仕事したくないときどうすればよいか。原因を知り、適切に対処しよう

仕事したくないときどうすればよいか。原因を知り、適切に対処しよう

2018.02.27

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何年も仕事をしていれば「もう仕事をしたくない」と感じることはあるはずです。そして原因も人によってさまざま。仕事をしたくないと漠然と思い詰めるだけでは解決しません。真正面から原因と向き合い、自分自身に最適な対処法を探しましょう。

もう仕事がしたくないと感じてしまう理由

激務で体が疲れている

激務で疲労がたまっていると、どんどんネガティブな方向に思考がいってしまいます。体が、心が「もう休まないといけないよ」と訴えているのです。そのため仕事をこれ以上したくなくなったり、会社を辞めたくなってしまいます。 激務が一時だけのものならば、「この時期を乗り切れば休むことができる」というように、自分自身を納得させることができますし、実際に一時的なものならばその後心身共に回復をすることができます。 しかし激務が長期間にわたって今後も続くことが考えられる場合、疲労により体調を崩してしまったり精神を病んでしまう可能性も出てきます。この場合には注意が必要です。

職場に気の合わない人間がいる

人間関係も仕事をする上で重要なファクターです。職場に気の合わない人間がいる場合、それがストレスとなることがあります。特にそれが上司などの場合は、部署などの配置転換がない限りずっとついてまわることにもなるので、仕事を辞めたくなってしまうでしょう。 また会社での陰湿ないじめなども現実にあります。重要な情報を回さなかったり、直接仕事とは関わらなくても部署内の人間同士で参加するような飲み会に誘われなかったりというものです。小さなことですが積み重なると会社に行くこと自体が楽しくなくなってしまいます。 その場合は、気の合う人間を一人でもよいので見つけ、いじめのほうは無視してしまいましょう。

人手不足でこなす仕事が多すぎる

会社も時代とともに変化します。たとえばリストラで多くの社員が減らされた場合。人手不足なのに以前と同等の仕事量をこなさなければならなかったりすると、仕事量が増えます。そのため以前よりも残業量などが増えて、家へ帰る時間も遅くなるかもしれません。 また現在だと就業時間を厳しくしている会社もあります。そうすると同じ仕事量でも勤務時間を制限されるので、密度の高い仕事をこなさなければならなくなります。人手がほしいところですが、そもそも残業代を削っているくらいなので、人を増やす気は会社にはないようです。 そのように人手不足等の理由で仕事量が増えている場合も、仕事を辞めたくなるでしょう。

私生活にトラブルを抱えている

両親の介護をしていたり、彼女と仲違いをしてうまくいっていなかったりと、私生活にトラブルを抱えている場合、仕事どころではなくなってしまう場合があります。 人生は会社がすべてではありません。人がなにを大切に感じているのかは、その人次第なのです。そのため身の回りの大切な人が離れていきそうな場面では、仕事を失ってでも大切な人をつなぎ止めたいと考えるのは当然のこと。 大切な人を見捨てて仕事を取ってしまった場合は、人生においてずっと後悔がつきまとう可能性があります。自分にとって大切なものを優先させましょう。

仕事のできない上司や部下がいる

仕事のできない上司の元で働くことは、優秀な人にとっては辛いことです。「自分のほうが仕事ができるのに、なぜ彼のほうが給料をもらっているんだよ」というように、毎日理不尽さに直面しなければなりません。 また仕事のできない部下を抱えている場合も同じです。なんど教えても仕事を覚えなかったり、部下のミスを自分がかぶらなければならない場合、ほとほと嫌気がさします。部下ではなく、自分の教え方が悪いのではないかなど自己嫌悪に陥ってしまう場合さえあるかもしれません。 現在の仕事を辞めて、もっと違う場所で活躍できないかというように、自分自身に自信がある人は、いまの仕事をやめたくなることもあるでしょう。

