「クロスバイクタイヤを交換したい」自分に合ったお気に入りを探そう

「クロスバイクタイヤを交換したい」自分に合ったお気に入りを探そう

2018.02.27

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クロスバイクタイヤの太さの種類と特徴

スピード抜群でロードバイクレベルの25C

25Cは細いタイヤで、かなりスピード重視の方向けのタイヤになります。とても軽く、路面抵抗が少ないため、プロにも多く使われています。脚へのダメージも少なく、疲れにくいことから、レースやオンロード用向けになります。細いタイヤは、バランスが不安定になることから、長年クロスバイクに乗っていて、慣れている方におすすめです。 しかし、太いタイヤと比べパンクしやすく、空気圧をこまめにチェックしたり、段差に注意をしたりする必要があります。週末だけ走る場合や、とにかく安定性よりスピード感を味わいたい場合に、選ぶタイヤになります。ロードバイクでは、25Cを使う方が多いようです。

スピード重視の28C

28Cのタイヤも、細めになります。25Cほどパンクしやすいということもなく、25Cほどこまめな空気圧チェックは不要で、たくさんのクロスバイクでも使用されています。オンロードでもオフロードでも、バランスのよい走りができ、ペダリングできていれば、時速30kmで快適に走ることも可能です。 クロスバイクのスピードも欲しいし、耐久性もそこそこ欲しいという場合には、28Cがよいでしょう。しかし、太いタイヤに比べると、低加速でのバランスは不安定です。しばらくクロスバイクに乗っていて、もっとスピード感と軽さが欲しいという理由で、買い替えを検討するときには、28Cがおすすめです。 一般的なクロスバイクでは、28Cが多く使われていて、選ぶ方も多いタイヤになります。

安定性とスピードが両立された32C

32Cのタイヤの太さは、細すぎず太すぎず、ちょうど中間程の太さになります。25Cや28Cに比べると、重さは感じますが、耐久性と安定性が良くなり、パンクが少なくなりますので、細いタイヤより安心して走ることができます。 驚くようなスピードは出せませんので、クロスバイクの軽い走りはあまり期待できません。初心者で、普段使いをしたい場合などは、32Cから始めると安心です。 初心者の方がいきなり細いタイヤを選んでしまうと、不安定さで危険です。最初はしばらく32Cで乗って、慣れてきてから、後で細いタイヤに交換しましょう。一般的に販売されているクロスバイクは、この32Cか、もう一つ細めの28Cが多く使われています。

安定性重視の35C

一般的な自転車にも、多く使用されている35Cのタイヤですが、太めでバランスがとりやすく、安定しています。タイヤが太くなると、急坂はとくに安定します。サイクリングというよりは、街でよく走る方に向いているタイヤです。クロスバイクの軽快な走りは期待できませんが、普段使いには安心です。 クロスバイクに慣れるまでは、低速度の不安定さに驚きます。タイヤは太めを選ぶことで、不安定さは改善されます。スピーディーに走る場合は、35Cは向いていませんが、初心者で安定性を重視したいのであれば、おすすめです。

35Cよりも安定性が高い38C

38Cのタイヤも太く、かなり安全性重視で選ぶタイヤです。めったなことではパンクはしませんし、段差なども気にせずに、街中をたまに走るにはよいでしょう。しかし、クロスバイクに求めるスピード感や、軽さはほとんどありません。クロスバイクなのに、38Cのタイヤを選ぶ人は、わりと少ないといえます。 また、クロスバイクの種類によっては、38C辺りになってくると、取り付けできないこともあるので、購入する際には注意が必要です。クロスバイク自体に乗る回数も少なく、とにかく安全性が欲しいという方は、38Cでもよいでしょう。重さもありますので、長距離やサイクリングには不向きです。

安定性抜群でマウンテンバイクレベルの2.1

2.1のタイヤは、スピード感をまったく求めず、安全性のみを重視する方向けのタイヤです。クロスバイクというより、マウンテンバイクのタイヤとして、使用されることが多く、安定性は抜群です。 走って楽しむというより、細みのクロスバイクのフレームに、この太めのタイヤをあえて付け、観賞用として楽しむという使いかたが多いようです。クロスバイクで快適に走りたいから、タイヤを付けかえるという方には向いていません。2.1を選ぶ方は、乗り心地より、見た目重視の場合が多いようです。

クロスバイクタイヤのホイールサイズと特徴

漕ぎ出しが軽く小回りが利く26インチ

ホイールの直径にもいろいろあり、タイヤ同様に、走行性能にかかわってきます。この26インチは、直径が約66cmのホイールになり、女性や小柄の人などにおすすめのサイズです。直径が小さいので漕ぎ出しが軽く、信号の多い街で、クロスバイクに多く乗るという方に向いています。 しかし、スピード維持は難しく、長距離は走りにくいため、ちょっとした普段使いに最適なサイズといえます。のんびりサイクリングくらいなら問題ないですが、小回りが利きますので、街乗りのほうが向いています。

スピード維持がしやすくサイクリング等に良い700C

700Cは、直径が70cmのホイールです。クロスバイクの定番サイズで、多くの人がこの700Cを使っています。スピード維持がしやすく、サイクリングなどにも向いています。普通の自転車では、到達できない速度も軽快に楽しむことができます。 通勤などの普段使いにも適していて、長距離も比較的快適にできるので、クロスバイクのホイールとして、700Cは人気が高いです。メーカーのラインナップも1番多いので、選ぶ楽しみも増えますね。またこのサイズの取り扱いが圧倒的に多いため、急な修理の場合でも在庫があり、すぐにまた乗れるという点でもおすすめです。

