クッカーの選び方とおすすめブランド
アウトドアで煮込み料理や炒め物など、万能調理器具として人気の高いクッカー。ソロやファミリー向けなど、大きさや特徴もさまざまです。後悔しないクッカー選びのポイントはどんなものがあるのでしょうか。クッカーの特徴
登山やキャンプなどのアウトドアで使用する携帯用の小型調理器具のことをクッカーといいます。クッカーは、「コッヘル」とも呼ばれており、ドイツ語の「調理するもの=kocher(コッヒェル)」が語源となっています。 クッカーの多くは、ハンドル部分が折りたたまれるようになっていたり、取り外し可能なタイプとなっています。また、重ねて収納できるタイプのものが多いので、かさばる荷物の多いアウトドアにぴったり。 クッカーは、アウトドア用品のマストアイテムとして、持ち運びに便利な収納性と軽量性に優れているのですね。しかし家庭用の調理器具に比べて薄く軽く作られていて、空焚きすると簡単に破損するので注意が必要。 クッカーの形状は、丸型と角型の2種類。深さに違いはあるものの、クッカーの形そのものは、ほぼ完成されており、特異な形状のクッカーはあまり見ることはありません。それぞれの特徴や用途に合わせて選ぶのがポイントとなるでしょう。 一般的なクッカーで使用されている素材は、ステンレスやアルミニウム、チタンといった素材が使用されており、形状や大きさなど、たくさんの種類があります。 材質によっては耐久性や熱伝導率など、それぞれに特徴があるので、購入時には、どんな素材を使用しているのかもしっかり確認しておく必要がありそうです。クッカーの選び方
形で選ぶ
クッカーには、丸型と角型、そして浅型と深型があります。一般的には丸型のクッカーが多く、少し特殊な形状といえる角型は、インスタントラーメンが作りやすいといった特徴があります。 クッカーを選ぶときは、浅型、深型のどちらを選ぶのかが大きなポイントです。浅型クッカーは、底面が広めに作られているため、がまわりやすいのといったメリットがあります。フライパンのように炒め物をしたり、煮物料理などにも最適です。一方、深型クッカーは、収納性に優れているのが特徴です。中にストーブを収納できるくらいの深さのあるタイプも、新世代のクッカーとして数多くラインナップされています。鍋代わりに、カレーを作ったり、インスタントラーメンやパスタを茹でるのに向いているといえるでしょう。
大きさで選ぶ
一般的なクッカーは、少人数制に向けたものが多くあります。登山やツーリングなどで使用する、1人用なら500~900ml、カップルやファミリーで使用することを目的とした、2人以上なら人数×1リットルを目安にすると良いでしょう。もし、荷物に余裕があるなら大・中・小など、作りたい調理に合わせて複数のクッカーを持っていくのもおすすめです。単品購入ももちろん可能ですが、セットになったクッカーもあるので、同一シリーズでそろえるのが良いでしょう。