ホンダのフィットを知ろう
フィットはホンダが2001年(初代と呼ばれています)から生産・販売している小型自動車です。様々なバリエーションがあり、まずガソリン車とハイブリッド車に分かれていて、その上で5ドアハッチバック、ハイブリッドカー、4ドアセダン、5ドアワゴンなどがあります。
Honda SENSINGが乗せられているバージョンもあります。あなたはどれがお好みでしょうか。
フィットの特徴
安全運転支援システムのHonda SENSINGが歩行者や先行車への衝突を事前に教えてくれます。Honda SENSINGが搭載されているバージョンがあるところが特徴の一つです。
ガソリン車とハイブリット車の両方がある
フィットは販売価格が安いガソリン車と、燃費性能が高いハイブリッド車の2タイプから選択することができます。
ハイブリット車は、燃費は良いけれども購入の際の販売価格がガソリン車に比べて約30万円くらい高いです。年間走行距離が多い人は、トータルで考えるとハイブリット車の方が良いですが、年間走行距離が多くない人はガソリン車の方が安く活用できます。
安全性に優れている
フィットには、安全運転支援システムのHonda SENSINGが搭載されています。Honda SENSINGとはミリ波レーダーと単眼カメラで、クルマの前方の状況を認識して、ブレーキやステアリングの制御技術と協調し、事故回避を支援してくれる、以下のような先進技術です。
- 2017年にはホンダセンシング搭載車の販売が月間平均5万台以上と、前年同期に比べて倍増。それを受けて2018年モデルにおける搭載率は69%に達しました。
- 2018年、北米ホンダはホンダセンシング搭載車の米国での累計販売台数が100万台を超えたと発表しました。
- ホンダは2022年までに米国で販売する全ての四輪車について、ホンダセンシングの標準装備化を目指しています。
「Honda SENSING(ホンダセンシング)」とは
「ホンダセンシング」は本田技研工業が2014年に開発・発表した先進安全運転支援システムです。 高精度のミリ波レーダーと単眼カメラによって歩行者や車を認識して、衝突事故を未然に防ぎます。
2015年2月に発売された5代目「レジェンド」への搭載を最初に、「オデッセイ」や「ステップワゴン」などホンダの基幹車種に続々と導入している「ホンダセンシング」ですが、その実態はどのような物なのでしょうか?
ホンダセンシングの9つの機能
�@衝突軽減ブレーキ(CMBS) 衝突軽減ブレーキは、ミリ波レーダーと単眼カメラで歩行者・車両などを感知して、衝突する危険がある時はブザーとディスプレイ表示、ステアリングの振動で警告します。間に合わない場合は、自動で強力なブレーキをかけて車を強制的に停止させます。
夜道や雨の日、霧の日でも、高感度かつ高精度な「ホンダセンシング」にとっては関係ありません。 晴れた日と同じように、「ホンダセンシング」は間違いなく作動します。
�A誤発進抑制機能 誤発進抑制機能は、前方に障害物があるときにアクセルを踏んだ場合、急発進を防ぐ機能です。 アクセルとブレーキを踏み間違えて、建物に突っ込む可能性のある事故も防ぐことができます。
�B先行車発進お知らせ機能 先行車発進お知らせ機能は、前の車が発進したことをブザーやディスプレイ表示で知らせます。 信号待ちや渋滞につかまったとき、役立つ機能です。
�C標識認識機能 標識認識機能は、走行中に単眼カメラで道路標識を認識し、ディスプレイに表示してくれます。 うっかり見落としても、機械は見逃しません。
�D車線維持支援システム(LKAS) 車線維持支援システムは、単眼カメラで車線を認識し、車線の中央を走れるようにステアリング操作の支援をします。それでも車線を外れそうになると、ディスプレイ表示とステアリングの振動で警告してきます。
�Eアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC) アダプティブ・クルーズ・コントロールは、アクセルを踏まなくても、一定速度を保ち、自動で走行する機能です。適切な車間距離を保ちながら、前を走る車を追走します。
�F路外逸脱抑制機能 路外逸脱抑制機能は、車線維持支援システムの延長機能です。車線を外れそうになると、警告の他にステアリング操作も自動制御することで車線に戻そうとします。警告しても駄目なときは、ブレーキも自動で動きます。