休み明けでやる気が出ない

長期休暇などで仕事を長いあいだ休んでいた場合も、やる気がでなくなることがあります。海外旅行でゆっくり体を休めたり、体を動かすようなレジャーやアミューズメントパークなどで思い切り遊んだりした場合、その楽しさから仕事の現実に引き戻されたくないのです。 この症状は1カ月もすればたいていの場合は薄れ、仕事という日常に溶け込んでいきます。そのため長期休暇後にやる気が出ないからといって、転職を考えたり衝動的に会社を辞めたりすることのないように気をつけてください。

甘えではなく鬱など心の病気の可能性がある

仕事をしたくないと誰かに相談すると、多くの場合「もう少し頑張ってみたら」といわれるのではないでしょうか。なぜなら多くの社会人が、仕事をしたくないと思っており、自分は今の職場に合っていないのではないかと悩んでいるからです。 しかし、もしも体調不良などの症状が出ているのなら話は別です。相談すべき相手は、友人や同僚ではなく専門知識を持つ医者かもしれません。なぜなら鬱などの病気の場合、初期症状は疲労などの軽いものから始まるからです。 不眠症、食欲不振、めまい、下痢、便秘、嘔吐などなんらかの症状を伴っている場合には専門家の判断を仰いでください。

仕事を失敗して落ち込んでいる

長年仕事をしていれば、失敗することもあります。若い頃は小さな仕事しか任されないことが多いので、ミスも小さくてすみます。 しかし40代以降になってくると、重要な仕事も任されるようになり、責任も増してきます。そのため1つのミスが大きなトラブルを招くことも少なくなく、関係する部署や取引先に迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。 そんなときに落ち込むなというほうが無理です。仕事をしたくなくなることもあるでしょう。しかしその経験をバネに次のステップを目指してください。失敗してしまったら過去は変えられません。できることはその失敗を次に生かすことなのです。

ノルマや納期が迫っている

上から無理そうなノルマや納期を押しつけられる話はよくあることです。そしてそのノルマや納期が迫ってきているとき、人は逃げ出したい心境に陥ります。達成するためには長時間残業をしなければならなかったりするなど、心理的ストレスは相当なものだからです。 ノルマや納期が迫ってきているのに、どうしても達成することが難しそうな場合には、一人で抱え込まないことです。上司など相談する相手がいるのなら、こまめに近況を報告し判断を仰いでいきましょう。 頑張らなければならないのは自分自身かもしれませんが、心理的負担は減りますし、よいアドバイスを得ることでノルマや納期を達成できるすべが見えてくるかもしれません。

客や取引先からのクレームが多い

客や取引先からのクレームが多い部署や会社だと、仕事をするのはやめたくなるのは当然です。クレーム対応というのは一方的に責められるのを受けるだけであり、達成感などとは無縁です。 ましてクレームがくるということは、その案件なり製品が失敗しているということ。お叱りを受けている内に、会社や製品に対する自分自身の愛情や情熱も減少してしまう可能性があります。 ある製品に欠陥があり、その対応に追われているのならばそれは一時的なものだと考えられるので、耐えることができます。しかし会社自体がお客様や取引先に対して不誠実なことをしている場合には、クレームが今後も続くと考えられます。自分自身、今後どうしていくのか考えてもよいかもしれません。

仕事がしたくない原因別の解決方法

自分にも問題点がないか考える

人間関係が悪い職場で悩んでいる場合、どのように解決すればよいのでしょうか。まずは他人を変えようと思う前に、自分自身が変わってみることもひとつの方法です。 嫌がらせを受けている場合には、なぜ自分がそのような目にあうのか考えてみます。検討もつかないようなら、比較的親しい同僚に聞いてみてもよいでしょう。もしかしたら「言葉遣いが悪くて生意気」かもしれないし、「女性社員にセクハラまがいの発言が多い」といったものかもしれません。 そのような些細なことならば、原因さえわかっていれば自分から変わることができます。

部署の異動を申請する

修復できないような人間関係の場合もあります。そして仕事上の必要な情報が回ってこなかったり、雑務ばかりを任されて部署に居場所がないときなどは、部署異動の申請をするのもひとつです。 その際には上司にきちんと実情を報告し、業務上の支障が出る可能性があるのでここにはいられない旨を伝えてください。主張するところはしておかないと、部署を去ったあとにはあなたが悪者であったかのようにいわれてしまうでしょう。 新しい人間関係のもとでなら、充実した仕事をすることができるかもしれません。環境の悪いところで我慢し続ける必要はないのです。

