キャンプ道具の利用シーンに合わせた選び方とおすすめのツール

キャンプ道具の利用シーンに合わせた選び方とおすすめのツール

2018.07.03

さまざまな種類の道具が豊富なラインナップで販売されているキャンプ道具。何が必要でどれはなくても済むのか。キャンプシーンに合わせた道具の選び方と、おすすめなツールをみていきましょう。あなたの感性にぴったり合った逸品との出会いをみつけましょう。

Share :

シーンに合わせた道具選びがおすすめ

四季を通して楽しめるキャンプ。初心者には初夏から秋口までがキャンプをやりやすい時期。キャンプと一言にいっても、海なのか山なのか、川なのか野原なのかでキャンプの楽しみ方は違ってきます。キャンプシーンに合わせて、あなたのキャンプスタイルに合った道具選びがおすすめです。そんなキャンプの道具選びについてさまざまな切り口からみていきましょう。

キャンプ道具は何が必要

キャンプをするのに必要な道具についてみていきましょう。

テントが無ければ始まらない

キャンプ=テントと思えるほど、テントが無ければ始まらないキャンプ。昔はテントを張るのも難しく、一仕事でしたが、いまは1人でも簡単に設営できるテントが増えています。 利用する人数に合わせて、サイズも豊富にラインナップされているので、あなたのキャンプスタイルが大切な人と静かな夜を過ごすのか、仲間とワイワイとパーティーをするのかでテントの大きさを選びましょう。 芝生の上などならシュラフでも心地よく過ごせますが、小石が多い地面などの場合はマットレスも用意したいところです。また、地面がゴツゴツしている川原などでのキャンプならコット(簡易ベッド)を用意するとマットより快適に眠れます。

強い日差しや雨をしのぐタープテント

大自然の中でのキャンプで開放的な気分を味わえる反面、青天井なキャンプサイトでは、屋根がありません。夏の強い日差しや秋口から冬の冷たい風など長時間に渡って外にいると体力が消耗してしまいます。 そんな厳しい気候から日陰をつくりだし、風を防いでくれるのがタープテントです。2本足のタープ型から、4本足のテント型まで利用シーンに合わせたラインナップが揃っています。 夏をメインにキャンプをするならヘキサタープがあれば開放感を味わいながら、日陰をつくりだしキャンプを快適にしてくれます。虫が苦手だったり、秋冬もキャンプを楽しむなら自立型のタープテントやシェードタイプのタープを選ぶと、側面にメッシュスクリーンやフルスクリーンを張って個室空間をつくりだしてくれます。 タープがあれば急な雨でも荷物や料理を濡らさずキャンプを続けられます。また、タープをきれいに張ることで男の魅力を上げることもできるでしょう。大小さまざまなタープがラインナップされているので、こちらも自分のキャンプスタイルに合ったものを選びましょう。

寝具といえばシュラフ

テントで寝る際にはシュラフ(寝袋)が欠かせません。川の上流や標高がある程度高いキャンプ場では思っている以上に夏でも冷え込むことがあります。夏だから毛布があればよいと思わず、キャンプに出る際には人数分のシュラフを確保しましょう。シュラフも保温性を基準に各種さまざまな商品がラインナップされています。イモムシのようにすっぽり中に入れるものから封筒型の開いて使えるものまで、形も色も豊富にあります。 封筒型なら2個用意すると敷布団と掛け布団のように開いて使うことで二人で一緒に寝ることも可能です。メーカーを合わせるとファスナーで繋いで大きな封筒型にすることもできます。 寝るときは一人でゆっくりしたいならイモムシ型のすっぽり入れるものがおすすめ。保温性によってランクが異なり価格も幅があります。夏のキャンプがメインなら高い保温性のシュラフは逆に避けて選びましょう。

大小使い分けると便利なテーブル

調理をするとき、食事をとるとき、焚き火を囲みながらお酒を酌み交わすとき、普段の生活の中で当然あるはずのものがないとなかなか不便さを感じます。キャンプだから不便さも楽しみのうちですが、テーブルがあるとないとでは、作業の手間が大きく異なります。炊事場があるキャンプサイトでも、自分のサイトにテーブルがあると快適に過ごせるものです。 小さいものから大きなものまでこちらもさまざまな商品がありますが、大きめの折りたたみ式テーブルと、椅子のサイドにおける小さなサイドテーブルがあると昼夜を通して快適なキャンプを過ごせます。

