アストンマーチン・ヴァルカンってどんな車?その実力と魅力に迫る

アストンマーチン・ヴァルカンってどんな車?その実力と魅力に迫る

2018.05.14

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超高級車ヴァルカンはどのような車か

「アストンマーチン・ヴァルカン」は、アストンマーチン社から2015年に発売されたサーキット専用のスポーツカーです。サーキット専用の車両のため、公道は走っておらず、まだ目にしたことがない人も多いでしょう。 ヴァルカンは、サーキットでしか見られないだけでなく、世界生産台数が24台という大変希少価値の高い車です。サーキットでもなかなか目にすることはできないほどレアな車両です。 アストンマーチンの「ヴァンキッシュ」や「ラピード」を手掛けたデザイナー・マレック レイクマンによってデザインされた超高級車ヴァルカンは、一体どんな車なのでしょうか。その実力と魅力に迫っていきます。

ヴァルカンの特徴

超高級スポーツカーとして知られる「アストンマーチン・ヴァルカン」は、世界に24台しかないサーキット専用車両です。ヴァルカンは、どんな特徴を持った車なのでしょうか。アストンマーチンの歴史を振り返りながら、その特徴を詳しくみていきましょう。

ヴァルカンを作った企業

アストンマーチンの正式社名は「アストン・マーティン・ラゴンダ」。本社をイギリスゲイドンにもつ、スポーツカー中心に製造しているイギリスの自動車メーカーです。イギリスでは希少な本土発祥の自動車メーカーです。 創設は1913年。レーシングドライバーであったロバート・バムフォードとライオネル・マーティンがルイス・ズボロフスキー伯爵の援助をえて創設した「バムフォード・アンド・マーティン」が始まりでした。 その後、数々のモータースポーツに参戦しますが、レース活動に費やした多額の費用や効率を度外した生産システムなどで倒産を繰り返していくことになります。 2013年にはドイツのダイムラー社と提携。これにより、メルセデスAMGからエンジンが供給されることになりました。また、ダイムラー社との提携したことでモータースポーツにも積極的に参戦。2017年第85回ルマン24時間レースでGTE Proクラスにてアストンマーティ ンV8Vantage GTEが優勝したことは記憶に新しいところです。

限定生産の台数

ヴァルカンは、世界生産台数が24台のみという超希少車種です。では、なぜ24台なのでしょうか。 その一つは、ル・マン24時間レースに由来したから。アストンマーチンは創業以来、ル・マン24時間レースで輝かしい成績を残しており、レースに敬意を表して24台という台数を選んだといわれています。 もう一つの理由は、「007」シリーズにあります。「007」シリーズには、アストンマーチン社製の車が数多く出演しています。その「007」シリーズの24作目にあたる「007 スペクター」が、ヴァルカンが発売された2015年に公開されたことに由来したとされています。 また、アストンマーチンの車両はすべて職人による手作業で製作されています。アストンマーチンは大量生産、大量流通という手法は取っておらず、いかにして希少性のある車にしていくかというブランド戦略を取っているからです。 ちなみに日本では、ヴァルカンは1台のみ輸入されています。基本的に公道は走れない仕様なので実際にヴァルカンを見かけるのは至難の業でしょう。

想定している使用方法

ヴァルカンはサーキット専用車として作られています。安全基準もFIAのレース安全要件則って作られています。サーキット走行中、万が一の場合でもドライバーは安全な車体に守られ、心行くまでサーキット走行を楽しめるといえます。 サーキット専用車なので、イベントや各種デモ走行、サーキットで行うレース大会などが主な用途となります。アストンマーチンといえば、ル・マン24時間レースやスパ・フランコルシャン24時間レース、第二次世界大戦後にはF1にも参戦した経験を持つ歴史のあるスポーツカーメーカーです。その経験とノウハウが惜しみなくつぎ込まれたヴァルカンはまさにサーキットの“申し子”というにふさわしいモデルでしょう。

