投資する意味が知りたい人向けの情報|投資の本来の意味と種類を解説

投資する意味が知りたい人向けの情報|投資の本来の意味と種類を解説

2018.08.17

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投資とは一体どのようなものなのか

30歳を越えて仕事やプライベートが安定する一方で、将来を見据えることも必要なことだと少しずつ考えるようになった。その中でお金を増やす方法として投資について興味を持った。 でも、実際に投資をしようと思っても投資の本来の意味もしらず、投資自体に不安があり実行には至っていない。できればこの不安を取り除いて前に進めるような基本的な投資の知識を教えて欲しい。 そんなあなたにひとつ答えるとすれば、投資という言葉の本来の意味は立ち位置によって意味合いが異なります。この記事では投資の本来の意味をそれぞれの立ち位置からみていきます。 また、投資のメリットやデメリット、どんな投資の種類があるのかそれぞれについてわかりやすく掘り下げていきますので、投資についての基本的な知識を把握できるのではないでしょうか。最後まで読んでいただくことで、あなたの投資に対する不安を取り除き、投資とは一体どのようなものであるのかしっかりと理解し、前に進むことができるでしょう。 男性 ビジネス

投資の意味と目的とは何か

ここでは、投資の意味と目的について解説していきます。投資という言葉の意味が立ち位置によってどのように変わってくるのか、投資の最終的な目的が何であるのかにてついてみていきましょう。

さまざまな「投資」

何度もいうように投資という言葉の本来の意味は立ち位置により異なります。個人における「投資」や経済学における「投資」、自分への「投資」というようにそれぞれで意味が違ってきます。また、「投資」といっていても実際には「投機」であることもあります。「投機」については次で解説しますが、それぞれの立ち位置での「投資」の意味をしっかりと理解しましょう。

個人における「投資」

個人における投資とは、利益を得ることを目的に事業などに資金を出すことです。この事業とは、わかりやすい例としては株式や投資信託などの「金融資産」に資金を出して株式や投資信託の配当や売却益を得ること、金や不動産などの「実物資産」を所有して売却益や家賃収入などを得ることの2つがあります。 つまり、この2つの資産に資金を出して利益を得ようとすることが個人における「投資」の意味です。 【参考:https://www.ifinance.ne.jp/glossary/investment/inv086.html】 【参考:http://keiei-manabu.com/economics/savings-investment.html

経済学における「投資」

経済学における「投資」とは、大きな視点での経済活動の拡大をいいます。なお、この経済学とはマクロ経済学という、家計や企業を扱うミクロ経済とは違い、国などのより大きな経済活動を扱うものです。この大きな経済活動を扱うマクロ経済学では、会社が得られた利益で新しい機械を購入したり、新工場を建設するなどが行われ会社や国の経済活動が拡大したことを「投資」といいます。 つまり、マクロ経済学における投資は個人とは違い、設備や建物を買って増やすことをいいます。 【参考:https://www.ifinance.ne.jp/glossary/investment/inv086.html】 【参考:http://keiei-manabu.com/economics/micro-macro-economy.html】 【参考:http://keiei-manabu.com/economics/savings-investment.html

自分への「投資」

上の2つに対して自己投資という言葉もあります。この自己投資とは仕事のため、あるいは自分磨きのためにお金を使うことをいいます。 具体的には、ヒジネス書などを買ってよりスキルを磨いたり、勉強して資格を取ったり、エステなどの美容にお金を使うことをいいます。つまり、仕事のため、あるいは自分磨きのために本や教材を買うことをいいます。 【参考:https://research.nttcoms.com/database/data/001559/】 【参考:https://employment.en-japan.com/enquete/report-7/

「投機」という言葉との違い

「投資」と「投機」は似たような言葉ですが、この2つには違いがあります。以下それぞれを解説していきます。 投資とは、低いリスクで株式などを5〜10年の中長期に渡って保有し、長い目で見てゆっくりと利益を増やしていこうとするものです。このように資金を会社などの資本に投じて利益を得ようとするために「投資」と呼ばれています。 一方で投機は、高いリスクで数日程しか株式を保有しないなど、短期間で利益を出していこうとするものです。このように資金を資本ではなく、ギャンブルのように機会に投じて利益を得ようとするために「投機」と呼ばれています。   よく投資はギャンブルだという人もいますが、上で解説した通りギャンブルとは「投機」です。本当の「投資」は、会社などの資本の成長率や配当金の額などをしっかりと計算して保有するものです。この違いをしっかりと理解しましょう。 【参考:http://money-bu-jpx.com/news/infographic/article004555/】 【参考:https://chigai-allguide.com/投資と投機/

