この記事を読んでいる方は以下のような悩みをお持ちでしょう。
- 「ポイント還元率の高いクレジットカードってどんな種類があるんだろう?」
- 「クレジットカードは複数枚持ちがいいと聞いたけど、どのカードを複数持てばいいんだろう」
- 「高還元率のカードの選び方・注意点を知りたい」
- ポイント高還元率の基準は1%で、高還元率クレジットカードは少ない
- クレジットカードの最強の2枚の組合わせは「JCB CARD W」と「エポスカード」である
- 高還元率カードにはメリット・デメリットがあり、それを把握していないと痛い目にあう
高還元率クレジットカードはポイントを効率よく貯めることができるので人気が高いです。
一方で利用目的をはっきりさせないと「ポイントが全然使えない…」という事態にもなりかねません。
この記事では、自身が刊行した書籍が1位を獲得したこともあるファイナンシャルプランナー水上さん監修のもと、ポイント還元率が高いおすすめのクレジットカード7枚やカードの選び方・注意点・最強の2枚の組み合わせについて解説します。
水上克朗(CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DCプランナー)
著書の「50代から老後の2000万円を貯める方法」(アチーブメント出版)は、Amazon「財政学部門」1位!
ポイント還元率の高いクレジットカードとは
クレジットカードを選ぶ上で重要な観点となるのが「ポイント還元率」です。
ポイント還元率が高いほどお得に買い物を済ませることができる可能性が高くなります。
ここでは、「ポイント還元率の高いクレジットカード」の基礎知識について解説します。
高還元率のクレジットカードは標準還元率が「1%」以上
一般的なクレジットカードの平均還元率は0.5%となっており、その2倍の数字となる「1%」以上の還元率であれば高還元率のクレジットカードに分類されます。
つまり、100円につき1ポイントのペースでポイントが貯まっていくので、通常のクレジットカードよりもより効率的にポイントを貯めることが可能です。
標準還元率1%以上のクレジットカードは少ない
現在クレジットカードは数多く世の中に流通していますが、その中で標準還元率が1%以上を誇るクレジットカードは数少ないです。
お金のこれから編集部で調べてもせいぜい10枚程度でした。
ただ、特定の店舗やサービスを利用する場合に還元率が跳ね上がる場合もあるので、一概に「還元率低いからだめだ」と決めつけるのもよくないですね。
結論:最もおすすめなクレジットカードは「JCB CARD W」
JCB CARD Wの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
交換可能なマイル | ANAマイル,JALマイル,スカイマイル |
国際ブランド | JCB |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
家族カード | 無料 |
電子マネー | Apple Pay |
JCB CARD WはJCBが発行しているクレジットカードで年会費無料ながらそのポイント還元率の高さで人気のクレジットカードです。
今回紹介するクレジットカードの中では最もおすすめのカードです。
JCB CARD Wが最もおすすめな理由についてここでは解説します。
年会費無料ながら標準還元率が1%で条件次第では10%になる
JCB CARD Wが最もおすすめな理由はとにかくポイントが貯まりやすいという点です。
通常のJCB一般カードが0.5%の標準還元率なので、JCB CARD Wであればその2倍のポイントが買い物をする度に入ってきます。
さらに、ポイント優待店と呼ばれるJCBに加盟しているお店でクレジット利用をすると最大でポイント還元率が10%まで上昇します(スターバックス・JCB海外おみやげサービスが10%の対象)
また、OkiDokiランドと呼ばれるJCBのオンラインモールサイトを経由して買い物をするとそこでも最大10%のポイント還元の恩恵を受けられます。
ポイントの使い道が豊富にある
JCB CARD Wで貯めたOkiDokiポイントは様々な使い道が用意されています。
ポイントの使い道は主に以下の5つです。
- キャッシュバック
- 買い物の支払いに使う
- マイルに交換する
- 商品・アイテムと交換する
- 他の提携しているポイント(amazon,楽天,Pontaなど)に交換する
いろんな使い道があるので、自分の利用目的にあった使い道を見つけることができるのも魅力的な点ですね。
キャンペーンがお得
JCB CARD Wはキャンペーンも豊富に取り揃えており、他のクレジットカードと比較してもお得に入会ができるのでおすすめです。
- セブンイレブン利用で5%還元
- 入会後3か月間ポイント4倍
- amazonで利用すると30%がキャッシュバック
まだまだ他にもお得なキャンペーンは沢山あるので、ご自身で探してみるのをおすすめします!
