日産セレナを知りたい
ミニバンを探している人は7人から8人乗りで探しているという人が多いと思います。その中で日産セレナに注目して徹底解剖していきたいと思います。
セレナと言っても色々なグレードがあったり、ニスモ仕様があったりと車に興味のない人からすれば何のことかさっぱり分からず、このままディーラーに行けばセールスマンのよいカモになってしまうかもしれません。多少の知識で失敗しない車選びをしましょう。
なぜセレナのようなミニバンが人気なのか
なぜいろいろなメーカーから発売されているミニバンの中でセレナが人気なのかそこには人気の秘密がいくつもあります。ひとつづつ見ていきたいと思います。
圧倒的な車内の広さが幅広い層に人気
誰もが初め思うと思いますが、ミニバンは車体が大きいという印象があると思います。しかし、実は5人乗りのセダンと幅、長さはほぼ変わりません。変わるのは高さだけです。昨今はチャイルドシートの義務化により子どもがいる家庭では5人乗りの車ではかなり手狭になってしまいます。
しかも、家族+友達や親と一緒に移動となると5人乗りでは厳しいものがあります。そこで考えるのが7、8人乗りの車です。なにもミニバンだけが7、8人乗りではなく今流行りのSUVにも7人乗りはあります。しかし、ミニバンのよいところは車内が広く、さまざまなシートアレンジが可能でファミリーカーとしては当然、その他にも趣味などにも活用ができるので一石二鳥ともいえる車両です。
車高が高く視野が広くなるので運転しやすい
運転についてですが車体が大きくて運転が不安などと思う方もいると思いますが、車高が高く運転席が高いので見渡せる視野が広くセダンなどに比べると見える情報が多いので意外と運転がしやすいと感じます。走行中は横幅なども広く感じさせないような運転席で、メーターなどの位置もよく考えられているなと感心する車です。
日産のセレナが人気のミニバンである3つの理由
日産のセレナは2018年上半期ミニバン販売ランキング1位です。そんなセレナがなぜ人気なのかは3つ理由があります。
外装や内装が万人受けする
見出しにもあるように外装や内装が万人受けするデザインとなっています。何が万人受けするのかやなんで好まれるのかを分析していきますとよい意味でオーソドックスなのだと思います。
男の人であれば今流行りのメッキ部分が多かったり、尖がっているというか角ばったり速そうな格好だったりに目が行ったり、買ってしまいがちかもしれませんが、車は安くなく高いです。そんなにコロコロ乗り換えることができません。そうすると今の流行りが5年後にも流行っているかと言われるとわかりません。
なので、ちょっと冷静に考えればオーソドックスなデザインを選ぶのが車に長く乗るコツなのではないでしょうか。新しく出てくる車がよいなと思ってしまったりするともうどうでもいいやというか愛情が薄れてしまい前までは汚れる前に洗車していたのに洗車しなくなってしまったりしてしまいます。車選びの際は一時の考えではなくよく考えてみる大事なポイントです。
居住性の高さと快適装備が人気
その中でセレナだけという唯一の機能が「ハンズフリーオートスライドドア」です。この機能は子どもを抱っこしていたり、両手で荷物を持っていたりした時にドアをどうやって開けようか困ったことはないでしょうか?
