「クレジットカードの種類ってどんなものがあるのかな?」
「クレジットカードのランクってどんな種類があるんだろう?」
「クレジットカードのおすすめのブランドってどこだ」
上記のように考えている方も多いですよね!
クレジットカードは様々な種類に分かれており、種類ごとに付随してくるサービスや特典の内容、ポイント還元率などが変わってきます。
今回は
「クレジットカードのランク」
「クレジットカードの国際ブランド」
「クレジットカードの発行会社」
「初心者向けのおすすめクレジットカード3選」
「クレジットカードを選ぶうえで大切な視点」
について解説をしていきます。
どのクレジットカードを選ぼうかなと考えている方向けの記事なので、ぜひ参考にしてください!
水上克朗(CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DCプランナー)
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クレジットカードの種類は大きく3つに分かれる
「クレジットカードの種類って何?」
「クレジットか―ドの種類によってどんな違いがあるのか?」
上記のように考えている人が多いでしょう。
クレジットカードの種類としては、以下の3つで分類することができます。
1.カードランク
2.国際ブランド
3.発行会社
では、それぞれ何が違うのかを見ていきましょう。
1つ目のカードランクはクレジットカードの価値や信用の高さの度合を示しているものです。
カードのランクによって、使用限度額や特典、ポイントの還元率などが異なります。
さらにカードランクが上がるごとに比例して、審査の難易度も上がっていきます。
2つ目の国際ブランドはクレジットカードが使える店舗を示しているものです。
各店舗で利用できる国際ブランドは異なることが一般的なので、どのブランドのクレジットカードを所有しているかによって使える店舗が異なってくるので注意が必要です。
3つ目の発行会社とは、クレジットカードを発行している元の運営会社のことを指しています。
クレジットカード発行元の運営会社は申し込み時の審査などを担当しています。
発行元のクレジットカード会社によって、カードの特徴も異なっています。
では、上記にあげた3つの種類について具体的に紹介をしていきます。
カードランクの種類
クレジットカードのランクは、大まかに以下の4つに分類することが可能です。
1.年会費無料・一般クレジットカード
2.ゴールドカード
3.プラチナカード
4.ブラックカード
では、それぞれのカードの特徴について見ていきましょう。
年会費無料・一般クレジットカード
一般クレジットカードは、クレジットカード会社が発行しているカードの中で、最もスタンダードなクレジットカードです。
一般カードは年会費が安いことが特徴です。
場合によっては年会費無料でクレジットカードもあり、大変人気です。
ただし、費用がかかっていないため、持つことによって得られる特典やサービスは必要最低限に抑えられています。
審査難易度も4種類のカードの中では一番低く設定をされています。
一般カードは初めてクレジットカードを作る方や、固定費となる年会費を抑えたい人におすすめなカードです。
ゴールドカード
ゴールドカードは、一般カードより上位に位置するクレジットカードです。
特徴は、一般カードに比べて特典やサービスが充実をしている点です。
特典の具体例は以下の通りです。
◀︎付帯されている保険の補償限度額が一般カードよりも高い
◀︎ポイント還元率が一般カードよりも高く設定されている
一般的なゴールドカードの年会費は5,000円~35,000円の範囲で設定をされています。
一般カードに比べてサービスが充実をしているので当然と言えば当然です。
ただ、中には条件付きで年会費無料になったり、割引をされるゴールドカードもあります。
クレジットカードを頻繁に使う人であれば、ポイントもサクサク貯まっていくので年会費の元が取れるのでゴールドカードはおすすめできます。
カードをあまり使わない人であれば、持つことで得られるメリットは少ないのでおすすめできません。
プラチナカード
ゴールドカードの上位に位置するカードがプラチナカードです。
プラチナカードの特徴は、そのステータス性の高さと充実した特典内容にあります。
プラチナカードのステータス性は高く、一部のクレジットカード会社では、最上級ランクのカードとして扱っている場合もあります。
特典内容の特徴としては以下の通りです。
◀︎空港ラウンジを無料で利用できる
◀︎カード会社のコンシェルジュサービスが付帯されている
◀︎付帯されている保険の補償限度額がゴールドカードよりも高い
上記が挙げられます。
年会費は当然ゴールドカードよりも高く、中には年間で10万円以上かかるカードも存在しています。
当然審査難易度は厳しく、継続して安定した収入を得続けて、カードの利用代金の返済が良好な人が審査に通過しやすいです。
ステータス性に憧れる人や、クレジットカードを頻繁に利用する人にはおすすめのカードです。
ブラックカード