ポイント還元率が高いおすすめのクレジットカード6枚
最もおすすめなのはJCB CARD Wと紹介しましたが、まだまだ他にもお得にポイントを貯めることができるクレジットカードはあります!
ここでは、ポイント還元率が高いクレジットカードについて6枚紹介します。
標準還元率が1%超えで楽天ユーザーにおすすめな「楽天カード」
楽天カードの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1%〜4% |
交換可能なマイル | JALマイル |
国際ブランド | VISA/JCB/MasterCard/AMEX |
海外旅行傷害保険 | 最大2,000万 |
家族カード | 永年無料 |
電子マネー | Apple Pay/楽天Pay/楽天Edy |
楽天カードは流通大手である楽天株式会社が発行しているクレジットカードです。
楽天カードの特徴は、なんといってもその還元率の高さでしょう。
常時1%越えの高還元率に設定されており、楽天市場などの楽天経済圏でカード利用をすると最大で5パーセントのポイント還元率を実現できます。
審査も通りやすいカードとして評判で、主婦や学生のような安定した収入が見込みにくい方でも簡単に審査に通ったなどの声もあります。
楽天カードの評判・口コミ
楽天カードの評判・口コミとして以下のような声が上がっています。
毎月5と0のつく日は楽天カード利用でポイント5倍だからエントリーを忘れずに‼
ポイントでの購入は対象外だから気をつけてね— しずく@💎楽天ROOM🔰 (@ROOM41874370) December 15, 2020
楽天カードで支払いしてるだけでポイント貯まるしセールとかポイントアップ使って毎月私は1万~ポイントもらってるのでオススメです🤣☝️
Amazonと見比べても楽天の方が安い商品も結構ありますし…🤔💭
遅延とかの対応は楽天の方が良い気がします:;(∩´﹏`∩);:— 🌟⛩️ 🐝✨カピバラ🌺🍾🥀 🥑 (@kapibara88ra) December 15, 2020
標準還元率が驚異の1.2%!「リクルートカード」
リクルートカードの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.20%~3.20% |
交換可能なマイル | – |
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB/銀聯 |
海外旅行傷害保険 | 最大2000万円 |
家族カード | 永年無料 |
電子マネー | Apple Pay/google pay/楽天Pay/楽天edy/suica |
リクルートカードは、リクルートグループが発行しているクレジットカードです。
リクルートカードの特徴は、なんといってもその高い還元率です。
通常還元率はなんと1.2%となっており、じゃらんなどのリクルートグループのサービスでカード利用をすると最大で還元率を20%まであげることができます。
貯まったポイントはPontaポイントに交換したり、旅行予約などに利用することができます。
リクルートカードの評判・口コミ
リクルートカードの評判・口コミとして以下のような声が上がっています。
【HOT PEPPER Beauty】ポイントプレゼント!
メールにホットペッパービューティーポイント1000pt加算されてました!
・ナナコチャージをリクルートカードで
・年金追納をナナコでこれでホットペッパーで使えるポイントが貯まっていきます😀※今これができるのはセブンカードです… pic.twitter.com/x4qDztRFSo
— ちはろー『 奨学金・住宅ローンを楽しく返済して妻・娘たちに囲まれてこの世を去りたい物語』進行中 (@chiharo_frugal) December 8, 2020
クレカメモ
楽天カード:楽天市場UIが糞、購入商品でamazonより安いものがないJCBカード:月20万カード払い、うちamazon月1万とした場合、ポイントは
10000*0.02=200
19000*0.01=1900
これはリクルートカードのポイント
200000*0.012=2400
に劣るやっぱりリクルートカードがno1では?
