水上克朗(CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DCプランナー)
著書の「50代から老後の2000万円を貯める方法」(アチーブメント出版)は、Amazon「財政学部門」1位!
クレジットカードを発行しようにも、『実際どれを選べば一番お得なのか』『どれを選べば損をしないのか』迷ってしまいますよね。
事実、クレジットカードを賢く選ぶことができれば、少なくとも『年に1万円』は当たり前のように得をすることができます。
しかしその選び方を知らなければ、もらえたはずのポイントはもらえず『知らなかった損』をしてしまうのです。
反対に、単に知っているだけで1万円が手元に降ってくるわけです。
そこでこの記事では、『あなたにとって最もお得なクレジットカードの選び方』を解説するべく
避けるべき選び方、利用シーン別や学生・社会人など身分別の選び方、さらに比較軸までお得にクレジットカードを選ぶ全知識をまとめました。
クレジットカードは、私たち消費者が手数料を取られることは一切なく、
ポイントが還元されますので、この記事でクレジットカードの選び方を知ることで、誰でも自分にとってお得なクレジットカードがどれか、選べるようになります!
知らないと損?クレジットカードの選び方の前に知っておきたい基礎知識
さて、クレジットカードの選び方本題に入る前に、そもそもクレジットカードってなんぞやという基礎知識をざっくりおさらいしておきましょう。
より賢く自分にあったクレジットカードを選ぶには、クレジットカードの種類を始め、機能・サービスを知らなければうまく比較できませんよね。
クレジットカードの基礎知識を飛ばしたい方は、下のリンクを踏むと選び方の章を先に読むことができます。
▶︎クレジットカードの種類:国際ブランドとは?
▶︎クレジットカードを発行する企業の違い
▶︎クレジットカードの付帯サービス・機能とは?
クレジットカードの国際ブランドとは?全7種の特徴を解説
国際ブランドは、VISAやJCB、MasterCardなどのカード決済サービスの商標のことを指しています。
平たくいえば、paypayなのかpaypalなのかみたいな違いです。
クレジットカードを発行する際はまずはこの商標を選ぶことになります。
国際ブランドは全部で7種類存在しており、それぞれ特徴や利便性が異なります。
国際ブランド名 | 各種国際ブランドの特徴 | 国内利用 | 海外利用 |
JCB (ジェイシービー) |
日本で生まれた唯一の国際ブランドであり、日本国内では使えない ところがほぼないほど加盟店が多いのが特徴的です。ディズニーや USJのオフィシャルスポンサーでもあり、多彩なキャンペーンが豊富 に存在します。 |
○ | △ |
VISA (ビザ) |
国際ブランドでNo.1のシェア率を誇るVISAは、持っているだけで地 球上で決済ができます。鬼に金棒とも言われており、最低1枚はVISA のクレジットカードを持つようにしましょう! |
○ | ○ |
MasterCard (マスターカード) |
世界シェア率2位のMasterCardはヨーロッパ地方で強いと言われているが、VISA同様世界中で利用できる国際ブランドです。 | ○ | ○ |
American Express (アメリカン・エキスプレス) |
富裕層からの指示が熱い、アメリカンエキスプレスはステータス性の高い国際ブランドです。JCBに加盟しているお店であれば、一部を除いてほとんどで決済が可能です。近年、富裕層以外の方でも持てる クレジットカードになってきているので、ステータスを重要視する方で あれば、アメックスがおすすめです。 |
○ | ○ |
Diners Club (ダイナースクラブ) |
ダイナースは特に富裕層からの人気が高い国際ブランドで、26歳未満の方は申し込みすることができません。 (JCB提携だが一部利用不可)審査難易度も高めで、クレジットカード初心者には不向きなクレジット カードですが、魅力的な特典やサービスが多いので、審査に自信の ある方は申し込みをしてみると良いでしょう。 |
○ | ○ (アジア・ヨーロッパには不向き) |
UnionPay・銀聯 (ユニオンペイ) |
中国シャアが非常に高いUnionPay・銀聯も国際ブランドのひとつです。最近日本でも中国人観光客対策として利用できるお店が増えて きています。Discover Cardと相互提携した影響で、アメリカでの 加盟店が現在も増えています。 |
△ | △ |
Discover Card (ディスカバーカード) |
日本国内で発行ができない国際ブランドのDiscover Cardはアメリカでのシェア率は高いものの、日本での認知率はそこまで高くありま せん。しかし、JCBと提携していることから、日本国内でも十分使える 国際ブランドです。(JCB提携だが一部利用不可) |
○ | ○ (アジア・ヨーロッパには不向き) |
*Discover Cardは日本では申し込み不可となっていることを覚えておきましょう。
国際ブランド選びで悩んでいる、迷っている方は世界中で決済ができるVISAかMasterCardを選べば安心です!
