キャンプに大活躍まちがいなしのクッカーの選び方とおすすめブランド

キャンプに大活躍まちがいなしのクッカーの選び方とおすすめブランド

2018.07.12

キャンプ料理の鍋や器としても大活躍のクッカー。アウトドアのマストアイテムであるクッカーは、多くのブランドが取り扱っているので、選ぶときに迷ってしまうことも。おすすめのクッカーブランドと選び方のポイントを見てみることにしましょう。

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クッカーの選び方とおすすめブランド

アウトドアで煮込み料理や炒め物など、万能調理器具として人気の高いクッカー。ソロやファミリー向けなど、大きさや特徴もさまざまです。後悔しないクッカー選びのポイントはどんなものがあるのでしょうか。

クッカーの特徴

登山やキャンプなどのアウトドアで使用する携帯用の小型調理器具のことをクッカーといいます。クッカーは、「コッヘル」とも呼ばれており、ドイツ語の「調理するもの=kocher(コッヒェル)」が語源となっています。 クッカーの多くは、ハンドル部分が折りたたまれるようになっていたり、取り外し可能なタイプとなっています。また、重ねて収納できるタイプのものが多いので、かさばる荷物の多いアウトドアにぴったり。 クッカーは、アウトドア用品のマストアイテムとして、持ち運びに便利な収納性と軽量性に優れているのですね。しかし家庭用の調理器具に比べて薄く軽く作られていて、空焚きすると簡単に破損するので注意が必要。 クッカーの形状は、丸型と角型の2種類。深さに違いはあるものの、クッカーの形そのものは、ほぼ完成されており、特異な形状のクッカーはあまり見ることはありません。それぞれの特徴や用途に合わせて選ぶのがポイントとなるでしょう。 一般的なクッカーで使用されている素材は、ステンレスやアルミニウム、チタンといった素材が使用されており、形状や大きさなど、たくさんの種類があります。 材質によっては耐久性や熱伝導率など、それぞれに特徴があるので、購入時には、どんな素材を使用しているのかもしっかり確認しておく必要がありそうです。

クッカーの選び方

形で選ぶ

クッカーには、丸型と角型、そして浅型と深型があります。一般的には丸型のクッカーが多く、少し特殊な形状といえる角型は、インスタントラーメンが作りやすいといった特徴があります。 クッカーを選ぶときは、浅型、深型のどちらを選ぶのかが大きなポイントです。浅型クッカーは、底面が広めに作られているため、がまわりやすいのといったメリットがあります。フライパンのように炒め物をしたり、煮物料理などにも最適です。

一方、深型クッカーは、収納性に優れているのが特徴です。中にストーブを収納できるくらいの深さのあるタイプも、新世代のクッカーとして数多くラインナップされています。鍋代わりに、カレーを作ったり、インスタントラーメンやパスタを茹でるのに向いているといえるでしょう。

大きさで選ぶ

一般的なクッカーは、少人数制に向けたものが多くあります。登山やツーリングなどで使用する、1人用なら500~900ml、カップルやファミリーで使用することを目的とした、2人以上なら人数×1リットルを目安にすると良いでしょう。

もし、荷物に余裕があるなら大・中・小など、作りたい調理に合わせて複数のクッカーを持っていくのもおすすめです。単品購入ももちろん可能ですが、セットになったクッカーもあるので、同一シリーズでそろえるのが良いでしょう。

材質で選ぶ

クッカーには、複数の材質が使用されているのは、先述の通りです。もう少し具体的に見てみると、アルミ、チタン、ステンレス、シリコンなどがあります。 それぞれの材質の特徴やメリット・デメリットなどを理解して、クッカー選びのポイントにしましょう。

アルミ

軽くて丈夫。熱伝導性に優れているのが特徴です。燃料を節約することもできて、熱が均一にまわりやすく焦げ付きにくいため、調理がしやすいといった特徴があります。表面にキズがつくと、そこから錆が生じるため、取り扱い時には、十分注意することが必要です。