— ごりえもん (@Einstein_eq) December 7, 2020
入会後半年間ポイントがザクザクたまる「オリコ・カード・ザ・ポイント」
Orico Card THE POINTの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1% |
交換可能なマイル | ANAマイル |
国際ブランド | MasterCard/Visa |
海外旅行傷害保険 | 最大2,000万円 |
家族カード | 永年無料 |
電子マネー・スマホ決済 | iD/QUICPay |
オリコカードザポイントは、オリエントコーポレーションが発行しているクレジットカードです。
ポイント還元率は常に1%を超えており、新規入会後の半年間は還元率が常に2%を超える新規入会特典もあります。
そのため、入会後半年間は一気にポイントを貯めるチャンスとなるので、そこで大きな買い物をするのもおすすめです。
また、オリコモールと呼ばれるオンラインモール経由で買い物をすると、還元率が2%以上になるのでオンラインモールも積極的に使っていきましょう。
オリコポイントの交換先はアマギフやANAマイルなどに交換ができます。
オリコカード THE POINTの評判・口コミ
オリコカードTHEPOINTの評判・口コミとして以下のような声が上がっています。
母にお勧めのクレカを聞かれたので
楽天カードを勧めました😊ちなみに私のメインカードは
『オリコカードザポイント』です🥰色々と比較して使用した結果、IDとQUICPayの両方搭載が便利で続けています✨
サブは楽天、Yahoo、イオン等用途別で使用🍀
フォロワーさんのクレカ事情知りたいな☺️
— りん🍀倹約&投資ママ (@rin_rne) November 28, 2020
100円ごとに獲得
月の合計額に対してポイント
還元率1.0%以上すべてを満たすのは楽天カードとオリコカードザポイントの2枚かしら
— 蓮木 (@HSK_nem) August 9, 2020
ステータス性と高還元率を兼ね備える「アメックスゴールド」
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 31900円 |
ポイント還元率 | 0.50% |
交換可能なマイル | ANAマイル、JALマイル、スカイマイル |
国際ブランド | JCB |
海外旅行傷害保険 | 最大1億円 |
家族カード | 13200円※1名まで無料 |
電子マネー・スマホ決済 | Apple Pay、楽天edy |
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードは、アメリカン・エキスプレスが発行をしているプロパーカードです。
アメックスゴールドカードの特徴は、なんといってもそのステータス性の高さとサービスの質の高さです。
空港ラウンジが無料で使えるのはもちろんのこと、海外滞在先で24時間年中無休の電話サポートを受けることもできます。
ポイント還元率も通常1%ですが、ボーナスポイントのプログラムである「メンバーシップ・リワード」に参加すると100円につき3ポイントをもらうことができるようになります。
マイルへの還元率は1ポイント=1マイルなので、ポイント・マイルともに高還元なカードとしてゴールドカード初心者におすすめのクレジットカードです。
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの評判・口コミ
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードの評判・口コミとして以下のような声が上がっています。
アメックスゴールド以上でおうちで作る鳥しきのお鍋買えるみたいだったからさっそく購入🥺限定300個だし届くの楽しみ…! pic.twitter.com/0gb5UY8DqS
— ゆる子 (@trsavelinag) December 11, 2020
アメックスゴールド、プライオリティ無料なのか
— よん (@AP200927) December 6, 2020
行きつけのお店でお得にポイントを貯められる「三井住友VISAカード」