国際ブランドのアメックスやDiners Clubは、対応している店としていないお店があります。
こちら選ぶ場合はサブカードとしてVISAかMasterCardを作っておくと良いでしょう。
MEMO
このようにクレジットカードはそもそも国際ブランドによって特性が異なっています。
そのためクレジットカードは1枚ではなく、複数枚(最低2枚)所持しておくのが理想です。
クレジットカードを発行する大手企業・中小企業の違い
クレジットカードは発行する企業元が大手か中小かによってもサービスは異なります。
どちらにもメリットデメリットがあるので、特徴を知っておきましょう。
・大手発行会社(三井住友やクレディセゾン)→老舗が多く、セキュリティや信頼性が高い
・中小の発行会社(楽天やイオン、エポスなど)→年会費無料や多彩なキャンペーン、ポイント還元率などが高い
年では、大手や中小の境がなくなり、サービスの質に関しては大差がなくなってきているので、そこまで気にしなくても良いでしょう。
クレジットカードには付帯サービス・機能が付いている
クレジットカードには海外保険を始めとした付帯サービス機能が付いています。
クレジットカードをうまく使いこなすならば、まずはそれらを知っておきましょう。
下記は付帯サービスの一覧です。
付帯サービス | 種類・特徴 |
付帯保険 | 盗難・紛失保険 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピング保険 |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay(iD/QUICPay) 交通系電子マネー(SuicaやPasmoなど) 決済電子マネー(楽天Edyやnanaco) |
キャッシング | 付帯の有無は申し込み時に決めることができる |
リボ払い | リボ払いにするかは申し込み時に決めることができる |
家族カード | 発行枚数 発行手数料 |
ETC | 一体型か専用カードかはカード会社によって異なる |
クレジットカードによってはできるものとできないものがありますので、自分のライフスタイルに必要な付帯サービスがあるクレジットカードを選ぶようにしましょう。
特に保険の付帯に関しては、該当のクレジットカードで決済した場合に保険の対象になる利用付帯と何もしなくても適応される自動付帯があります。
基本は前者の利用付帯がほとんどなので、利用・自動付帯の両者を持っておくと便利です。
また、電子マネーでは、楽天カードでチャージすることでポイントが付与される楽天Edyなどがあり、電子マネーをよく使う人は相互性のあるクレジットカードを選ぶと良いでしょう。
こんな選び方は1万円以上損してる!失敗するクレジットカードの選び方
さてクレジットカードは国際ブランド、発行元企業、付帯サービスによってそれぞれ特性が異なることを前章は解説しました。
ここからは、クレジットカードの賢い選び方を紐解いていきましょう。
まずは避けるべきクレジットカードの選び方を解説します。
これさえ避けておけば、基本的に大きな損をせずにクレジットカードを選ぶことができます。
▶︎クレジットカードの利用シーンを考えずに選ぶ
▶︎クレジットカードの機能を考えずに選ぶ
失敗する選び方:クレジットカードの利用シーンを考えずに選ぶ
クレジットカードには発行元の会社だけ見ても、特典やサービスが大きく異なります。
そのためいくら『還元率が高いクレジットカードを』と思ってクレジットカードを選んでも、実際の利用シーンにあっていなければもらえるポイントを大きく損する可能性があります。
例えば、楽天グループが発行する『楽天カード』は、通常の還元率でいうと水準並みですが
楽天グループ系列の店舗やネットショップを多く利用する・利用できる人は最大12倍のポイントの還元を受けることができます。
このように、自分がクレジットカードをどのように使うかを知らずにクレジットカードを選んでしまうと『宝の持ち腐れ』になってしまうのです。
失敗する選び方:クレジットカードの付帯サービスを知らずに選ぶ
クレジットカードの利用シーンを考えずに選ぶことは損であると前述しましたが、付帯サービスを知らずに選ぶことも失敗に繋がります。
付帯サービスとは、付帯保険や電子マネー・スマホ決済をはじめとするクレジットカードを持つことで得られるサービスのことです。
これらを知らずに活用することができなければ活用できないのはいうまでもありません。
クレジットカードには、宿泊やレストラン利用に優待を使うことができるものもあれば、旅行時に荷物を無料で自宅へ届けてくれたりするサービスも付帯されているのです。
これらを知らずにいちいちお金を使っていたら、相当額の損になりますね。
付帯サービスはクレジットカードを利用するメリットの要でもあり、それを無視して選ぶと必ず失敗します。
まずは失敗する選び方を避けて自分に合うクレジットカードを選ぼう
利用シーンを考えずに選ぶこと、付帯サービスを知らずに選ぶこと
これらが失敗するクレジットカードの選び方であると解説をしました。
とはいえ、数あるクレジットカードの中からそれらを徹底してやろうとすると、難易度が高くとてつもない労力がかかるものです。
