メンズ腕時計を選ぶコツ、ブランドや形状の知識を身につけて

メンズ腕時計を選ぶコツ、ブランドや形状の知識を身につけて

2018.06.14

正確に時を刻む腕時計は、男性にとっての必須アイテムの1つ。新たな腕時計を用意したい人、今まで腕時計を付けたことが無い人にも便利な、この記事では腕時計の種類や形状、機能についての情報をおさえて自分にぴったりの腕時計をみつけてみませんか。

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腕時計はどのようなものか

1880年頃に、ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世が軍の兵士に使わせるべく、懐中時計を腕に取り付けすぐ時刻が確認できるようにさせたのが、量産された初めての腕時計だと言われています。それ以来腕時計は、懐中時計にかわる時を知るための大切なパートナーとして、人類に広く愛されてきました。 おしゃれな腕時計は、機能的な役目だけでなく、ファッションとしてその人を表す役目を持ちます。時間を確認するのはスマートフォンで十分、と思っているあなたも、腕時計のさまざまな種類や国内外の多彩なブランドをおさえて、あなただけの腕時計を見つけてみませんか。

腕時計のケースの種類

腕時計の本体であり、精密機械をおさめるためのケースは、腕時計そのものの印象を決めてくれるパーツでもあります。どんな形があるか、種類をおさえておきましょう。

ポピュラーなラウンド

真円のケースはラウンドと呼ばれ、最もポピュラーな形です。デザインとしてはオーソドックスですが、位置関係もバランスがよいので、時刻も把握しやすいというメリットがあります。 ほとんどのメーカーで作られている形であり、基本中の基本といえる形です。

正方形のスクエア

四角いケースをもつ腕時計は、シンプルで端正な印象を受けます。別名でカレとも呼ばれ、角型の定番です。シンプルですが時計版の面積が広いので、デザインが豊富であり、メーカーごとの個性が強く出ます。 スマートかつクールなデザインが多いので、男性がよくつけている腕時計のケースでもあります。

縦に細長いレクタンギュラ—

古典的で上品な印象を受けるケースで、簡単にいえば縦長の長方形をしています。この細長さがベルトとの一体感を演出してくれるので、ドレッシーでエレガントなデザインが豊富です。ジャガールクルトのレベルソなど、採用しているメーカーも多くあります。 縦に細長いため、文字盤も工夫されたデザインのものがほとんどです。

座布団の形状のようなクッション

金属質な腕時計に柔らかい印象を与えてくれるのが、角に丸みを帯びた丸型・丸と四角の混合型であるクッションです。正方形をぷっくりとさせたような形のケースは、個性的なデザインが豊富です。 ヴィンテージミリタリーを彷彿とさせる腕時計でもあり、そうしたスタイルを好む男性からの指示が高いケースでもあります。

さりげなくオリジナリティを光らせる時分針の種類

時計版で時刻を示す時分針(ハンド)は見やすさを追求しながらも、ひそやかな個性を秘めています。さりげないオリジナリティを演出できる部分でもあるので、好みの針の名前を覚えておくのもおすすめです。

矢印をモチーフにしたアロー

アローとは、日本語に訳せば矢です。そのため矢印型、あるいは矢のようなデザインをした時計の針をアローと呼びます。時間を示す短針のみがアロー型の場合もあれば、長針も両方ともアロー型であることもあります。 細かな数字まで指してくれるので、文字盤で正確な時刻をチェックしたい人にとっては、読みやすい時分針です。

樹木の葉っぱを連想させるリーフ

単純に真っすぐな針ではなく、中央部分をふっくらとさせ、まるで葉っぱのような形にした時分針の形状です。1枚の葉に見えるようなものもあれば、2枚の葉が繋がっているようなものもあります。 針が細い場合は、非常にエレガントな印象を持つデザインなので、ドレス系の腕時計に使用されていることが多い型といえます。また一方で角ばったような幅広のデザインは、クラシカルな印象を与えるため、時計の印象を問わず使用されているようです。

フランス王太子を意味するドーフィン

別名をドルフィン、あるいはドフィーヌとも呼ばれる針です。スマートな印象が強いデザインで、針の先端が鋭くとがったサーベル状の形になっています。スタイリッシュな雰囲気の時計から、女性向けのモデルにも幅広く使われている形です。 フランス語の王太子が語源とも、イルカに似ているからドルフィンともいわれています。