�G歩行者事故低減ステアリング 歩行者事故低減ステアリングは、10〜40km/Lの速度で車線から外れ、路側帯の歩行者に衝突しそうになったときに、ブザーとディスプレイ表示で警告を出します。それでも間に合わない場合は、ステアリングを自動制御して衝突を防ぎます。ホンダはこのシステムを世界で初めて搭載しました。
�H渋滞追従機能付ACC 渋滞追従機能付ACCは、0km/hから約100km/hで作動する機能です。 高速道路や自動車専用道路などの急なカーブや加減速の繰り返しが少ない場面で活躍します。
このように画期的なHonda SENSINGですが、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。
気になるホンダセンシングの評価は
「ホンダセンシング」への評判は、アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)や車線維持支援システム(LKAS)等が好評のようです。
衝突軽減ブレーキや歩行者事故低減ステアリング等の機能は、実際に事故を起こしそうにならないとその効果はわかりませんが、事故を起しそうになる前に、ブザーやディスプレイ表示で警告をしてくれるので、予防安全性能は信頼できるようです。
ガソリン車のフィットのタイプ
ホンダの重要な屋台骨となるべく開発された「3代目 フィット(通称 フィット3)」。初代からどのくらいの進化をしたのか、走りや乗り心地を見てみましょう。
基本モデルの13G・F
基本はあくまでガソリン車の「13G・F」。プッシュエンジンスタート、スマートキーシステム採用。プラズマクラスター技術搭載のフルオート・エアコンディショナーが装備されています。CVT搭載タイプで5段MT設定があります。 フィット3のボディーの骨格はもとより、パワートレインからシャシーに至るまで、各部が白紙から設計され直したオールニューの作品と言われています。例えば、従来型比で全長が55mm、ホイールベースが30mm増したのに対し、前後パッセンジャー間の距離は80mm拡大できたというところ。
コンパクト化された新リアサスペンションの採用や、後席用シートベルトリトラクターの設計変更など、なるほど“本当のフルモデルチェンジ”が行えたからこその成果でしょう。
一方で、全幅が1.7m以下に収まったのは、いまなお大きな日本のシェアの影響力に違いありません。「日本で売れるのは、軽かミニバンかハイブリッド専用車」——そんな“定説”に一石を投じる開発の姿勢も、フィット3からは垣間見えます。
快適装備充実の13G・F特別仕様車コンフォートエディション
13G・Fの装備に追加して運転席と助手席シートヒーター、アームレスト付センターコンソールボックス、紫外線を約99%カットし、赤外線を軽減するガラスをすべての窓に採用しているのが「コンフォート・エディション」です。
ボディカラーは9色から、インテリアカラーは3色から選ぶことができます。
質の高い装備の13G・L Honda SENSING
13G・Fの装備に追加してLEDヘッドライト、LEDフォグライト、アームレスト付センターコンソールボックスが装備されています。また安全運転支援システムのHonda SENSINGの採用もされています。
上質な走りの15XL・Honda SENSING
1.5L直噴エンジンが搭載。本革巻ステアリングホイール、運転席と助手席シートヒーター、プラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナーが装備されています。また、安全運転支援システムのHonda SENSINGも採用されています。
スポーティーなRS・Honda SENSING
6段MT設定のシフトノブは本革巻。スポーツペダルはステンレス製です。内装はスポーティーなブラック×オレンジラインのカラーリングです。外観は大型テールゲートスポイター付でよりスポーティーになっています。
個性的な13G・Modulo style Honda SENSING
デザインに特化したタイプで、内装は黒で統一し高級感を演出してあります。フロントグリルはツヤ黒塗装メッシュを採用しています。専用LEDフォグライト、ステンレス製スポーツペダル、本革巻ステアリングホイールも装備しています。