特別仕様車も存在する

サーキット専用車として制作されたヴァルカンですが、世界で1台だけの公道仕様車を制作した会社があります。それがイギリスのRMLグループという自動車エンジニアリング会社です。 RMLといえば、英国ツーリングカー選手権(BTCC)やFIAワールドツーリングカー選手権(WTCC)で数々のタイトルを獲得した名門チューニングメーカーです。日産ともつながりが深く、デルタウイング有したZEOD RCを開発したことで知られています。日産ジュークにGT−Rのパワーユニットを搭載したコンセプトカーを製造したことでその名を知った人も多いでしょう。 公道仕様に改造するにあたり、いろいろな問題があり、保安基準の問題やデザインなど実に18か月もの歳月を要したとされています。

ヴァルカンの価格

ヴァルカンの価格は1,800,000ユーロ。日本円にして約3億円(2018年4月現在)です。そしてヴァルカンのアップグレード版「ヴァルカン AMR Pro」ともなると、日本円にして3億2千万円を超える値段となります。 カーボン製モノコック、カーボン製プロペラシャフト、マグネシウム製トルクチューブBrembo社製カーボンセラミックブレーキ、など超高級素材が惜しみなく投入されたヴァルカンは約3億円という値段は妥当な値段といえるでしょう。 ちなみにヴァルカン AMR Proは、すでにヴァルカンを所有しているユーザーが、さらなるパフォーマンスを追及するためにアップグレードするパッケージです。そのアップグレードの権利はヴァルカン所有者のみに与えられるものです。

ヴァルカンのスペック

アストンマーチン・ヴァルカンはサーキット専用車です。サーキット走行をするにはアストンマーチンの承認を必要とします。そしてサーキットには、アストンマーチンのメカニックが同行してくれます。サーキットでこそ、本来のポテンシャルを発揮するヴァルカンのスペックとは一体どのくらいのものなのでしょうか。

800馬力以上のエンジン

ヴァルカンのパワーユニットは、7.0リッターV型12気筒自然吸気で最高出力831PS(7750rpm)、最高トルク800N・m(6500rpm)を出力します。 エンジンのパワーモードは507ps、684ps、831psの3種類から切り替え可能となっています。558馬力モードは国内GTシリーズのスーパーGT500クラスマシンに匹敵する馬力です。 トルクの比較でいえば、GT−R(NISMOバージョン)が最高トルク652N・m、ランボルギーニ・アヴェンタドールが690N・mということを考えると、ヴァルカンがいかに太いトルクを発揮するエンジンなのというのかが分かります。 ヴァルカンはのエンジンはアストンマーティン・レーシングと共同開発したもので、アストンマーチンがGT3シリーズで使用するV型12気筒6.0リッターエンジンをベースに作られたものです。サーキットで使用するには十分なスペックといえます。

ミッションは6速シーケンシャル

ヴァルカンのトランスミッションは、Xtrac社製6速シーケンシャルギアボックスを搭載しています。Xtrac社はイギリスのバークシャー州ザッチャムに本部を置くエンジニアリング会社で、主にレース用のトランスミッションと4WDシステムを製造している会社です。 プロペラシャフトはカーボンファイバー製、トランスアクスルにはマグネシウム製トルクチューブが取付られています。ギヤボックスやレース用のクロスミッションを採用しています。 ヴァルカンに搭載されているXtrac社製6速シーケンシャルギアボックスは、スタート時にはクラッチ操作が必要で、コックピット内にクラッチペダルが取付られています。ステアリングに取付られているパドルシフトが、よりレーシーな雰囲気を醸し出しています。

駆動に使われているのはFR

駆動方式はFR方式を採用しています。カーボン製のプロペラシャフトとマグネシウム製トルクチューブは大パワーを確実にトランスアクスルに伝えることができます。 エンジンはフロントミットシップにマウントされており、サーキット走行に対して適切な重量配分を実現しています。831PSというハイパワーにも関わらず、駆動方式がFRというのは、ヴァルカンがサーキット専用の車両だということを暗黙のうちに語っています。