先端がスペードに見えるスペード

トランプのスペードを先端にあしらった時分針で、懐中時計のころから使われる伝統的なスタイルです。短針だけの場合もあるのが特徴で、長針はリーフをあしらってよりエレガントなデザインにするなど、工夫を凝らした使い方がなされます。 このデザインの針が使われている腕時計には、高級モデルが多いのも特徴です。

鉛筆をモチーフにしたペンシル

アクティブに活動する人にとって、針の見やすさ、時間の読みやすさは大切なポイントの1つです。ペンシルは先端が三角形となっており、針がまさに鉛筆のような形をしています。大きめの針にしやすく、広い面積に蛍光塗料を塗りやすいので、スポーツ用の時計に多い形です。 視認性の高さを求める人には、おすすめの時分針といえます。

スタンダードな形のバトン

ペンシル型と同じく、スポーツ系でも活用されるバトンは、先端が尖っていてバー状になっている時分針です。汎用性が高く、クラシックなデザインにもよく似合います。 細めのデザインのものはドレス系にもよく使用され、シンプルで見やすい針です。

時の経過を伝えるインデックスの種類

インデックスとは、1から12までの時刻を読むための時計版に施された数字やマークのことです。時刻を読むという目的だけでなく、時計全体の印象にもかかわるポイントでもあります。

アラビア数字のアラビアン

数字として見慣れているものの1つは、アラビア数字ではないでしょうか。算用数字であるアラビア数字を使ったインデックスであるアラビアンは、もっともポピュラーなインデックスでもあります。よく使われるだけあって視認性が高いので、さまざまな時計に幅広く使われています。 なかには数字の字体を工夫することで、オリジナリティを出しているデザインの腕時計もあります。そうした、ちょっとした違いを楽しめるインデックスです。

精悍な印象を与えるトライアングル

くさび型とも呼ばれるインデックスで、シャープ感の強い二等辺三角形をあしらったものをさします。視認性を高めたり、インデックスのデザインの一部であったりすることが多い形です。しかし、中にはオールトライアングルのデザインもあります。 オールトライアングルのデザインは個性的なものが多いので、そうしたイメージを求める人におすすめです。

宝石がセットされているダイヤ

抜群の高級感を持つデザインで、バーやトライアングルの代わりとして、インデックスの位置にダイヤなどジュエリーを埋め込んだタイプをさします。ドレスウォッチに多いデザインで、人工ダイヤモンドの発展と共に次第に廉価なモデルにも普及するようになりました。 ダイヤがよく使われますが、中にはサファイアやルビーなど、さまざまな宝石をあしあらったものもあります。

モデルによってさまざまなバー

棒状のインデックスであるバーは、非常にシンプルでシャープなデザインです。しかし文字盤をすっきりとまとめてくれる上、短針と長針の位置に関係なく読みやすいので、視認性も高く時計の用途を問わずに使うことができます。 ドレスウォッチ、スポーツウォッチなど、さまざまな腕時計にもちいられるインデックスです。

ローマ数字のローマン

古代ローマ時代に作られた数字であるローマ数字をもちいたローマンは、インデックスにクラシカルな印象や、インパクトのある印象を与えてくれます。字体を変えたり、文字そのものの大きさを変化させたりと、デザインにバリエーションが豊富なのも特徴です。 ローマ数字は棒や記号の並びによって読み方が変化しますが、1から12までの数字であれば馴染みも深いため、読みやすいインデックスでもあります。

腕時計はベルトによって雰囲気が変わる

腕時計に欠かせないベルトは、デザインも豊富で希望すれば付け替えることもできます。雰囲気を決める重要なポイントなので、その種類をおさえておきましょう。

ステンレススティールベルト

金属製のベルトで、耐久性が高く、シンプルでカジュアルやフォーマルなど場を選ばずに使えます。単連タイプと呼ばれる金属のプレートをばねやネジで連結させたものや、それが横3列、横5列と増えたものなど、一口にステンレススティールベルトといってもデザイン性が豊富です。 基本的に列が増えるほどフィット感が高くなるので、まるで革製のベルトを着けているかのような心地よさが楽しめます。一方で列の少ないベルトはシンプルな印象であり、耐久性に優れたものも豊富です。またベルトが1つの輪のように繋がっているので、誤って落とししにくく、うっかりトイレに水没させてしまったということを防ぎやすいのも特徴です。 このタイプのベルトの金具はバックルと呼ばれ、腕にしっくりとくる使いやすい腕時計を選ぶには、自分に合うバックルを選ぶのも大切なポイントです。一番代表的なものに三つ折れバックルで、畳んで折りたたむように留め具をつけるため、動作が少なくてすみます。このほかに1980年代に流行したおしゃれなスライドバックル、つけ外しの動作が楽しい両開きバックルがあります。

