初心者でも簡単に始められる!株のやり方・始め方

「若いうちから将来に備えて株を始めてみたい!」

「でも、株に関する知識が全くない…」

あなたはこのようなお悩みをお持ちではありませんか?

「株取引」と聞くと不安を感じ、株を始めたいけれど躊躇している方が多くいるように見受けられますが、株のやり方はそれほど難しくありません。株に関する正しい知識を身につけていれば、スムーズに株取引をスタートさせることが可能です。

今回はこれから株を始める方が不安なく口座作りから始めることができるように、株の基礎知識や具体的な取引のやり方を分かりやすく解説します。

この記事を読めば、株取引を始めるために必要な最低限の知識を身につけることができます!

この記事を書いた人 ファイナンシャルプランナー 児玉一希
プロフィール・所持資格 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
 
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目次

株の購入から確定申告までの大まかな流れ

株取引に関する基本の知識さえ正しく理解しておけば、誰でも株取引をスタートさせることができます。

それでは、株の取引を始める前にすべき準備をひとつひとつ確認していきましょう!

株の取引を始める準備のやり方

株取引を始める前にすべきことが3つあります。

資金は暮らしが困らない範囲で用意することが前提

まず始めに「株は銀行の預金と違い元本の保証はない」ということを理解しておかなくてはなりません。生活に必要な資金まで株に使うと、損失が出たときに冷静な判断ができなくなる可能性があります。

資金は多ければ多いほど利益を望むことができますが、株取引を始めたばかりの段階であれば、数百円からでも取引が可能ですので、最初から多くの資金を株取引に投資することはおすすめいたしません。

株取引に慣れるまでは、少額で取引経験を積むところから始めましょう!

証券会社で株用の口座を作る

株取引を始めるには、証券会社の口座が必要です。申し込みはPCやスマホから簡単にできますので、あなたのライフスタイルに合わせた方法で口座を開設しましょう。

口座の開設にあたっては、手数料の安さや提供されているサービス等で口座を選ぶことをおすすめします。口座開設の申し込み後、口座開設完了までには数日かかります。

株取引を始めることをすでに決めている方は、今のうちに自分のニーズに合った証券会社を見つけておくとよいでしょう。

作った口座に資金を入金

口座開設が完了したら、銀行やATM、郵便局などから証券会社の口座に入金しましょう。銀行の窓口やATM、郵便局から入金する場合は入金手数料がかかります。

その一方、即時入金サービスを提供しているネットバンクを使えば、手数料が無料もしくは安く済み、証券会社の口座への即時反映も期待できます。

証券会社の口座へ入金する際に利用する金融機関なども、併せて確認しておきましょう!

購入する株は3つのポイントで選ぶ

次に、株の選び方で知っておくと便利な3つのポイントを紹介します。

関心のある業界から株を絞り込む

まず、企業の将来性を予想するためには「情報」が必要となります。あなたの興味や関心のある企業であれば、前知識があるため容易にその企業の将来性を予想することが可能隣、情報収拾も苦になりません。

そのため、まずはあなたの身近にある会社を選ぶことをおすすめいたします。

入金した資金で購入可能かどうか

株価は1株当たりの値段を表しており、一般的に、株には「最低売買単位(単元)」が決められています。

例えば、株価が500円なのに、30万円の資金を持っていたとしても購入できない場合があります。株の最低売買単位が1,000株の場合、株価500円×最低売買単位(1,000株)=50万円が必要となります。

株価を購入する際は必ず「最低売買単位」を確認しましょう!

株は指標を使って良し悪しを判断

株は「指標」を活用しながら良し悪しを判断します。参考までに指標となる見方や計算方法の一部を紹介しますので、参考にしてください。

  • 一株当たりの利益がわかるEPS

EPS(1株あたり利益)は、数値が大きいほど利益を上げており、過去のEPSと比較して数値が上昇していれば株価は上がりやすいと判断できます。

【計算式】EPS(円)= 当期純利益 ÷ 発行済み株式数 

  • 株が割安か判断できるPER

PER(株価収益率)は、1株あたり純利益の何倍買われているかを表す指標です。PERの数値が低ければ低いほど、利益に対して株価が「割安」と判断することができます。

【計算式】PER(倍)= 株価 ÷ 1株当たり当期純利益(EPS)

  • 自己資本を有効に使って純利益をあげているかわかるROE

ROE(株主資本利益率)は、株主による資金が「どれだけ」企業の利益につながったのかを表す指標です。数値が高ければ高いほど自己資本を有効に使い、純利益をあげていると判断することができます。 

【計算式】ROE(%)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

  • もらえるお金の判断に配当利回り

株価に対して何パーセントの配当を得られるのかを示す指標です。配当利回りで配当に魅力があるかどうか判断することができます。

【計算式】配当利回り(%)= 1株あたりの配当金額 ÷ 株価 × 100 

上記以外にも指標はありますが、株を始めたばかりの方は上記4つの指標で十分足りるでしょう。

株式の売買のタイミングや将来の見通し、そして配当をどれだけ多く出しているか?などの判断にぜひ有効活用してください。

株の売買スタイルと注文のやり方

株取引をスムーズに進めるためにも株の売買スタイルと注文方法をしっかりと理解しておきましょう!