どんな環境なら満足できるか考える

不平不満を述べる人はどこの会社に異動したとしても、そこでなにかしらの不満をいっていることがあります。もともとがネガティブ思考のため、悪いところを探すことが得意なのです。物事には良い面と悪い面が両方あるはずなので、悪い面しかみることができないのは、そのこと自体が不幸なことです。 では、自分自身どのような労働環境なら満足感を得られるのか考えてみましょう。人間関係がよい職場かもしれませんし、給料がよい職場かもしれません。そして転職活動をするのなら、それを重視した会社を選択します。 もしも現在の会社に残るのならば、少しでも満足できる環境になるよう自分が動きましょう。待っていても誰もあなたのために労働環境を改善してくれません。

労働基準監督署に通報する

残業代や休日手当など、法律で支払う義務が制定されているのに会社が支払っていない場合には、労働基準監督署に通報しましょう。従業員ならほぼ全員がその労働環境の悪さに気づいているはずなのに、通報した後々のトラブルなどを考えて動き出せない人が多いです。しかし誰かが第一歩を踏み出すべきなのです。 労働基準監督署が監査に入るだけで、会社は本来あるべき姿に変わります。あなただけが得をするのではなく、通報することは多くの従業員の生活を助けることにつながります。 残業代などは場合によっては2年前までさかのぼって支払われることがあります。まずは自分自身がどのくらい損をしているのか知るために、計算をしてみてもよいかもしれません。

仕事がしたくない気持ちを解消する方法

満員電車を避けるため早く家を出る

満員電車で人混みに揉まれることも、通勤する上での大きなストレスです。もしも満員電車が嫌ならば、家を少し早めに出て混雑を避けましょう。 会社付近に行きつけのカフェやファーストフード店をみつけ、そこで出勤前のコーヒーを飲みながら新聞などを読むのもよいですし、早朝からやっているジムなどで汗を流しておくのもよいです。 もしくは社長や総務などに相談できる環境にあるのならば、フレックスタイム制を取り入れることができないか申し出てみるのもよいかもしれません。申し出が通るならば、混雑する時間を割けて出退勤することが可能になります。

好きな音楽でテンションを上げる

通勤中の車の中で音楽をかけたり、通勤電車の中でiPodなどを使用し、好きな音楽でテンションを上げるのもよいです。人はなにか1つのことをしているあいだは、別のことを考えられません。 前日の失敗や、仕事の嫌なことを考えながら通勤するよりは、仕事のオンオフをしっかりするために音楽を聞いてしまうのはよいことです。聴く音楽は、自分のお気に入りのアーティストの音楽を聴いたり、話題となっている音楽をかけてみたりしましょう。

自然の多い場所を散歩する

人は自然の中にいるとリラックスできます。そのため精神的に参っているときやネガティブ思考になっているときには、自然の多い場所を散策すると心を落ち着けることができます。 たとえば通勤する途中に緑の多い公園などがある場合には、少し遠回りになったとしても公園内を歩いていくとよい気分転換になります。また仕事上で腹立たしいことなどがあって気持ちがささくれ立っているときは、お昼の休憩時間などに一度社外に出て、公園などでお昼を食べてもよいです。 よい気分転換となり、冷静な気持ちにリセットすることができるでしょう。

好みの香りを身につける

香りというのは、人の心に大きな影響を与えます。たとえばなにか匂いをかいだときに懐かしさを感じたり、昔の記憶を思い出したことはないでしょうか。 香水にはさまざまな香りがあります。すっきりと気持ちを切り替えて仕事をしたいときには、甘すぎない柑橘系の香りにしてみたり、集中力を高めたいときにはグリーンやウッディ系の香りで森林浴をしているような気分になるのもよいでしょう。 仕事をしたくないようなネガティブな気持ちを、香水をシュッとすることで消せるのなら、ためしてみる価値はあります。

