世界でも愛される国産スポーツカーの選び方や新旧車の種類をチェック

世界でも愛される国産スポーツカーの選び方や新旧車の種類をチェック

2018.02.23

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国産スポーツカーが熱い

2000年頃国産スポーツカーが激減

1960年代から国産のスポーツカーは本格的なスポーツカーに進化を遂げてきました。今現在でもよく知られている三菱のギャランGTOやトヨタの2000GT、日産ならばフェアレディZ S30型といった車種が登場するのもこの時代です。 また、1970年代にはそのスポーツカーの販売台数も急激に増え、今でも販売されている日産のスカイラインやシルビア、またマツダではRX-7といった車種が注目されていました。 しかし、1990年代になると、バブル景気の崩壊により景気が悪化したことによる高額なスポーツカーの売買が以前ほどの活気を見せなくなりました。またその上、平成12年度排気ガス規制や京都議定書といった環境に対する意識の変化が見られたため、高い排気ガスの排出をしているスポーツカーの購入数が激減。トヨタのスープラ、日産のスカイラインGT-Rといったスポーツカーが排ガス規制に適応できず、生産自体も終了しています。

新しいタイプのスポーツカーが続々登場

2000年代初頭からは下火にはなっているものの、スポーツカー自体は時代の流れに応じるように軽量化やモデルチェンジといった今までになかった新しいタイプのスポーツカーが続々と登場してきます。 一例として、マツダのアテンザやトヨタのアルテッツアが挙げられます。また、日産のスカイラインGT-Rは1969年に初登場してから2007年には新しいモデルへと改革がなされました。 ホンダでは排ガス規制に適合したスポーツカーということでS2000が一躍有名に。2004年には三菱からランサーエボリューションVIII MRはアルミルーフの採用をすることで約10?の軽量化を実現しています。

2010年以降国産スポーツカーの人気が復活

2010年以降になると国産のスポーツカー人気が復活。トヨタでは小型・軽量・低重心・低慣性を特徴として設計された86がその代表です。また、日産ではそのスピードや馬力が注目されるGT-Rが走行時の静粛性や低燃費、C02排出量の軽減といった環境に配慮していることもあり人気があります。 同年にはメーカーオプションでバックビューモニターの搭載が可能になった、世界的にも有名なスポーツカーの日産フェアレディZは最高出力が335PSという進化に至りました。この年のフェアレディZは走行性能だけでなく乗車の際の乗り心地にも重視をしています。 2011年には2月4日にその生産累計台数90万台を達成したことをギネスに申請したマツダのロードスター。2012年に「歩行者頭部保護基準」という継続して生産されている車に対して課せられている保安基準にも対応しています。

伝説のスポーツカー復活の噂も

伝説のスポーツカーとは生産期間が短く希少価値が高いトヨタの「2000GT」を指しているという記事が多く、また生産販売が終了したスポーツカーが復活するという噂があるのは「スープラ」であるという話があります。 また、マツダではRX-7を復活させたいという噂もあり、名だたるスポーツカーが復活する可能性が高まっています。RX-7の場合には、いくら人気のあったスポーツカーといえど復活するためには新型ロータリーエンジン「X16」の採用などにより30%以上の燃費の向上のほか、低速トルクの強化が必要となっています。 【画像ページhttps://lexus.jp/models/lc/】

国産スポーツカーのおすすめポイント

日本の交通事情にぴったりの軽スポーツカー

住宅地の増加や企業のビルなど様々な建築物が増えている中、同じように信号も増えている上、現在では車の所有者も2人に1人といっても過言ではないほど。そんな日本の抱える交通事情に大変適しているのが軽スポーツカーです。 軽自動車でありながら2ドアであるスズキのカプチーノやダイハツのコペン、またホンダのS660はその見た目からもスポーツカーらしさが伺えます。 軽自動車という車格より、全幅1,480mm以下であることと、軽量化がなされていることにより走行性能は文句がありません。