売買スタイルは株の保有期間で分かれる

株の投資スタイルには大きく分けて3つの種類があります。

  1. 1日で売買を完結させるデイトレード
  2. 数日間の値動きを予想するスイングトレード
  3. 企業の成長を待つ中長期投資

それぞれの投資スタイルに適した銘柄を選ぶことが大切となります。

デイトレード スイングトレード 中長期投資
おすすめ銘柄 1日の値動きが予想できる銘柄

値動きが激しい銘柄

短期間で値動きが予想できる銘柄 将来の成長が見込める銘柄
メリット 資産の有効活用

投資成果がすぐに見える

投資成果が早く見える

 

短期間の値動きを気にする必要なし

成長企業→大きなリターンが期待できる

デメリット 売買手数料がかかる

株価を追い続ける必要あり

売買手数料がかかる

デイトレードと同じく株価を追い続ける必要あり

投資成果が出るまで時間がかかる

資産を他で使うことができない

信用取引は慎重に対応すること

信用取引は、自己資金以上の損失が発生することやコストが発生する可能があります。つまり、保証金(現金または上場株式等)を証券会社に預け、保証金の約3.3倍までの金額の取引をすることが可能です。

このように、信用取引は自己資金の最大約3.3倍の取引が行える半面、株価が大きく値下がりすると自己資金以上の損失が発生し考えていた以上の負債が残るかもしれません。そのため、信用取引は株取引に慣れてからチャレンジすることをおすすめします。

まずは、現物取引で株取引の流れを掴むところから始めましょう!

注文の基本は3種類から選ぶ

基本となる3つの注文方法をこの機会にしっかりと理解しておきましょう!

  1. 成行(なりゆき)=注文をした時点での株価で購入する注文方法
  2. 指値(さしね)=指定された値段になった時に売買が成立する注文方法
  3. 逆指値(ぎゃくさしね)=買いの場合は「ある価格(注)以上になったら(指値、または成行で)買い」売りの場合は「ある価格(注)以下になったら(指値、または成行で)売り」

これら3つの注文方法で、無理のない範囲で株取引を始めるとよいでしょう。

株で利益が出た時の確定申告のやり方

株で利益が出た場合、確定申告をする必要があります。

どのような条件下で確定申告が必要となるのか、確定申告のやり方を説明します。

株で確定申告が必要な条件

まず、株式投資で得た利益には「20.315%の税金」がかかります。※内訳:所得税15.315%・住民税5%。

ただし、株の利益が年20万円以下なら免除となりますが、住民税(5%)の申告は必要となりますので注意が必要です。利益の集計は1月1日~12月31日の間となります。

なお、証券口座には、「一般口座」「特定口座」「特定口座」の3種類があり、それぞれ株の利益に対する税金の申告と支払い方法が異なります。

  1. 一般口座の場合:自分で税金を計算して確定申告し、税金を支払います。
  2. 特定口座(源泉徴収なし):証券会社が1年間の売買の損益を計算しますが、確定申告や納税は自分で行います。
  3. ③特定口座(源泉徴収あり):証券会社が売買損益を計算し、税金を源泉徴収して納めてくれます。

特定口座(源泉徴収あり)で損失が出た場合も確定申告をする必要があります。

年間取引報告書は、特定口座をお持ちの方の場合は証券会社が発行し、1月ごろに郵送されます。ウェブ上で交付する証券会社もありますので、届かない場合は証券会社のアカウント画面で確認してください。

ちなみに、一般口座で取引している場合は証券会社ではなくあなた自身が作成することになります。

手軽な確定申告ならe-Tax

出典:https://www.e-tax.nta.go.jp/index.html

確定申告は、国税庁のHPからネットを使って申告することが可能です。申告する前に、マイナンバーや源泉徴収票、年間取引報告書などを用意しておくとよいでしょう。

「確定申告書等作成コーナー」で源泉徴収票や特定口座年間取引報告書を参考にしながら必要項目に入力し、印刷して郵送するか、直接税務署に持っていきます。

これで確定申告が完了しますので、時間がない方や面倒な手続きを省きたい方はとても便利な「確定申告書等作成コーナー」から申告しましょう。

損失が出ても節税のため確定申告

先にもお伝えしましたが、損失が出ても節税のために確定申告をすることをおすすめします。

損益通算をしておけば、次の年に利益が出た場合、前年の損失とその利益を相殺することで、利益を小さくすることが可能です。これは税金を節約するために必要なテクニックです!

また、繰越控除で最大3年間は損失を繰り越すことができますので、確定申告の基礎知識も株取引の知識とあわせて身につけておきましょう。

やり方を覚えて株の取引を始めよう

いかがでしたでしょうか?

株の購入から確定申告までの流れを簡単にまとめます。

  1. 株の購入するための準備(口座の開設)
  2. 購入する株を選ぶ(今後値上がりそうな株を選定)
  3. 株の購入(どの銘柄の株を何株買うのか証券会社に注文を出す
  4. 確定申告(株の利益には20.315%の税金が必要/年 (※20万円以下なら所得税は免除)。

このように株を買うこと自体は決して難しいことではありません。

「株は危ない!」

「株はやめておけ!」

一度も株取引を経験したことがない方の多くはこのような発言をしているように見受けられますが、株取引をするかしないかはあなた次第です。

豊かな人生を送るためにも、この機会に株取引を始めてみませんか?

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たとえば・・・

・決算後に暴落した高配当株4選

・【高再現性】下落相場で3倍銘柄を仕込む方法

・エグい株25分割で話題のNTT、気になる結末

などなど。

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