座り心地も重要なチェア

キャンプ道具の中で最もお金をかけてよいものを選びたい道具というのがチェア(椅子)です。キャンプをすると、とにかく座ることが多いことに気づくでしょう。 機能的で軽く、デザインにもこだわりたいところですが、なによりも座り心地が重要なチェア。コンロで食材を焼くにも、焚き火の世話をするにも、夜に火を眺めながら語らうにも、よいチェアとともに過ごすことでキャンプ中も楽しく、キャンプ後の疲労も軽減できます。 是非、チェアは実際に座り比べて、持ち比べて、お気に入りの一品を選んでください。自分のチェア以外にもベンチやミニチェアも選んでおくと、荷物を置いたり、皿を置いたりと、ちょっとものを置きたいけどテーブルまでは遠いときに役立ちます。

夜の雰囲気を一層盛り上げるランタン

日帰りキャンプはキャンプの楽しさの半分も味わえていないかもしれません。大勢の仲間とワイワイとBBQをするのはとても楽しい時間ですが、楽しい時間の割に片付けや帰宅時間の方が長いように感じます。 非日常空間で、大自然の中、一夜を過ごす時間は、キャンプが大変でもまた行きたいと思わせる醍醐味でもあります。そんな夜の雰囲気を一層盛り上げてくれるアイテムにランタンがあります。手軽に手元を照らしてくれるものから、高出力で昼間のような明るさで照らすものまで用途に合わせて豊富なラインナップがあるランタン。 せっかくの夜の雰囲気を味わうなら、光の柔らかいオレンジ色の電球色がおすすめです。別にヘッドライトも用意すると夜間のトイレやお風呂への移動とサイトで使う灯りを使い分けられ、電池や燃料の減りも抑えられます。

テントを彩る装飾品もチェック

せっかくの楽しいキャンプ。テントを彩るアイテムもさまざま用意されています。手軽に装飾できる品としては綱に繋いだ三角形のガーランドがあります。ガーランドをテントやタープを張ったロープの上に装飾すると、足でロープをひっかけることを減らし、デザインと実用性を兼ね備えた使い方ができます。 また、LEDライトをロープ状にした商品もあり、夜の暗い中で自分のテントを探すのに役立ちます。(夜遅い時間は他のキャンパーの迷惑にならないように使用しましょう。)

シーンに合った道具で違いを見せよう

さまざまな種類の道具が豊富なラインナップのもとにひしめき合っているキャンプ業界。それぞれにメリットとデメリットがある中で、あなたのキャンプシーンに合わせた、ちょっと上を行く道具についてみていきましょう。

彼女と二人で行く

あなたの大切な人と行くキャンプ。非日常ながら、さらに特別な一日になるような演出をしてみましょう。

テーブルクロスで特別な日に

仲間とのキャンプではワイワイがメインで、簡単に準備をして、料理を楽しむところですが、大切な人とのひとときを彩るのに、手軽なのはテーブルクロスを一枚用意するだけで、いつものテーブルは様変わりします。 小さなグラスも用意できれば、道に咲く花を添えてみると、思っている以上に相手は喜んでくれるでしょう。そして二人でテーブルを囲みながら日が暮れていくのを楽しんでください。

ローソクの火で愛を語ろう

日が暮れて辺りが暗くなればランタンの出番です。と、いつもはなるところですが、ここは趣向を凝らして、ローソクを灯してみるとぐっと雰囲気が変わります。 ローソクの暖かく柔らかい光に包まれながら、二人の愛を語らい、これからの方向を確かめあうことも素敵な過ごし方です。

仲間とワイワイ行く

仲間と楽しくワイワイ酒を飲みながら楽しむキャンプ。そんなキャンプにひと工夫することでさらに楽しめる道具をみていきましょう。

タープをスクリーンに映画を見よう

大人数のキャンプならスクリーンタープを用意すると、広い休憩場所ができて便利です。そして、白いサイドスクリーンタープを用意して、プロジェクターを持ち込めばたちまち映画館のできあがり。プライベート性の高い、音を出しても平気なキャンプサイトならスピーカーも持っていくとより臨場感を味わえます。 大きなプロジェクターをもって電源を用意してと思うかもしれませんが、最近ではスマホより少し大きいぐらいのサイズで、十分な明るさの携帯プロジェクターも販売されています。キャンプサイトによってはWi-Fiを用意しているとこもあるので、オンラインストリームメディア(Amazon primeやNetflixなど)を使って好きな映画やドラマを見ながら仲間と盛り上がるのも楽しいです。 羽目を外しすぎて、周囲の迷惑にならないよう、音量や時間、騒音などには十分配慮して楽しみましょう。

