トレッキングシューズの選び方
インソールは柔らかめから試していく
登山の基本は、自分にあった中敷を使うことです。購入した靴に予めついているインソールは、フィット・サポート・快適さの最低限が備わっています。自分の足に合ったインソールを自分の足の悩みに合わせて選ぶとよいでしょう。登山靴にインソールを入れると得られる効果
1.疲れにくくなる…かかとをはじめとして足に加わる衝撃を吸収し、荷重を足全体に万遍なく分散させます。長時間の歩行による疲れを軽減する効果があります。 2.バランスがよくなる…土踏まずをしっかりサポートして体重を支えることができるため、かかとから土踏まずにかけてのブレや動きを抑制します。また、正しい姿勢をキープすることを助けてくれ、怪我の予防にもつながります。 3.踏ん張りがきく…アーチの動きを安定させ、衝撃を分散しながら力を伝えやすくします。正しい姿勢で無駄なく効果的に関節・筋肉を動かせるので、身体全体にしっかりパワーが伝達されるようになります。 4.フィット感・快適性が向上する…自分に合ったインソールを使うことでフィット感をカスタマイズすることができます。また汗を効果的に排出するような機能がある物を使うことで、さらに快適さがアップします。 固いものから柔らかいものまで幅広くあるため選ぶ際は柔らかめから試していきましょう。目的に合った靴を選ぶ
上級者でないと登れないハードな山と、初心者でも簡単に登れるような山ではシューズに必要な性能も変わってきます。前者のような難易度の高い山では、足場が悪いことがほとんどなので、本格的な登山靴のようにしっかりとしたソールが必要です。歩く道が雪道の場合は「滑りにくい」「防水性が高い」「ハイカットである」ことが重要になります。 自分がどのような時期にどのような山に登るかを明確にすることで必要なシューズが決まってきますのでしっかりと決めてから靴を選ぶことをおすすめします。足にピッタリフィットする軽量タイプ
トレッキングシューズ選びは、フィット感が大切です。いくらソールが自分の好みであったり、防水性に優れていたり、軽量であっても足にフィットしたものでないと怪我をする恐れがあります。フィット感の指標となるのは足の大きさと、足の幅や厚さがそのシューズにあっているかどうかが重要です。
また、重量は快適性の面から見ると軽ければ軽いほどよいでしょう。しかし軽量であればあるほどシューズの強度は低くなるので、他の性能とのバランスを重視して、重量だけでシューズを決めることはやめたほうが無難です。自分の足にぴったりのシューズを店頭で実際に試着して購入するのが一番効率のよいシューズの選び方といえます。