クッカーで炊飯するノウハウ5選。おすすめ商品も一緒に分かる

クッカーで炊飯するノウハウ5選。おすすめ商品も一緒に分かる

2018.05.14

大空の下で炊くご飯はそのままでも美味しいですが、もっと美味しく炊ければ言うことなしです。クッカーで上手な炊飯をするためのノウハウやおすすめのライスクッカーを知って、アウトドアでの美味しいご飯を炊く方法をマスターしてみませんか。

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大空の下で食べるご飯はなぜか美味しい

真っ青な空の下、静かな星空の下、森の中や川べり。アウトドアで得られる大自然のすがすがしさと、その中で食べるご飯の相性は抜群です。そんなときに、ご飯をもっと美味しく炊ければ、より一層楽しめそうですよね。 そんな時に便利なのが、クッカーです。クッカーでご飯を炊くときのノウハウや、おすすめのクッカーを知って、美味しいご飯を食べてみませんか。

クッカーでご飯を炊くときのノウハウ

ご飯を炊くときのノウハウというと、はじめちょろちょろ中パッパなど、感覚的なものが多いですよね。ここでは、具体的にどんなことをすれば美味しいご飯に近づけるかを解説していきます。

炊飯用なら目盛り付きクッカーを選ぼう

携帯性に優れたクッカーは、煮込み料理や炒め物などを野外でマルチに作るのに最適です。しかしご飯を炊くことに特化させるのであれば、炊飯器のお釜のような目盛りが付いたクッカーを選びましょう。目盛りつきなら、目盛りに合わせて水や食材を入れるだけで簡単に準備が完了します。 水の量は人差し指の関節まで、など覚える方法はたくさんあります。ですが炊くご飯の量が変わっても、炊き込みご飯にしても対応できるという強みがあるので、目盛り付きかどうかはクッカーを選ぶときにチェックしておきましょう。

お米は無洗米にしよう

アウトドアに持ち込むものの中でも特に重いのが、飲料水です。場所によっては飲み水に適さない水しかない場合も多いので、日本国内でも飲料水は必須になります。そこで、水の節約をするべく、なるべく無洗米を使いましょう。 さらに事前に1食分ごとにビニールに分けて持っていくと、スムーズに作ることができます。携帯性も高まるのでおすすめです。また無洗米はゴミや米ぬかを取り除くために洗う必要もないので、誤ってこぼすこともなくなります。

水は分量通りの方が失敗しない

ご飯の美味しさを決めるポイントの1つが、水加減です。水加減を間違えると、ご飯が固く炊き上がったり、水分を多く含んだりしてしまいます。以下の水の量をおおよその参考にすると、ちょうどいいでしょう。なお、米1合は150~160gとして計算しています。

  • 無洗米1合の水の量:220〜230ml
  • 通常米1合の水の量:180〜190ml

もし米を増やす時は、通常米の場合は「米の重量(g)×1.2倍」の水を入れましょう。無洗米の場合は1.45倍にすることがポイントです。荷物を出来るだけ減らしたいアウトドアでは、ペットボトルに事前に計って目盛り代わりの線をいれておくと計量カップを持ち運ばなくても済みます。

1時間以上浸水させること

ご飯の炊き方の本を見ると、浸水時間が設定されています。乾燥させたものを水で戻すのと同様に、お米もしっかり水に浸すことで芯が残りにくくなります。特に、登山でお米を炊くならこの浸水は大切なポイントです。なぜなら標高が高いほど炊き辛くなり、お米の芯が残りがちになるためです。

火にかける時間はしっかり計ろう

野外でご飯を炊くときにありがちな失敗は、お米に芯が残ってしまうことに加えて、もう一つは焦げてしまうということです。お焦げ程度の美味しく食べられる範囲ならまだしも、焦げ臭いにおいが全体にまわってしまうと、一気に食べにくくなってしまいます。 まず、火加減はストーブの最大火力にし、吹きこぼれる直前まで火にかけます。次に、吹きこぼれすぎるのを阻止するために、一瞬吹いたらサッと鍋を持ち上げて、火加減を一番小さくします。そのあとはおよそ20分、そのまま放置して完成です。この20分は必ずタイマーをかけて、炊きすぎないように注意しましょう。 お焦げが欲しい場合はプラス1分ずつ、様子を見ながら加熱する時間を延長します。炊き上がったら一度かき混ぜ、およそ15分蒸らして完成です。

おすすめのライスクッカー

ライスクッカーは他の鍋と違い、厚さがある分だけ、炊きムラが起こりにくく、炊飯時間が短く済むうえ、焦げ付きにくくなっています。そんなライスクッカーのなかでもおすすめの商品4つを見ていきましょう。

ユニフレーム ライスクッカーミニDX

内側に目盛りがついており、ご飯を炊くときの水加減が分かりやすくなっています。また蓋が重く、ふちが高くせり上がっているため、吹きこぼれにくいのも特徴です。このサイズで3合までお米が炊けるので、少人数でのキャンプにも活躍してくれます。 【参考情報:https://www.uniflame.co.jp/product/660331

コールマン アルミライスクッカー

米とぎザルにメジャーカップもセットになった、熱伝導率の高いアルミ製のライスクッカーです。中に目盛りもついているので、簡単に水加減を調整できます。何よりの特徴は、旨みを逃さない2重蓋構造です。また上に水分が噴き上がってきますが炊き上げる分数やポイントさえ守れば、火加減を調整しなくても吹きこぼれず、また焦げずにご飯を炊けるので、初心者にもおすすめです。 【参考情報:https://ec.coleman.co.jp/item/IS00060N03118.html

スノーピーク パンクッカー CS-600

ご飯用のクッカーと、お鍋、フライパンタイプの3つがセットになっています。油がなくても野菜炒めが焦げつかないようなコーティングが施されており、内側にご飯が焦げ付く心配もありません。キャンプだけでなく、自宅のキッチンでも活躍してくれる良質な商品といえます。 【参考情報:https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3/%E3%82%AF%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC/c/2020070

キャプテンスタッグ 3層鋼ごはん炊きクッカー5合

ご飯をたっぷり炊く必要がある、という人におすすめのライスクッカーです。しっかりと厚みのあるステンレス製のボディは丈夫で、多少手荒に扱ってもびくともしません。それでいて、熱に素早く反応するので、短時間で美味しいご飯を炊き上げることができます。熱の通りが良いので、煮込み料理にも向いているのがポイントです。 【参考情報:http://www.captainstag.net/category_335.html

ご飯の炊き具合で食事の満足度のUPを

美味しいご飯が炊ければ、それだけでも気分がワクワクしてきます。普段とはちょっと勝手が違うアウトドアは、その不自由さを楽しむのも醍醐味の1つ。特にご飯は自宅で準備を済ませやすい食材の1つなので、今回のノウハウを生かして用意してみてください。 事前の準備をしっかりして、キャンプ場で美味しい食事を楽しんでみしょう。

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