そこで以下では『利用シーン別』『利用者の属性別』でクレジットカードの選び方を手取り足取り解説するので自分にぴったりの選び方でクレジットカードを選んでみましょう。
目的別で比較する!賢いクレジットカードの選び方6つのポイント
クレジットカードを選ぶとき、利用シーンだけで選ぼうと思っても良さそうなカードは複数あるものですよね。
そこでこの章では、具体的にクレジットカードのど部分に目をつけて比較をすべきなのかを解説します。
▶︎年会費
▶︎ポイント還元率
▶︎ブランド
▶︎カード特典
▶︎発行スピード
▶︎ビジュアル
クレジットカードの年会費で選ぶ
クレジットカードには無料のものと有料のものがあります。
有料の中でも初年度無料や、一回利用すると無料になるものなど形態は様々です。
そこでまずクレジットカードを利用する際は、以下の点に気をつけて比較すると良いでしょう。
年会費の比較軸
クレジットカードの年会費は有料か無料か?
有料であれば、どの特典をどう使えば元が取れるか?
もし有料が無料になるのであれば、どのような条件か?それは満たせそうか?
クレジットカードのポイントやマイルの還元率で選ぶ
年会費の有無の他にもクレジットカードを選ぶ際のポイントとして、ポイント還元率、マイル還元率を比較することも当然重要です。
ただし、利用シーンによってはポイント還元率は大きく変わるので、目先の還元率だけで選ぶことは禁物です。
還元率はのちにご紹介する利用シーンで比較すると良いでしょう。
マイル還元率は基本的にクレジットカード決済により得たポイントをマイルに還元するものがほとんどです。
なので、クレジットカードのポイントとマイル還元率をみてクレジットカードを選ぶことも重要になってくるでしょう。
ポイント還元率を重視したクレジットカードを知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
クレジットカードの発行会社や国際ブランドで選ぶ
クレジットカードの基礎知識でも紹介しましたが、クレジットカードには国際ブランドと呼ばれるものが7つ存在しています。
▶︎VISA
▶︎MasterCard
▶︎JCB
▶︎AmericanExpress
▶︎ダイナースクラブ
▶︎銀聯(ぎんれん)
▶︎ディスカバー
加盟店が世界中で圧倒的に多いのがVISA・MasterCardなります。
この二つの国際ブランドのクレジットカードを所持していれば使えないお店はないと言われるほど、主流のブランドになっています。
一方でアメリカンエキスプレスやダイナースクラブは特典やサービスが充実しているのはもちろん、ステータス性に優れてる特徴があるなど、ブランドによって特徴は大きく異なります。
国際ブランドはクレジットカードの利用目的に合わせて比較し、選ぶと良いでしょう。
クレジットカードの保険や空港ラウンジなど、特典で選ぶ
クレジットカードには、利用者に対して海外旅行保険や空港ラウンジが割引価格、または無料で利用できる特典がついているものがあります。
例えば、海外旅行に年に一回でもいく方であれば、海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを所持していれば、旅行会社の保険に入らなくても保証されることがあります。
カード会社によって補償金額は異なりますが、こういった特典などを考慮し、自身のライフスタイルにあったクレジットカードを選ぶのもカード選びのポイントと言えるでしょう。
クレジットカードの審査の通りやすさ・発行スピードで選ぶ
そもそも審査に通りやすいカードなのかということと、発行までのスピードも比較ポイントです。
クレジットカードの種類によっては、即日で発行できる種類もあります。
反対に申し込の年齢や、年収などの規定があり簡単には審査に通らないクレジットカードもあります。
このようにカード会社によってカードの審査と発行スピードは異なるので、状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
MEMO
例えば、アコムACマスターカードであれば最短即日発行することが可能で、申し込んだその日にお手元にクレジットカードを手にすることができたりもします。
自分が欲しい!と思ったクレジットカードを選ぶ
最後のポイントとしては、やはり自分がこのクレジットカードが欲しいと思った種類に申し込むことです。
どういったクレジットカードが欲しいのかは、その人の好みの問題なのでどれが良いかはわりません。
例えば、かっこいいクレジットカードが欲しいと考えた場合、よりステータス性の高いクレジットカードを求めていると思いますので、アメリカンエキスプレスやダイナースクラブなどのステータス性が重視されているクレジットカードがおすすめです。
【選び方:結論】はじめは年会費無料のクレジットカードがおすすめ
有料のクレジットカードの方が良いんじゃないの?と前述の文章を読んだ方は思うでしょうが、クレジットカード初心者であれば、まずは年会費無料のクレジットカードを選ぶのをおすすめします。
