秋冬キャンプにおすすめの暖房器具とは。防寒対策を万全にしておこう

秋冬キャンプにおすすめの暖房器具とは。防寒対策を万全にしておこう

2018.02.27

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AC電源を利用する暖房器具

初心者におすすめのホットカーペット

AC電源付きのサイトがあるキャンプ場を利用すれば、家庭で使用しているような電化製品を使うことができるので便利です。AC電源付きのサイトとは、付近にコンセントが設置されているサイトのことで、使用アンペア数に上限があるものの、多くのキャンプ場がAC電源付きのサイトを用意しています。 寒い時期の初心者のキャンプには、ホットカーペットを持って行くのがおすすめ。日中はリビングで使用するとポカポカと暖かく過ごせますし、夜はホットカーペットの下にマットを敷くことで地面からの冷気をシャットアウトできます。

寝る時も暖かい電気毛布

ホットカーペットよりもコンパクトで持ち運びがしやすいのが電気毛布。さらに消費電力が少ないので経済的です。AC電源付きのサイトは使用アンペア数が限られているので、消費電力が大きいものを使用してしまうと他に電化製品が使えなくなってしまいます。 テントで過ごす際には、電気毛布をホットカーペットの代わりにして、インナーマットの下に敷くという方法もおすすめ。ホットカーペットほどの暖かさにはなりませんが、快適だと感じる暖かさにはなります。

スポットを温める電気式ファンヒーター

全体ではなくスポットを温める暖房器具なら、コンパクトな電気式ファンヒーターを持ち込むのもいいでしょう。コンパクトなタイプなら車に積み込むのも簡単ですが、電気毛布と比べると場所を取るサイズにはなってしまいます。 スポット的な温かさとはいえ、あると安心できる暖房器具です。スペースに余裕があるなら電気式ファンヒーターがあると寒い時期のキャンプでは役に立つことでしょう。

コンパクトサイズを選ぶといいストーブ

電気ストーブはコンパクトなサイズのものがあるので、狭いスペースでも使用できるという点がおすすめポイント。コンパクトサイズの電気ストーブなら持ち運びも簡単です。 火を使わないので、換気に気をつかわなくてもいいというメリットもあります。気兼ねなく使えるので、冬のキャンプにはあると便利です。

音は大きいけど温かい布団乾燥機

音が大きいということが難点ではありますが、布団乾燥機を暖房器具として使用するという手段もあります。火を使わないので、火事や一酸化中毒の心配もありません。 コンパクトな布団乾燥機であれば持ち運びも楽ですし、タイマー付きなら就寝時の使用も安心。朝はそのままテントを乾燥させるために使用することもできて便利です。

AC電源を利用しない暖房器具

キャンプらしい薪ストーブ

AC電源のないサイトも多いので、そういった場合は薪ストーブがおすすめ。薪ストーブは最も温かくなれる暖房器具ですし、キャンプらしさを満喫できます。 アウトドア用の薪ストーブは、分割したパーツで構成されていて、コンパクトに収納できるので持ち運びしやすくなっています。防寒だけでなく調理もできてしまうというのもメリットとしては大きいです。

ぽかぽかと温かい石油ストーブ

電源要らずで取り扱いが簡単なのがぽかぽかと温かい石油ストーブ。重量が軽くお手頃な価格のものもあり、天板の上で保温が可能なのは寒い時期のキャンプでは嬉しいポイントです。 ただし石油ストーブを扱う上では注意しなければいけないことがいくつかあります。以下の点に気をつけて、安全に使用することが大切です。

石油ストーブの使用で注意すること

● 1.テント内で使用する際には一酸化中毒にならないようにこまめに換気をしましょう。 ● 2.テントやタープの距離が近いと熱で溶けたり変形する恐れもあるので、適度に距離を置いて使用しましょう。 ● 3.灯油のニオイで気持ち悪くなる方もいるので、持ち運ぶ際や灯油を入れる際には灯油がこぼれないように注意しましょう。 ● 4.安全のために夜寝るときは必ず消すようにしましょう。

癒し効果もある焚き火

寒い時期のキャンプの楽しみの1つになるのが焚き火。家族や仲間で炎を囲んで暖を取りながら会話をするというのは、癒しと安らぎを与えてくれる空間です。 ゆらゆらと揺れる焚き火の炎には癒しの効果があるといわれています。1つ注意点があるとしたら、キャンプ場に行く際には焚き火ができる場所かどうかを事前に確認することです。また、焚き火をする際には山火事や事故やケガがないように、くれぐれも気をつけましょう。

寝るときに安心な湯たんぽ

寝るときにあると安心なのが湯たんぽです。火を使わないので安心ですし、経済的。中に入れるのはお湯なので、ぬくもりのある自然な温かさで眠りにつくことができます。 湯たんぽの中でもいろいろな種類がありますが、キャンプにおすすめなのは金属製、プラスチック製、ゴム製の3つのタイプ。それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるので、自分好みのタイプを選びましょう。

