ロードバイクのまとめ。ロードバイクの知識や購入のポイントを知ろう

ロードバイクのまとめ。ロードバイクの知識や購入のポイントを知ろう

CAR / MOTORCYCLE 2018.07.14

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ロードバイクは趣味にできるのか

現在ロードバイクを趣味としている人はサイクリングを趣味としている人口が約1000万人(レジャー白書より)いるといわれていますのでその半分以上がロードバイクを使用しています。 ですが、自転車・ロードバイクが趣味というのは結論から言うとどういうことなのか、という疑問が出てくると思います。ロードバイクが趣味となるには方向性が2つほど。1つは競技志向で速さやロングランなどに対して重点を置いている場合と、自分の好みに改造して楽しむカスタマイズです。 どちらについてもこうしなくてはいけないというルールはありませんので、マナーや法律などに配慮した上で楽しみましょう。実用的でもありますし、健康にもつながりますので趣味としては十分ではないでしょうか。

ロードバイクとは何か

ロードバイクとはそもそもただの自転車ではないのかと思う方もいると思いますが、ママチャリと呼ばれるような自転車とは構造など違いがあります。基本的な部分を見てみましょう。

舗装路の走行に適した構造をした自転車

ロードバイクは舗装された道路を高速に走行することを目的として設計された自転車の総称です。ロードバイクではなくロードレーサーと呼ばれることもあります。 競技用としてロードバイクの原型が完成したのが1900年代ごろといわれていて、変速性能や、マウンテンバイクで培われた技術によって生まれた軽量化や新素材の開発が進められ現在の形のように安定したのは1980年代頃です。現在までに、より操作性や安定感、信頼性など確実に向上をしています。 このロードバイクを利用した競技レースが、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャといった世界自転車3大グランツールと呼ばれ有名です。他にも夏季オリンピックの競技などにもなっています。

前傾姿勢が取れるドロップハンドルを装着

ロードバイクの主な特徴は、ロードレース用の自転車に則っていますが、泥除けや走ることに対して不要な部分については基本的に装備していません。基本的に前傾姿勢で空気抵抗を少なくして乗りこなしますので通常の自転車とは違うドロップハンドルと呼ばれる特徴的な形状のハンドルが装備されています。 またドロップハンドルのなかでもブラケットは、ロードバイクに乗るときに一番多く使うハンドルポジションで、シフトレバーの位置を指し、このポジションがブレーキングしやすい位置となります。これから調整などする際に出てくる名称でもありますので覚えておくとよいでしょう。

細めのタイヤが基本仕様

基本的に自転車のタイヤはタイヤが細い(幅が狭い)ほどスピードが早く安定させるのが難しくなり、逆にタイヤを太く(幅を広く)すればスピードが出しにくくなるが安定性が高くなります。ロードバイクは基本的に速く舗装された道路を走るために設計されているため、細めのタイヤが基本仕様となっています。

ロードバイクの選び方

初心者でも選びやすいようにロードバイクを選ぶときに知っておきたいポイントを3つあげてみました。これ以外にも自分で選ぶときの項目を増やすと、より自分の好みに近いものが選べるはずですので参考にしてみてください。

使い方と予算を考えて選ぶ

まずはどのような使い方をしていくかと予算を決めることです。使い方というのは趣味の捉え方としてどういう方向性でロードバイクと過ごしてゆくのかということ。いずれはしっかりとした競技に参加したいと考えているか、自分でカスタマイズをして休日にサイクリングをするのかなど具体的にして、そこにあったものをまず探して見ましょう。 そして大まかでよいので予算も決めておくことをおすすめします。ロードバイクも競技用のハイクラスですと100万円を超えるものもあります。高ければよいというわけでもありませんが、高くなるのにはしっかりと理由があります。 フレームの素材や、ホイールの走行性能など違いが出てきますので、競技でよい成績を収めたいと考えている人は、より高いものや本体は手ごろでもホイールだけはグレードを高くするなど選び方があります。

フレームの素材から選ぶ

フレームにはクロモリ、アルミ、カーボンがありそれぞれが特徴を持っていますのでフレームからロードバイクを選ぶのもおすすめです。3つのフレームのメリットとデメリットをみてみましょう。

クロモリフレームのメリット・デメリット

クロモリフレームのメリットは、衝撃を吸収しやすくて乗り心地がなめらかで柔らかい印象です。また強度がありますので長持ちするフレーム。逆にデメリットは車体が他の素材より重くなることです。クロモリはクロムモリブテン鋼の略称で言い換えればスチールなので重くなってしまいます。

アルミフレームのメリット・デメリット

アルミフレームのメリットは、車体がとても軽く、他のフレームよりも価格がリーズナブルなところです。他にもさびることのない素材ですので、メンテナンスも楽チンで現在ではクロモリよりもメーカー定着度の高いフレームとなっています。逆にデメリットは衝撃を吸収しずらいので、ロングランには慣れであったりあまり向かないという可能性も。

カーボンリフレームのメリット・デメリット

カーボンフレームのメリットはカーボンは金属ではないため、他のフレームよりもさらに車体が軽い上に衝撃を吸収しやすいところです。しかしながらデメリットは価格の高さです。カーボンフレームとなると100万円を超えてくるものが多くなりますし、最低価格でも、クロモリやアルミよりも高くなります。 これらを見比べて自分の希望するものを選ぶとよいでしょう。おすすめは予算が10〜20万でしたら、アルミまたはクロモリです。乗り心地を重視するならやはりクロモリが人気といわれています。