理由は、年会費のかかるクレジットカードは基本的に仕組みや特典、サービスなどが複雑になっていて、そのポテンシャルを最大限活かすことができないということが起こりうるからです。
それでは、せっかく年会費がかかるクレジットカードを持っている意味がありません。
現在は、年会費無料のクレジットカードでも、海外旅行保険やショッピング保険、優待割引などの特典やサービスが充実しているクレジットカードが多数あります。
そのためクレジットカードを初めて持つ方は、年会費無料の維持費がかからない、所持しているだけで、得ができるクレジットカードをおすすめいたします。
クレジットカード初心者、または年会費無料でお得なカードを探しているという方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【利用シーン別】賢いクレジットカードの選び方
さて、ここからが本題です。
クレジットカードを選ぶポイントを理解したところで、用途別でおすすめのクレジットカードの選び方を紹介していきます。
▶︎日常利用が多い人の選び方
▶︎通勤通学利用が多い方の選び方
▶︎自動車利用が多い方におすすめの選び方
▶︎飛行機利用が多い人におすすめの選び方
▶︎通販利用が多い人におすすめの選び方
▶︎月々のスマホ支払い利用が多い人におすすめの選び方
▶︎百貨店利用が多い人におすすめの選び方
スーパーやコンビニの日常利用が多い人におすすめの選び方
コンビニや、スーパーなどちょっとした買い物などで、日々利用したい人のカードの選び方は、QUICPayやApple Pay、iDなど電子決済が使えるクレジットカードがおすすめです。
電子決済とは、クレジットカード本体を使って決済するのではなく、お手持ちのスマートフォンやiPhoneにクレジットカードを登録することで、スマホをかざすだけで、お会計を済ませることができます。
決済がスムーズにいくだけでなく、ポイントも付与されるので非常に便利な機能です。
このことから日々クレジットカードを利用していきたいという方であれば、ポイント高還元率、電子決済に対応しているカードを選ぶと良いでしょう。
日常利用に人気のクレジットカード:Yahoo! JAPANカード
基本情報 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 年会費無料 |
ポイント還元率 | 1% |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB |
海外旅行傷害保険 | – |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 年会費550円/5枚まで |
スマホ決済・電子マネー | Apple Pay/Google Pay/楽天ペイ |
交換可能マイル | ANAマイル |
Yahoo! JAPANカードは年会費無料のTカード一体型クレジットカードです。
『キャッシュレス・諸費者還元事業』に参画しているので、スーパーやコンビニなどでこれに加盟しているお店では2~5%のポイントが付与されます。
このように日常利用では高還元率なクレジットカードなので人気を集めています。
毎日電車や新幹線で通勤通学をする方におすすめの選び方
東京都内、またはその近郊に住んでいる方であれば電車やバスは当然使うと思います。
この際、SuicaやPASMOなど、交通系電子マネーが使えるクレジットカードを選べばSuicaやPASMO本体を所持していなくてもクレジットカードをタッチすればOKです。
さらに、Apple PayにSuicaの情報を登録すれば、チャージも定期券もスマホ一つで行うことができます。
わざわざ券売機に並んでチャージや定期の更新をする必要もなくなります。
また、チャージする際にポイントがたまるクレジットカードもあるので、毎日公共の乗り物に乗る方は選ぶ際に確認しておくと良いでしょう。
通勤通学利用に人気のクレジットカード:リクルートカード
リクルートカードの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.2% |
交換可能なマイル | JALマイル |
国際ブランド | VISA/JCB/MasterCard |
海外旅行傷害保険 | 最大2,000万 |
家族カード | 永年無料 JCBカードは8枚まで Visaカードは19枚まで |
電子マネー | nanaco/楽天Edy/モバイルSuica/SMART ICOCA/QUICPay(JCBのみ)/Apple Pay(VISAかMasterCard) |
リクルートカードは、>ポイント還元率が1.2%と業界最高水準であることで人気です。
交通系電子マネーへのチャージも高還元率でありながら、他にもnanacoやICOCAなど電子決済系では幅広く利用できます。
さらに年会費は永年無料なので、通勤通学に使うなら外せないクレジットカードといえます。
日頃、自動車利用が多い方におすすめの選び方
日頃から車を利用している方であれば、ETC機能がついてくるクレジットカードがおすすめです。
クレジットカードには、このETC機能がついたカードを発行してくれるサービスがあるのをご存知でしょうか?