LSDを採用している

ヴァルカンのデフギヤにはLSD(リミテッド・スリップ・デフ)が搭載されています。LSDは日本語にすると「差動制限装置」。 レースやスポーツ走行など限界で走行している時ではコーナリング中に駆動輪の内側が浮いてしますことがあります。このとき浮いた車輪が空回りする現象が生じます。その現象を抑えるのがLSDといわれる「差動制限装置」です。ヴァルカンのようなハイパワースポーツカーがサーキット走行する際には、必ず必要となる装置といえます。

タイヤはミシュラン製 345/30R19

タイヤはミシュランパイロットスポーツカップ2を使用しています。ミシュランパイロットスポーツカップ2とは、ミシュランが開発した公道にも使用できるレース対応のハイスペックタイヤです。 インサイドには剛性のあるエラストマーを、アウトサイドには柔らかなエラストマーをというように、インサイドとアウトサイドで違うコンパウンドのエラストマー(弾力ゴム)を使用していることが特徴です。 またサーキット使用を想定し、高い耐久性を持ち合わせているこのタイヤは、ポルシェ911 GT3に新車時に装着されていることでもわかるように信頼性の高いハイパフォーマンスタイヤといえます。

ヴァルカンの車体の特徴

ヴァルカンのボディーは、オール・カーボンファイバーのモノコックボディーで出来ています。重量は乾燥重量で1,350kg。そんなヴァルカンの車体には次のような特徴があります。

カナダのマルチマチック社によって製造されボディ

ヴァルカンのボディは、カナダのマルチマチック社によって製造されています。マルチマチック社はアストンマーチンのモータースポーツ部門のパートナーとして知られているだけでなく、フォード社ともつながりが深く、フォードのスーパースポーツカー「フォードGT」はこのマルチマチック社で製造されています。 本社はカナダ・オンタリオ州マーカムに構え車体製造のほかにサスペンションの製造、開発やシステム開発、構築なども行う世界的企業といえます。 ヴァルカンのボディに用いられているカーボンファイバーモノコックは、その車体の軽量化に貢献しています。

FIAの安全基準を満たしている

ヴァルカンのインテリアで驚かされるのは、太いロールバーの多さです。このロールバーはフロントガラスサイドはもちろん、乗り降りするドアサイドやリアウインドサイドまでしっかり張り巡らされています。当然天井にも通っています。助手席の下にはライフライン社製の消火器も装備しています。まさにレーシングカーそのものです。 ヴァルカンはFIA(国際自動車連盟)の安全基準をみたした車両です。その厳しい安全基準をクリアしているヴァルカンは、馬力や値段だけではなく安全に関しても、規格以上のパフォーマンスをもっているといえます。

どのようなプッシュロッド式サスペンションか

ヴァルカンのサスペンションは、アンチダイブ・ジオメトリー機能を備えたプッシュロッド式サスペンションです。ダンパーにはDSSV可変ダンパーを装着しています。DSSVとは「Dynamic Suspensions Spool Valve」の略で、ダンパー中にオイルを制御する可動弁(スプール弁)を有する構造です。ヴァルカンのほかにシボレーカマロZ28など高級スポーツカーに装着されているマルチマチック社の製品です。 前後サスペンションには、アンチロールバーが装備されています。量産車でいう「スタビライザー」のことで、バーのしなりを利用したものや、板バネを使用したものがあります。車がコーナーで外側にロールした際、外側のサスペンションと内側のサスペンションの沈み深さを均等に補完する補助ばねの役目をします。 プッシュロッド式サスペンションは、一体式スプリングとダンパーがショックを吸収することに専念できるため、ステアリングにダイレクトな操作感をもたらすことが可能です。サーキット専用車として生まれたヴァルカンにはなくてはならないサスペンション構造といえます。

