ロードバイクはイタリアで。トップアスリートも利用するモデル

ロードバイクはイタリアで。トップアスリートも利用するモデル

2018.04.06

ロードバイクの人気が高まっています。ロードバイクの中でもイタリアのバイクはどのメーカーもおしゃれで高性能です。そして歴史のあるメーカーばかりが揃っています。イタリア製のデザイン性にも優れたロードバイクに乗って大自然を駆け抜けてみましょう。

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イタリア製というブランド力

ロードバイクのメーカーは数多く存在します。ロードバイクを選ぶときに価格や性能など重視するところは人によりさまざまです。日本国内メーカーもありますが、イタリア製のロードバイクを購入する方も近年では増加傾向にあります。 イタリア製というだけでおしゃれな感じがしますが、ロードバイクは実は高性能。イタリア独特のセンスが光る車体ですが、推進力に優れている、安定感がある、空気抵抗が少なくなるような設計が施されているなどのバイクとなっています。

イタリアの御三家とよばれるメーカー

イタリアの至宝 デローザ

デローザは1953年設立されました。創業者はイタリア・ミラノ出身のウーゴ・デローザが創立者です。60年以上の歴史と伝統のイタリア名門のロードバイクメーカー。 ハイブランドの部類に入るデローザはミラノ郊外の工場でハンドメイドの手法でロードバイクを製造しています。その分ロードバイクの価格は高額になりますが、性能や安全性には信頼が持てます。 デローザの大きな特徴はハートマークのロゴとフレームの性能。荒れた路面を走行しても振動吸収性に優れたフレームのおかげで安定した走行が可能です。

AVANT

【画像ページ引用 http://www.derosa.jp/carbon/avant.php 】 デローザの中ではビギナーにも身近なモデルです。価格が日本円で約30万円、フルカーボンフレームのバイクですが初心者向けといえるモデルになっています。身長が150?から180?のライダーまで対応が可能なバイクです。

伝統の技が引き継がれる コルナゴ

1952年設立されました。創業者はエルネスト・コルナゴ。コルナゴ自身が元自転車競技選手でした。自転車の修理および製造の下請けを始めたことが創業のきっかけです。コルナゴのフレーム塗装はパマペイントという工場で10人の職人が一つ一つ手作業で行っています。月100台の手作りフレームです。

C-RS

【画像ページ引用 http://www.colnago.co.jp/2017/product/crs.html 】 ミドルグレードのC-RSはバランスがよいバイクで、ビギナーから上級者まで幅広い方向けです。値段は約33万円、車台重量は8.2?あります。直進安定性が高くなっている扱いやすいバイクです。

重厚感ある伝統美 ピナレロ

1953年設立。創業者はジョヴァンニ・ピナレロ。本拠地はイタリアのトレヴィーゾです。タイヤを支えるフレーム部分をフォークと呼びますが、そのフォークの形状が一番の特徴となっています。通常はストレートになっているフォークがオンダフォークとよばれるうねるような形状となっているのが大きな特徴です。

PRIMA

  【画像ページ引用  http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/pinarello2015/prima.php 】 クリス・フルーム選手(SKY)がツールドフランスで総合優勝をした際に乗っていたのがピナレロのバイクでした。ハイモデルは日本円で50万円以上もするピナレロも初心者モデルは約15万円で購入可能です。ベーシックなロードバイクのPRIMAはアルミロードバイクですが高級感があります。

個性的でおしゃれなイタリアメーカー

鮮やかなブルーが印象的な ジオス

1948年設立。本拠地はイタリア・トリノです。ロードレース選手として活躍したトルシーノ・ジオスはベルリンオリンピックに出場経験があり、エンブレムに五輪が使用されているのはそのためです。シンボルカラーは青色、ジオスブルーと呼ばれるほど定着しています。細いクロモリフレームが美しいジオスは走りを楽しむ方向けです。

FENICE(フェニーチエ)

【画像ページ引用 http://www.job-cycles.com/gios/collection/detail/roadbikeseries/fenice/index.html 】 フェニーチエはクロモリラインナップの中でも安価で入門者向けのモデルといえます。アルミロードなどと比べると重量はありますがクロモリの楽しさは十分に味わえます。

最も古い老舗メーカー ビアンキ

1885年設立。創業者はエドアルド・ビアンキ。現存する自転車メーカーでは最も古いブランドです。ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクなど総合自転車メーカーとして多数の商品があります。製造工程をネット上に公開するほど品質には自信があります。 その特徴のひとつがチェレステブルー。「チェレス」はイタリア語で「碧空、天空」の意味があり、明るい青色のボディカラーです。比較的手軽な価格設定なのでビギナー向けのタイプとなっています。