ブラックカードは、最上級のランクを誇るクレジットカードです。
ブラックカードは、基本的に自分から申し込みをすることはできず、招待制をとっているケースがほとんどです。
招待をされる方の特徴は以下の通りです。
◀︎カード利用額が大きい
◀︎長年同じ会社のカードを利用している
◀︎利用代金の返済状況が良好である
最上級のクレジットカードだけあってサービスや特典内容も非常に充実しています。
ブラックカードのサービスや特典の特徴は以下の通りです。
◀︎高級レストランを予約なしで取れる
◀︎専用のコンシェルジュがつく
◀︎超高級ホテルを優待料金で宿泊することができる
◀︎ブラックカード会員限定のイベントに参加ができる
◀︎付帯されている保険の補償限度額がプラチナカードよりも高い
年会費は当然プラチナカードよりも高く、利用代金とは別で
年間で100万円近く払わなければならないブラックカードも存在しています。
所持している方は、クレジットカード所有者全体の数パーセントも満たしていません。
持っているだけでステータスになる最強のクレジットカードがブラックカードです。
国際ブランドの種類
クレジットカードの国際ブランドは多岐に渡っており、ブランドごとで利用できる店舗の数も変わってきます。
このお店は使えるのに、こっちのお店は使えないということもあるので、国際ブランド選びはクレジットカードを作成する上で重要です。
代表的な国際ブランドは以下の5つです。
◀︎VISA(ビザ)
◀︎MasterCard(マスターカード)
◀︎JCB(ジェーシービー)
◀︎American Express(アメリカンエキスプレス)
◀︎Diners Club(ダイナーズクラブ)
では、それぞれ見ていきましょう。
利用可能店舗が世界1位の「VISA(ビザ)」
VISA(ビザ)は世界で最もポピュラーなクレジットカードの国際ブランドです。
利用できる店舗数は全世界で5000万店舗以上で使えるので、日本のみならず海外でも最も使いやすいクレジットカードのブランドとなっています。
初めてクレジットカードを作る場合は、VISA(ビザ)ブランドで作成することをおすすめします。
利用可能店舗数世界2位の「MasterCard(マスターカード)」
MasterCard(マスターカード)は、VISAにつぐ世界シェアで2位を誇る国際ブランドです。
特徴は、VISAと同様に海外でも利用可能な店舗が多いことや、為替レートが他の国際ブランドに比べて優れているという点があります。
また、大型ショッピングモールであるコストコで使える国際ブランドはMasterCard(マスターカード)に限定されています。
海外旅行が趣味の方や、海外出張が多い方、コストコユーザーはMasterCard(マスターカード)で作るのがおすすめです。
日本初の国際ブランド「JCB(ジェーシービ)」
JCB(ジェーシービー)は、日本発祥の国際ブランドです。
クレジットカードの発行枚数は世界シェア率1位のVISAと比較すると5%程度ですが、日本国内の加盟店数は1位となっており、JCBのクレジットカードを所持していれば、まず国内でカード決済に困ることはありません。
ただし、海外の加盟店数はVISAと比較すると少ないため、海外旅行や海外出張には適した国際ブランドとは言いがたいです。
JCB(ジェーシービー)は、主に国内でクレジットカードを使いたい人におすすめの国際ブランドです。
ステータスの代名詞「American Express(アメリカンエキスプレス)」
American Express(アメリカンエキスプレス)は、世界で4位のシェア率を誇る国際ブランドです。
アメックスとも呼ばれるこの国際ブランドの最大の特徴は「ステータスが高い」ことです。
一流ホテルを優待料金で宿泊できたり、空港のラウンジを無料で使用することができるなど、提供される特典の質が高いため、富裕層の顧客が多いのも特徴の一つです。
また、JCBと提携を結んでいるため、JCBに加盟をしている店舗であれば、アメックスカードを使用することができます。
ただし、シェア率ではVISAやMasterCardに劣っているため、一部のお店では使えないこともあります。
世界初のクレジットカード「Diners Club(ダイナース クラブ)」
Diners Club(ダイナーズクラブ)は、世界初のクレジットカードとして知られる国際ブランドです。
Diners Club(ダイナーズクラブ)の特徴は、利用限度額が利用実績に基づいて毎月変動をするというものです。
つまり、前月の利用実績がよければ次月の利用限度額が増額することがありえますし、実績が悪ければ次月の利用限度額は少なくなるということがおきます。
さらに、優待やサービスが充実しているのもDiners Club(ダイナーズクラブ)の所持するメリットと言えます。
しかし、世界シェアはアメックスよりも小さく、加盟店も少ないので利用しづらいのがデメリットです。
その他
クレジットカードの代表的な国際ブランドはこれまで紹介してきた5つですが、その他にもクレジットカードのブランドは存在しています。
以下の2つが代表的です。