髪を切ってイメージを変える

女性は失恋すると髪を切ると、昔からいわれてきました。髪の毛を切ることで過去を断ち切ったり、気持ちを切り替えたりするすることができるからです。 同様に仕事でミスをして気分が落ち込んでいるときに、髪を切ることで過去を断ち切ってみるのもよいと思います。その際にはいつもと同じような髪型にするのではなく、思い切ってイメージチェンジをしてみましょう。 切った直後のさっぱり感だけではなく、職場についたときに「髪切ったね」と注目されるのも、悪い気分ではないはずです。テンションをあげて仕事に取り組むことができるかもしれません。

スーツや靴を新調する

気持ちを新たにするために、スーツや靴など身につけるものを新調してもよいです。それも安物ではなく、一生大切にできるような少し値のはった高級なものがよいです。 高いので購入する際には緊張もするかもしれませんが、それまで嫌な仕事をして頑張って貯めてきたお金です。価値あるものを買うことで頑張った自分へのご褒美とします。 オーダーメードで仕立てたスーツなどは、自分自身にこれ以外はないというほどピタリとします。着ることで少し背筋が伸びるような気がするはずです。それは自信へもつながり、仕事をしたくないという気持ちを吹き飛ばしてくれることでしょう。

適量の糖分を摂る

イライラしたときの対処法の1つとして、砂糖などの入った紅茶やコーヒーを飲んで横になるというものがあります。これは砂糖に含まれるリラックス効果を利用したものであり、仕事でのイライラにも効果的です。 砂糖の入った飲み物を飲んでホッとした経験を持つ人は多くいると思いますが、これは舌が甘味を感じると脳が「エンドルフィン」や「セロトニン」という物質を出すためです。 この2つの物質は、共にリラックス効果があります。セロトニンに関しては、欠乏するとうつ病の原因にもなるといわれているので、仕事で疲れたときにはカフェなどでゆっくりとお茶でもするとよいかもしれません。 適量の糖分を摂取することは心にとってやさしいことです。ただし、くれぐれも糖分の取りすぎはしないよう、気をつけてください。

病院で診察してもらう

気持ちの浮き沈みが激しすぎて仕事がつらいとき。疲労感、めまい、頭痛、不眠、食欲不振、便秘、下痢、おう吐などの身体症状が出ている場合は、精神科や心療内科で診断してもらってください。うつ病の可能性があります。 うつ病の人は初期症状の頃、たいてい「疲れがたまっているな」と感じているだけだそうです。自己判断は危険ですので、もしも家族から「病院に行ったほうがいいよ」というような言葉が出たら必ず受診しましょう。 また精神だけではなく、ストレスにより内臓に腫瘍ができたり、穴が空いたりすることがあります。健康診断などで引っかかることも多いので、健康診断は毎年しっかりと受け、再検査の知らせが届いた際にはきちんと精密検査まで受けてください。

仕事を頑張ったご褒美を設定する

仕事をやる気にさせる単純な方法に、自分へのご褒美を設定する方法があります。これはよく女性が使う手ですが、男性にも有効です。 目の前に人参をぶら下げられた馬が走り続けるような方法ですが、人は遠くにある漠然とした目標よりも、すぐ目の前の目標において力を発揮します。「この仕事を終わったら、気になっていたフランス料理のお店に彼女と行く」のように自分自身へのゴールとご褒美を設定することで、短期間の辛さを我慢して乗り切ることができます。 この方法なら、プライベートと仕事というようにオンオフの切り替えも自分で調整して楽しむことができます。一度やってみたいことや、行ってみたいお店などを紙に書き出しておくとよいかもしれません。

転職情報などをチェックしてみる

現在の仕事が辛く、転職を考え始めている場合には、実際に転職情報などをチェックしてみることも有効です。「この会社に在籍するのもあとわずか」とイメージするだけでも、会社での辛さが減少するかもしれません。 もしくは、転職の難しさに直面することもあるでしょう。他の会社の諸条件と比較してみたら、現在勤めている会社の条件は意外によかったと気がつく場合も。転職したら給与や待遇面が下がってしまうことを知り、逃げずに今の会社でやっていこうと気持ちを新たにすることも多いのです。

