6シリーズ以降も、多くのラインナップが展開されていますが、V6以降からはDCシリーズよりも排出される空気が綺麗になったという大きな改良点があります。
これは、V6シリーズからポストモーターフィルターが採用されたためで、V6シリーズからの大きな魅力となっています。ポストモーターフィルターは、空気清浄機でも使われる程の高性能フィルターで、吸引した空気の排出時にフィルターを通すことで、0.3ミクロンのハウスダストまでしっかり除去してくれます。
各モデルの特徴を解説 新型から旧型まで徹底網羅
ダイソンの布団クリーナーを、旧型から新型まで歴代モデルの特徴を紹介します。それぞれに特徴があり、マイナーチェンジや改良を繰り返し常により良い商品が開発されています。どのように変化をとげているのかを知ることで、現行のモデルの良さをより深く理解することができます。なお、注意点としては、公式オンラインストアにおいて、V6以降のモデルのみ購入可能となっています。
ハンディクリーナーとして登場 DC16シリーズ
初期のダイソン布団クリーナーは、充電式のハンディクリーナーとして登場したDC16シリーズになります。DC16シリーズは、携帯用のハンディクリーナーの中では異例のパワーを誇り、種類は3つとなります。
初期の製品は、ダイソン製のコードレス掃除機から床用ヘッドや延伸管を取り除き、代わりにハンディタイプのミニヘッドといくつかのノズルを付属して販売したシリーズとなります。つまり、通常の掃除機として絨毯にも利用できるパワーを持ち、他の布団クリーナーとは一線を画する商品として名を馳せることになります。
さらに小さく使いやすくなった DC31シリーズ
DC16シリーズの後に登場したDC31シリーズは、DC16シリーズに比べてさらにコンパクトサイズになり、操作性が向上、使いやすさがアップしたシリーズとなります。小型化と軽量化を実現したDC31シリーズは、以前ではハンディクリーナーと呼びづらいほど重量感があったDC16シリーズよりはるかに軽くなり、持ち運びにも便利なサイズとなっています。
一回りほど小さくなったように見えますが、取っ手の上部がかなりスリム化されています。また、ダイソンが開発したDDMv2と呼ばれるモーターが搭載され、パワー効率のアップも実現しています。
ついに布団用ヘッドが付属に DC34シリーズ
次に登場したDC34シリーズは、DC31からのマイナーチェンジモデルとなります。前のDC31シリーズに比べて、通常モードの稼働時間が10分から15分に伸びたことが大きな違いとなります。布団掃除の際、途中で切れてしまうとまた充電を待つ必要がありますので、5分の増量は大きな改良と言えます。
また、壁掛け用の収納台が付属となり、機能性もアップしています。さらに、床掃除用ヘッドと延伸管も付属するようになり、ハンディとスティックの両用タイプの基本モデルが誕生したことになります。
吸引力がさらに上がった DC61シリーズ
DC61シリーズの特徴は、前シリーズに比べて吸引力が1.5倍にも強力になった点です。強モードを使用すると、吸込仕事率が100Wとパワフルで、当時強力とされた他社製品でも32Wだったため、ダイソンの布団クリーナーDC61シリーズは、その3倍以上という驚異的なパワーを誇ることになります。
さらに、稼働時間も15分から20分に増加されているのも大きな変化と言えます。DC61シリーズには、モーター式回転ブラシが内臓され、脱着できるコンビネーションノズルも備わっており、先端のブラシを変えて利用することが可能になります。
フィルターを改良 V6シリーズ
それまでのDCシリーズを一新したV6シリーズが登場し、DCシリーズは旧モデルという扱いになります。強力な吸引力は100Wとそのままに、フィルターに高性能フィルターが使用されるようになった点が大きな違いとなります。このフィルターはダイソンが開発したHEPAフィルターと呼ばれ、排出される空気がより綺麗になって排出されます。これにより、家庭用の空気清浄機レベルのフィルターが採用されたことになります。
また、運転音も改善され、使いやすさがさらに向上しています。サイクロン部には、大きなサイクロンと、ゴミと空気を分離する遠心力を高める小さなサイクロンを複数備えた二段式となり、ゴミを強力に分離することを実現しています。
最長30分利用可能に V7シリーズ