カード会社によって年会費がかかるものやかからないものがあります。
車を利用している方であれば、ETC機能がついたクレジットカードを選ぶと高速料金などを自動で引き落としされます。
ETC利用に人気なクレジットカード:JCB CARD W
JCB CARD Wの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
交換可能なマイル | ANAマイル,JALマイル,スカイマイル |
国際ブランド | JCB |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
家族カード | 無料 |
電子マネー | Apple Pay |
JCB CARD Wはセキュリティーや保証も手厚く、ETC利用には適しているクレジットカードといえます。
ETC利用のクレジットカードは車内に置き忘れてしまうことも多いもの。
そのためセキュリティーと保証は重視したいところです。
さらにセキュリティーもさることながらポイント還元率は、業界水準並みなので還元率・セキュリティー共にETC向きのクレジットカードとして人気です。
海外出張や旅行など飛行機利用が多い人におすすめの選び方
海外に出張や旅行に行く機会が多い人であれば、海外旅行保険や、空港での特典が充実したクレジットカードがおすすめです。
また、合わせてマイル還元率の高いクレジットカードがよりおすすめです。
前述でも紹介しましたが、海外旅行保険が付帯されたクレジットカードを所持していれば、わざわざ旅行会社の保険に加入する必要もありません。
さらに、マイルの還元率が高けれ高いほど飛行機の料金を安くすることができるので、航空系のクレジットカードを選ぶようにしましょう。
飛行機利用に人気のクレジットカード:アメリカンエキスプレスカード(アメックスグリーン)
基本情報 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 税込13,200円 |
ポイント名 | メンバーシップリワード |
ポイント還元率 | 0.33%〜1% |
国際ブランド | Americanexpress |
電子マネー | Apple Pay |
家族カード | 税込6,600円/1枚 |
ETCカード | 発行手数料935円/5枚まで |
海外旅行傷害保険 | 最大5,000万円 (利用付帯) |
交換可能マイル | ANAマイル/スカイマイル |
アメックスは海外旅行に特化したクレジットカードです。
アメックスグリーンカードがあれば、空港ラウンジを無料で使うことも、手荷物を無料宅配サービスなどなど
海外旅行に頻繁に行く人であれば誰でも持っている便利なクレジットカードです。
今なら以下のバナーからの申し込みで、ご入会後3ヶ月以内のカードご利用で合計18,000ポイント獲得可能なキャンペーンに申し込み可能!
Amazonや楽天などネット通販利用が多い人におすすめの選び方
Amazonや楽天などのインターネットショップを多く利用する人であれば、クレジットカードと提携しているサイト(ポイント優待サイト)を経由することでポイント還元率が倍以上高くなることもあります。
もちろん楽天カードやAmazonカードを所持していれば、楽天やAmazonでお買い物した際にポイントが高くなります。
これらのことから普段からネットショッピングを通じてお買い物をする方は、ポイント優待サイトを運営している、または提携しているクレジットカードを選ぶと効率よくポイントを貯めることができます。
ネットショップ利用に人気のクレジットカード:楽天カード
楽天カードの基本情報 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1% |
交換可能なマイル | JALマイル,ANAマイル |
国際ブランド | AmericanExpress.VIZA.JCB.MasterCard |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万 |
付帯制度 | 利用付帯 |
スマホ決済・電子マネー | 楽天Edy |
楽天カードとは、楽天市場をはじめとするECサイト事業をも行う楽天グループが発行しているクレジットカードです。
年会費が永年無料でポイント還元率が高いことで人気です。
さらに楽天グループでの楽天トラベルを始めとする楽天グループのサービスを利用する人は、還元率がアップしていく仕組みになっています。
それだけではなく、最近版図を広げている楽天加盟店の店舗で楽天カードを使うとポイント還元率がアップするのです。
このようにwebでも店舗でも利用できるため『初めてでもポイントをためやすい』として人気となっています。
月々のスマホ支払いが多い人におすすめの選び方
自分が払っているスマホの代金が人より高い方は、クレジットカード払いにすることによってポイントを貯めるシステムがあります。