三井住友VISAカードの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 1375円※初年度無料で、2年目以降も条件付き無料 |
ポイント還元率 | 0.30%~2.50% |
交換可能なマイル | ANAマイル |
国際ブランド | VISA/Mastercard |
海外旅行傷害保険 | 最大2000万円 |
家族カード | 440円※年3回以上の利用で翌年度無料 初年度は1名のみ年会費無料 |
電子マネー | Apple Pay/google pay/楽天Pay/楽天edy/suica |
三井住友VISAカードは、金融大手の三井住友フィナンシャルグループが発行しているクレジットカードです。
いわゆる銀行系カードなので、審査難易度は高めに設定されています。
年会費は通常1,375円かかりますが、インターネット申込みの場合は初年度無料、2年目以降も「マイペイすリボ」の登録と年間のクレジット利用額に応じて年会費が半額、もしくは無料になります。
ポイント還元率は通常時0.5%ですが、コンビニエンスストアやマクドナルド、自分が指定した行きつけのお店3店舗でカードを利用すると、還元率が通常より高くなります。
三井住友カード専用のポイントUPモール経由でお買い物をすると最大でポイントが20倍貯まり、利用額に応じてボーナスポイントが追加されるので、カードを積極的に利用していきましょう。
三井住友VISAカードの評判・口コミ
三井住友VISAカード公式サイトの評判・口コミとして以下のような声が上がっています。
#キャッシュレス#クレジットカード
VISAと言えば三井住友VISAカード
お金を持ち歩かなくても安心な1枚! pic.twitter.com/cjIn0UknnH— jinmg (@jinmg10) December 6, 2020
アナスタシア❄️6回目の観劇🎪
三井住友VISAカード貸切公演の
お席は2階の一番前席❗️だけど‥
見切れ席だね😙😉#宝塚歌劇団 #アナスタシア #宙組 #モンチッチ #ぬい撮り #見切れ pic.twitter.com/2SfVonTcHX— うーこ (@uko117) December 12, 2020
2021年4月末までポイント還元率3%「VISA LINE Payクレジットカード」
Visa LINE Payクレジットカードの概要 | 詳細 |
券面 | |
年会費 | 1375円※初年度無料で、2年目以降も条件付き無料 |
ポイント還元率 | 1.00%~3.00% |
交換可能なマイル | – |
国際ブランド | VISA |
海外旅行傷害保険 | – |
家族カード | 440円※年1回以上の利用で翌年度無料 1枚まで発行可能 |
電子マネー | Apple Pay/google pay/楽天Pay |
Visa LINE Payクレジットカードは、三井住友フィナンシャルグループとLINEが提携して作られたクレジットカードで、名前の通りLINE Payユーザーにお得なカードです。
基本還元率は高還元率カードに分類される1%に設定されていますが、LINE Payにこのカードを登録してクレジットカード利用することで、還元率3%を実現することができます。(2021年4月30日までの期間限定キャンペーン)
また、カードをLINE Payに登録することで、事前チャージなしでLINE Payの加盟店に支払ってかつポイントも還元される「チャージ&ペイ」機能を搭載しているので、いちいちチャージする手間を省くことができるのも便利ですね。
「VISA LINE Payクレジットカード」の評判・口コミ
VISA LINE Payクレジットカードの評判・口コミでは以下のような声があります。
Visa LINE Payクレジットカードで貯めたポイントを投資にまわすのが最近の楽しみです!LINEショッピングなどのキャンペーンを駆使すると効率よくポイントを貯められます!3%還元は2021年04月30日までだけど、それ以降もなにかしらのキャンペーンがあることに期待🤤✨#ポイ活#ポイント投資
— うさこママ🧚【お得好きの浪費主婦😬】 (@usako_mama20) January 4, 2021