レザーベルト

文字通り、革製の腕時計のベルトです。金属製と並ぶスタンダードなベルトですが、カラーバリエーションやデザインの豊富さは群を抜いています。またフィット感が高く、使ううちに自分の手首に馴染むように変化していくのも、レザーベルトの醍醐味です。 そんなレザーベルトの中でも最高品質にあるのが、クロコダイル。つまりワニ革であり、特徴的なウロコ感や独特のカラーバリエーションなど、特徴がたくさんあります。高級腕時計でレザーベルトとだけ記載がある場合は、クロコダイルレザーが使われていることがほとんどです。 生後6カ月以内の子牛の革を使用したのが、カーフです。牛革のなかでもたいへん滑らかな質感で、傷も少なく、上品な印象を受けます。存在感こそ控えめですが、カジュアルな場面で大活躍してくれるベルトです。このカーフと似た質感で、より柔らかく、表情のある皺を持つのがバッファローのベルトです。革製品は総じて軽いため、アクティブに動きたいビジネスの場面にもぴったりです。

ラバーベルト

弾力性があり、耐水性、耐久性に優れたゴム製のベルトです。アウトドアウォッチやミリタリーウォッチなど、野外活動に用いられる腕時計に使われているベルトでもあります。アクティブな印象を強く打ち出せるので、職種によってはビジネスの場面でも活用できるでしょう。 カラーも豊富で軽くて肌触りがよく、着け心地も抜群です。お値段もステンレススティールベルトやレザーベルトに比べれば比較的安価であり、好きなものに付け替えやすいというメリットもあります。

時計のムーブメントを守る防水機能

急な雨や水場の近くでも相棒として活躍してくれる腕時計に、防水機能は欠かせません。時計によって耐えられる範囲が異なるので、どんなシーンで使うかも考えて、防水性をチェックしておきましょう。

3気圧まで耐える日常生活防水

腕時計は基本的に、非防水であることがほとんどです。そのことを念頭に置いて、雨などで濡れる程度の水に耐えられる防水で構わなければ、3気圧の腕時計でも十分です。1気圧あたり10メートルの水圧に耐えられる、という意味になります。30メートルまで潜っても大丈夫、ということではないので、注意しましょう。 手洗いや洗顔、ちょっとした洗い物くらいなら、全く問題はありません。お風呂に間違えて落してしまった、という程度では、すぐ取り出せば壊れたりはしません。ただし長時間水にさらされたり、水圧が高い環境に置かれたり、電池側のパッキンが破損していたりすると、故障の原因になります。 防水という言葉を過信しすぎず、適した環境で使うのが大切です。

10気圧まで耐える日常生活強化防水

日常的に洗濯や洗物を長時間行う人や、プールでも使える腕時計が欲しい人は、10気圧まで耐えられる日常生活強化防水がおすすめです。そうした環境でも使えるだけの防水機能を持っているので、時間をチェックしながらプールを使いたい人や、家事で洗物を担当している人などにおすすめです。 ただし、洗車や波のあるプール、海、競泳プールでは外した方がよいでしょう。大きな波にぶつかると、10気圧以上の影響によって故障してしまう可能性があります。また急な夕立にも用心が必要です。激しい勢いでぶつかってくる雨にあたると、稀に内部に水が侵入して故障する場合があります。

10気圧以上の防水性能の潜水用防水

スポーツ系や、海に潜る潜水士などに愛用されるダイバーズ系の腕時計は、20気圧にも耐えられる防水機能を誇ります。20気圧以上に耐えられるダイバーズウォッチは海の中で時間が確認できるので、ダイビングをする人にとってとても便利な腕時計です。 なおこうした防水性の表記は、ブランドによって異なります。10気圧と表記するところもあれば、100m防水と書いてあるところもあります。10ATM、10BARという書き方をしているブランドもあるので、確認することが大切です。