そんな事を解決するのがハンズフリー機能です。インテリジェントキーを持った状態で足をドアに下に入れて引きだけでスライドドアが開きます。一度使うとなくてはならない機能になってしまいます。その外にもスライドドアがフルオープンの時に車内のロックノブを施錠側にしてその後、スライドドアをのクローズ操作を行えば、スライドドアが閉まると施錠がされるという機能もあります。
今までは閉まるドアの横で待っていてしまったらロックということをしていたと思いますがその必要がなくなりました。この他にも開閉中のスライドドアをワンタッチで一時停止することもできます。
プロパイロットなどの最新技術を次々搭載
日産の技術が詰まったプロパイロットも人気の秘密です。プロパイロットは高速道路での同一車線自動運転技術です。これは日産が他のメーカーよりも先に導入しました。そのため他のメーカーより進んでいます。
この機能は2回ボタンを押すだけでセットができ、前車との車間をキープしたり、車線中央をキープしたりします。そのため渋滞でノロノロしていたり、煩わしいアクセル、ブレーキ、ステアリングの操作を自動で制御してくれます。この他にも他のメーカーにはないような技術がたくさん詰まっています。
新型セレナのe-PowerやNISMOとは
セレナにはさまざまなグレードが存在しており、一概にセレナと言っても分かりづらいくらいグレードがあります。後から知らなかったという後悔が無いように知ることは大事です。
セレナのe-powerの特徴
e-powerとPHVは同じでしょ?と思っている人も多いかもしれませんがe-powerは他の車のハイブリッド車とは全然違います。エンジンはバッテリーの充電にしか使われず、走ることには一切使われません。そうなるとどうなるかと言いますと100%モータードライブだから滑らかに力強いエンジンでは考えられない加速が味わえます。どんな時でも感動するほどの気持ちいい走りです。
次が驚くほど静かです。先で述べた通りエンジンは発電にしか使わないのでアクセルを強く踏んだからすぐにエンジンの回転数が上がるというものではありません。しかもエンジンも1.2Lと小排気量なのでミニバンの中で圧倒的な静かさです。
外観や内装は旧型とあまり変わらない
外装や内装が万人受けするという見出しでも述べたようになんで旧型とあまり変わらないというのはオーソドックスだからだと思います。シンプルイズベストやセレナはこれだという形は変わらないのだと思います。例えばポルシェは誰がどの年代のポルシェを見てもポルシェとわかるようにかなりセレナという車が洗練されてきた証などではないでしょうか。
何よりもすぐに全然違う形の新車が出てしまうと今乗っているのが古く感じると前モデルというのは古臭くなってしまいますがそれが少ないのも選ぶ価値のある車両だと思います。
実燃費が20キロ前後とミニバンでは断トツで良い
車を購入する上で考えてしまうのが燃費です。ミニバンを購入すれば車で出かけることが多くなると思いますがそこで燃料代がかかってしまうとせっかく車を買ってもちょっと出かけるのを躊躇してしまいますよね。安心してくださいセレナの燃費はカタログ数値でS-HYBRIDが17.2kmでe-powerが26.2kmとトップクラスです。実燃費だとS-HYBRIDが10から15でe-powerが17kmくらいと言われています。
この燃費であれば下手にコンパクトカーなどに乗るよりよいかもしれません。
パワーがあるのに静かで走行性能が高い
セレナの排気量を見るとS-HYBRIDが2リッター、e-powerが1.2リッターと排気量を見ると少な目で排気量が少ないとアクセルを踏んでもエンジンの音が大きくなるだけで進まないのではないかという不安があると思いますが、実はそんなことはありません。
今の車は排気量=パワーというわけではありません。ましてやe-powerに関しては完全に電気での走行ですので滑らかな走り出しでなおかつ静かとよいことしかありません。不安に思う方は是非試乗をして体験してみてください。今までの常識が覆ります。
ブレーキペダルを踏む回数が減るワンペダル走行
これもセレナ独特の特徴の一つです。セレナはアクセルを話すと自然にブレーキがかかるような感じで減速します。これによって慣れてくるとわざわざブレーキを踏む必要がなくなるので回数が減り、アクセルを操作する足一本で走行することができます。
慣れるまではかなり手前で止まってしまったり、慣れた後に他の車に乗りづらくなってしまうかもしれませんが、セレナを運転しているときはストレスが減り、快適にドライブできます。
価格は高めで300万円前後
価格についてですがネットなどで車両価格は調べることができると思いますが、おおよそ300万円くらいです。ちなみに値引きなしでフロアマットとサンバイザーのみを追加したe-powerハイウェイスターVで乗り出しの見積もりを取ってみたところ3,752,000円でした。
セレナNISMO(ニスモ)の特徴
NISMO(ニスモ)という言葉を聞いたことが無い人が多いと思いますが、NISMOは日産の子会社でモータースポーツの部品設計、製造、販売、レースへの参戦などをしているメーカーです。そのようなNISMOがレースの世界から行動にフィードバックされた技術をふんだんに盛り込んだのがセレナNISMOとなります。