150万円からある価格帯

普通自動車であるスポーツカーであれば上を見たらきりがないと言えるほど高額な車が軒並み並んでいますが、軽スポーツカーであれば低価格のものを選ぶとすれば150万円からという手ごろな価格帯。 車好きの人の中には軽スポーツカーをセカンドカーとして所有し、平日は通勤仕様の車に乗り休日は軽スポーツカーでドライブを楽しむという人もいます。

外車に比べて維持費が割安

外車人気の波に乗って外車の購入をした場合には、その後のメンテナンスという維持費がとても大きな負担となってきます。外車であればその車の部品はほとんど海外のメーカーに取り寄せしないといけない可能性もありますし、ものによっては入荷するまで時間を要する場合もあります。 それに比べて国産のスポーツカーであれば、万が一修理に出すとしても国内で製造している部品を使っているためその修理費や整備費はそれほど高額にはなりません。 また、軽自動車であれば分類上、自動車税も普通自動車の税金よりも安いため、維持がしやすいというのも利点になります。

世界最高ランクの安全性

日本の技術で作られたスポーツカーは様々な安全装備が組み込まれているため、街中で無茶な運転をしない限りはとても安全性が高い車種であるといわれています。 走行性能は世界に劣っていてもその安全性は世界最高ランクと言われているのが国産のスポーツカー。近年では600馬力という世界クラスの強力なエンジンを搭載した非常にデザイン性の高い日産のGT-Rの登場により走行性能も格段に良くなってきています。 [http://www.honda.co.jp/NSX/ (http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/?link_id=sbnv)] 【画像ページhttps://www.daihatsu.co.jp/lineup/copen/03_exterior.htm】

新車で買うのにおすすめの国産スポーツカー

ホンダ NSX

http://www.honda.co.jp/NSX/ 2016年に日本カー オブ ザ イヤー実行委員会特別賞を受賞。運動性能に優れたハイブリットスーパースポーツカーであるということが特記されています。 ハイブリットという日本が得意である技術をつぎ込んだNSXは、3.5L V6 DOHC ツインターボエンジンと3基のモーターという組み合わせから生み出されるスタート時の加速感が他を圧倒。コンパクトになったエンジンと重心設計が以前よりも低重心となったため、駆動力も高くなりました。 システム最高出力は427kW、最大トルクは646N・m。

マツダ ロードスター

http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/?link_id=sbnvhttp://www.mazda.co.jp/cars/roadster/?link_id=sbnv 世界的にも有名で、「2人乗りスポーツカー販売台数世界一」というギネス認定記録を所持。2015年1月末まででその累計生産台数を95台という数字を突破したことも。 また、ルーフレスという最大の軽量化がなされた軽量スポーツカー。ロードスターにはマツダならではの安全思想「MAZDA PROACTIVE SAFETY」に基づき開発された「i-ACTIVSENSE」という各種検知デバイスによる先進安全技術が搭載されています。 また、乗る人だけでなく、万が一のことを考えた歩行者保護への配慮としてアクティブボンネットの導入も。走ることを追求した車本位の車設計ではなく、どこまでも人間を中心とした発想の元さらなる安全技術をつぎ込んでいます。

トヨタ 86

http://toyota.jp/86/ トヨタとスバルが共同開発したスポーツカー。サーキットでの走行も可能であるという本格的な本体設計で、より一層ドライビングが楽しめます。 徹底した軽量設計がつぎ込まれたトヨタ 86。そのフロント部の大幅な軽量化のほか、ボディのうち可能となったエンジンフードとエンジンアンダーカバーのアルミ素材への移行が際立ちます。 軽量化したことで生まれる走りへの更なる追求として、水平対向エンジン+FRのポテンシャルを追い求めたフロントサスペンションは車体をより低重心、かつ低慣性を実現させます。 トランスミッションはAT車において6-Speed SPDSを採用。従来の変速の概念を突破し、驚異的な変速スピードにより滑らかな変速が可能となり、走行中の負担を軽減。MT車ではシフト&セレクトのショートストローク化を極限まで追求。1速から3速においてそれぞれのギヤに3層のシンクロリングを組み合わせることで軽快さとスポーティさの融合性を実現させるトリプルコーンシンクロが採用されています。 また、操舵性とその握り心地を更に向上させるべくトヨタ車最小径ステアリングホイールが採用さているため、車内での動きを制限させず、よりドライブに集中できる設計となっています。