仕事がしたくない時におすすめな対処法

無理をせずに有休をとる

疲労が蓄積していると、心も体も機能が低下します。そして頭がうまく働かないので仕事でミスを起こし、さらにやる気を失うという悪循環を引き起こします。 そのような場合には、無理をせずに有給を取って心身を休めてください。急がば回れといいますが、仕事に関しても同じです。リラックスをして回復させることで、休暇後の仕事の働きが見違えるようによくなることは多々あります。 もしも有給をとったときには、休みの間は仕事のことは一切考えずに過ごしてください。家族とともに旅行に行くのもよいですし、ダラダラと無為に時間を過ごすのもよいでしょう。

コーヒーを飲んで頭をすっきりさせる

なんだかぼんやりとしてやる気が出ないときや、眠気でやる気がでないときには、コーヒーを飲んで頭をすっきりさせましょう。 コーヒーにはカフェインが入っていますが、アデノシンという受容体は、リラックスしたり眠気を誘う効果があるのですが、カフェインを飲むことでこのアデノシンの受容体の働きを妨げることができるのです。つまり、覚醒効果がカフェインにはあるのです。 コーヒーの他にも、紅茶や緑茶にもカフェインは含まれています。コーヒーの苦みが苦手な人は、カフェインの含まれている他のお茶をのみましょう。

深く深呼吸をする

心身が緊張状態にあるときには、深く深呼吸をしてみてください。簡単な方法ですが、深呼吸にはリラックス効果があることがわかっています。クレームの前後や、上司から叱られた後など意識的に深い呼吸をして緊張感をやわらげましょう。 緊張が続くと、肩こりなどの身体症状が現れることもありますが、痛い部分を意識したり軽く動かしながら深呼吸することで、肩こり解消や疲労回復の効果もみられます。 また仕事のことや心配事でなかなか寝付けない夜などにも効果的です。夜ベッドに横になった状態で深呼吸を数回行ってください。寝付きがよくなります。

軽いストレッチでリラックスする

深呼吸だけでは回復しない疲労や肩こりなどの場合は、朝や寝る前などに軽いストレッチをして体のこわばりをほぐしましょう。 ストレッチは現状の体のこわばりをほぐすだけではなく、リラックス効果や肩こりや腰痛などを予防する効果もあります。ストレッチを行うことで、よく眠れるようになったり疲労回復を促進することができます。 せわしない生活を送っていると、ついつい運動も激しいものになってしまいがちです。しかしストレッチはゆっくりと1つのポーズにつき20~30秒くらい時間をかけたほうが効果があります。呼吸を意識し、痛みを感じない程度に手加減しながら気持ちよいと感じる程度で行いましょう。

誰かに愚痴を吐き出す

気持ちを誰かに吐き出すことは大切です。それまで胸の奥にたまっていたネガティブな考えを出してしまうことで、気持ちを新たにすることができます。 職場の同僚などだと、ついつい誰かの悪口をいってしまいそれが噂になることもあるので、仕事とは関係ないプライベートの親友がベストでしょう。 また、自分自身うつ病などを心配するような心身の症状が出ている場合には、専門家を尋ねるとよいです。自分自身仕事を頑張りすぎて疲弊しているときに、友人や同僚からの「頑張れ」の一言は辛く、症状を悪化させることがあります。専門家なら、そのようなことはありません。また必要なら診断書も出してもらえます。

残業せずに定時で帰る

自分である程度調整がきく仕事ならば、ときには定時で帰ることでプライベートの時間を確保しましょう。残業することが風潮となっているような会社だと、周囲の目が気になるかもしれません。しかし仕事を引き延ばしたり、あるフリまでして会社に残るのは愚の骨頂です。 早く帰宅できた分、有意義に時間を過ごしましょう。家族と時間を過ごすのもよいですし、ジムに行って汗を流したり、外食で美味しいものを食べるのもよいです。そしていつもよりも少し早めに寝てみてください。翌日はすっきりとした気持ちで目覚めることができます。