購入するなら絶対試乗してから選ぶ

ある程度高価な買い物になりますし、乗れないと話になりません。ロードバイクは可能であればスポーツサイクルショップやメーカー専門店で購入し、その際に必ず試乗してから選びましょう。 ロードバイクはある程度調節が可能ですし、物によってはオーダーメイドすることも可能です。ハンドルやブレーキ、乗ったときのポジションなど自分の身長とも合うかどうか乗り心地も含めて必ず試乗させてもらいましょう。

ロードバイクでのサイクリングに必要なもの

ロードバイクでサイクリングや長い距離を走るロングライドの際に持ち歩いておきたい持ち物をまとめました。趣味として機会がある場合には忘れずに用意してくださいね。

ロングライドの際の基本の持ち物

ロングライドとなると100km以上走ることになりますので、サイクリング規模でしたら必要ない持ち物は省いてしまってかまいません。ロングライドの際に基本的に持っているとよい持ち物を見ていきましょう。

スペアチューブとパッチ

当たり前なのですが、パンクした場合には直さなければいけませんので走行距離や路面状況によっても変わるかもしれませんが、1本は必ず持ちましょう。小さなパンクの跡を補修するのであれば、パッチを使うと簡単です。パッチはタイヤに釘、ガラス片などが刺さったときなどにその部分だけパッチで直せばよいので保険として持っているよいでしょう。

タイヤレバーや携帯マルチツール

タイヤレバーは硬いタイヤなどタイヤをはめ込んだりするときに使います。これと合わせて基本的なメンテナンスですぐに変えられるものを。長く走るのであればポジションを変えたりすることもできますので持ち歩くとよいでしょう。

インフレーター付きCO2ボンベと携帯ミニポンプ

空気を入れるための道具ですが、携帯ミニポンプよりも一気に空気が入れられるのでCO2ボンベは便利ですが、ボンベがなくなったときに空気が入れられなかったり、少しだけ空気を入れるのには携帯ミニポンプがおすすめです。

手ぬぐいやタオル

使い勝手のよいものを1枚持っておくと便利です。汗をぬぐう手を拭くだけではなく、頭から巻いたり首の後ろを隠すなど炎天下の中でも重宝します。また、峠を下る際に寒ければ襟元に巻くなど用途はかなりありますので持っていて損はありません。

簡易的な補給食

ロングライドの最中にエネルギー不足にならないように、こまめに栄養分を補給しましょう。すぐにエネルギーとして変わるものや、自分の食べやすい摂取しやすいものを見つけましょう。ただし、固形物となると消化までに時間がかかりますので、おにぎりやパンの場合にはお腹がすいてしまう前に少しずつ食べることをおすすめします。

ボトルなどの飲料水

意外と忘れてしまいがちですが、一番大事です。夏場なら必ず2本は持っているとよいでしょう。水とスポーツドリンクがおすすめです。水のボトルがあれば、夏場の暑い中でも頭からかけたり手を洗ったりできます。特に脱水症状が始まってしまうと大変ですのでこまめにとるようにしましょう。

その他あった方がいいアイテム

これら以外にもあったら便利なものとしては、ライト(前後ともに)は持っていたほうがよいです。安全面も考慮して走る前に確認しましょう。 また、安心してロードバイクを置くためにも鍵や輸行袋があると便利です。そしてタイヤがサイドカットしてしまったときに使えるタイヤブートは、もし持てるようでしたら追加しておくとよいでしょう。

漫画「弱虫ペダル」の影響から趣味へ

最近ロードバイクの人気が高まったのには漫画の影響もあるのです。ご存知の方も多いかもしれませんが、週刊少年チャンピオン(秋川書店)の連載である「弱虫ペダル」通称弱ペダ(よわぺだ)です。この漫画の影響がロードバイクにどんな影響を与えているのかみていきましょう。

男性だけでなく女性にも人気にの高いアニメ

男性の人気が高いロードバイクですが、趣味人口の推移などを見てもこの漫画を読んでからはじめたという女性が多くなってきているのです。なんと少年漫画にもかかわらず2014年3月20日のエンタミックス5月号で紹介された「女性がはまった男子漫画ランキング」で1位になりました。 人気の高いONE PIESCEや進撃の巨人、七つの大罪など連載中の作品を差し置いての結果ですので、その人気度が高いことが分かります。この漫画を読んで興味を持ってパートナーと一緒に趣味として始めた女性や、会社の同僚と一緒にレースに参加するまでになったという女性もいるくらいロードバイク人気に影響を出している漫画なのです。

弱虫ペダルのメンバーが使っているロードバイクが気になる

各キャラクターが乗っているロードバイクはそれぞれ実際にロードバイクのモデルとして存在しています。ですので、キャラクターと同じものが乗れるので人気があります。中でも特に人気が高いのが箱根学園1年真波山岳が乗っているLOOK595と作中では記載されている、フランス産のLOOKです。カーボンフレームの人気老舗ブランドでカーボンをはじめてツール・ド・フランスに持ち込んだ有名メーカーです。 ちなみに主人公小野田坂道の乗るロードバイクはBMC SLC01で長い目で見ると最も自分の走りをサポートしてくれるメーカーのロードバイクです。こういったキャラクターたちの乗るロードバイクの中から好みのものを選ぶのも楽しみの一つかもしれませんね。

初心者から上級者まで幅広く趣味にできる

さまざまな角度からロードバイクについてまとめてきました。自分の趣味にはあっていますか?記事だけでは伝わらない部分もありますので、まだ悩むなと感じる人は実際にロードバイクをみてみてはいかがでしょうか。 サイクルショップでも取り扱いがあるところもあります。それ以外にも、もしかしたら身近に趣味としてロードバイクを所有している人がいる場合には相談してみたり情報をもらうとよいでしょう。

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