今月のQR決済キャンペーンはパッとしないな。au pay対象の店少ないから使えない。普段使いなら、d払いにVISA LINE PAYクレジットカード紐付けで3.5%還元、d払い使えないなら、VISA LINE PAYクレジットカード単体で3%還元がベストか。 #QR決済
— norikai (@norikai) January 1, 2021
今回紹介したポイント還元率が高いおすすめクレジットカード7枚のかんたん比較表
カード名 | 年会費 | ポイント還元率 |
JCB CARD W | 永年無料 | 1.00%~3.00% |
楽天カード | 永年無料 | 1.00%~3.00% |
リクルートカード | 永年無料 | 1.20%~4.20% |
オリコ・カード・ザ・ポイント | 永年無料 | 1.00%〜3.00% |
アメックスゴールド | 31,900円 | 0.50%~ |
三井住友VISAカード | 1,375円※初年度無料 | 0.50%~2.50% |
VISA LINE Payクレジットカード | 1,375円※初年度無料 | 1.00%~3.00% |
ポイント還元率の高いクレジットカードの選び方
ここまでポイント還元率の高いクレジットカードを9枚を紹介してきましたが、自分にあったクレジットカードを選ぶためにはどのような選び方をすればよいのでしょうか。
ここでは、ポイント還元率の高いクレジットカードの選び方について解説します。
ポイントの利用目的から選ぶ
還元率がいくら高いとはいえ、自分が使う目的とずれているポイントがいくら貯まったところで使えなかったら何も意味がありません。
つまり「なぜポイントを使いたいのか」や「どこでポイントを使いたいのか」などの利用目的を5W1Hから考えてクレジットカードを選びましょう。
商品・アイテムなどと交換できる最低ポイント数から選ぶ
ポイントが商品やアイテムと交換できる下限のポイントを確認するのも大切です。
最低交換ポイント数が高いと、なかなかポイントを交換することができずに有効期限が過ぎるなんてこともあり得るので注意しましょう。
付帯されている特典・サービス・内容から選ぶ
ポイント還元率だけでなく特典やサービスの内容からカードを選ぶのも一つの方法です。
クレジットカードにはポイント還元率以外でも豪華はサービス・特典や保険が付帯されており、還元率だけでは測れない多くのメリットを兼ね備えています。
中にはそのサービスを使うことで普段の生活や娯楽がよりお得になるということもあるので、還元率だけでなく、付帯されているサービスにも注目をしてみましょう。
実施されているキャンペーンのお得さから選ぶ
大抵のクレジットカードの場合は新規会員に対して入会キャンペーンを実施しています。
入会キャンペーンは一定の条件を満たすとキャッシュバックが発生したり、普段なら考えられないようなポイントがプレゼントされます。
実施されているキャンペーンから自分にあったカードを選んでいきましょう。
ポイント還元率が高いクレジットカードを持つ場合の注意点
還元率が高いとお得に生活ができる可能性は高いです。
ただ、カードを選ぶ際に注意をしなければならない点がいくつかあります。
ここでは、還元率が高いクレジットカードを持つうえでの注意するべき点について解説します。
ポイント有効期限を把握する
クレジットカードのポイントは基本的に「有効期限」というものが存在しています。
有効期限を過ぎたポイントは使うことも貯めることもできないので、クレジットカードを選ぶ際は獲得したポイントの有効期限はどのくらいなのかを必ずチェックしてください。
還元率がアップする「ポイント優待店」をチェックする
クレジットカード会社と提携している「ポイント優待店」をチェックするのも大切です。
なぜならポイント優待店を積極的に利用することで、ポイントを効率的に貯めることが可能だからです。
例えば「三井住友VISAカード」であれば、通常還元率は0.5%ですが、自分の行きつけのお店を指定するとそのお店でクレジット決済した場合は還元率が2%にアップします。
上記のように
・どんな状況で
・どんなお店で
ポイント還元率がアップするのかを事前に確認するのも大切ですね!