人気のおすすめ海外ブランド

それでは、人気のある海外のおすすめブランドをチェックしていきましょう。それぞれのブランドで人気のあるモデルも、合わせてお伝えします。

ROLEX

https://www.rolex.com/ja 100年以上前から腕時計を作り続けている、伝統と格式、そして技術を兼ね備えたブランドです。変わらないデザインが人気であり、それぞれのモデルの知名度や信頼性も高いので、いくつもの人気モデルが存在します。 たとえばスタンダードなラウンド型のケースを持つオイスターパーペチュアルや、エベレスト登頂の偉業を受けて誕生したモデルである究極のシンプルウォッチのエクスプローラー。ドレスモデルの定番と名高いデイトジャストは、金とステンレスを使ったゴージャスなモデルで、インデックスにはダイヤモンドがあしらわれています。 また「ROLEX(ロレックス)」は、資産価値もある腕時計の1つです。中古市場でも人気が非常に高く、人気モデルは購入したときの金額以上の値段で売れることもあります。そのうえ、モデル自体が人気なので、一過性の資産価値ではなく継続した価値がある腕時計です。高級腕時計である以上は価格も高いROLEXですが、そうした資産価値も付随する腕時計だと考えると、その嗜好品としての人気の高さも頷けます。 性能に関しても高い防水性を誇るモデルや、日付表示機能、昼夜の区別がつく24時間針つきのモデルなど、様々な性能が目白押しです。価格帯は60〜350万円以上で、中古品や希少価値の高いモデルにはそれ以上の価格がつくものもあります。

OMEGA

https://www.omegawatches.jp/ja/ 「OMEGA(オメガ)」は高級腕時計のブランドとして、20代から30代の若い男性に根強い人気を誇っています。それは知名度のあるブランドイメージとともに「ROLEX」のような高級腕時計のなかでは、比較的安価に入手できるという、手の出しやすさがあるからです。 また男心をくすぐる、ロマンあふれるバックストーリーが豊富なモデルがたくさんあります。たとえばスピードマスターは、1969年のアポロ11号による月面着陸の際に、宇宙飛行士のバズ・オルドリンが着けていたことで有名です。またシーマスターは、映画「007」シリーズの第17作目以降で、ジェームズ・ボンド役の名優たちが着けてきたダイバーズウォッチとして知られています。 オリンピックの公式タイムキーパーを務めるほど、高い技術力を持つのも人気の1つです。そうした高い技術を可能にするムーブメントが搭載されたモデルには、コンステレーションなどがあります。そんな技術力をコレクションしたいコレクターからも「OMEGA」は人気があります。 それだけのデザイン性、ストーリー性、機能性を兼ね備えながらも、手が出しやすい価格帯を提供してくれる「OMEGA」は、顧客満足度が高い腕時計ブランドでもあります。初めての腕時計として、それぞれのモデルが持つ背景に思いを馳せながら選んでみるのもおすすめです。

PATEK PHILIPPE

https://www.patek.com/ja/ホーム 「PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)」は、世界三大高級時計メーカーの1つであり、シンプルでありながら細部まで使う人のことを考えた普遍的なデザインを得意としています。一度使えば他の時計に変えられないほど、高い使い心地を持っているブランドです。 代表的なモデルには控えめながら高貴な雰囲気を漂わせているカラトラバやゴンドーロ、スポーティーな印象が強いノーチラスなどがあります。まるで美術品のように、トータルで完成されたデザインを持つモデルが多いのも特徴です。プラチナやゴールドといった高級感溢れる素材を使うことが多い「PATEK PHILIPPE」ですが、ケースの形、針の形状、ベルトの材質との対比など、あらゆる面から緻密にデザインされています。 基本的な技術力が非常に高く、基本機構を開発し、複雑な機構を搭載するモデルも複数存在します。かつて、時計業界での品質を保証する権威ある証明のジュネーブシールを、全ての機械式製品で取得していたこともあるほど、品質にはこだわっているブランドです。 「PATEK PHILIPPE」は、それ自体の持つ品質の高さを自社規定として、より一層の高い品質を持てるように研鑽を重ねています。外面、内面、双方の美しさを完璧に兼ね備えた腕時計ブランドです。