例えばドコモユーザーであれば、dカードをクレジットカード払いで支払うことにより、引き落とし金額からポイントを受け取ることができます。
還元率は1%なので、1000円の携帯料金につき10ポイント受け取ることができます。
なので、スマホの支払いが多い人であれば、キャリアに沿ったクレジットカードを選ぶようにしましょう。
携帯支払い利用に人気なカード:dカード ゴールド
概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 税抜10,000円 |
ポイント還元率 | 1%〜10% |
国際ブランド | VISA/MasterCard |
家族カード | 無料/4枚まで |
ETCカード | 無料/4枚まで |
対応電子マネー | Apple Pay/iD |
ドコモユーザーであれば絶対に持っておきたいクレジットカードです。
携帯料金だけでなくWi-fiの料金も対応しており、年間で10,000~20,000円の特典を受けることができます。
そのほかにも家電量販店のカードや百貨店のカードを選ぶという選択肢も
家電量販店(ビッグカメラ等)や百貨店(ルミネやパルコなど)が提携、または発行するクレジットカードを選ぶのも一つの選択肢としてあります。
家電量販店や百貨店が発行している該当のクレジットカードを利用すれば、商品の割引優待がついたり、ポイント還元率が高くなったりすることもあります。
家電量販店や、百貨店でよくお買い物をする人であれば、持っていてい損はないクレジットカードです。
割引や特典などは各カード会社によって異なるので、自分がよくいくお店のカードがあるかどうかで判断するのも良いでしょう。
お買い物利用に人気なカード:エポスカード
概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5%〜1% |
国際ブランド | VISA |
電子マネー | Apple Pay/Google Pay/楽天ペイ |
家族カード | – |
ETCカード | 無料/1枚まで |
海外旅行傷害保険 | 最大500万円(自動付帯) |
交換可能マイル | ANAマイル/JALマイル |
エポスカードとは、百貨店のマルイが発行するカードで全国7,000店舗以上の飲食店や提携している施設で、割引優待を受けることができます。
海外保険旅行から、不正利用・盗難に関するセキュリティー体制もしっかりしています。
【使う人の特徴別】賢いクレジットカードの選び方
クレジットカードの選び方は機能や、日常利用だけではわからない方もいるかと思います。
そういう方は、自分に当てはまる特徴で選ぶと良いでしょう。
以下に挙げるのは、クレジットカードを使う人の特徴別の選びかたです。
▶︎学生向けクレジットカードの選ぶ方
▶︎新社会人向けクレジットカード選び方
▶︎法人・個人事業主向けクレジットカード選び方
▶︎主婦・主夫向けクレジットカードの選び方
▶︎会社員向けクレジットカードの選び方
学生向けクレジットカードの選び方
学生がクレジットカードを作るときは、基本的に審査が甘く、年会費はほとんどのカードでかかりません。
そこで学生のクレジットカードは、電子マネーやショッピング、旅行保険やセキュリティーで選ぶのが良いでしょう。
逆に学生は、『リボ払い専用カード』を選ばないように注意しましょう。
リボ払いは利息が高く、長期的に見ると大きく損をします。
バイトで生活をする学生のうちは『リボ専用カード』は避け、特典や機能で選びましょう。
学生に人気のクレジットカード:セゾンブルー・アメリカンエキスプレス
セゾンブルーアメックスは、他社のゴールドカード並みの特典やサービスが受けられることで人気です。
特に旅行に特化しているカードのため、学生には嬉しいカード。
例えば、海外旅行で役立つWi-Fiレンタルサービスや手荷物無料宅配サービスで空港から自宅まで手ぶらで帰ることもできます。
学生に人気のクレジットカード:三井住友VISAデビュープラスカード
三井住友VISAデビュープラスカードは、ポイント還元率が高いことで人気のクレジットカードです。
ポイント還元率は最大5倍と、他社カードの中でも高い割合といえます。
18~25歳の間は年に一回利用すれば年会費は無料で、26歳を超えると自動でゴールドカードに切り替わります。
このようにお得な特典が充実しているので、学生から人気を集めいるクレジットカードです。
新社会人向けクレジットカードの選び方
新社会人のカードの選び方は、『年会費』『還元率』『付帯保険』で選ぶと良いでしょう。
新社会人になると、カードの年会費がかかってくる年齢にあたります。
そのため、選ぶときは年会費には注意しましょう。
また、新社会人になると学生の時とは異なり支払いをする幅や支払額は大きくなります。
そのためポイント還元率を重視し、出来るだけお得に使えるようにしましょう。
新社会人に人気のクレジットカード:リクルートカード
リクルートカードはポイント還元率が業界トップクラスのカードです。