2017年に登場したV6シリーズの後継であるV7シリーズには、ハンディタイプとスティックタイプの2種類があります。V6シリーズとの違いについては、モーター部をメインに改良されており、吸引力のアップ、さらに音の軽減を実現しています。また、最長稼働時間が20分から30分と大幅に伸び、より使いやすくなっています。
大きな目玉となるような変更はされていませんが、使いやすさを考えて、細かい改良がされているのが特徴的です。ダイソンの布団クリーナーは、「布団クリーナー」という名前ではありますが、ヘッドを付け替えることで、布団以外もしっかりと掃除することが可能です。
ダイソン布団クリーナーの性能をモデルごとに比較
ダイソン布団クリーナーのそれぞれの商品を紹介したところで、モデルごとに性能比較してみたいと思います。吸引力や稼働時間、採用されているフィルター、トリガースイッチの重さにいたるまで、どのように変化しているかを確認できます。通常、布団クリーナーは販売すればそこまでこだわってモデルチェンジが行なわれることはありません。ダイソンの布団クリーナーに対する実力や性能を再認識できるよい機会と言えます。
各モデルの吸引力比較
各モデルの吸引力を比較したものを表にまとめています。
モデル | DC16 | DC31 | DC34 | DC61 | V6 | V7 |
吸引力[強/通常] | 36W | 65/38W | 65/28W | 100/28W | 100/28W | 向上 |
吸込仕事率からDC16シリーズからDC31シリーズは飛躍的に吸引力がアップし、さらにDC61になると他社製品の3倍近い吸引力となる100Wを実現しています。V6シリーズからV7シリーズの改良でも、モーターがデジタルモーターV7を採用したため、吸引力がさらに強くなっています。
ダイソンの布団クリーナーといえば、吸引力のすごさが有名ですが、パワフルな吸引力で、布団の中に潜む様々なハウスダストをしっかりと吸い込み、アレルギーの原因となる要素を取り除いてくれます。特に小さなお子さんがいるご家庭では、肌に直接あたる布団ですので、ハウスダストの心配も大きいと思います。ダイソンの布団クリーナーで掃除をすることで、安心して寝かせることができます。
各モデルの最長稼働時間比較
各モデルの最長稼働時間を表にまとめています。
モデル | DC16 | DC31 | DC34 | DC61 | V6 | V7 |
最長稼働時間 | 10分 | 10分 | 15分 | 20分 | 20分 | 30分 |
DC16・DC31シリーズは10分、DC34シリーズになると5分増加して15分、DC61・V6シリーズは20分、さらにV7シリーズになると30分にまで伸びていることがわかります。布団クリーナーは、子供がいるご家庭はもちろん、一人暮らしの単身者にもおすすめの商品です。
一人暮らしだと、わざわざ掃除機を購入せず、ワイパーなどで済ませる人も少なくありません。ただし、ホコリが溜まったり、掃除機があればと思う機会はたくさんあるはずです。ダイソンの布団クリーナーであれば、布団クリーナーだけではなく、掃除機としても活躍しますので、1つで2役こなしてくれる便利なアイテムとなります。
各モデルのトリガースイッチの重さ比較
各モデルのトリガースイッチの重さを表にまとめています。
モデル | DC16 | DC31 | DC34 | DC61 | V6 | V7 |
トリガースイッチの重さ | 重い | 重い | 重い | 軽い | 軽い | 軽い |
ハンディクリーナーのトリガースイッチとは、指で引いている間だけONになる仕組みのスイッチのことです。使いたい間のみスイッチを入れることができ、電気を無駄に使い続けるのを防ぎ、節約効果が期待できます。各モデルで比較すると、DC16・31・34シリーズは重め、DC61・V6・V7シリーズは軽めとなっています。
トリガースイッチが重いと、5~10分と掃除していると、トリガーを引いている指が疲れてきてしまいます。ダイソンでは、このトリガースイッチにも着目し、DC61シリーズ以降改良されたため、ほとんど力を入れなくてもスイッチをONにすることができる軽さとなり、より使いやすさに磨きがかかっています。
各モデルのフィルターの性能比較
各モデルのフィルターの性能について表にまとめています。
モデル | DC16 | DC31 | DC34 | DC61 | V6 | V7 |
フィルター | 標準品 | 標準品 | 標準品 | 標準品 | HEPA | HEPA |