VACHERON CONSTANTIN

http://www.vacheron-constantin.com/jp/home.html 「VACHERON CONSTANTIN」は、日本ではヴァシュロン・コンスタンタンもしくはヴァセロン・コンスタンチンと呼ばれ、スイスの高級腕時計ブランドとして知られています。時計の置き方によって時刻の精度が乱れることを防ぐトゥールビヨンをはじめとする、複雑な機能を搭載した機械式腕時計や、宝石を多量に使用した宝飾腕時計が有名です。 現在も営業を続ける時計メーカーの中では世界最古ともいわれており、2018年3月時点で、260年以上の歴史をもっているとされます。その優雅なデザインは日本でも人気が高く、まるで芸術品のようだ、とも表現されるモデルが豊富です。 人気の高いモデルとしては、スリムなラウンドシェイプを持つパトリモニーや、耐磁気性能と15気圧防水を誇るオーヴァーシーズ、18世紀ごろから愛されてきたジュネーブの技術の粋を集めたトラディショナルなど、さまざまです。どれも特徴があり、シンプルかつ華やかなデザインは人気があります。 価格帯は1千万円に迫るものも多く、まさに1度は手に入れてみたいステータス的な側面の強い腕時計といえます。

PANERAI

http://www.panerai.com/ja/home.html 「PANERAI(パネライ)」はイタリアに拠点を構える高級腕時計メーカーであり、軍事用時計を原点に持つ硬派な機能美を誇ります。1860年の工房開設以来、機能性とデザイン性を兼ね備えたモデルを数多く世に送り出してきました。 そのデザインにはケースのシルエットが例外を除いて2種類のみ、という特徴があります。ですが素材や搭載する機能の違いにより、さまざまな違いがあります。代表的なモデルはルミノールとラジオミールで、この2つが「PANERAI」を知るうえで欠かせないモデルでもあります。 ルミノールはリューズという時刻やカレンダー合わせに使う、腕時計のケースのサイドについている、小さなネジのような機能をカバーするデザインがされています。このカバーをリューズプロテクターといい、軍事用時計を原点に持つ「PANERAI」にとって大切なデザインです。ラジオミールにはリューズプロテクターはなく、革ベルトのみのラインナップという特徴を持っています。 またケースの種類でモデルが異なり、ルミノール1950のような従来ケースをデザインしたものや、新型のケースをデザインしたものなど、モデルごとに細かな違いがあるのも特徴です。

おすすめ国内ブランド

日本国内の時計ブランドは、その高い技術力によって世界に知られるブランドも数多くあります。総じて精度が高く、世界初の技術を持つブランドもたくさんあるのが特徴です。

SEIKO

https://www.seiko-watch.co.jp/ 国内時計ブランドの中でも、三本の指に入るといわれる「SEIKO(セイコー)」は、初の国産腕時計であるローレルを販売したブランドです。 なかでも人気が高いのは、機能性が高い分だけ高額になりやすい機械式腕時計を、1万円弱のリーズナブルな価格で手に入れられるセイコー5です。2018年現在では海外での販売が基本となっているため、逆輸入という形にはなりますが、リーズナブルさから人気があります。 また高級腕時計ラインであるグランドセイコーも、機械式、クォーツ式に次ぐ第3の機構である「スプリングドライブ」を開発したことで、世界的に有名です。

CITIZEN

http://citizen.jp/ 英語で市民という意味を持つ「CITIZEN(シチズン)」は、ソーラー電波時計や耐震機能を持つモデルであるパラショックなど、世界初、あるいは日本初の技術を数多く持っています。 また「CITIZEN」というと、クォーツ式腕時計がメジャーとなる前に、機械式腕時計の次に発明された電磁テンプ式時計の国産化に成功したりと、革新的な技術がたくさんあります。ソーラーパネルのように太陽光で発電するエコ・ドライブモデルのように、そうした技術を搭載したモデルが豊富です。

ORIENT

http://www.orient-watch.jp/ 「CITIZEN」や「SEIKO」と並ぶ日本3大腕時計ブランドの1つである「ORIENT(オリエント)」は、東京は上野で輸入腕時計販売店としてはじまり、一時期は中断されたものの1992年より機械式腕時計の製造を再開しています。 アンティークテイストでクラシックな印象を持つデザインが多く、日本人の腕に馴染みやすいケースサイズが人気です。セミスケルトンと呼ばれる、文字盤から内部の機構をいつでも見られるタイプも人気があります。またライトに使えてスポーツのときにも活用できるオフ向けのモデルもあり、フォーマルな場面に1本とカジュアルな場面にもう1本用意することもできます。