家で過ごすときは趣味の時間にあてる

家で過ごすときは、仕事を持ち帰ったり、仕事のことで悩むのはやめましょう。オンオフの切り替えをうまくすることができないと、仕事をますますやりたくなくなってしまいます。 家では自分の趣味に時間をあてるとよいです。読書ならいつでもどこでも始められますし、料理を趣味にすれば家族や彼女も喜ばすことができるうえに、自分の健康も保てます。囲碁や将棋など相手を必要とするものを趣味とし、仲間をつくるのもよいですね。

私生活に運動を取り入れる

ついつい休日は家で寝て過ごしてしまうことはないでしょうか。しかしそのようにダラダラ過ごしたときに限って、なぜか体も心もすっきりせず、せっかくの休日をムダにしてしまったような罪悪感に襲われるのです。 気持ちを切り替えるには、適度な運動を私生活に取り入れることをおすすめします。なにも高いお金を払ってジムに通う必要はありません。 たとえば買い物に出かけたり会社に通勤するときの交通手段を、車から自転車に変えるだけでれっきとした有酸素運動です。休日の夕方に公園を散策するだけでもよいです。そのことにより気持ちがずいぶんリフレッシュすることでしょう。

ネットでやる気の出る名言を検索する

ついついスマホでゲームをして時間をつぶしてしまうようならば、ネットでやる気の出るような名言を検索してみてはいかがでしょうか。 有名な昔の思想家の名言は、名言といわれているだけあって奥が深いものです。また、「名言」を画像検索してみると素人が作ったものもたくさん出てきて、たまにクスリと笑ってしまうものも混じっています。 それらを読んでいると、きっと「自分だけではなく、みんな同じようなことで悩んでいるんだ」と共感を覚えるのと同時に、それらの名言に励まされることでしょう。

休みの日は仕事に手をつけない

休日は、仕事を持ち帰るべきではありません。体や心を休めることも仕事のうちといってもよいくらい、休息を取ることは重要です。 疲労というのは自分自身では気づかないうちに、どんどん蓄積するものです。そして思考速度を低下させたり、適切な判断を鈍らせたりします。そうするとミスが増え、気持ちが落ち込み、仕事を辞めたくなる。その悪循環が始まります。 休日の過ごし方ですが、遅く起きてダラダラと寝て過ごしてはいけません。休日も生活リズムを崩さないようにいつもの時間に起き、しっかりと朝食を食べ、趣味に時間をあてたり公園に散策したりして有意義に過ごしてください。

仕事がしたくない時の注意点

疲れたら休憩をとる

仕事をしたくないときは、少し仕事をしただけでもすぐに疲れを感じます。そのようなときは小刻みでもよいので休憩をとりましょう。 たばこ休憩が許されているようなら、たばこを吸いに出るのもよいですし、給湯室にコーヒーを入れに行くのもよいです。あまり頻繁に休憩をしづらいようならば、トイレに行き、固執で首や肩を回して軽いストレッチをするのも1つです。

衝動的に仕事を辞めたりしない

疲れがたまっていると、どうしても正常な判断ができなくなります。そのためよく考えずに、逃げ出すために仕事を辞めてしまうことがあります。そして転職の現実を知り、後悔するのです。 仕事を辞めたいと思ったのなら、まずは転職活動を始めることです。金銭面だけではなく、労働環境なども確認して下さい。そうしないと新しい職場でも仕事がハードだったり、長時間残業を課せられたりする可能性があります。 昨今ではネット上に元社員のリーク情報がたくさん公開されています。それらを参考にしてください。

転職を考える前に誰かに相談する

仕事をやめたいと思ったら、まずは誰かに相談してみましょう。できれば直属の上司がよいです。なにを辛いと思っているのか打ち明けるだけでも楽になりますが、打ち明けたことで仕事内容が変更される可能性もあります。 もしも上司がまったく頼りにならなかったり、逆に「なに甘いことを言っている」としかり飛ばしそうなタイプならば、仲のよい同僚や、仕事とは関係のない家族や友人でもよいです。第三者からの意見を聞くことで、衝動的に会社を辞めてしまうのを防ぐことができます。