スピード維持が楽な29インチ

29インチのホールは、かなり大きいと感じる方が多く、直径は73cmになります。クロスバイクで29インチは、あまり多くないサイズです。一般的には、マウンテンバイクのほうに多く使われています。漕ぎ出しが重いので、街で乗ったり普段使いには不向きです。 しかし、スピード維持に優れていて、早く漕ぎ続けてもふらつきにくい安定感があります。信号のない平地を快適に、長くサイクリングしたい場合には適しています。ショック吸収もあり、段差も楽です。クロスバイクを長距離でよく走る方や、大柄な人には向いているサイズです。 自転車 タイヤ

クロスバイクタイヤの表面の種類と特徴

表面が凸凹していてグリップ力が高いブロックタイプ

ブロックタイプは、見た目ですぐ分かるほど、タイヤの表面が凸凹しています。おもに、マウンテンバイクで使用されていることが多い、オフロードタイヤです。路面状況が悪くても、グリップ力があります。また、タイヤ間に、泥などがつまりづらいという特徴を持っています。 こぐ力は重く、スピードは出しづらいですが、耐久性は強くパンクしにくいタイヤです。雨にも強く、坂道も登りやすいです。クロスバイクの快適な走りより、山道やいろいろな場所へ出かけることが多い場合には、おすすめです。

表面溝がなく乾いた路面を走るのに最適なスリックタイプ

スリックタイプはタイヤの溝がない、または溝が少ないタイプです。クロスバイクやロードバイクによく使われている、一般的なタイプになります。シティサイクルにも多く使用されています。一般的な街乗りや、普段使いに適しています。 路面抵抗が小さく、乾いた路面ならとても快適に走れます。しかし、濡れた路面では摩擦が少なく、スピードを出しすぎるとスリップしやすくなりますので、注意が必要です。ペダルをこぐ力は軽く、走りもよいですが、ブロックに比べてチューブが薄いため、パンクのリスクは高くなります。

街中でのツーリングに最適なセミスリックタイプ

セミスリックは、タイヤ中央の溝はほとんどなく、最近は左右にブロックがあるタイプが増えています。軽量で抵抗が少ないため、整備された道での直進走行は、こぎ始めから快適に走れます。また、カーブでは、左右のブロックでスリップしにくいという特徴もあります。 街で走るマウンテンバイクや、通常のクロスバイクでも使われている方も多く、ツーリングにも向いています。細いタイヤのことが多く、軽量なので耐久性は高くなく、段差や急ブレーキには注意が必要です。普段使いから、長距離まで軽い走りができます。 自転車 タイヤ

クロスバイクタイヤの選び方

使用目的に合わせて選ぶ

タイヤは種類によって、その特徴や性能が異なります。自分がクロスバイクをどのようなシーンでよく使うかを考えて、目的に合わせて選ぶと、快適に走ることができます。クロスバイクのタイヤ選びは重要で、走りやすさが大きく変わります。 通勤など、街中を中心に普段使いなら太めのタイヤ、長距離をサイクリング目的で、高速で走るなら細いタイヤなど、どこで走るかでも変わってきます。また雨天で走行するかによっても、選ぶタイヤは異なります。それぞれのタイヤの特徴を知って、自分の使用目的に、一番近いタイヤを選びましょう。

初心者は安定性の高いものを選ぶ

よく初心者の方で、いきなり細いタイヤに変える方がいます。確かにスピード感はありますし、見た目でも細いタイヤは人気がありますが、クロスバイクに慣れ、上級者になってからにしましょう。 細いタイヤは安定性がありません。とくに慣れていない頃は、転倒の危険性や、段差でのスリップの危険が高まります。また、空気圧にも気を配らないと、パンクの危険も高まります。最初は不安定でも、少し慣れてくると、ついスピードを出し過ぎてしまい、思わぬ大きな事故にもつながりかねません。事故防止のためにも、初心者のうちは、安定性の高い細すぎないタイヤをオススメします。 自転車 タイヤ

おすすめのクロスバイクタイヤ

panaracer タイヤ パセラ

パナレーサーは、親会社がパナソニックです。1952年に、自転車のタイヤやチューブの専業メーカーとして創業が開始され、自転車好きには有名な信頼のおけるメーカーです。 通勤やツーリングなど、さまざまなシュチュエーションに対応しているスタンダードなタイヤ。サイド部分の耐久性に優れています。サイドの飴色とセンターの黒から「アメクロ」とも呼ばれています。サイズは28C、ホイールサイズは700mmの定番サイズになります。トレッドが入っていて、雨の日でも滑りにくく、安心感があります。また耐パンク性な点も、人気の一つです。

INNOVA 700×32C クロスバイクタイヤ

イノーバは、長年に渡って、国内メーカーのタイヤ製造を受注してきた会社で、定評があります。オートバイや、多くのスポーツ自転車タイヤにも装着されています。価格は低めですが、比較的長くしっかり走れます。 ホイールサイズは700mm、32C。通勤や普段使いにぴったりのタイヤで、街乗りに最適なトレッドパターンを採用してあります。(トレッドパターンとは、駆動力と制動力の増加、雨天時のタイヤと路面の水を排除しやすくするなどの役目があります)やや硬めの作りで、耐パンクタイヤになります。 自転車 タイヤ

使用目的に合ったタイヤを選び快適に走行

クロスバイクには、さまざまな種類のタイヤがあります。最初に付いていた、純正のタイヤと同じものを買って交換するより、自分の使用目的に合ったタイヤをぜひ探してみましょう。 自分の使用目的に合うと、今までより、もっとクロスバイクの魅力や楽しさが味わえます。お店に行くと、同じタイプのタイヤを使ったクロスバイクに、試乗できるところもあります。パンクしたときにあわてて買い替えるより、お気に入りをじっくり探して、今より快適に走行しましょう。

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