カード自体の還元率の変化をチェックする
クレジットカードの還元率はカード会社の意向によって変化する場合があるので注意しましょう。
例えば今まで還元率が1%だったのが、0.5%に変更するなどの変化です。
還元率は固定されていないものということを把握しておいてください。
貯めたポイントが何に使えるかを確認する
これは選び方で解説したことと若干かぶりますが、貯めたポイントが何に使えるのかを確認するのも大切です。
ポイントが交換できる代表例は以下の通りです。
- 商品券
- アイテム
- キャッシュバック
- テーマパークのチケット
他にも多く存在しています。
あくまでポイントはアイテムなどと交換するための手段に過ぎないので、どの商品などと交換したいのかを明確にしたうえで、ポイントは欲しいものと本当に交換できるのかを確認するようにしましょう。
還元率を上げる条件で「リボ払い」が含まれているカードがある
一部のクレジットカードでは、ポイント還元率を上げる条件として「代金支払いをリボ払いにすること」を設定している場合もあるので注意しましょう。
リボ払いは「毎月の支払いを一定額にする」支払い方式で便利なのですが、使い方を間違えると利息だけをひたすら支払い続けて元金は一切減らない「リボ地獄」に陥るリスクも抱えています。
リボ払いを還元率アップの条件にしているクレジットカードはなるべく選ばないようにしましょう。
年会費がどのくらいかかるのかを確認する
還元率が高いクレジットカードはそれだけサービスもよいということなので、年会費が高くなる傾向にあります。
年間のポイント獲得数が年会費より少ないと年会費の元が取れず結果的にマイナス収支の可能性も。
お得にクレジットカードを使いたいのであれば、先ほど紹介した年会費無料のクレジットカードを選びましょう。
ポイント還元率が高いクレジットカードに関するQ&A
ここでは、ポイント還元率が高いクレジットカードに関してよくでてくるQ&Aについて解説します。
これを知っているだけでもよりお得にクレジットカード選びをすることができるでしょう。
ポイント還元率はどのように計算するのか?
ポイント還元率は「利用額に対して利用者が獲得できるポイントの割合」のことを指しています。
計算式としては以下の通りです。
ポイント還元率(%)=獲得ポイント(P)÷利用金額(円)×100
上記の計算式にあてはめて還元率が1%を超えるカードが「高還元率カード」に分類されます。
クレジットカードの最強の2枚の組み合わせってどんなカードの組み合わせ?
当編集部が推す最強のクレジットカードの2枚の組み合わせは「JCB CARD W」と「エポスカード」の2枚です。
この2枚の組み合わせを推す理由は以下の通りです。
- 年会費無料
- 国内外を幅広くカバーしており、使えないお店が少ない
- 海外旅行保険が手厚い
- 優待特典が手厚く付与されている
- ポイント還元率が高い
JCBは国外で加盟しているお店が少ないですが、その弱点を「エポスカード」でカバーします。
逆にエポスカードの弱点であるポイント還元率の低さ(0.5%)を常時1%越えの「JCB CARD W」で補います。
互いの弱点をカバーしあうという点で、「JCB CARD W」と「エポスカード」の組み合わせは最強です。
記事のまとめ
今回は高還元率のおすすめクレジットカード9枚や高還元率カードの選び方・注意点や最強のクレジットカード2枚について解説しました。
高還元率のクレジットカードは選ぶと様々なメリットがありますが、自分の利用目的に合致しないカードを選ぶとまったく役立たないものになってしまいます。
クレジットカードを選ぶときは自分の利用目的を明確にした上でどのクレジットカードを選ぶかを決めてくださいね。
ファイナンシャルプランナー・DCプランナー水上克朗さん監修コメント
お得にポイントを貯めるために、まずは「ポイント還元率1%以上」「年会費無料」のクレジットカードから
探して、さらに「自身のライフスタイルを振り返り、日常的に利用するどの特定店舗で還元率があがるか」な
どをチェックすることをおすすめします。
自身にとって、どのカードがもっとも還元率の恩恵を受けられそうかを確認することです。
還元率が高いカードでポイントを効率的に貯め、お得な生活を楽しみましょう。
水上克朗(CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DCプランナー)
慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務・クレジット業務を経験。
1級ファイナンシャルプランニング技能士、日本FP協会認定のCFP、一般社団法人金融財政事情研究会の定めるDCプランナーの資格を保持。
著書の「50代から老後の2000万円を貯める方法」(アチーブメント出版)は、Amazon「財政学部門」1位!