チタン

軽量かつ高い強度を誇るチタン。キズがつきにくく耐食性に優れているのも魅力のひとつ。調理中にハンドルが熱くなることもないので、調理がしやすいといったメリットがあります。 また、保温性に優れているので、インスタントラーメンやレトルト食品など、湯沸かしメインで利用する方におすすめの素材といえるでしょう。 しかし、高品質な分、ステンレスやアルミニウムに比べて、高価格であるというデメリットも。熱伝導率もやや劣るので、調理に時間がかかってしまうのも難点の一つです。

ステンレス

ステンレスは、硬くて錆びにくく、保温性が高いことが特徴です。焦げにも強いため、カレーや豚汁など、長時間かかって調理する必要のある煮込み料理などにおすすめ。 しかし、耐久性が高い分、重いので携行には向かないといったデメリットも。持ち歩く時間の少ない、車で行くキャンプのときには大活躍しそうです。

シリコン

家庭用の調理器具としても注目を集めている材質のひとつがシリコンです。アウトドア用のクッカーにもシリコン製のものがあり、コンパクトに畳めるので携行しやすいというメリットがあります。 底面には、熱伝導率に優れたアルミニウムを使われているものが多くあります。しかし、使うにはコツがいるので使いにくいのが難点。キャンプ初心者には、あまりおすすめできない材質といえるでしょう。

キャンプでおすすめのクッカー

アウトドア人気の高まりとともに注目されるようになったクッカー。ここでは、使いやすさ抜群のおすすめクッカーを集めてみました。MRS、エバニュー、モンベルなど、人気の商品をご覧ください。

軽くて扱いやすいアルミ製のMRS

クッカーの中でも軽くて使いやすいと評判なのがMRSのクッカー。食材や、調理したカレーなどの保存にも最適です。 アルミ製のポットにセラミックコーティングを施しており、傷がつきにくいので、初心者にもおすすめです。 大きさの異なる片手鍋や、スキレット、両手鍋、マグカップ、スプーンとフォークなど、あらゆる調理器具は、MRSで揃えられそうです。

チタンなのに軽いエバニュー

日本国内のメーカー、「エバニュー」。エバニューのチタン製クッカーは、ものづくりで有名な新潟県燕市にある工場で作られています。0.3mmというクッカーの薄さは、熟練した職人の手作業によるもの。高い品質と安全性を誇る日本一の軽さを誇るクッカーです。 使いやすい片手鍋のクッカーから、深型の煮込みに最適な鍋など、使用用途に合わせて選べるのがうれしい魅力。高品質なのに、価格もお手ごろで多くのキャンパーたちから人気のクッカーとなっています。

携行に便利な四角いモンベル

人気のクッカーといえば、モンベル。モンベルのクッカーは、丸型や角型、浅型、深型など、多くの種類が揃っています。 四角いタイプのクッカーは、袋タイプのインスタントラーメンでも簡単に調理することが可能。バックパックの中に収納した際には、デッドスペースができにくいというメリットも。 大小のサイズの異なる片手鍋もいろいろな料理に重宝すること間違いなし。セットで揃えたいクッカーとして高い人気となっています。

暖かい食事はキャンプの楽しみ

みんなで囲むキャンプでの食事はもちろん、登山やツーリングなどのソロやカップルでも、暖かい食事は、なによりも楽しいもの。好きな食材で、こだわりのおいしい料理を思い切り堪能したいものですよね。 荷物をできるだけコンパクトに持ち歩きたいアウトドアでは、クッカーは必需品といえるでしょう。もし、あれこれ悩んでしまうようなら、はじめは全部そろえる必要はありません。片手鍋や浅型のフライパン用など、使いやすい形のものを選ぶのがおすすめ。少しずつ揃えていくのも楽しみのひとつです。 煮る、焼く、炒めるなど、万能調理器具のクッカー。予算や利用シーンや、用途に合わせたクッカーをしっかり見極めて、使いやすい最適なタイプのクッカーを見つけましょう。

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