なぜ投資をするのか

この問いに対する簡単な答えは、どの場合でも投資の目的は将来的に利益を得ることに尽きるでしょう。なお、この記事ではあなたがもっとも知りたいであろう個人における投資について述べます。   あなたも実感しているでしょうが、現実として将来の不安があるでしょう。お金を貯めても低金利では増えることはありませんし、年金は額が減額されています。また、家庭を持ってお子さんがいれば、小学校、中学校、大学と出費はかさみ続けます。 さらに、今は健康かもしれませんが、先のことはわかりません。もしかすると老後に寝たきりになることもあるでしょう。このように将来の不安は考えれば考えるほどあります。このような不安を取り除くために、投資で利益を出してお金を増やそうと考えるのです。 【参考:https://www.toushin.or.jp/start/why/本

投資におけるメリットとデメリット

ここでは、投資におけるメリットとデメリットを解説していきます。メリットとデメリットをしっかりと把握して、投資のリスクを把握しましょう。

投資のメリット

投資のメリットとしては、まず、お金が増やせることがあるでしょう。投資では、株を保有することで配当金が株主に支払われます。この配当金は所有する株によって変わりますが、お金が増えることは投資をする目的からもメリットといえます。   また、投資を始めることで世の中の動向やニュースに敏感になるというメリットもあるようです。これは株を所有することで、所有する株価に影響があるようなことがあるのか、知りたくなるためニュースなどをみるようになるのでしょう。株を所有する上での副次的な効果といえるかもしれません。 さらに、株式投資においてのメリットとして株主優待を受けることが魅力という声もあります。なお、この株主優待とは株を所有することでサービスを無料で受けられたり、割引になったりする株主への特典です。株式によって株主優待はさまざまですが、株主優待でプライベートが充実することもあるでしょう。これら3つが投資のメリットとして感じられることです。 【参照リンク:http://www.daiwa.jp/ja/dd/beginner/

投資のデメリット

では、投資のデメリットについて解説していきます。投資にはもちろんデメリットが存在しています。これらはしっかりと理解してください。

投資した資金が増えるとは限らない

投資をすることは確実に資金が増えるということがありません。例えば銀行にお金を預けていれば、元本保証という1,000万円とその利息までが保証されますが、投資商品は元本保証がされないもあります。 また、投資にはさまざまなリスクがあります。日本や世界の景気が変わればその影響を受けるリスクもありますし、会社の経営が上手くいかず倒産して紙切れになるリスクもあります。他にも保有する金融商品を売りたい価格で売れなリスクや金利の影響を受けるリスク、為替によっても影響を受けるリスクがあります。 このように資金が増えるというものではなく、逆に損をすることもあるかもしれないと理解してください 【参考:https://info.finance.yahoo.co.jp/beginners/investment/knowledge/】 【参考:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/knowledge/basic/index.html

デメリットをできるだけ回避するには

投資のデメリットをできるだけ回避する方法としては、上で述べたようなリスクを理解して、よく考えて投資をすることが必要です。ようはとれるリスクをとり、とれないリスクはとらないようにリスクマネジメントをするということです。 具体的にどうリスクマネジメントするのかというと、例えばあなたが老後に1億円が必要だとします。それを達成するにはどれくらいの資金が必要で、年率どのくらい必要なのかまず計算します。 そして、それを達成するためにリスクと配当額が低いながらも配当金がしっかり出ているものと、リスクと配当額が高い配当金のものを保有するなど、考えて投資するということです。また、場合によってはこの額まで下がったら株を手放すなど考えることも必要です。 つまり、計算されたリスクをとることが必要だということです。なお、他の手段としてポートフォリオを作るという手もあります。このポートフォリオとは、ひとつのものを保有するのではなく、貯金や株式、債権、投資信託などさまざまなものに投資して、リスク管理しながら運用するものです。少し専門的になりますが、こちらもリスクをいかにマネジネントするのかが必要なものです。こちらも検討してみてはどうでしょうか。 【参考:http://www.kyokuto-sec.co.jp/dealings/detail/】 【参考:https://www.ifinance.ne.jp/glossary/investment/inv005.html投資 FX

投資には主にどんな種類があるのか

ここでは、実際に投資する主なものにどんな種類があるのか解説していきます。株式、債権、投資信託など主なものを開設します。

企業に出資する株式投資

株式投資とは、株を購入することによって企業(株式会社)に出資することです。企業はこの出資されたお金を使って事業を拡大させ、得られた利益を配当金などとして株主に還元するものです。また、株主になると株主総会という会社から株主への事業と収益の説明会に出席して、議決権を得るなどの権利も発生します。 尚、株式のデメリット解説したように、元本割れのリスク等あるので銘柄選びに注意する必要があります。さらに、万が一企業が倒産するなどした際には、企業側に返済義務はありませんので、株券がただの紙切れになることもあります。もしかすると、あなたの投資のイメージに一番近いかもしれませんが、これらが企業に出資する株式投資です。 【参考:https://www.matsui.co.jp/service/stock/study/about/01_stock.html】 【参考:https://www.matsui.co.jp/service/stock/study/about/09_risk.html?mnu=sd