DCシリーズは全て標準品が装備され、V6シリーズ以降はHEPAという高性能フィルターが採用されています。HEPAフィルターはポストモーターフィルターと呼ばれ、部屋の空気よりも綺麗な空気が排出されると当時話題になったフィルターです。空気清浄機にも使用される高性能なフィルターを通すことで、綺麗な空気をクリーナーから排出できるという仕組みになっています。
ダイソンの布団クリーナーは掃除機としても使えるか
ダイソンはもともと、掃除機メーカーとして世界的に有名です。この布団クリーナーに関しても、掃除機として兼用できると先にも述べていますが、本当に掃除機として機能するのか紹介したいと思います。布団クリーナーのみならず、掃除機としても十分機能するのであれば、わざわざ掃除機を買う必要もありませんので非常に便利です。
ダイソン布団クリーナーは小型クリーナー兼用
ダイソンの布団クリーナーは、小型クリーナーとしても兼用できるとうたわれています。実際、吸引力を見ても、他社の追随を許さない強力なパワーがありますので、小型クリーナーとしても使用することが可能です。特に、V7シリーズ以降の新モデルであるV8やV10になると、コードレス掃除機になっていますので、ハンディクリーナーとしても十分過ぎる程の役割を果たしてくれます。
コードレスになることで、動作領域も格段に広がり、微粒なハウスダストをしっかり吸い取りながら、綺麗な空気を排出してくれます。一人暮らしやマンション暮らしのご家庭であれば、ダイソンの布団クリーナーを使用して部屋掃除も済ませることが可能です。
車内清掃にも使えそうという口コミも
ダイソンの布団クリーナーは、新モデルになるとコードレス化されていますので、使いやすく、車内の清掃にも役立ちそうという意見も見受けられます。ハンディクリーナー兼用型のダイソン布団クリーナーは、このように部屋だけではなく、携帯用のクリーナーとして様々な場所で活躍が期待されています。
なお、ダイソンの布団クリーナーに付属するヘッドについては、グレードによって異なりますので、公式サイトにあるV7のグレード別ヘッドを参考にしてください。自動車用のグレードもありますので、車内清掃から布団掃除まで幅広く使いたい方におすすめです。
ダイソン以外の布団クリーナーとの違い
ダイソンの布団クリーナーをフォーカスしてきましたが、他社製の布団クリーナーとの違いについて紹介します。布団クリーナーの購入を検討されるなら、スペックの高いダイソンの布団クリーナーを、他社製と比較し、きちんと特徴について理解することが大切です。
ダイソン布団クリーナーの価格は他メーカーより高め
ダイソンの布団クリーナーの価格は、他の有名な布団クリーナーメーカー商品に比べると1万円程度高い価格帯となっています。ただし、それだけ高性能なスペックを備えていることになりますので、機能性を重視する方にはダイソン製の布団クリーナーをおすすめします。
紙パック方式のパナソニック
布団クリーナーには、紙パック方式、フィルター方式、サイクロン方式の3タイプの集塵方式があります。紙パック式を採用しているものとしては、パナソニックのクリーナーが有名です。ダイソンの布団クリーナーは、サイクロン方式を採用しており、ゴミが溜まっても吸引力が落ちない点がメリットで、紙パックも不要としてサイクロン方式が最もおすすめの方式と言えます。
大手家電メーカーはケーブル付きが多い
布団クリーナーの選び方として、充電式のコードレスか、ケーブル付きかで判断する方法もあります。コードレスは持ち運びも便利で、操作性はケーブル付きに比べ格段に上になります。ただし、充電時間に数時間必要としますので、使いたい瞬間に充電されていないと使えないこともあります。日立などの大手の家電メーカーの商品は、ケーブル付きのものが多いようです。
レイコップは布団叩き機能付き
布団クリーナーには、レイコップ製品のように布団を叩く機能付きの商品もあります。物干しで布団を干したようにできますので、吸引式よりも優れているようにも見えますが、集塵能力によりますので、どちらがいいという判断には繋がりません。
各モデルの違いを理解して購入しよう
ダイソンの布団クリーナーについて、旧シリーズであるDCシリーズからV7以降の新モデルにいたるまで、性能を比較しながら特徴を紹介しました。ダイソンの商品は改良を重ねて常に進化していますので、より使いやすく、性能も格段にアップしています。各モデルの違いや良さをしっかり理解して商品を購入することが大切です。