岐阜には大自然をめいっぱい楽しむ大満足のキャンプ場がある
中部地方でも観光スポットが多く、豊かな自然も楽しめる場所が多いのが岐阜県のいいところです。大きな川や山脈もあって、平地や高原、自然公園などもあります。アウトドア派に人気のキャンプ場も多数存在しており、キャンプ可能なときは、大勢のキャンパー達がキャンプを楽しんでいます。
交通アクセスがいいので、中部地方はもちろんのこと、関西や関東からも気軽に足を運べるのがいいところです。岐阜県内にあるキャンプ場の中から、おすすめスポットをいくつか紹介します。
岐阜は自然の魅力がいっぱい
岐阜県の魅力を知れば、キャンプもより楽しくなります。広大な自然を満喫したい人にもおすすめの場所です。キャンプ場を選ぶ際は、周囲のスポットなどもチェックしておきましょう。
雄大な自然を楽しめる
日本地図を見たとき、岐阜県はちょうど真ん中辺りにあります。北部は飛騨の山脈地帯、南部(美濃地方)は濃尾平野、長良川中流域は日本の名水百選に選ばれるほど。岐阜といっても範囲が広く、北部に位置する飛騨地方と、南部に位置する美濃地方に分かれています。
同じ県内でも北部と南部では標高も異なり、寒暖の差も大きくなることを覚えておいてください。飛騨地方は冬になると氷点下まで冷え込み雪もたくさん降ります。10月下旬には朝晩の冷え込みも激しくなり、上着がないと寒くて凍えそうになることも珍しくありません。4月くらいまで朝晩は冷え込むので、雪がなくても防寒対策が大切です。
美濃地方は山間部と平野部に分かれていて、各エリアでも環境が変わってきます。山間部でも盆地地形となっているため、夏は暑く冬は厳しい寒さとなります。山間部では冬になると雪が降るので、キャンプには適しませんがスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しめます。
ダイナミックな水遊びや探検ができる
岐阜県内には、さまざまなアクティビティも豊富に揃っています。飛騨山脈の地形を利用してパラグライダーで空中散歩を楽しんだり、長良川ではラフティングやキャニオニングしたり、気が遠くなるような長い年月をかけ、自然がコツコツと作り上げた鍾乳洞でケイビングを楽しむことも可能。
スポーツが苦手な人は、岐阜の名産品としても知られる美濃焼陶芸体験や、鍛冶場での侍ナイフ作り体験もできます。県内には国の重要文化財やユネスコの世界遺産に登録されている、白川郷・五箇山の合掌造り集落を見に行くという楽しみ方もあります。
見どころがいっぱいの岐阜
岐阜には見どころがたくさんありますが、その中から特におすすめのスポットをいくつか紹介します。
大滝鍾乳洞
東海地区では最大級と言われる、全長2kmの石灰洞窟です。公開されているのは、特に鍾乳石が発達している700メートルの通路のみとなりますが、それでも十分に幻想的な雰囲気を楽しめます。洞窟内一番奥に行くと、落差30メートルの地底滝があります。滝から流れる水によって、今も鍾乳石は成長し続けています。
新穂高ロープウェイ
北アルプスの絶景が楽しめるスポットとして、連日のように大勢の観光客が訪れています。春は美しい花々、夏は新緑、秋は紅葉、冬は銀世界と、季節ごとにロープウェイの窓からの景色がかあるのがポイントです。頂上の西穂高口駅まで行くと、山頂展望台からの絶景を楽しめます。
帰りはしらかば平野駅に立ち寄り、温泉や自然散策路を散歩するというプランもおすすめ。
白川郷の合掌造り集落
ユネスコの世界遺産に登録されたことで、一躍世界中から注目されるようになったスポットです。昼間に見る集落の景色もきれいですが、夜になるとライトアップされ、まるでタイムスリップしたかのような神秘的な雰囲気を楽しめます。
※冬の間は雪が降るため、国道360号線の天生峠と、剣道451号線白山公園線は通行止めとなります。期間については各自で確認しておくことをおすすめします。
キャンプ帰りに立ち寄りたい温泉が豊富
岐阜といえば、温泉があるのもポイントです。キャンプのついでに温泉に立ち寄って、体を温めたり汗を流したりできます。日本三大名泉にも数えられる下呂温泉、鵜飼で有名なぎふ長良川温泉、奥飛騨温泉郷には森林浴も楽しめる露店風呂など、温泉も目的に合わせて選べます。
下呂温泉は美人の湯としても知られていますが、1月〜3月の毎週土曜日には、花火物語が開催され、冬の夜空に広がる幻想的な景色を楽しめます。長良川温泉では鮎料理や、地元で採れた薬草を使った薬膳料理が食べられます。
岐阜で楽しむキャンプは多彩で魅力がつまっている
キャンプをするなら、周囲の環境もチェックしておきたいところです。川遊びや釣り、温泉に入れるなどキャンプ以外の楽しみがあるキャンプ場を選んでみてください。おすすめをシチュエーション別に紹介します。
川遊びが出来る岐阜のおすすめのキャンプ場
川遊びができるキャンプ場は家族連れにも人気があります。温泉などキャンプ以外の楽しみがあるスポットを紹介します。
くるみ温泉&キャンプ
オートキャンプ場には12のオープンスペースと、4棟のバンガローがあります。通年営業しているので、好きなときに行ってキャンプを楽しめます。秋神川では釣りや水遊びができますし、川辺でバーベキューを楽しんだ後は岩風呂に入るというプランもあります。
- 料金各サイト共通1泊1,000円(温泉入浴料込み)/チェックイン・アウトは基本フリー、混雑時のみ13時イン・12時アウト
- キャンプサイト1テント1タープ3,000円
- バンガロー1泊5,000円(6畳絨毯敷き)
- コテージ1泊16,000円(リビング20畳・和室4.5畳・キッチン・トイレ)