レクサス LC

https://lexus.jp/models/lc/ レクサス LCを語る上で外せないそのデザインの魅力は、インテリアのみならずエクステリアの細部へのこだわり。 2012年のデトロイトオートショーで発表されたLF-LCは世界に大きな激震を与え、そのLF-LCのデザインイメージをモチーフとしているLC。 行動を走るクーペとしてこれほどに高いデザイン性を追求したスポーツカーは他にありません。もちろん、デザイン性は走行性能の追求があって初めて最高のものとなる、それが具現化したかのような車がLCです。 「エレガンスと機能の両立」をエクステリア、インテリア共にデザインテーマとして設定されています。 LC500hでは、3.5L V6エンジンの採用による見た目に伴った力強い加速ながら、世界初となるマルチステージハイブリットシステムの起用による低燃費化にも成功しています。

ダイハツ コペン

https://www.daihatsu.co.jp/lineup/copen/ オープンカーとしての特性上、ルーフの開閉がドライバーの手による手動式であったものが、電動開閉式ルーフが起用されているため、運転席からスイッチ一つでルーフの開閉が可能になりました。 軽スポーツカーであるがために可能となった小回りのしやすさから、「骨格+樹脂外販」の構造を可能とするD-Frameが採用されたことによりドライバーの思い通りに走り、曲がる車となっています。 【画像ページhttp://www.nissan.co.jp/MUSEUM/SILVIA/】

中古でしか買えない国産スポーツカー

日産 シルビア

http://www.nissan.co.jp/MUSEUM/SILVIA/ 全てのシリーズが2002年生産終了となり、今や廃盤となったシルビア。 独特の排気音とその見た目のシャープさから、一躍デートカーとして世の車好きな男性だけでなく、女性にも人気のスポーツカーとなりました。 最後のモデルとなったS15型は、S15シルビアとも呼ばれ、その開発コンセプトにも「見る」こともこの車の魅力として取り上げられるようなデザイン性を醸し出しています。 また、シルビアコンバーチブル・ヴァリエッタにおいては、国産車では初の電動メタルルーフをフルオープン仕様としたことで、オープンカーながら4名乗車が可能。快適さを備えた使用となっています。

トヨタ スープラ

http://cdn.toyota-catalog.jp/catalog/pdf/supra-s/supra-s_200012.pdf 車好きの中でも「伝説」のスポーツカーと呼ばれているスープラはその人気から中古車としても他に類を見ないほどの人気ぶり。 通称REAS(Relative Absorber System)という相互連携ショックアブソバーシステムを搭載し、その中間部分には減衰力の付加のためのユニットを追加しています。そのことにより、多彩な道路状況においても車のロール挙動を制御することが可能。優れた操縦安全性と快適な乗り心地を実現させています。

マツダ RX-7

http://www2.mazda.com/ja/stories/history/rx-7/ 1978年にマツダよりデビューしたRX-7。発売と共に常に新しい挑戦を続けるスポーツカーは、このRX-7以外にありません。 スポーツカーとしては異例、唯一ロータリーエンジンを搭載している車であることも最大の特徴。 3代目と呼ばれるRX-7には280psまで馬力が高められているほか、運転席・助手席ともにSRSエアバックの標準装備が挙行されました。また、その車体のフォルムの美しさから、イギリスのテレグラフ誌「美しい車100選」に61位入賞を果たしたことも有名です。 【画像ページhttp://www.honda.co.jp/NSX/webcatalog/interior/design/】

国産スポーツカーで快適にドライブをしよう

「進化」し続ける国産スポーツカー。各自動車会社はそのスポーツカーの安全を第一に、走行性能やデザインに至るまで一切の妥協を許さず日々研鑽を積んでいます。 セカンドカーとして所有しやすい軽スポーツカーも軽自動車とはいえ、その小さなボディをフルに活用した走りを追求することができます。 オーナーにとってはそのデザインや走行性能以外にも経済的な維持費であるという最大のメリットがある国産スポーツカー。世界に出たとしても恥じることのないそのあふれ出る魅力を体感してみませんか?

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