カーボンセラミック製のディスクブレーキ

ヴァルカンのディスクローターには、カーボンセラミックが使われています。カーボンセラミック製ディスクブレーキは、炭素繊維を炭素の粉末や樹脂などで強化しさらに1700℃の高温で焼き固めることで表面に被膜ができ高い耐久性を持たせた部品です。 主に高級スポーツカーや四輪のレーシングカーなどで装着例が多く、高い制動性が得られるのが特徴です。また、カーボンセラミックディスクローターは非常に軽量で、熱容量がスチールディスクローターより格段に高いのも特徴です。 同じ熱容量でスチールディスクを作ると、大型で非常に重量が重くなってしまいます。これによりばね下荷重の軽減が図られサスペンションの動きがよりクイックになることにも貢献しています。

ブレンボ社製のキャリパー

カーボンセラミック製のディスクローターに、ブレンボ社のキャリパーを組み合わされることでより強靭な制動力を得ることができます。 ブレンボ社はイタリアロンバルディア州ベルガモ県クルノに本社を構えるハイパワースポーツカー向けブレーキシステムを製造しているメーカーです。スポーツカー以外に、レーシングカー向けブレーキシステムも製造しています。世界屈指の制動力を発揮するブレンボ社のブレーキシステムはモータースポーツ界で絶対的な信頼を得ています。

カーボン製のプロペラシャフト

ヴァルカンのプロペラシャフトはカーボンを使用しています。素材となるのはシート状の炭素素材です。実際には性質の違うシート状のカーボン素材を組み合わせて製造されれています。 プロペラシャフトを軽量化する利点として、レスポンスの向上が挙げられます。コンマ数秒を争うレースではアクセルを踏み込んだ時のタイムラグを少しでも軽減することが重要です。重量自体も軽量なので、車両の軽量化にも貢献できるメリットがあります。

マグネシウム製のトルクチューブ

トルクチューブはマグネシウム製です。マグネシウムは実用金属(鉄、アルミ)のなかで、もっとも軽く、密度あたりの強度は鉄やアルミよりも高いのが特徴です。それにより、車体の軽量化に貢献でき、かつ強度は従来の製品の強度のまま維持されています。 従来のトルクチューブは厚みがあり非常に重量を有する部品でありましたが、マグネシウム素材を使用することで車体の軽量化に貢献できるようになりました。

ヴァルカンの特徴的なシステムなど

ヴァルカンのABSや可変式トラクションコントロールなど、特徴的なシステムが搭載されています。そのシステムについて詳しくみていきましょう。

コクピットから調節が可能なABS

ヴァルカンには、室内から調整可能なABSシステムが装備されています。ABSシステムとは、Anti-lock Brake System(アンチロック・ブレーキシステム)の略で、ブレーキをロックさせないシステムのことです。 緊急ブレーキやタイヤの摩擦などによって、タイヤがロックされることがあります。ロックされてしまうと、ハンドルの操作が効かず、スピンなどの危険性が高くなります。 サーキットを走行するレーシングカーの場合、ABSシステムがないと、コーナー進入時にタイヤがロックしてしまうことがあります。、安心してコーナーに進入できるようにするために装備されているシステムです。

可変トラクションコントロールなど装備

大出力のスポーツカーは電子制御なしでアクセルを踏み込むと、タイヤだけが空転して前へ進めないことがあります。また、スタート時のスリップなどで、車体がコントロール不能となり大事故を招きかねません。そこで電子制御でエンジンの回転を抑制し、タイヤの回転を防止します。 ヴァルカンにも可変式トラクションコントロールシステムが装備され、ドライバーの好みや技量によって自由に調整できることができます。 モータースポーツでは大出力のレーシングカーにも関わらず、トラクションコントロールシステムが使えるカテゴリーと使えないカテゴリーがあります。これは電子制御を使わず純粋なドライバーのテクニックでマシンコントロールを見たいという観客の要望に応えた形となります。 ヴァルカンのオーナーも自身のテクニックに応じて自在にトラクションをコントロールでき、より過激な走りを堪能できることとなります。