ニスモによりカスタムされたセレナ
ニスモによってカスタムされているのは安心のディーラー商品なのでなによりもメーカーが認めたカスタムというのが一番です。見る人が見れば一目でわかりますし、知らない人でもこのセレナなんか普通なんだけど普通ではなくてカッコいいと思うと思います。
デザインは専用
デザインについてはレースで培った技術を存分に取り入れたデザインになっています。ちょっとした突起や曲線についても空力などを考慮して造られています。
セレナに必要?と思うかもしれませんが、セレナだからこそ必要ということもあります。なぜならミニバンはただでさえボディが大きいので風の影響を受けやすいです。少しでも安全に走る上では風を味方につける必要があります。もう一つが燃費を気にする方が多いと思いますが空力がよいことでほんの少しでも燃費がよくなります。デザインが気に入れば購入しない手はない。
エンジンやサスペンションをチューニング
エンジンやサスペンションも専用チューニングとなっています。なので後からやっぱりNISMO仕様が良かったと思いNISMO仕様にしてくださいとお願いをしてもできない注文です。なのでしっかりと購入時に考えましょう。
車や運転が好きという人や昔はスポーツカーをカスタムして乗っていたけど家族ができ子どもも大きくなりファミリーカーなんて嫌だと思っていたけどいざその状況になったら必要だから買わないとならないなんてパパもいると思います。
そんな方にお勧めなNISMO仕様です。エンジンもサスペンションも少し普通車とは違うチューニングがされているので乗っていて操縦している感が強く運転が楽しいです。昔の少しチューニングした車よりトータルでチューニングされたNISMOは思っているよりチューニングカーです。
セレナにも搭載されている自動運転プロパイロット
最近自動運転という言葉が話題に出ており、近い未来には自動で運転してくれる夢のような車ができる日も近いかもしれません。そんな自動運転に少しでも近づいたのが自動運転プロパイロットです。
国内初の自動運転
自動運転といっても手放し足放しで目的に着けるというそこまではまだ進んでいませんが高速道路などではストレスが減ること間違いなしです。セットは簡単です。プロパイロットスイッチをワンプッシュ、次がセットスイッチをプッシュと2ステップです。
車間距離を把握してくれる
車間距離をキープしてくれるという機能がついていることでオートクルーズとは違い、渋滞してきたり遅い車がいたりしてもそれに対応してくれるという素晴らしいです。前を走行する車をモニターし、セレナがアクセル、ブレーキを自動でコントロールして前の車との車間距離を保ってくれます。
設定速度で走行する
これは今までのオートクルーズという機能です。一昔前は高級車にしかついてない機能でしたが今はかなりの車につけることができます。周りに車がいない時や高速道路で先頭になってしまった時などに大活躍の機能です。これを設定するだけでもハンドル操作だけになりますので運転に自信がない人でも一度覚えてしまえばやめられない機能の一つです。
カーブも曲がれる
この機能でびっくりするのがカーブも曲がれます。360度の視野を持つ高機能カメラが車線を認識でき、高速道路など自動車専用道路でのドライバーの負担を軽減してくれます。近い未来にはまずは高速道路だけでもいいので自動運転が可能になってくれるとうれしいですよね。このセレナの機能を味わうとかなり近づいていることがわかると思います。
セレナの新車価格
ミニバンを購入するうえで大切なのが価格だと思います。今までのセレナは安いというイメージがあったと思いますが、機能的にも内外装ともにライバル車と遜色ありません。むしろライバル車に勝っているかもしれません。価格的にはライバル車とほぼ変わりはありません。
セレナの新車価格244万円〜382万円
セレナにはグレードがかなり豊富に設定されているので金額についても幅があります。新車価格についても244万円から382万円の開きがあります。今までの日産は安いから買おうや他より安い車だから妥協しようと小さいことに気にせず、安い車というような感じで選ばれていた経緯があると思います。
しかし、今セレナは、すごくこだわって作られたうちの1台です。内装外装だけでなく最先端の機能が備わっていることを考えると妥当な金額だと言えます。
セレナのライバル車の新車価格
セレナを購入するうえで誰しも候補に入るのがトヨタのヴォクシー・ノア・エスクァイアかホンダのステップワゴンで悩むと思います。5ナンバーのミニバンというとこれくらいです。この他にはエルグランド、オデッセイ、アルファードなど高級車になります。
トヨタのヴォクシー246〜326万円
ミニバンの中でかなり売れている1台です。特に他のミニバンに比べると特徴が無い気がしますが、セレナを買う上では外すことのできないライバル車です。この車の見積もりをうまく使いながらセレナを安く買うのに使いましょう。日産のセールスマンとすればトヨタのミニバンとかを出されるともう一声安くしてくれるかもしれません。
トヨタのノア246〜336万円
ノアは上のヴォクシーとエスクァイアと兄弟車ということでほぼほぼ一緒ですというか同じ車と言っても過言ありません。どこが違うかと言いますと見た目が少し違ったりするくらいです。