無理に仕事を続けない

心身になんらかの症状が出ていたり、死にたいと思えるほどの状況ならば、無理に仕事を続ける必要はありません。あなたがダメなのではありません。その会社があなたに合っていないだけなのです。 新しい会社で再スタートを切ってみると、面白いように順調にことが進む場合もあります。疲労がたまっていると冷静な判断ができず、その会社でどう生き延びていくかという選択肢しかみえなくなることがあります。一度その会社を離れることで気持ちをリセットすることも重要です。

立ち止まって考える余裕を持つ

仕事がハードすぎると、そのことに追われてしまい他のことが考えられなくなります。ときには立ち止まって考える余裕を持つようにしましょう。 仕事ばかりをしていて、家族のことを顧みることができなかった場合など、プライベートでの人間関係を悪化させてしまうこともあります。自分にとってなにが大切なのか、立ち止まって見直してみることも重要です。

夜更かししないでしっかり睡眠をとる

忙しいと、自分時の時間を確保するために夜更かしが続いてしまうこともあります。しかし質のよい睡眠を取ることは非常に需要です。 睡眠の役割というのは、脳を休息させると同時に、昼間得てきた情報の整理を行う時間でもあります。この睡眠の働きが十分に行えない場合、さまざまなことに支障が出てきます。 仕事の効率が落ちたり、正常な判断ができない場合も。睡眠時間を長く取るのが難しいようならば、寝つきを良くしたり深く睡眠できるよう、質を向上するよう心がけてください。

ストレス解消のために暴飲暴食はしない

ストレスがたまると、ついつい暴飲暴食をしてしまうものです。しかしそれは百害あって一利なしです。特に砂糖のたくさん入ったコーラのような飲み物を飲みながら、炭水化物が多く含まれているジャンクなものを大量に食べることは体によくありません。 テレビを見ながらポテトチップスをつまむといった「ながら食べ」は絶対にやめましょう。気がつけばポテトチップスを一袋開けていたというように、意識をしないまま大量に食べてしまい、身体に悪影響を及ぼしてしまいます。

仕事を抱えすぎない

仕事を抱えすぎてしまうと、長時間残業となってしまったり納期を達成できなくなるといった問題が発生しやすくなります。そしてそれらの心理的ストレスは大きなものとなります。 もしも誰でもできるような仕事なら、協力を仰いで短時間で片付けてしまったり、最初から仕事を頼まれたときに断ることができるようにしましょう。納期の遅れなどに関しては、自分だけの問題ではなく、関係各所に迷惑をかけてしまうことがあります。

無理な仕事ははっきり断る

頼まれれば頼まれただけ仕事を引き受けてはいないでしょうか。自分が処理できる仕事以上のものを抱え込まないようにしてください。 受け持っている仕事内容やかかる時間などをリスト化し、仕事を依頼されたときにはそれをみせて「少しは手伝えるかもしれませんが、これだけの案件を抱えているので厳しいです」とはっきりと言葉にすることも重要です。

無断欠勤など責任のない行動はとらない

仕事をしたくないときなど、ネガティブ思考のときにはついつい自分自身のことしかみえなくなります。しかし会社で仕事をしている以上、そこにあるルールは守りましょう。 無断欠勤をするといった他人に迷惑をかけるような責任のない行動はとってはいけません。もしも体調が悪くて動けないのなら事前に連絡を入れたり、心身共に疲れ切っていて現在の仕事を重荷に感じているなどの旨を、上司などに相談しておくことが大切です。

仕事がしたくない原因としっかり向き合おう

仕事をしたくない理由は人それぞれです。そして解決策も千差万別です。まずは自分がなぜ現在辛いと感じているのか、その原因を探る必要があります。 そのストレスはちょっとしたことで解消できるたぐいのものかもしれませんし、根が深くて転職を余儀なくするものかもしれません。まずは自分自身としっかり向き合いましょう。

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