ドライバーが調整可能なシステム

ヴァルカンの出力は3段階に調整できます。その調整のつまみはシートに座った右側にありますが、そのつまみはとても控えめで説明などはなく右回りに1、2、3と表示されているのみです。 「1」が一番出力が小さい507PSで、「3」が最高出力831PS。まだ車に慣れていないときはつまみの位置を“1”にしておくことをお勧めします。 またヴァルカンにはピットレーンリミッター用のボタンも装備されています。これはサーキットのピットレーンを制限速度以下で走行するために取り付けてあるスピードリミッターです。サーキット専用のヴァルカンならではの装備といえます。

アストンマーティンGTE以上のパワーウェイトレシオ

日本では重量 (kg)を馬力 (PS)で割った数字で使われるのに対し、アメリカやイギリスでは出力 (hp)を重量 (kgまたはt)で割ったものが用いられます。日本ではパワーウエイトレシオの数値が小さい方が加速性能に優れますが、アメリカ、イギリスではパワーウエイトレシオの数値が大きい方が加速性能に優れます。 ヴァルカンはアストンマーチンGTEの約1.6倍加速性能が優れているということがいえるでしょう。 【日本方式】 ・アストンマーティンGTEのパワーウエイトレシオは約2.56kg/ps (1245kg÷486.7ps) ・アストンマーチン・ヴァルカンのパワーウエイトレシオは約1.625kg/ps (1350kg÷831ps) 【アメリカ・イギリス方式】 ・アストンマーティンGTEのパワーウエイトレシオは約3855hp/t (480hp÷0.1245t) ・アストンマーチン・ヴァルカンのパワーウエイトレシオは約6074hp/t(820hp÷0.135t)

新オーナーに提供されるサーキット走行プログラム

ヴァルカンのオーナーは、納車前にアストンマーチンのレーシングドライバーによる集中的なサーキット・ドライバー・トレーニングに参加することができます。このプログラムはアストンマーチン・ヴァルカンのオーナーが購入後、ヴァルカンのポテンシャルを十分発揮できるようにドライビングテクニックを磨いてもらうことを目的にしています。

ダレン・ターナー氏による指導

サーキットドライバートレーニングは、アストンマーチンレーシング所属ドライバー、ダレン・ターナーのほか経験豊富なレーシングドライバーが講師を務めます。 ダレン・ターナーといえば、アストンマーチン ル・マン24時間耐久レース、イギリスツーリングカー選手権、オーストラリアV8スーパーカー選手権、FIA世界耐久選手権、世界GT1選手権など様々なレースシーンで活躍したレーシングドライバーです。 アストンマーチンレーシングチームドライバーのレクチャーを受けたうえで、自身が所有するヴァルカンをサーキットで走らせることになります。実技のほかに座学のカリキュラムもあり、理論的にサーキット走行を学んでいくことになります。 アストンマーチン・ヴァルカンのオーナーにとっては夢のようなトレーニングとなることでしょう。

世界各地のサーキットで指導

ヴァルカンのオーナーは、世界各国のサーキットにてサーキット走行プログラムを受けることができます。このプログラムには、アストンマーチンレーシング所属のダレン・ターナー氏がサポートと指導を行います。サーキット走行プログラムに使用するマシンはV12 Vantage SやOne-77、Vantage GT4などのレーシングカーを使用し本物レーシング体験をすることとなります。 東アジアヴァルカンのオーナーといえば、株式会社アルマダの代表取締役である三浦陽成氏が有名です。三浦氏もアメリカでこのサーキット走行プログラムに参加しています。三浦氏が東アジア唯一のオーナーであることはの日本人の誇りでもあります。

ヴァルカンの関連商品を入手しよう

本物のアストンマーチン・ヴァルカンは3億円以上するとても高価なスポーツカーです。しかしながらその芸術的なフォルムは見るだけでも価値があります。関連商品を手に入れて「ヴァルカン」を自分のものにしましょう。

Aston Martin Vulcan AMR Pro ( 2017?)車印刷フロント側10?Milアーカイブサテン紙イエロー静的ビュー 11″x17″ 86507