音楽がより話を盛り上げる

キャンプと音楽の相性は抜群です。料理の下処理をしているときや、BBQで肉を焼いているとき、仲間と焚火を囲んで語り合っているときなど、時間や雰囲気に合わせて薄くBGMが流れていると、会話が盛り上がります。 ロックフェスのような音楽をメインにしたキャンプもありますが、一般のキャンプサイトでは他のキャンパーもいるので、大音量で好きな音楽を聴くのはNGです。キャンプを楽しむにあたっても、BGMとして小さな音量でも曲が流れているだけで会話が弾むものです。 それでもスマホのスピーカーでは心許ない部分もあります。防水機能付きのポータブルスピーカーを用意すると移動中の車の中でも楽しめます。また、簡易ですが、コップにスマホをいれて音楽を鳴らすだけでも音が大きくなって聞こえやすくなります。こちらも周りの迷惑にならないようマナーを守って楽しみましょう。

家族で行く

家族で行くキャンプには子どもたちも楽しめる道具を持っていきましょう。

いつもと違うパパを見せる焚火道具

なかなか忙しくて子どもとゆっくり向き合えないパパもキャンプで火を操れば、いつもと違うパパにたちまち人気者になれます。焚火をするのには、最近は直火(地面で直接焚火をすること)が禁止なキャンプサイトが増えているので、焚火台を用意していきましょう。その他に火ばさみと軍手か耐火グローブ、ライターにローチェアがあるとよいです。もし鉈(なた)があれば準備しておくと、薪を割るのに重宝します。 服装は火に強い綿地の上下か、難燃性の素材を使っているものを選びましょう。一日を通して気づかないうちに火の粉を浴びているので、化繊の服などはすぐ穴が開いてしまいます。ひどいと引火することもあるので、気を付けましょう。おすすめは家族で揃いのつなぎを用意すると、汚れても気にせず、火にも強く、家族一体感をもって非日常的なアクティビティを楽しめます。 焚火の道具が準備できたら、薪をくべて、火を下からつけ、徐々に大きな木へと移していきます。薪の段取りをうまくすれば簡単に火は点きますが、ここはパパの腕の見せ所です。最近ではスウェーデントーチという丸太を使った焚火商品も販売されています。丸太全体が燃えるので小さい子どもがいる家庭では危ないかもしれませんが、ワイルドな燃え方で子どもたちも喜ぶでしょう。

雨が降っても楽しんじゃう・明るい雨具や部屋の中で使えるドロ遊びなどもおすすめ

せっかくのキャンプでも雨が降ってしまうと諦めモードが漂います。林間や山、川原のキャンプなら降り方によっては、キャンセルをしたほうが安全ですが、平場のキャンプなら雨も楽しんでしまったほうがよいです。 オレンジ色や水色など明るい色の雨具を身に着けて、自然の中での雨の散歩を楽しんだり、タープの中で一生懸命泥団子を作ってみたり、雨の遊びを子どもとみつけるだけでも楽しく過ごせます。

星を観察する

夏のキャンプなら星を観察して自由研究にするのも一石二鳥でおすすめです。星座早見表かアプリで星の位置などを確認しながら、星座の成り立ちや形などを教えられるとお父さんの株もあがります。 本格的に天体観測をするなら、冬キャンプ。夏場は空気が湿っているので像が歪むことがありますが、スッキリ乾燥した冬こそクリアに天体を観測できます。できるだけひらけていて、明かりの少ないキャンプ場を選んでいきましょう。