スマホ決済・電子マネーでも優れているのにも関わらず、年会費は無料。
業界最高水準のコスパを誇るクレジットカードです。
法人・個人事業主向けクレジットカードの選び方
法人・個人事業主はポイント還元率だけで選んではいけません。
法人カードは、『利用限度額』や『付帯サービス』『年会費』で選ぶことが重要です。
法人や個人事業主がクレジットカードを利用するメリットはひとえに、経理手続きのしやすさという点があります。
そのため付帯サービスの中でも明細や会計サービスの充実度を測ると良いでしょう。
法人・個人事業主に人気なクレジットカード:アメリカンエキスプレスゴールドカード
アメックスゴールドは、そのステータスや充実した特典だけでなく『利用限度額がない』という点でも法人利用に人気です。
さらに審査も通りやすく、保険・保証も充実しています。
法人利用したいけど、どれがいいかわからないという方はアメックスゴールドが最も無難と言えるでしょう。
主婦・主夫向けクレジットカードの選び方
スーパーやドラッグストアなどでクレジットカードの利用が多いと想定できる主婦・主夫に方は
『審査の通りやすさ』『還元率の高さ』『年会費の安さ』で選びましょう。
最近では、主婦層の方々をターゲットにしたクレジットカードは多数作られており、専業主婦の型でも気軽に発行できます。
とはいえ、発行するのに面倒なカードもあるので、審査の通りやすさで選ぶことは重要でしょう。
さらに還元率の高さ、年会費の安さでも選ぶと良いでしょう。
還元率は1%以上で、ポイントが倍になる加盟店が多くある、などのポイントで選ぶと貯めやすくなります。
主婦・主夫に人気なクレジットカード:楽天カード
楽天カードは年会費が永年無料で、ポイント還元率が高いことで人気のクレジットカードです。
ポイント還元率は、楽天グループでの利用で最大『12%』となっており、他社と比べるとトップクラスのポイントの貯め易さ。
普段の日用消耗品は楽天市場でお買い物をし、食材やショッピングは楽天グループ加盟店のお店で決済をすると賢くクレジットカードを使いこなすことができます。
主婦・主夫に人気なクレジットカード:イオンカード
イオングループでよく買い物をする主婦・主夫の方は『イオンカード』が最も良いクレジットカードでしょう。
イオンカードは特にイオングループでの買い物に特化したカードで、ポイントは最大5倍
さらにWAONにチャージすることができるイオンカードセレクトなら、ポイントの二重取りができるのです。
食料・日用品の買い物を始め旅行・ガソリン・ネット通販様々な方法でポイントを貯めることができるので生活利用には最適です。
よって今日では最も主婦層から人気を得ているカードといえます。
会社員向けクレジットカードの選び方
社会人数年目のかたでクレジットカードを新たに発行したい場合は
『ステータス』『セキュリティ』『年会費』で選ぶと良いでしょう。
カードのステータスは、収入などの信頼性の担保だけではありません。
ステータスの高いカードはビジネスマンに嬉しい付帯サービスが充実しています。
ショッピング保険や、海外損害保険だけでなくレストランの優待サービスやホテルの宿泊・チケット予約代行などのコンシェルジュやイベントへの参加などもできるのです。
もちろんポイント還元率も高くなります。
社会人のようにクレジットカードを使う幅が広がるとこういったクレジットカードの特別な旨味を活用することができるのでステータスで選ぶことも良いでしょう。
会社員に人気なクレジットカード:アメリカンエキスプレスゴールドカード
セキュリティーや保証内容では右に出るカードはないアメックスゴールドカード
ゴールドでなくても、アメックスカードはステータスと特典で業界トップクラスのカードです
社会人に人気なクレジットカード:エポスカード
エポスカードは年会費が永年無調で保証内容ともにゴールドカード並みのサービスを受けられると人気のカードです。
さらにショッピングをよくするというのであれば、還元率も高く最適なカードと言えるでしょう。
クレジットカードの上手な使い方は?最大限に活用する方法
クレジットカードの選び方も重要ですが、選び方よりも重要なのはクレジットカードの使い方です。
上手な使い方を知っていれば、それだけ日常でお得に使うこともできますし、節約にも繋がったりします。
そこで、クレジットカードの上手な使い方を以下の章で詳しく解説していきます。
クレジットカードはそのポテンシャル最大限まで活かすことができるかがポイントになるので、クレジットカード上級者も初心者も参考にしてください。
▶︎特定のお店でだけで活用する使い方
▶︎クレジットカードを決済のメインとする使い方
▶︎クレジットカードの特典やステータスを活用した使い方
特定のお店でだけでクレジットカードを活用する使い方
今では、日本中ほとんどのお店でクレジットカード決済できるのが当たり前の時代ですが、地方や個人店では、未だにクレジットカード決済ができていないお店が多数存在します。