ホンダのステップワゴン245〜355万円
この車の一番の特徴はリアハッチが普通に開ける以外に横に3分の1くらい開けることができます。この機能がライバル車には無い機能です。
セレナの中古について
セレナを新車では厳しいけれどもセレナに乗りたい。そんな人は中古車を考えると思います。セレナはミニバンの中では販売台数が多い分中古車も多く出回っています。最新モデルにこだわりを持っていなければ中古もねらい目です。
ねらい目とは言っても人気車種な上にグレードや設定が多いので自分が思い描いているグレードがあるとは限りません。根気よく好みのグレードや設定、金額の車両を待つか少し何かを妥協して購入するというのも一つの手だと思います。
セレナの人気ボディカラー
セレナは他のミニバンに比べボディカラーが13色とかなり多いです。13色の中にはハイウェイスター専用の上半分が黒で下半分が赤のツートンカラーとe-POWER専用のミントホワイトパールという少し緑かかったカラーが存在します。特別色が選択できる車種グレードであれば専用カラーを選択するのも優越感というか安いセレナではなくハイグレードのセレナに乗っているというアピールにもなると思います。
スタイリッシュに見えるダイヤモンドブラック
どの車でも人気なのが黒です。黒は車が引き締まって見えるのでカッコいいです。セレナの場合、全体が黒一色のタイプと天井部分がシルバーのツートンカラーの2種類が存在します。天井部分がシルバーですと見た目の印象も少し近未来的でこれもありだと思わせるカラーです。体験したわけではありませんが天井がシルバーということで黒一色より少し夏の駐車時の車内温度にも変化があると思います。
品のあるホワイトパール
黒に並んで人気なのがホワイトパールです。ホワイトパールは清楚なイメージで万人受けするカラーです。ただ水垢や汚れが目立つのでこまめな洗車が必要です。このパールホワイトにも全体がホワイトパール一色と天井部分が黒のツートンカラーの2種類が存在します。
ツートンカラーの設定があるミニバンはほかにはないのでセレナを選んだ特権とも言えそうです。私は黒と白の車に乗った経験から夏の車内温度を考えると断然白の方が暑くないのでファミリーカーとして選ぶのであれば白はありです。
汚れや傷が目立たないブリリアントシルバー
最後に汚れや傷が目立たないブリリアントシルバーです。シルバーは白の汚れが目立つところが無くなった感じだと思います。さらに白は擦ったり傷ついた際、塗装する時に他の色より割高ですので修理費に差が出てきます。シルバーというのも落ち着いてよい色です。
セレナおすすめオプション
車はセレナに決めると車両購入まであと少しです。次がオプションです。購入時に決めなければならないオプションもあるので購入後でも追加できるオプションより納車前に購入しないといけないオプションに重点をおいて考えてください。
ハンズフリーオートスライドドア
上の方で述べましたがミニバンの中で唯一セレナに搭載されている機能です。セレナを選択するのであれば絶対につけて損がないオプションです。このオプションは後からというのができないので無理をしてでも選択してください。最初は少しコツがいりますが、慣れてくると手で開けるのが億劫になってしまう便利さです。
バックビューモニター
今の時代絶対にあった方がいいです。安全にもこれほど便利なものはありません。バックをしている時というのは目に進むより視界が多いですし、絶対に視認では見れないところの右斜め後ろというか横の方まで見れるというのがバックで駐車枠から出るなどの時に重宝します。
プラスチックバイザー
これは車を買う日本人はほぼつけている言っても過言ではないくらい付けているオプションのひとつです。みんながつけるし、セールスマンが進めるからつけるではなく知っておいてもらいたいのは外車は付けません。
それは車両デザインを損ねるからです。車両デザインにこだわる人は付けない人もいます。次になぜつけるかというとそれは便利だからの一言です。雨の日でも空気を入れ替えることができます。どっちのメリットを選ぶかで購入するかしないか決めるのがよいと思います。バイザーだけでもNISMO仕様などにするだけでも少しスポーティーになりますよ。
フロアマット
これも大多数の方が購入するオプションの一つです。セレナは方や種類が意外と沢山あるので詳しくない方がネットで安いものを買ったりすると合わないこともあるので純正品がベストです。フロアマットは汚れたら洗ったり交換することができますが、フロアを汚してしまうとどうにもなりません。
後で後悔するくらいなら、車をきれいに使うためにも車両購入時に同時に購入しましょう。このマットについてもNISMOなどのものを購入するのもおしゃれというかさりげなくてカッコいいと思います。
セレナは豊富なグレードとオプションで好みのマイカーにできる
最後に車について詳しくない方や走ればよいからセールスマンのおもうがままという人もいると思いますが、安い買い物ではありませんし、長く乗るコツは少しでも車の良さを知って好きになることが大事です。
セレナを購入した後のことを思い描きながらセレナの良さを見つけていきましょう。