10?Milアーカイブサテン紙イエロー静的ビュー 11″x17″ 86507] アストンマーチン・ヴァルカンAMR Proのインテリアです。細部にこだわって作られており、スポーツカー隙の人であれば、眺めているだけで幸せな気分を味わうことができます。ご自宅のリビングに飾れば、きっと朝からアクセル全開で1日を過ごせるでしょう。

TrueScale Miniatures TSM MODEL 1/43 アストン マーティン ヴァルカン? 2015 ホワイト/レッドストライプ

? ヴァルカンのTSM MODEL 1/43スケールのミニカーです。ヴァルカン本体を購入することはできなくても、そっくりのミニカーで夢を見ることはできます。サーキットで走っている姿を想像するだけでわくわくされてくれる一品です。

いろいろと使われるヴァルカンの名前

「ヴァルカン」という名前は、アストンマーチン社の車以外にもさまざまなところで使われています。高級スポーツカーのヴァルカン以外には、どんなところでその名前が使われているのでしょうか。いくつか例を挙げてみます。

由来はローマ神話のウゥルカーヌス

「ヴァルカン」の語源は、ローマ神話の神「ウゥルカーヌス」に由来します。ウゥルカーヌス(Vulc?nus)は英語読みするとヴァルカンとなり、こちらの読み方の方が浸透しているといってもいいほどです。 ローマの神「ウゥルカーヌス」は、ギリシア神話のヘーパイストスと同一視されていて、火の神、鍛冶の神としてよく知られています。ヘーパイストスは神々の武器や道具を作る神として知られています。

ヴァルカンはバルカンとも読む

ヴァルカンは、バルカンと読まれることもあり、表記も混在しているのが実情です。 「Vulcan」の「V」の発音は、まず上の歯で下唇に軽く触れます。次に、上の歯を下唇の上に軽く置いたまま歯と唇の間から声を出します。口を大きく開けた発音ではなく濁った震えた感じの声になります。 日本の「バ」のように口を大きく開けた発音ではなく、少し震えたような濁ったような発音になります。日本では歯を唇にのせて発音する言葉がないので「ヴァルカン」と書いても発音するときは口を大きく開いた「バ」の発音の「バルカン」と発音してしまいがちです。日本人にとっては、バルカンの方がなじみがある表記といえるでしょう。

バルカン400というバイク

カワサキのオートバイシリーズに「バルカン」というモデルがあります。アメリカンタイプのオートバイでとても重厚なスタイルで、日本のみならず世界中で人気を博しています。 バルカン400は、バルカン800をベースにした、400ccモデルとしては大柄なモデルといえます。バルカン400にはいくつかバージョンがあります。タイヤを深く覆うディープフェンダーと、ワイドな16インチタイヤを装着している「クラシック」や、タイヤの半分以上を覆うビンテージクルーザー風のフェンダーと、バディーシートが特徴の「ドリフター」などが代表的です。アメリカンバイクの本家「ハーレーダビットソン」にも負けない存在感を醸し出しています。 なお、このカワサキの「Vulcan」という名前の由来もローマ神話のヴァルカンに由来しています。

ヴァルカンというブランドの時計

スイス屈指の高級時計メーカー「ヴァルカン」。ヴァルカンといえば創業が19世紀からなる歴史ある時計ブランドです。世界で初めて腕時計にアラーム機能を搭載したメーカーとして有名です。 ヴァルカンは、歴代アメリカ大統領が愛用したブランドとして有名で、第33代大統領ハリー・S・トルーマン、第34代大統領ドワイト・デビッド・アイゼンハワーは「クリケット」を愛用していたことは多く知られています。 そして時計ブランドの「Vulcan」も、ローマ神話のヴァルカンに由来ています。