ハイブリット車のフィットのタイプ
エンジン、トランスミッション、エアコンおよびIMAシステムを協調制御する「ECONモード」は、アイドリングストップ時間の延長やエネルギー回生を増やすことで、実用燃費向上に寄与しています。全グレードともエコカー減税により、自動車取得税&自動車重量税は100%免税(初回車検時の自動車重量税も100%免税)。 ※登録翌年度の自動車はグリーン化特例により概ね75%減税となります。
ハイブリットの基本タイプのHYBRID
内装はニュアンスブラック仕様です。マルチインフォメーション・ディスプレー、エコアシスト、ハイブリット専用セレクトレバーが装備されています。トランスミッションは7速まであります。 今でも中古車で見かけます。まだエンジンのヘタリが少ないので良いと思います。
「HYBRID」は37.2km/Lと、トヨタ アクアのグレード「L」の38.0km/Lに次ぐハイブリッドコンパクトカー第2位の低燃費となっています。
機能の高い装備のHYBRID・F
HYBRIDの装備に追加してプラズマクラスター技術搭載フルオート・エアコンディショナー、LEDドアミラーウインカー、オートリトラミラー、アームレスト付センターコンソールボックスが装備されています。
快適装備のHYBRID・F 特別仕様車 コンフォートエディション
HIBRID・Fの装備に追加して、紫外線を約99%カットして赤外線も防ぐガラスをすべての窓に使用した360°スーパーUV・IRカットパッケージ、運転席と助手席シートヒーターを装備しています。
上質な装備のHYBRID・L Honda SENSING
HYBRID・Fの装備に追加してLEDヘッドライト、LEDフォグライト、安全運転支援システムのHonda SENSINGが装備されています。内装は標準はブラックでオプションでプレミアムブラウン・インテリアがあります。
スポーティーなHYBRID・S Honda SENSING
HYBRID・L Honda SENSINGの装備に追加して、スポーティーフロントバンパー、スポーティーリアバンパー、大型テールゲートスポイラー、パドルシフトが装備されています。16インチホイールが特徴的です。
デザイン重視のHYBRID・Modulo style Honda SENSING
ブラックとシルバーの専用デザインの15インチアルミホイールが装備されています。専用フロントグリルはツヤ黒塗装メッシュタイプを使用し、5連ラインの専用LEDフォグライト、本革巻ステアリングホイールを装備しています。内装は黒で統一しています。
フィットの人気タイプ
おすすめはベースグレードです。ホンダセンシングを付けられないのは痛いですが、170万円を切る車両本体価格で、この燃費、この装備のコンパクトハイブリッドカーを買えるのは、かなりコスパが良いです。
ライバル車のアクアやノートe-POWERのベースグレードと比較してみるとお得さが良く分かります。一番はHonda SENSINGを乗せているタイプです。
ガソリン車は13G・L Honda SENSING
約165万円の価格で、安全運転支援システムのHonda SENSINGが標準装備されていて、LEDヘッドライト、LEDフォグライトが装備されています。安全機能と装備がしっかりしているのでコストパフォーマンスは良い状態です。
ハイブリット車はHYBRID・L Honda SENSING
価格は約208万円です。価格は高めですがハイブリットでの燃費を考えると納得の金額なのです。安全性と機能面では間違いなく良いものです。また、オプションで内装がプレミアムブラウンが選べるというのもメリットです。
自分に合ったフィットでドライブを楽しもう
ハイブリッドあり、Honda SENSINGありのフィット、いかがでしたか。保険のようなものでHonda SENSINGがついていると安心感がありますよね。
どのフィットも値段によってついてくるオプションが違うというだけですから、非常にわかりやすい価格設定だと思います。
お気に入りのフィットで楽しいドライブをしてください。
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