◀︎銀聯(ぎんれん)カード
◀︎ディスカバーカード
銀聯(ぎんれん)カードは中国で作られた国際ブランドで、日本でも加盟店が増加傾向にあります。
中国市場の成長に伴い、将来的にはVISAを抜いて世界ナンバーワンの国際ブランドになることが期待されるクレジットカードブランドです。
ディスカバーカードは、アメリカのディスカバーフィナンシャルサービスが展開をしている国際ブランドで、日本国内では発行することができず、発行するためには国外で一定期間定住する必要があります。
また、ディスカバーカードは、銀聯カードとJCBと提携しているため、ディスカバーカード加盟店でJCBカードを使うことができます。
ただし、一部のお店ではJCBが使えないという可能性もあるので、事前に店員さんに使用できるクレジットカードの国際ブランドの種類について確認をしておきましょう。
発行会社の種類
クレジットカードの種類は、発行元がどういった形態の会社なのかによっても異なってきます。
発行会社によって分かれるクレジットカードの種類は以下の通りです。
◀︎銀行系クレジットカード
◀︎信販系クレジットカード
◀︎流通系クレジットカード
◀︎消費者金融系クレジットカード
では、それぞれ見ていきましょう。
銀行が発行する銀行系クレジットカード
銀行系クレジットカードとは、銀行や銀行の傘下にあるグループ会社が発行をしているクレジットカードのことを指しています。
銀行系クレジットカードの特徴は、信用度が高く、持っているだけでステータスになるということです。
さらに、銀行系のクレジットカードは、キャッシュカードと一体化しているものが多く、財布にかさばらず一枚のカードだけで決済から引き落としまで可能なのも魅力的です。
特典で銀行ATMの利用手数料が無料になるという特典もあるので、銀行系クレジットカードは1枚だけでも持っておくとよいでしょう。
ただし、銀行系クレジットカードは発行元が銀行なので、審査は厳しめとなっています。
過去にクレジットカードの利用代金の返済などを延滞した事がある人は、審査落ちする可能性があるので、申し込みする際には必ず信用情報を確認することをおすすめします。
◀︎MUFGカード
◀︎三井住友カード
◀︎みずほマイレージカードetc
比較的審査が甘い初心者におすすめの信販系クレジットカード
信販系クレジットカードは、信用販売会社が発行をしているクレジットカードです。
では、そもそも信用販売会社とはどのような会社なのでしょうか。
【信用販売会社とは?】
信用販売会社とは、消費者の商品代金を立て替えて後程請求するという販売信用取引を行っている会社のことを指しています。
信販系クレジットカードの特徴として以下の3点が挙げられます。
◀︎ポイント還元率が高い
◀︎特典が豊富
◀︎審査難易度が低い
信販系クレジットカードは、飲食店やコンビニエンスストアと提携をしているケースがあるので、提携先でクレジット決済をすると通常の数倍のポイントを獲得することも可能です。
特典は、旅行傷害保険やショッピング保険などの各種保険が付帯されていたり、提携先の観光施設等を優待料金で利用できたりします。
審査難易度も他のクレジットカードと比較すると低いので、初めてクレジットカードを作成する方におすすめです。
◀︎アメックスカード
◀︎セゾンカード
◀︎ライフカードetc
特定のお店で恩恵を受けることができる流通系クレジットカード
流通系のクレジットカードとは、イオンなどの流通業を営んでいる会社が発行をしているクレジットカードです。
流通系クレジットカードの特徴は、特定のお店においての買い物をお得に済ませられることです。
基本的に一般的なクレジットカードの還元率は「0.5%」に設定されていることが多いですが、流通系クレジットカードの場合は発行元の店舗で利用すると「1%以上」になる場合があります。
また、ポイント還元だけでなく、発行元の店舗でクレジット決済をすると「商品代金が5%OFFになる」といったような割引の特典を用意しているケースも存在します。
また、年会費も安いケースが多く、条件を満たせば年会費が無料になることもあります。
特定のお店でよく買い物をする方は、流通系クレジットカードがおすすめです。
◀︎楽天カード
◀︎イオンカード
◀︎エポスカードetc
スピード発行やキャッシングに強い消費者金融系クレジットカード
消費者金融系クレジットカードは、アコムなどの消費者金融が発行しているクレジットカードを指しています。
消費者金融系クレジットカードの特徴は以下の2点です。
◀︎キャッシング枠の限度額が大きい
◀︎カードの発行が早い
キャッシング枠とは、クレジットカードを使って現金を借りることができるシステムを指しています。
通常のクレジットカードのキャッシング枠が100万円が限度のところを、消費者金融系のクレジットカードでは上限額をそれ以上にすることができます。(アコムACマスターカードの場合は最大800万円)
カードの発行も早く、例えばアコムACマスターカードは最短で即日発行することができます。
受取も申し込みから最短で1時間で完了するケースもあります。