一人で行く

都会の喧騒から離れ、自分と向き合う時間を持てるのもキャンプのよいところ。一人で行く際におすすめな道具についてみていきましょう。

パップテントでワイルドに

パップテントはもともとは軍隊で支給されるテントシートのこと。1枚のテントシートはシェルターハーフと呼ばれ、雨風を防ぐ簡易シェルターになります。2枚のシートを組み合わせるとA型テントとして設営できます。色んな軍隊で支給されているので、アメリカ軍、ドイツ軍、フランス軍などサイズもカラーもいろいろあります。 人気な一番の理由は、軍仕様の渋い雰囲気。また、少年時代に遊んだ秘密基地のような、ワクワク感を感じられる点。それ以外にも、ヴィンテージ好きの男心をくすぐるポイントも多く、人気が上がってきている注目のスタイルです。 アウトドアブームによって、キャンプというと大勢でのバーベキューや、テント、バンガローに泊まるというのが主流になっていますが、先取りでパップテントを使って、一目置かれるソロキャンプに挑戦してみるのも素敵です。

ナイフにもこだわる

自分のペースで自由に行動できる一人キャンプなら、お気に入りのナイフを用意してみてはいかがでしょうか。大勢だと食事の準備や焚き火やコンロの火おこしなどバタバタしていて、なかなかゆっくりできずに終わることもあります。 ナイフ1本あるだけで、火おこしから調理、ロープ切りなど、さまざまな場面で活躍してくれます。ナイフは大きく分けて鞘にしまうシースナイフと、折りたためるフォールディングナイフ、さまざまな機能がついたマルチツールの3種類あります。 キャンプならマルチツールがあると困ることはほぼないでしょう。より本格的に、木を削って焚き付けをつくったり、魚を捌いたりとなってくるとフォールディングナイフなどを選ぶと幅が広がります。用途と好みに合わせて一生もののナイフを見つけてみましょう。

せっかくのキャンプ 食事も華やかに

せっかく自然の中でごはんを食べるならキャンプならではの華やかな食事を楽しみたいところ。そんなキャンプ料理についてもみていきましょう。

カレーもダッチオーブンで

ワイルドキャンプの代名詞、ダッチオーブン。さまざまな料理が紹介されているなかでも、初心者でも簡単に作れるカレーをワイルドに調理してみましょう。鋳鉄製のダッチオーブンは熱伝導性が高く、保温性も高いことから煮込み料理に適した鍋です。野菜は大きめにカットして、ダッチオーブンへ放り込みましょう。 玉ねぎは4等分、じゃがいもはそのまま入れても大丈夫です。肉はせっかくならブロック肉を購入し、炭火で焦げ目をつけたら、アルミホイルで巻いて、さらに加熱し、肉汁を閉じ込めましょう。 野菜を入れたら具材が浸るぐらいの水を入れ、蓋をして焚き火の中へ入れます。沸騰したら、熾火にするか、火から降ろして蓋の上に炭を置き、放置。一通りBBQを楽しんだら、火のとおり具合をみてカレーを投入。肉はいくらかとっておいて、好みの大きさにカットにして盛り付けのときに添えると格別です。

ワイルドな焚火料理にはこのギアだ

揺らめく炎に魅了されてキャンプに出かける人もたくさんいます。そんな焚き火シーンをさらにカッコよく、快適にしてくれるギアに焚き火ハンガーがあります。 鉄製で地面に立てるベースポールと、ポールに絡める歪曲加工が施されたハンガーから構成され、火のそばで使っても安心です。ハンガーにケトルやダッチオーブンを吊るして火に掛けたり、ツール類を吊るすなど、焚き火周りを快適にしてくれます。 無骨でシンプルかつワイルドな見た目に男心をくすぐられるキャンパーが続出しています。ものをかけることで安定するつくりなので、使っていないときはハンガーを外しておくと、不意の落下を防げます。

朝のコーヒーは格別

前日に遊んで重だるいからだを起こして朝日を浴びに外に出ましょう。キャンプならではの清々しい朝の空気を味わえます。そして火をおこし、やかんを載せて湯を沸かしはじめます。携帯コーヒーミルにお気に入りの豆を入れて挽きます。 キャンプの朝の一杯のコーヒーは格別の味がします。ドリップバッグでもインスタントでも朝のキャンプ場の雰囲気の中では何倍もおいしく感じます。せっかくなら豆とコーヒーミルを持っていき、美味しい一杯を淹れるのも優雅な時間を過ごせます。 携帯コーヒーミルには、キャンプにもってこいの、ミルとステンレスフィルター、コップがセットになった商品もあります。是非至高のひとときを味わってください。 キャンピングカー写真