料金に関して、休日前やゴールデンウィーク、夏休みは少し高くなります。キャンプグッズはレンタルも可能。体験セットなら必要なものは全て揃っているので便利です。
さくら街道みぼろ湖畔キャンプサイト
庄川をせき止めた人工湖・みぼろ湖の辺にあるキャンプ場です。春は桜が咲き、夏は川遊び、秋は紅葉を楽しめます。冬の間は雪のため休業となるので、4月〜11月のみ利用できます。
テントやバーベキューセットのレンタルが可能というのがうれしいところです。
- 入園料大人(中学生以上)500円/子供(3歳〜小学生)300円
- Aサイト(電源付き)1泊5,000円/日帰り2,500円
- Bサイト(電源なし)1泊4,000円/日帰り2,000円
- バイクサイト1泊1,000円/日帰りなし
福岡ローマン渓谷オートキャンプ場
中央道中津川ICから車で20分という、交通アクセスの良さが魅力のキャンプ場です。付知川沿いにあるので、釣りも楽しめます。
- テントサイト(電源なし)1区画5,000円定員5名まで無料
- テントサイト(電源あり)平日1区画2,000円大人1,000円/小学生500円/幼児200円
- デイキャンプ1区画1,500円大人500円/小学生250円/幼児100円
- バンガロー5人用1棟4,500円大人1,000円/小学生500円/幼児200円
- ロッジ1棟14,000円大人1,000円/小学生500円/幼児200円
テントやバーベキューセットのレンタルが可能だから、家族連れにもおすすめです。
コテージに泊まって別荘気分を味わえるキャンプ場
コテージがあるとのんびりとくつろげます。ゆったりと贅沢なキャンプを楽しみたい人におすすめのキャンプ場を紹介します。
三ッ石オートキャンプ場
関市の板取川の傍にある、豊かない自然に囲まれたオートキャンプ場です。コテージや別荘もあるので、リッチに宿泊することも可能。通年を通して営業しています。釣り好きに人気があるキャンプ場です。キャンプサイトは14箇所あり、デイキャンプもできます。
- キャンプサイト1泊5,000円(定員5名)6名以上は1人につき500円加算
- デイキャンプ3,000円(定員5名)6名以上は1人につき500円加算
- バンガロー1泊18,000円/BBQセットプラン20,000円
- コテージ28,000円〜35,000円
NEOキャンピングパーク
3ヘクタールという広大な敷地で、ゆったりとキャンプできます。敷地内には釣り堀や水遊びできる場所などもあって、子供から大人まで楽しめるのが魅力です。通年営業しています。
- オートキャンプ3,240円大人1,080円/子供540円
- キャンピングカー3,240円大人1,080円/子供540円
- トレーラーキャビン7,560円大人1,080円/子供540円
- コテージ16,200円大人1,080円/子供540円
自然の中で優雅にグランピングが楽しめるキャンプ場
キャンプの中でも一番の贅沢を味わえるのが、グランピングのいいところです。大人にも人気のグランピングはキャンプ初心者にもおすすめです。
ほしとせせらぎのぐらんぴんぐ(クアリゾート湯舟沢)
温泉に入れるクアリゾート湯舟沢内にあるキャンプ場です。日本初上陸のADRIA社のグランピングテントに泊まれるのが魅力となっています。通年営業だから、好きなタイミングで行けます。
テントヴィラ・シャワールーム付きテント・ウッドデッキ付きテント、の3種類から選べます。
和み舎せせらぎ
郡上市にある天然郡上鮎が有名なキャンプ場です。ペットの同伴が可能となっているので、ペットと一緒にキャンプを楽しみたい人におすすめ。
キャンプの他にも、燻製体験や本格的な釜焼ピザ作り体験、捌いて焼いて食べるジビエ肉解体験など貴重な体験ができます。無料のハンモックを借りてのんびり過ごすのもいいでしょう。
EARTHSHIPCamp&Field
ラフティング体験ができるキャンプ場です。インテリアがおしゃれで、贅沢気分を味わえるグランピングテントで、優雅に過ごせます。すぐ近くにある温泉も利用できますし、BBQはアメリカン、イタリアン、ジャパニーズの3種類からお好きな味付けを選べます。
営業期間は4月〜10月までとなります。
自分の器材を持ち込んで無料で楽しめるキャンプ場
レンタルのないキャンプ場は、テントや器材まで全て自分で道具を揃えていかないといけません。少し準備に費用はかかりますが、無料キャンプ場なら自慢の器材を使って本格的なキャンプを満喫できます。
大津谷公園キャンプ場
公園の中にあるキャンプ場だから、設備が充実しており初心者も安心して楽しめます。持ち込みの場合でも予約なしでOK、通年利用可能なところもポイント。バーベキュー施設には屋根があるので、天気に関係なくバーベキューできます。
水場や飯ごう炊飯施設、トイレも4ヶ所あります。
粕川オートキャンプ場
通年利用可能で、予約不要、無料で利用できるキャンプ場です。粕川沿いにあるので交通アクセスも便利、川遊びもできます。直火は禁止となっていますので、焚き火台を用意しておきましょう。
トイレはありますが、炊事場水場はありませんので各自で用意が必要です。
自分のスタイルでキャンプをして岐阜の自然を満喫しよう
岐阜県内には、初心者〜上級者まで幅広く楽しめるキャンプ場が揃っています。友達同士のキャンプ、家族と行くキャンプ、ソロキャンプまで目的に合わせて最適なスポットを選べます。それぞれのスタイルで、自分に合ったキャンプ場を選べるのでまだ岐阜でキャンプをしたことがない人は是非足を運んでみてください。