ただし、消費者金融系クレジットカードは、一般的なクレジットカードに付帯されている保険や特典などがありません。
そのため、特典などを重視される方にはおすすめできません。
◀︎アコムACマスターカード
初心者におすすめの人気クレジットカード3枚
「クレジットカードのことをよくわかっていない初心者だけど、どのカードがおすすめなのかを知りたい」
上記のように考えている方もいますよね!
そんな方に今回は初心者向けの人気クレジットカードについて解説をします。
それぞれのクレジットカードの特徴を網羅しているので、カード選びの際の参考にしてください。
紹介するカードは以下の3つです。
◀︎JCB CARD W
◀︎楽天カード
◀︎三井住友カード
では、それぞれ見ていきましょう。
JCB CARD W
JCB CARD Wの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
交換可能なマイル | ANAマイル,JALマイル,スカイマイル |
国際ブランド | JCB |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
家族カード | 無料 |
電子マネー | Apple Pay |
審査難易度レベル | ★★☆☆☆ |
JCB CARD WはJCBが発行をしている39歳以下の方に発行されるクレジットカードです。
JCB CARD Wの特徴は、ポイントが貯まりやすいという点です。
通常のJCBカードと比べて、いつでもOkiDokiポイントが2倍以上貯まるようになっています。
さらに、JCB CARD Wのポイント優待店でクレジット利用をすると還元率が大幅にアップします。
キャンペーンなどを併用することで最大で21倍のポイント還元率を実現することができます。
◀︎いつでもポイントが2倍以上貯まる
◀︎39歳以下の方に発行される
◀︎最大で21倍のポイント還元率を実現
◀︎保険やセキュリティが充実している
◀︎年会費永年無料
楽天カード
楽天カードの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1%〜4% |
交換可能なマイル | JALマイル |
国際ブランド | VISA/JCB/MasterCard |
海外旅行傷害保険 | 最大2,000万 |
家族カード | 永年無料 |
電子マネー | Apple Pay/楽天Pay/楽天Edy |
審査難易度レベル | ★☆☆☆☆ |
楽天カードは楽天が発行をしているクレジットカードです。
楽天カードの特徴は、楽天経済圏で買い物をした場合ポイント還元率が上がることです。
楽天市場で楽天カードをクレジット利用した場合は、ポイントが通常の3倍貯まります。
さらに楽天の「スーパーポイントプログラム」を利用するとポイント還元率が9倍に上昇します。
また、海外のレンタカー料金の優待や、海外旅行傷害保険付帯など、旅行のお供としても万全です。
楽天経済圏で生きていきたい人には一番おすすめのカードです。
◀︎楽天経済圏でクレジット利用すると最大でポイント還元率9倍
◀︎海外旅行傷害保険付帯
◀︎年会費永年無料
◀︎カードデザインを自由に選択できる
◀︎Edy搭載されている
三井住友VISAカード
三井住友VISAカードの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 初年度無料/翌年以降条件付きで無料 通常税抜1,250円 |
ポイント還元率 | 0.5% |
交換可能なマイル | ANAマイル |
国際ブランド | VISA |
海外旅行傷害保険 | 最大2,000万円 |
家族カード | 初年度無料 通常税抜400円 |
電子マネー | Apple Pay/ID/WAON/PiTaPa |
審査難易度レベル | ★★☆☆☆ |
三井住友VISAカードは、三井住友銀行が発行をしている銀行系クレジットカードです。
年会費は初年度無料で、2年目以降は通常1375円かかってくるのですが、ショッピング払いが自動的にリボ払いになる支払い方法を登録してクレジット利用すると、翌年以降の年会費も無料になります。
また、コンビニ3社(セブン、ファミマ、ローソン)、マックでカードを利用するとポイント還元率が通常の5倍となります。
さらに、三井住友VISAカードのポイントUPモール経由でショッピングをすると、ポイント還元率が最大で20倍にアップをします。
ネット申し込みの場合は最短で翌営業日に発行され、申し込みから約1週間で自宅にカードが届きます。
三井住友銀行で口座を作っている人におすすめのクレジットカードです。
◀︎条件を満たすと2年目以降の年会費も無料
◀︎コンビニ3社とマックで利用するとポイント還元率5倍にアップ
◀︎ポイントUPモール経由でショッピングをするとポイント還元率最大20倍にアップ
◀︎ネット申し込みの場合は最短翌日発行で自宅に到着が1週間
◀︎アプリに登録をすればリアルタイムで利用履歴がスマホに通知をされる
クレジットカードは種類ではなく目的で選ぼう!