夏のキャンプにはこれをもっていこう

キャンプ真っ盛りの夏。夏のキャンプにもっていくと便利な道具についてみていきましょう。

虫よけ道具は必須

夏のキャンプの必須アイテムとして虫よけ道具は欠かせません。虫よけスプレーに蚊取り線香、メッシュスクリーンタープなど虫よけグッズも豊富に販売されています。涼しいキャンプ場ならヘビも少ないですが、蜂やアブなどが出る危険もあります。また、夏場は蛇にも注意したいところ。海や暑いところでは蚊よけ対策はしっかりしましょう。焚火をしているとある程度蚊よけにはなりますが、蚊に刺されたときのために、虫刺され薬も用意しましょう。 また、大きめのザルを用意しておくと、料理や肉にハエが寄ってきたときにかぶせておくことで、衛生的に過ごすことができます。ザルは洗ったものを入れておくのにも役立つので重宝します。可能なら蜂に刺されたり、ヘビに噛まれたときのために、応急処置ができる救急セットも用意しておくと安心です。

夏のキャンプだって涼しくしたい

暑い夏のキャンプ。でも涼しく過ごしたい。そんなときには、まずは標高の高い川の上流や林間のキャンプ場を探しましょう。そしてタープを用意しましょう。タープがあればテントだけでなく、食事をとるときも日陰で涼しく過ごすことができます。 また、携帯シャワーなどを用意すると、頭からかぶるだけでなく、テントやタープに打ち水をすることで周囲の気温を下げて、涼しくできます。寝具もコットを用意すると下に風が通るので寝苦しい夜も快適です。せっかくならかき氷機をもっていくのも楽しいです。最近ではハンディータイプのかき氷機もあるので、持っていくのにも場所をとらず、現地で飲み物を冷やす氷を使って楽しい時間を生み出すことができます。

電源ありなら冷蔵庫もOK

最近では電源を引いているキャンプ場も増えてきています。夏の暑い中でも冷たく冷えたビールを飲みたい。そんなときは携帯できる冷蔵庫を購入することも考えられます。冷蔵庫があれば他の飲み物も冷やしておけますし、傷みやすい肉などを入れておくこともできます。 クーラーボックスよりもかさばるので、移動には車が必須。大人数でのキャンプの際には、クーラーボックスと冷蔵庫両方用意したほうが無難です。サイズもいろいろあるので、どんなシーンで使いたいかよく考えて購入しましょう。 もしビールがとても好きなら、ビールサーバーを借りてくるのも手です。炭酸ガスとビール樽、サーバーに氷があれば冷たいビールを楽しめるので、近所の酒屋さんなどに問い合わせてみると貸してくれたりします。

川遊びを楽しもう

夏の暑い中で楽しいのは川遊び。水着と浮き輪、ゴーグルをもって川遊びの準備をしていくと、思っている以上に大人もたのしめるのがキャンプのよいところ。大きな岩と深くなっているところがよい位置にあれば飛び込んでみるのも醍醐味です。童心にかえって川で遊ぶと日頃のストレスも思っている以上に吹き飛んでいきます。 キャンプ場によっては釣りや魚のつかみ取りができるところもあるので、仲間とわいわい楽しむのもよいです。大切な人と川のせせらぎを眺めながら語るのも素敵な時間の過ごし方です。 ただ、川遊びは思っている以上に体力を消耗し、からだも冷えます。焚火を用意しておいて、バスタオルなども持ってでかけましょう。雨が降った次の日などは増水していて水の勢いが強いので、川に入るのはやめましょう。

冬のキャンプにはこれをもっていこう

夏より難易度のあがる冬のキャンプ。寒さ対策をしっかりしてでかけましょう。冬のキャンプに役立つグッズについてみていきましょう。

薪ストーブで日常とは違う雰囲気を

せっかくの自然の中でのキャンプ。いつもは使えないような薪ストーブを用意すると楽しく過ごせます。薪ストーブは暖房はもちろん、ストーブの上に鍋を置いても調理できます。焚き火とは異なり飛び散る火の粉もほとんどありません。 多くの薪ストーブメーカーやテントブランドは、テント内での薪ストーブ使用を推奨していません。ただ、テントの中には薪ストーブの煙突を出せる換気機能があるものもあります。ただし、一酸化炭素が発生しますので、換気には十分注意しましょう。すべては自己責任となるので注意して利用しましょう。 一般論として、分解してコンパクトに収納できると言っても、ほかのキャンプ道具と比べると大きいサイズの薪ストーブ。ブランドによってはかなりの重さのものがあります。車に載せるのにどのくらいの余裕があるかも考慮して揃えましょう。 薪ストーブなので燃料は薪を使用。必要な量は火力や使い方にもよりますが、、焚き火台よりも少ない量で済みます。寒い季節ほど多めに用意するのがおすすめです。またコンパクトなサイズのものだと、市販の薪だと大きすぎて入らないので、薪割りなどの作業が必要になる場合もあります。

