人気のあるリートの銘柄は
人気があるリートの銘柄は価格も高値圏で安定しているもの、高分配金利回りのもの、分配金利回りが平均より高いものなどがあります。
リートは大きく6種類に分かれており、リスクは高めですがリターンが大きい「オフィスビル特化型」、長期的に安定して収益を得られる「住宅特化型」、株主優待があるものもある「ホテル・リゾート型」、テナントが安定しているが退去時にリスクのある「物流施設特化型」、安定した「複合型」「総合型」となります。これらの中から自分に合った銘柄のものを選択しましょう。
リートの銘柄ランキング
年額の分配金が多い銘柄が人気を集めています。投資したい先が堅実な戦力を行っているか、利回りが高いか低いか、高くなると倒産のリスクの高い借入金比率が高くないか、借入金比率が高い場合はそれをカバーする要素があるかなどを見極めることが大切です。
1位 星野リゾート
こちらはホテル特化型のリートです。星野リゾートはホテルの開発・運営と再生事業を強みとしており、堅実な財政戦略を行っています。成長する観光産業に投資しており、星野リゾートグループからのサポートを受けているのも人気のポイントです。
2018年4月25日現在、2013年7月の上場から増資や物件取得を実施し、資産規模は上場時の約10倍となる1,400億円を超えるまでに拡大しています。借入金比率が低いのも魅力です。分配金利回りは4.62%と高すぎないのでリスクは高くありません。年額分配金は50,014円です。
【参考情報:http://www.japan-reit.com/sp/meigara/3287/】
2位 日本ロジスティクス
こちらは物流施設特化型のリートです。スポンサーは大手である三井物産です。物流施設特化型のリートの中では最も早く2005年5月に上場しました。
また、財務基盤をもとに金融危機の際も物件を取得し続けることができ、ポートフォリオの含み益率が約35%とJ-REITでトップレベルの高さとなっています。負債比率が低い安定した財政基盤を持っているのも魅力です。年額分配金は44,750円です。
【参考情報:http://www.japan-reit.com/sp/meigara/8967/】
3位 ジャパン・ホテル
合併前を含むとJリートで最も運用期間の長いホテル特化型のリートです。メインスポンサーはシンガポール系のファンド会社、SC CAPITAL PARTNERSで、サブスポンサーに共立メンテナンスやオリックスといった大手企業が名を連ねています。約3,200億円もの資産規模でホテル特化型リートで最大です。
また、株主優待があり、宿泊やレストランの割引を受けることができます。年額分配金は44,460円。
【参考情報:http://www.japan-reit.com/sp/meigara/8985/】
4位 いちごホテル
ホテル特化型のリートです。規模が大きいわけではありませんが、地域に分散させながら主に高い付加価値を持ったホテル用不動産に投資し、安定した成長性のある運用をしています。
賃料形態は安定性のある固定賃料が半分強ですが、一部の変動賃料は京都、大阪、兵庫、福岡などこれから増加が見込まれる訪日客の影響を受けやすい場所で物件を取得しており、こちらも安定した収益が予測できます。年額分配金は43,220円です。
【参考情報:http://www.japan-reit.com/sp/meigara/3463/】
5位 日本プロロジス
物流施設特化型のリートです。スポンサーは大手プロロジス・グループです。現在物流施設特化型Jリートのなかで最大のポートフォリオ規模、5,100億円を超えています。複数テナントが入居したマルチテナント型物件への投資割合目標が高いので、安定した運営が期待できます。
また、日本プロロジスリートが優良Aクラスと考えている物件(一定の面積があり交通の便利な立地、安全で効率的な倉庫スペース、垂直搬送が可能かなど)に重点的に投資しているのも人気のポイントです。年額分配金は43,175円です。
【参考情報:http://www.japan-reit.com/sp/meigara/3283/】
6位 産業ファンド
大手三菱商事をメインスポンサーとしたリートです。物流施設に加えて空港など経済インフラ不動産も投資対象としており、割合は半分ずつ程です。
中長期的に安定した収益が見込める物流、工場・研究、経済インフラにバランスよく投資して安定した収益をあげています。配当金利回りは4.45%、年額分配金は42,760円です。
【参考情報:http://www.japan-reit.com/sp/meigara/3249/】
リートを選ぶ時のポイント
リートには様々な種類がありますが、種類によってリスク、リターンも様々です。景気の状態などによってリスクにも変化がでます。リスクがあってもハイリターンがいいのか、長期的に安定したリターンを得たいのか、目的に合わせて選択しましょう。初心者であれば安定した大手スポンサーのついた総合型や複合型のリートがおすすめです。
【参考情報:http://estate-manual.com/select-brand-of-j-reit-026/】
安定性重視なら総合型か複合型
総合型は3つ以上のものを組み合わせているレートで、複合型は違った用途を組み合わせてリスクを分散させているリートです。どちらもひとつのものに特化せずリスクを分散できるので安定性があります。明確に投資したいリートの種類がない人、初心者の人におすすめです。
スポンサーのバックアップがある
リートの成長にはスポンサーの力が大切です。規模が大きくて信頼の高いスポンサーがついているリートがおすすめです。スポンサーが資産運用能力があるか、どのような経歴かあらかじめ調べておき、知っておくことが重要です。
分配金利回りの安定性
分配金利回りは高いほどリスクも上がってしまうので、利回りが高すぎず安定しているものを選びましょう。初心者におすすめなのは分配金利回りが4〜6%のものです。10%以上だと分配金利回りが高いほうに分類されますので注意しましょう。
利回りが低いのは価格が高く分配金が少ないのですが、新たな不動産を購入する資金があるということなのでリスクは低いです。
資産の規模が大きい
資産の規模が大きいほど、信頼性が高くなります。また、もっている不動産の稼働率、物件数、築年数を確認し資産の価値を確かめましょう。築浅で稼働率が高い物件数が多いとより良いでしょう。
Jリートで安定した分配金を手に入れよう
リートは少額から不動産投資でき、投資先が分散できるので分配金利回りの高すぎないものであれば低リスクではじめることができます。自分が直接不動産を運営するのではなく、プロによる明確な資産運用ができるので初心者でも始めやすいのが魅力です。自分に合った始めやすいリートを見極め、安定した分配金を手に入れましょう。