ここまでクレジットカードの種類について解説を行いましたが、クレジットカードを選ぶ基準として「何の目的でクレジットカードを利用するのか」という視点を読者の皆さんは持ってください。
確かにカードのランクが上がれば上がるほど、様々な優待特典を受けることができます。
しかし、その優待特典に対してニーズのない方がカードを持ったとしても年会費の無駄になりますし、幸せになりません。
あくまでクレジットカードは「手段」として捉えてください。
「クレジットカードを使って自分は何がしたいのだろう?」ということを考えながらクレジットカード選びをすることをおすすめします。
まとめ
今回は、クレジットカードの種類について解説を行いました。
クレジットカードの種類について改めてまとめますので、参考にしてください。
◀︎一般カード:最もスタンダードなカード
◀︎ゴールドカード:一般カードの上位カード。年会費は高くなるが、還元率が高い
◀︎プラチナカード:ゴールドカードの上位カード。特典充実するが、審査厳しく、年会費高い
◀︎ブラックカード:最上級ランクカード。基本的に招待制。特典充実しているが、年会費高い
◀︎VISA(ビザ):世界シェア1位
◀︎Mastercard(マスターカード):世界シェア2位
◀︎JCB(ジェーシービー):日本発の国際ブランド。日本のシェアナンバーワン
◀︎AmericanExpress(アメリカンエキスプレス):ハイステータスカードの象徴
◀︎DinersClub(ダイナーズクラブ):世界初のクレジットカード
◀︎銀聯(ぎんれん):中国発の国際ブランド。成長著しい
◀︎ディスカバーカード:アメリカ発の国際ブランド。日本では作成不可
◀︎銀行系クレジットカード:銀行や傘下のグループ会社が発行するカード
◀︎信販系クレジットカード:販売信用取引を行っている会社が発行するカード
◀︎流通系クレジットカード:イオンなどの流通業を運営している会社が発行するカード
◀︎消費者金融系クレジットカード:アコム等の消費者金融が発行するカード
これだけ種類がありますが、何より大切なのは、「自分はクレジットカードを手に入れて何がしたいのか」を考えることです。
目的にあったクレジットカードを手に入れることで、より生活を向上させることができます。
そのためにも、この記事を参考にして自分に会ったクレジットカードを見つけてください!
ファイナンシャルプランナー・DCプランナー水上克朗さん監修コメント
クレジットカードには、カードランク、国際ブランド、発行会社などさまざまな種類があります。
クレジットカードを選択する際には、一部の機能だけにとらわれずに、特徴をしっかりと理解して、自分のライフスタイルを想像して、どんな種類のクレジットカードが自分に向いているのか、をよく検討して選ぶようにしましょう。
何より大切なのは、「自分はクレジットカードを手に入れて何をしたいか」を考えることです。
水上克朗(CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DCプランナー)
慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務・クレジット業務を経験。
1級ファイナンシャルプランニング技能士、日本FP協会認定のCFP、一般社団法人金融財政事情研究会の定めるDCプランナーの資格を保持。
著書の「50代から老後の2000万円を貯める方法」(アチーブメント出版)は、Amazon「財政学部門」1位!