石油ストーブは強い味方

カセット式のガスや、灯油、電気を使用するストーブも冬キャンプの強い味方。サイズも小型のものからストーブ上で調理できる大型のものまでさまざまあります。ただし、氷点下を下回るような環境では、ガス式ストーブは燃焼や火力が弱く力不足を感じやすいので考慮が必要です。また、石油ストーブも一酸化炭素中毒の注意が必要です。 火力が強いので広い範囲を温めることができ、ストーブ上部が平らになっているものなら、鍋ややかんを置いて、簡単な調理が可能です。石油を購入してきて補給したり、メンテナンスが必要なものも。このように手間がかかるものもあるので、選ぶときにメンテナンスまで含めて見ましょう。 火気を使用することで生じる一酸化炭素。あまりの寒さに狭く密閉されたテント内でこれらを使用すると一酸化炭素中毒で知らぬうちに死に至る危険があります。石油ストーブや薪ストーブは屋外使用が基本です。タープテントやテント内で使用する場合には、十分な換気は必須。また同時に、備えとして市販の一酸化炭素警報器が販売されているので設置しておくことをおすすめします。

湯たんぽだってまだまだ使える

湯を入れて暖をとる湯たんぽ。体を温めるアイテムはいくつかありますが、その中でも「湯たんぽ」はかなり心強い暖房グッズです。レトロですが効果バグツンで取扱いが簡単なので必須の防寒アイテム。プラスチック製、ゴム製、金属製とさまざまな種類がありますが、中でも直火にかけて暖められる金属製がオススメです。ゴム製とは違い、入れた湯に匂いがつくこともなく、洗い物などにも湯を利用できて重宝します。 テント内で火気を使わないので一酸化中毒等の心配もなく安心ですし、電気タイプの暖房と違って乾燥したり、体力が消耗しないので快適です。そしてなにより経済的。商品にもよりますが湯たんぽ自体、高価なものでもなく、中に入れるのは湯です。もし、急に寒くなるようであれば、2Lのペットボトルに湯をいれても代用できます。ただし、熱で溶けないよう熱湯なら少し置いてから、また注ぐときにはやけどに注意して扱いましょう。

100円ショップでお得に揃える

あると便利な軍手

キャンプで手袋を揃えようと思うなら、逸品の革手袋を用意したいところです。でも、使い捨てで軍手も用意しておくと、炭をおこすときや、重い道具を持つとき、熱いものを持つときなどにとても重宝します。 100円ショップなら気兼ねなく使い倒して、処分できます。また、子どものいる友人とキャンプに行くなら、子ども用の小さな軍手も100円ショップでは販売しているので、用意しておくと、喜ばれる上にあなたの道具も子ども達が大切に扱っているくれるかもしれません。

炭と着火剤だって揃えられる

100円ショップに行くと思った以上にキャンプ用品が充実していることに気づくかもしれません。普段とは違う視点で店を回ると新たな発見があるものです。これまで100円ショップなど縁遠い場所だった方は一度行ってみると、そのアイディアに学ぶことが多い場所だったりします。 日用品ばかりに思える100円ショップでも、炭や着火剤を取り扱っている店は多くあります。本格的なキャンプをするなら、炭はもっとよいものを扱っている店はありますが、とりあえず揃えるのであれば、100円ショップの炭でも十分に使えます。 着火剤などは100円ショップで十分すぎるほどの威力を発揮してくれます。着火剤を使用するときは、火をおこす段取りを事前に予習して上手に使うとあっという間に火がおこせます。よく炭の上に着火剤を置いて、上からうちわで仰いでいる光景を見かけますが、火をおこせるだけでキャンプではヒーローになれる可能性が多いにあります。簡単ですので購入だけでなく、火の起こし方も合わせて準備していきましょう。