ARIA(アリア)

【画像ページ引用 http://www.japan.bianchi.com/category.cgi?mode=category_detail&bik_Code_prm=18-ARIA-ULTEGRA&big_code=01 】 エアロロードバイクです。レースにも可能なスペックを備えたタイプで3種類あります。2018年モデルとして発表されました。ミドルグレードとして「ARIA」イタリア語で「空気」の意味の言葉のとおり極限まで空気抵抗を削減し空気を味方に走行できるモデルです。日本からリクエストで製品化されました。

流行に流されない堅実さ チネル

1948年設立。元自転車選手のチーノ・チネルが創業者です。イタリア自転車メーカーの元御三家です。以前はデローザ、コルナゴと並ぶほどでしたが、現在はプロチームのスポンサーをしていないことから知名度は低くなっています。 堅実にモデル展開を行い少数精鋭のラインナップです。

美しいカラーリングが印象的な ヴィリエール

1906年設立。創業者はピエトロ・ダル・モリンです。ウィリエール・トリエスティーナ社は戦争とスクーターの発展で1952年に幕を閉じました。しかし、1969年、リノ・ガスタルデッロとその息子がヴィリエールの商標権を獲得。ヴィリエールブランドでロードバイクの生産を再開しています。本拠地はイタリア・ヴィチェンツァにあるメーカーです。 美しいイタリアンカラーと高いデザイン性、さまざまな素材を組み合わせて使用したモデルがラインナップされています。イタリア本国では、販売台数が最も多いメーカーです。

モンテグラッパ

【画像ページ引用 http://www.wilier.jp/road/montegrappa.php 】 2014年に発売されたアルミロードバイクで、バッサーノ・デル・グラッパ近傍の山の名前から名づけられています。SORA、女性向けモデルの「LUNA(ルナ)」もラインナップされる入門用のモデルとなっています。

サドルはイタリア製がほとんど

トップはセラ イタリア

1897年設立。本拠地は北イタリアのカッセラダソロにあります。ロードバイクの世界2大サドルブランドとして100年以上の歴史があるブランドです。「セラ」にはイタリア語でサドルの意味があります。 設立当初は革のサドルを製作していましたが、1970年代からはプラスチックのサドルの生産を開始、ゲル入りのサドルも生産を開始するなど常に進化を遂げています。

サドルのタイプは大きく3種類

● SLR 骨盤の幅が狭いタイプの方向けのサドルです。座面はフラットになっています。レーシングサドルとして人気があり女性モデルもオフロードモデルなどのタイプがあるモデルです。 ● ?FLITE ノーズから中央部分へのラインが細くなっているタイプです。骨盤の幅が広めの方向けのサドルです。 ● ?NOVUS クラシカルサドルのタイプです。ホールド感が高くなっています。

2大サドルブランドのひとつ セラ サンマルコ

1935年設立。ロードバイク世界2大サドルブランドのセラサンマルコは自転車産業のメッカ、ヴェネト州に本社があります。コンコールスーパーコルサが定番のサドルです。 フィッティングシステムに「DiMA」を採用しています。年齢、痛みに対する敏感さ、体型、サドルとハンドルの落差、サドルの上でポジション移動が多いかをもとに自分に合うサドルを選択します。

セラロイヤルの高級サドル部門 フィジーク

1996年に設立。selle ROYAL社が展開するブランドです。イタリア・ヴェネト州ポッツォレオーネに本社があります。プロロゴと並び国内で入手しやすいブランドとなっています。熟練の職人がひとつひとつハンドメイドで制作し高い品質を誇ります。「セラロイヤル」のハイエンドモデルとして世界のトッププロが使用するメーカーです。

サドルの特徴

フィジークの名前を有名にした「アリオネ」「アリアンテ」「アンタレス」の3種類があります。アリオネは形が綺麗です。レースにもロングライドにもオールマイティに使えるサドルとなっています。アリアンテは安定感のあるモデルですが、サドル後方が大きく広いので腰の位置が気になるライダーにはあまり向かないかもしれません。 アンタレスは軽量化されたサドルです。短距離レースやヒルクライムに向いているサドルとなっています。アリアンテが一番柔らかく、アリオネが一番硬いサドルです。

洒落たイタリアメーカーでお気に入りを見つけよう

世界に名だたるメーカーが揃うイタリアのロードバイク。高性能でおしゃれなロードバイクが多く世界中に利用者が存在します。イタリア製ということで高額なロードバイクが多いですが、ハンドメイドの製品もあるなど性能にはこだわったものが多いです。 色使いもイタリアンカラーで女子の人気も高いイタリア製のロードバイク。せっかくロードバイクに乗るのならイタリア製のバイクにしてみましょう。

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