湯たんぽの種類別の特徴

● 1.金属製の湯たんぽ→保温力は高いのですが低温やけどの心配があります。 ● 2.プラスチック製の湯たんぽ→保温力の高さは劣りますが、その分低温やけどの心配は減り軽量で価格がお手頃。 ● 3.ゴム製の湯たんぽ→お湯を抜くとコンパクトで持ち運びしやすいのですが、保温力は低くなります。

あると便利な暖房グッツ

冷気をシャットアウトする銀マット

テント内の防寒対策には、地面の冷気をシャットアウトする銀マットがあると便利。テント内の暖房対策を怠ると、底冷えをして寝つけなくなってしまうので注意しましょう。 銀マットの役割は、断熱性や保温性をいかして地面からの底冷えを防ぐことです。テント内に銀面を向けて敷き詰めることで、防寒対策になります。また、インナーテントの底を保護してくれるクッションのような役割もしてくれる優れものです。

結露を防ぐマイクロファイバー

気温が下がる時期には、テントやタープに結露が発生します。結露がついた幕を乾かすのは大変です。しかし結露を拭き取らないとカビや生地が傷む原因になるので、結露をしっかり落として乾かしてから収納しましょう。 結露を防ぐためには、なるべく木の下でテントを張るなどの方法がありますが、それでも寒い時期のテントに結露はつきものです。結露があったら、朝起きてすぐの時点でマイクロファイバーで結露を拭き取っておくと、日中に乾いてすぐに撤収することができます。マイクロファイバーはホームセンターや100円ショップで手に入る安価なものでもいいですし、ハンディーモップタイプのものはより拭きやすくて便利です。

意外と重宝する貼るカイロ

持っていると重宝するのが貼るカイロ。貼るカイロだけでは暖房器具としては不十分なので、他のメインの暖房器具に加えて貼るカイロも付け足すのが効果的です。 毛布を敷いた椅子に座る際や、寝袋で寝る際には、貼るカイロのおかげで快適。つま先(靴下)に貼るタイプのカイロもあるので、足が冷えやすい方におすすめです。カイロは持ち運びに邪魔になるものではないので、とりあえず持っていくと安心できます。

羽織っても暖かいブランケット

ブランケットは、毛布と比べると軽くて持ち運びやすいので使い勝手がいいです。ひざ掛けとしてはもちろんですが、羽織っても暖かく、汎用性が高いところがブランケットのメリットといえるでしょう。 各アウトドアメーカーから、アウトドア用のおしゃれで機能性の高いブランケットが販売されています。ブランケットを選ぶなら、「防寒性・保温性の高いもの、軽量でコンパクトなもの、肌触りがいいもの」という点を重視して選びましょう。

冬キャンプにおすすめの防寒グッヅ

意外と温かいイヤーマフ

イヤーマフはお洒落に防寒できるグッズ。冬キャンプは耳が痛くなるくらいに冷えるので、イヤーマフはおすすめ。思っているよりも温かいので、アウトドアファッションの一部として取り入れてみましょう。 イヤーマフはアウトドアブランドに限らずいろいろなファッションブランドからも販売されています。お洒落にこだわるならファッションブランドのものでもいいですし、防寒性・機能性にこだわるならアウトドアブランドのものが安心です。

作業するときに重宝する手袋

焚き火やテントやタープの設営時など、作業するときに重宝するのが手袋。焚き火用など、防寒だけでなくキャンプの作業にも使える手袋なら、牛革もしくはアラミド繊維の手袋がおすすめです。 種類は、持ち運びがしやすいショートタイプと、手首の上まで覆ってくれるロングタイプとがあります。焚き火をするならロングタイプのほうが安全ですが、どちらでも好みで選んでいただければ大丈夫です。

軽くて温かいダウンジャケット

冬キャンプの寒さ対策には、とにかく厚着をすることが大切。防寒するなら軽くて暖かいダウンジャケットを着ることが最も効率的です。ただし、ダウンジャケットは濡れると保温性が低下するので、防水機能に優れたものを選ぶことをおすすめします。 最近ではファストファッションブランドのリーズナブルなダウンジャケットも人気がありますが、やはり冬キャンプの寒さ対策として考えると、機能性は重視した方がいいので、高機能なダウンジャケットを販売しているアウトドアブランドやダウンジャケットブランドのものを選んだほうがいいです。その分値段が高くなってしまいますが、逆にいうと値段に見合う品質や機能性は期待できます。防寒、防水、防風、耐湿など、高機能なダウンジャケットが冬キャンプに向いています。

温かくしてキャンプを楽しもう

秋冬の寒い時期のキャンプは、虫がいない、冷たい風が心地いいなどのメリットがあります。ただし防寒対策が必須なので、防寒グッズをしっかりと準備しておきましょう。 また、キャンプ場にAC電源付きのサイトになっているかどうかを事前に確認しておくことも大切です。それによって準備する防寒グッズが変わってきます。防寒グッズを用意したら、温かい服を着て防寒対策を万全にし、秋冬のキャンプを楽しみましょう。

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