国債や社債などの債券

こちらも株式投資のように、投資家が企業(国債の場合は国)に資金を提供する形の投資です。株式投資との違いとしては、債権ではあらかじめ決められた期限を迎えると元本が返ってくる点が株式投資と異なっています。なお、この「債券」とは、債権を買ったときに発行されるもののことであり、また、貸したお金を返してもらえる権利のことを意味しています。 投資したときの利益としては、債権は発行元である企業が買い手にお金を借りているため、貸し手である投資家に対して利息をはらうことになっており、これが利益となります。元本が保証されているので安全性の高いものですが、注意として満期前に解約するとその際に損失が出る恐れがあります。 あなたが元本が保証されたなものがいいのであれば、選択肢のひとつになるのが国債や社債などの債券です。期限を迎えると元本が返ってくる点が株式投資と異なります。 【参考:http://www.nomura.co.jp/retail/bond/beginner_bond/5_minute.html】 【参考:https://www.mizuho-sc.com/beginner/story3/products/aboutbond.html

専門家に任せる投資信託

投資信託とは、専門家が投資家から資金を集め、投資をし、その成果を投資家に還元するものです。投資先は、株式や債権などさまざまですが、これらに投資する関係上、その時々の景気などによって運用が上手く行かないこともあります。 投資信託では元本が保証されないので、このような場合には投資信託を買った投資家の損失となってしまいます。ここには注意しましょう。あなたが自分ではなくプロに運用してほしいのであれば頼りになるかもしれないのが、専門家に任せる投資信託です。 【参考:https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/about/what/

不動産に投資をする

不動産投資とは、不動産事業に出資して利益を得ようとする投資のことで、不動産を人に貸すことによる賃料収入や、売却することによる売却利益を目的とします。しかし、不動産投資は不動産の価値が下がってしまったり、借りてくれる人がいなければ投資した分に見合った利益を得られない可能性もあるものです。 ただし、株式のように企業が倒産するなどして紙になることはなく、価値は残るものです。あなたがある程度の利益を得られる可能性を持ち、価値がなくならない投資をしたいのであれば、不動産に投資してみてはどうでしょうか。 【参考:http://toushi.homes.co.jp/不動産投資ノウハウ/プロが教えるこれからの不動産投資/不動産投資とは/

iDeCoで老後の資金準備

iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことで、公的年金とは別に個人が任意で用意する年金です。毎月一定額(月額5000円から)を積み立て、その資金を運用していきます。なお、運用する商品は用意されているものの中から自分で選びます。 iDeCoは、年金であるので60歳から引き出すことができるものですが、運用益が非課税であったり、所得税から控除されるなど税制でメリットがあります。もちろん運用益を出していくものであるので、選んだ商品が元本保証されていないものであれば資金が減ることもあります。 あなたが老後の年金として資金を増やしたいのであれば、iDeCoで老後の資金準備してはどうでしょうか。 【参考:https://www.ideco-koushiki.jp/guide/】 【参考:http://www.dcnenkin.jp/about/

外貨の値動きを利用するFX

FXとは、外国為替証拠金取引のことであり、外国の通貨を売買し、その差額で利益を得ようとする投資です。レバレッジというシステムによって比価的少ない資金で大きな利益を出せる可能性もありますが、このレバレッジとはお金を借りて運用しているということなので、その分損失も大きくなる可能性があります。 このシステムで、リスクをうまくコントロールすることもできますが、最悪借金を背負うリスクもあります。なお、為替の値動きによるので、株式市場のように時間が決まっているのではなく、24時間取引することができます。 あなたがハイリスク、ハイリターンを求め、いつでも取引がしたいのであれば、この外貨の値動きを利用するFXが向いているかもしれません。 【参考:http://moneykit.net/visitor/sbfx/knowledge/knowledge04.html】 【参考:https://www.gaitameonline.com/fx-info_w01.jspミーティング

投資は目先の利益のためではないということを理解して出資すべき

さて、ここまで投資がどんなものであるのかさまざま解説しました。個人における投資とは、利益を得ることを目的に事業などに資金を出すことであると解説しました。 また、「投資」が中長期に渡って保有するのに対して、「投機」は数日ほど保有して高いリターンを得ようとするギャンブルなようなものであると解説しました。さらに、投資のメリット3つのメリットやデメリット、株式投資や債権などの主な投資の種類についても理解できたはずです。 今のあなたなら投資に対する不安は減り、基本的な知識も備わっていることでしょう。大事なことは、投資は目先の利益のためではないということを理解して出資すべきということです。これを頭にいれた上で投資にチャレンジしてみてはどうでしょうか。

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