荷物を減らす紙食器

いざキャンプへ出かけようと荷物を揃えていくと、その多さに驚くでしょう。そのうちの大半を帰ってきてから、洗って仕舞うことを考えると、さらにゲンナリします。 なので、できるだけ扱いやすく、気に入った道具を揃えることがキャンプを楽しむコツでもあります。また、手を抜けるところは抜いたほうが、楽しい時間を長くとるコツでもあります。 特に食器は、BBQなどで脂が多く、洗うのも大変な荷物です。100円ショップならさまざまな紙容器を扱っています。焼き物食材などは紙皿で十分対応できますし、終わったら焚き火にくべるとごみも減らせます。(ダイオキシンの問題から、ビニールコーティングされているものは避けましょう。)深皿もいろいろな使い方ができるので用意すると便利です。 また、キャンプに行って落としても割れても気にならない、見栄えのよい食器を選んで持っていくのも手です。スープ類などは、紙容器だとしみてきたり、熱くて持ちにくかったりします。スチレン製だと風に飛んだり、安定しなかったり、ごみが増えたりします。 割り箸は多めに用意しておきましょう。落としたときのスペアだけでなく、肉を焼いたりなにかと使うのと、焚き付けにも使えるほか最後は燃やせるので、いくらあっても助かります。

バーベキューするならトングと網

BBQに欠かせない網。よいものを買っても、使ったあとに洗い場で頑張って洗って、また家に持ち帰ってメンテナンスしてと大変な網。逸品に出会うまでは、100円ショップの網でも十分使えます。ただし、性能的にみると熱に弱かったり、重さに弱かったりすることがあります。炭をおこしすぎないことや、やかんや鍋をむやみに置かないように気をつければ、十分に使えます。 また、ないと不便なのがトング。下ごしらえから焼き、取り分ける段階まで実はトングは大活躍します。そのため3本程度用意しておくと重宝します。長さを変えて揃えておけるとなおよいでしょう。

食器拭きに使える手ぬぐい

キャンプに行くと思っている以上に洗い物が多いことに気づきます。合わせて手を洗う機会も多く、手ぬぐいを一本腰に下げていると便利です。手ぬぐいは水分を素早く吸収してくれ、乾くのも早いのでキャンプにもってこいの道具です。普通のタオルだとかさばり、乾くのも時間がかかる一方、手ぬぐいなら薄くてちょっとした隙間にも入るので数本持っていくと便利です。 100円ショップの手ぬぐいなら、炭で汚れて落ちなくても捨て易く気にならないですし、雑に扱っても大丈夫です。購入したら一度洗濯機で洗っておくとノリなどが効いていた場合には落ちるので、水の吸い上げがよく、拭きやすくなります。

持ち運びに便利なコンテナ

細々したものが増えていくキャンプ道具。BBQの準備だけでもがちゃがちゃしてきます。100円ショップには折型コンテナ(オリコン)が大中小のサイズで販売しているところがあります。コンテナごとに入れるものを決めておけば、帰ってからそのまま収納することもできます。 BBQの食材などを買い込んでビニール袋で持っていくと、キャンプサイトがゴツゴツした地面だと破れてしまいます。しかしテーブルの上に置きたいと思っても調理道具や食器でいっぱいなら、クーラーボックスの上に置くこともできますが、飲み物を取り出すたびに退かせる必要があり面倒です。コンテナを用意しておくと、地面に置いても裂けることもないですし、場所を動かしたいときも、こぼれることなく簡単に移動できるのでおすすめです。

手軽に磨ける歯磨きシート

友人たちと、大切な人と夜遅くまで遊んでいると寝る前にはへとへとになっていることがよくあります。テントに戻って、歯ブラシを出して、コップに水をくんで歯を磨いて…。酔っていたりするとなおのこと歯を磨くのが億劫になるものの、脂っこいBBQで口の中は不快。 そんな状態でも、歯を磨きたいときにうってつけなのが、100円ショップで販売している歯磨きシート。サッと汚れを拭き取って、すっきりできる歯磨きシートです。