バルカンというカネボウの男性化粧品

カネボウ化粧品にはバルカンという男性化粧品があります。このバルカンはローマ神話が由来ではなく、「バルカン(VALCAN)」という造語によるものです。カネボウ化粧品がこの化粧品を開発したとき、ローマ時代の“火の山”をイメージして作られたカネボウ化粧品オリジナルのネーミングです。 「リサージ メン」「EROICA」など多くの男性向け化粧品を発売しているカネボウ化粧品において、1976年以来続くベストセラー「バルカン」は情熱的な「男」のためのブランドといってふさわしい商品といえるでしょう。

ヴァルカンブランドのおすすめ時計

1858年から続くスイスの名門ブランド「VULCAINWatchs」。そのどれをとっても芸術品を思わせる作品ばかりです。一度は手に取って“本物”を吟味してみたいものです。そんなVULCAINWatchsの時計からおすすめのものをピックアップしました。

50s Presidents’ Chronograph 1934本 復刻版限定品 (正規輸入品)

1934年に生産されたクロノグラフを復刻版である「50s Presidents’ Chronograph」。1934年に生産されていたものをモデルにしていることから1934本の限定品です。歴代の米国大統領が愛したブランドの時計を身に付けることで、気分は高揚することでしょう。

Heritage Presidents’ Watch 〜Limited Edition〜 ヘリテージ・プレジデンツ・ウォッチ 〜限定版〜 (正規輸入品)

1950年モデルの復刻版であるこの時計は、ロジウムメッキインデックスがついたシルバーかチャコールグレーのサンレイ仕上げ。Vulcainの”V”の字が入ったサファイアガラスのケースバックが魅力的です。

NAUTICAL HERITAGE 1961 Pcs Limited Edition (正規輸入品)

1961年発表ダイヤルの復刻版です。レゾナンス・チャンバーとしても使うことのあるトリプル・ケースバックを採用したことで、陸上だけでなく、水中でのアラーム機能が使用可能です。そのほかのパーツも防水仕様になっているため、ダイバーズウォッチとしても知られています。

カネボウバルカンのヘアトニックで身だしなみを整えよう

カネボウ化粧品の商品ブランド「バルカン」は“男”の身だしなみに欠かせない化粧品です。上質な香りと高品質の有効成分が“男”の充実した一日を作り上げます。

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バルカン ヘア-トニック (男性用) 300mL [医薬部外品] 男はいつだって自分の髪型を気にするもの。そんな男の要望に応えるバルカンのヘアートニックは、上質な香りに加え、フケやかゆみを抑えます。また、抜け毛を防ぎ、発毛を促進する効果も期待できます。上質な香りで、男性をワンランク上の存在に引き上げてくれることでしょう、

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バルカン2 ヘア-トニツク(ク-ル)は、クールな爽快感が男の頭皮をリフレッシュ。頭皮をフケ、かゆみを抑えて、頭を清潔に保ちます。柑橘系のさわやかな香りがデキる男を演出してくれます。

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カネボウ バルカン ヘアーリクイドは、べたつきが少なくソフトな仕上がりを目指せる液体整髪料。ヨーロッパの気品と伝統をイメージした上質な香りが、男らしさをより一層引き立ててくれます。

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髭剃り後の肌に使うバルカンアフターシェーブ ローションは、さっぱりと肌を引き締めてくれます。肌を清潔にすることで、肌荒れを防ぐ効果があります。毛穴を引き締めることで、気持ちも引き締まることでしょう。

ヴァルカンの世界を堪能しよう

桁外れのスペックをもったスーパーカー「ヴァルカン」。ヴァルカンに憧れを抱いていた人も、まだその存在を知らなかった人も、一生のうちに一度は乗ってみたいと感じていただけたのではないでしょうか。 さっそく購入を検討したいと思った人もいるかもしれませんが、世界に24台しかないヴァルカンは、そう簡単に手に入るものではありません。外国の中古市場で取引をされることがあるようですが、4億円を超える金額が提示されるほどの人気です。   若者の自動車離れが著しいといわれる昨今。ヴァルカンには手が出なくても、ぜひ自動車販売店などに出向き、実際の車の見たり、触ったり、試乗したりして、自動車の楽しさを肌で感じてみてはいかがでしょうか。

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