クレジットカードを使うに当たって特定のお店でしか使わないという方であれば、そのお店のキャンペーンや特典が付帯されたクレジットカードがおすすめです。y
例えば、イオンによく行く場合、イオンが発行するイオンカードを決済として使うことで、割引優待などが適応され、お買い物がお得になります。
他にもポイント還元率がアップしたり、お店のキャンペーンに参加できたりとかなりお得にすることができます。
なので、特定のお店にしか行かないという方はお店と関連性の強いクレジットカードを選ぶことをおすすめでします。
クレジットカードを決済のメインとして利用する使い方
少額な買い物から大きな買い物、公共料金の支払いを全てクレジットカードにする使い方はもっとも賢いクレジットカードの使い方です。
こういった使い方をする人であれば、ポイント還元率が1%以上のクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
クレジットカードは金額に応じてポイントが付与されます。
例えば、毎日コンビニで1,000円の買い物をする場合、還元率1%のカードなら1日1ポイントが還元され、1ヶ月で30ポイントが貯まります。
年間で360ポイントが帰ってくるのと同じなので、還元率が高ければ高いほど、お得になるのです。
なので、日常の決済を全てクレジットカードにする人であれば、ポイント還元率が高いクレジットカードを選びましょう。
貯まったポイントはマイルやギフト券など様々な商品と交換することができるのでカード決済をしていてよかったと思うことができるでしょう。
クレジットカードの特典やステータスを活用した使い方
ゴールドカードやプラチナカードは特典やステータス性が高く、年会費が他の一般カードに比べて高額になります。
しかし、そのハイステータスクレジットカードに旅行保険が必要ないくらいの海外旅行保険や、プライオリティ・パスといった空港VIPラウンジが利用できるサービスが付帯されています。
こうした、特典を最大限生かした使い方をする方にはアメックスやダイナースクラブがおすすめです。
年会費は基本特典を使いまくることで元を回収できる場合が多い他、利用限度額も高く設定されてるので、よりクレジットカードをお得に使うことができでしょう。
自身の社会的地位などを示す指標にもなったりするので、ポイント還元率が高くステータスカードを持つことが使い方としてはかなり理想的です。
しかし、審査難易度が高かったり、年会費の元を取ることができないとただ高いだけのカードになってしまうので、上級者向けの使い方と言えます。
クレジットカードを選ぶ上で大切なのは、あなたが欲しい!と思えるカードであること
ここまでクレジットカードの選び方を紹介してきましたが、結局自分がこのクレジットカードが欲しいと思えるカードに申し込むことが何より大切です。
還元率や年会費などを重視しすぎても結局デザインがあまりよくない、他人前で出すには少し恥ずかしいなどといった問題も出てきます。
なので、このクレジットカード良いなと思えるもの重視してカードを選ぶと、カードを複数枚持つといったことがなくなりますよ!
迷った時は、入会特典が厚い楽天カードで十分
どうしてもクレジットカード選びで迷ってしまい決断ができないときは、入会特典が手厚い楽天カードに申し込むと良いでしょう。
楽天カードは入会するだけで、ポイントがプレゼントされるだけでなく、VISA、JCB、MasterCard、アメックスの4つの国際ブランドから選べるだけでなく、楽天でのお買い物の際にもポイント還元率が最大10倍と非常に使いやすいクレジットカードです。
また、年会費も永年無料なので、維持費もかかりません。
初めてのクレジットカード選びでは、本当に自分に適したカードを見つけることは至難の技です。
であれば、最初は楽天カードを所持しクレジットカードについてより理解を深めてから2枚目のカードを持つようにすると失敗の確率を下げることができます!
ファイナンシャルプランナー・DCプランナー水上克朗さん監修コメント
クレジットカードは、種類がたくさんあります。カード選びでは、「これだけは欠かせない」という、クレジットカードの機能やサービスを決めておくことが大切です。
その上で、この記事で紹介してきたような利用目的やユーザーの属性が自分の場合はどうなのかを考えて、ふさわしい一枚を選びましょう。
長く使える、自分のライフスタイルに合ったクレジットカードを持てば、そのメリットを最大限に活用することができるでしょう。
水上克朗(CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DCプランナー)
慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務・クレジット業務を経験。
1級ファイナンシャルプランニング技能士、日本FP協会認定のCFP、一般社団法人金融財政事情研究会の定めるDCプランナーの資格を保持。
著書の「50代から老後の2000万円を貯める方法」(アチーブメント出版)は、Amazon「財政学部門」1位!