100円グッズで自作してみる

湯も沸かせるウッドガスストーブ

100円ショップで売っているブリキ製のバケツとごみ箱を重ねてウッドストーブをつくれます。 バケツの底と側面にぐるりと穴をあけます。ごみ箱の底を缶切りなどで抜いてバケツをごみ箱に重ねます。ごみ箱の底を薪などで浮かせて、空気を取り込みやすくした上で、バケツの部分に小さな薪をくべて火をつけます。 また、アルミの空き缶を使ったウッドストーブのつくり方もネットで紹介されています。うまくいけば二次燃焼までもっていけて、湯を沸かせるぐらいの燃焼力をもったストーブをつくれます。

寒いときにはヒートアタッチメント

冬の寒いときには石油ストーブを持ち込んでのキャンプをすることもありますが、持ち運びには大変です。シングルバーナーに遠赤外線のヒートアタッチメントを取り付けて暖をとる道具も販売されています。アタッチメント部分を熱することで輻射熱でまわりを暖かくしてくれます。 そんなヒートアタッチメントですが、100円ショップの流しのステンレスごみ受けと針金で自作することもできます。針金をペンなどで緩いバネ状に巻いて、ごみ受けの中に入れるだけで、ヒートアタッチメントのできあがりです。焚火の上やシングルバーナーで熱することで遠赤外線効果によるやわらかい暖かさを感じましょう。

世界に一つしかない自作の焚火台

直火が禁止されているキャンプ場が多いなか、焚火をするのに焚火台を用意する人が増えています。各社でもさまざまな焚火台をラインナップしていますが、100円ショップのプランタースタンドとザル、ステンレストレーを使っても自作できます。 プランタースタンドにザルをすっぽりはめて、ステンレストレーを下に置くだけで簡易的な焚火台のできあがりです。薪をくべて火をつけるとよく燃えます。灰はステンレストレーで受けるので後処理も簡単です。

道具選びのコツ

本当に必要か考えよう

アウトドア用品店にいくと、あれもこれも便利に思えてきます。店員に相談したりすると、経験から必要なものをあれもこれも勧めてもらえます。 でも、あなたがしたいキャンプに本当に必要な道具か一度冷静になって考えましょう。よくBBQ場で見かける大型のタイヤのついた折りたたみキャリアなどは、道具を運ぶのにとても便利です。あるとよいなと思いますが、もし川原でのキャンプが好きなら、サイトまでキャリアを転がしていくことは難しいでしょう。 高機能、高性能な道具が溢れるなかで、自分に必要なスペックがどこなのかを知るには、キャンプ経験を積むことで見えてきます。いま手にしようとしている道具が本当に必要なのか、一度引いて考えて購入すると、あなたの一生使える相棒がみつかるでしょう。

一度に買わずに少しづつ揃える

さまざまな種類のキャンプ道具はそれぞれに豊富なラインナップを揃えています。見た目やお気に入りのメーカーで揃えるのも手ですが、キャンプのやり方はこれまた千差万別。最初はシュラフを買って友人のキャンプなどに参加してみて、どんな道具が自分に必要か見極めていきましょう。 チェア、リュック、ライト、テント、コンロ、タープ、テーブル、そんな順番で前後しながら、必要に応じて買い足していくのが、長く使えるギアと出会えるコツです。 もし、買ってはみたけど合わない商品があれば早めに売りに出すことをおすすめします。キャンプ道具は長持ちしますが、年数が経つと買取額がどんどん下がっていきます。ブランド品なら特に、あなたにとって使いにくいものは売りに出して次の購入時に少しよいものを選びましょう。

レンタルを活用しよう

グランピング時代よろしく、多くのキャンプ場で大体のものはレンタルしてくれます。ないものを無理に買わず、レンタル品を使用してみて、どんな機能や使い心地が自分に合っているか、試してみることをおすすめします。 サイトによっては有名メーカー品を揃えていたりして、特徴や機能を実際に使用してみて確認し、購入品を選ぶ材料にもできます。また、慣れないうちは、家に戻っての後片付けをするのも大変です。調理道具などはレンタルすると後が楽です。

一味違った道具に囲まれる特別観がまた心地よい

キャンプ道具は非日常的な空間の中で使うものなだけに、メリハリをつけて、長く使うものはしっかりしたものを選びたいところ。経験を積む中で、変わっていく道具もあるでしょうが、よく吟味して一生ものに出会えれば最高の幸せです。自分なりにたどり着いた、他とは一味違った道具に囲まれ、素敵な時間を心地よく過ごしましょう。

category

記事カテゴリー