CASIO

https://casio.jp/wat/ 多機能かつリーズナブルな腕時計で人気の「CASIO(カシオ)」は、最新のデジタルウォッチで人気を高め、タフウォッチとして有名なG-SHOCKにより日本全国にその名を知られるようになりました。G-SHOCKのレディースモデルであるBABY-G、フルメタルケースが採用された電波ソーラーアナログ腕時計であるOCEANUSといったモデルが有名です。 また1,000円から3,000円ほどのリーズナブルなモデルもあり、こちらはチープカシオと呼ばれて若い世代を中心に人気が高まっています。アウトドアなど、普段に使える多機能モデルを求める人にはおすすめのブランドです。

おすすめの腕時計

ここでは、20万円以下のおすすめ腕時計をお伝えします。どれも初めての1本にぴったりな腕時計です。

セイコー SEIKOパイロットクロノグラフ・クオーツ腕時計SND255P1

SEIKOの人気モデルであるクロノグラフの中でも、とても希少価値が高いモデルの1つです。パイロットクロノグラフモデルと呼ばれる多機能のモデルであり、燃料換算や走行距離などパイロットが飛行機で使いたい機能が搭載されています。 ハードレックスクリスタルガラスで覆われた文字盤はシャープで美しく、緻密にアラビア数字が配置されたインデックスは芸術的です。重量は127gと少し重めですが、金属製のパーツの美しさが引き立っています。

エンポリオアルマーニ EMPORIOARMANI AR5889 メンズ

「EMPORIO ARMANI(エンポリオアルマーニ)」のメンズウォッチで、シンプルなラウンドフェイスにストップウォッチ機能や日付表記機能がコンパクトにおさめられています。ステンレス製のため錆びにくく、耐久性も高いのが特徴です。 5気圧防水加工が施されており、小雨や日常生活での手洗い程度なら問題なく防いでくれます。バンド、文字盤ともにブラックで、白いインデックスがより一層引き立ちます。

セイコー SEIKO クロノ クオーツ メンズ 腕時計 SPC087P1 シルバー

ステンレスケースにレザーのベルトを合わせた、国内外にファンの多い「SEIKO(セイコー)」のメンズウォッチです。ムーブメントはクォーツで、SEIKOの機能性の高さが十分に発揮された、日付表記機能つきなのが特徴。 耐水圧は100メートルと、10気圧まで耐えられるので、普段使いでも非常に心強い防水性といえます。日本では正規発表されていないモデルでもあるので、人とはちょっと違う腕時計を持ちたい方におすすめです。

ポールスミス PAUL SMITH エムエー MA クオーツ メンズ 腕時計 P10052 ブラック

アパレルブランドとしても知られる「Paul Smith(ポール・スミス)」のメンズウォッチです。「Paul Smith」が得意とするさり気ないおしゃれ感が満載で、そのコンセプトは「Classicwithatwist(ひねりのあるクラシック)」であり、遊び心あるディティールがシンプルなデザインの中に溶け込んでいます。 インデックスはたいへんシンプルなバーのみの表示で、デザイン性の高いものとなっています。機能こそシンプルですが、ファッションを引き立ててくれるキーアイテムとなる腕時計です。

ドルチェ&ガッバーナ DOLCE&GABBANA D&G プライムタイム メンズ 腕時計 男性用 ドルガバ 時計

男性にも人気の高い「Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)」のウォッチラインから発表されている、ラグジュアリーなドレス系ウォッチです。インデックスは高級感の漂うダイヤモンド型のガラスで統一されており、中央にはブランド名をデザインしたロゴが美しく映えています。 見た目の派手さこそありますが、反対に人目を引いてくれるデザインでもあります。ファッションに合わせる腕時計としては高級感もあり、おすすめのアイテムです。

おしゃれなブランド時計で周りと差をつけよう

ブランド時計は、おしゃれなだけでなく、機能性やステータス性も兼ね備えています。時刻の確認はスマートフォンで十分、という人にも、スマートで誠実感のある姿勢を演出してくれるアナログな腕時計はおすすめのアイテムです。 各パーツの名称や機能、防水性をおさえて、自分のオンとオフに合わせやすいお気に入りの腕時計を1本選んでみませんか。周りとの差をつける、第一歩になってくれそうです。

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