株投資を始めるために何が必要か、ご存知でしょうか?それはズバリ「証券口座」です!
株に投資する資金や意気込みがあっても、証券口座がなければ株投資を始めることはできません。
今回は証券口座の選び方や開設方法、株初心者におすすめの証券会社を3つ紹介させていただきますので是非参考にしてください。
この記事を読めば、株に使う証券口座に関する基本知識をしっかりと理解することができます!
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この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー
児玉一希
プロフィール・所持資格
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
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株に使う証券口座の選び方
証券口座を開設するには、まず自分のニーズに合った証券会社を探す必要があります。証券会社と言えば、三菱UFJ銀行やみずほ銀行などの銀行や野村證券、大和証券などの証券会社が知名度が高いですね。
ですが、一口に「証券会社」とは言っても、証券会社によってサービス内容はかなり違いますので、しっかりと理解しなくてはなりません。
証券会社選びはとても重要です。金融商品の取扱いの有無や投資の方向性など、自分の投資スタイルに合った証券会社を選びましょう!
そうしなければ、手数料が割高になったり、買いたい株や投資信託が買えず後悔することになるかもしれません。このような状況にならないために、証券会社を賢く選ぶ必要があるのです。
複数ある証券会社から何を基準にして選べばいいのか分からない!
という方は、
- 手数料
- 取扱商品
- 充実な情報コンテンツの充実度
上記3つに重点を置きながら、あなたに合った証券会社を選んでみてください。
1回の取引にかかる手数料が安い
株取引手数料は証券会社によって異なり、500~3,000円と幅があります。また、取引1回あたりの手数料ではなく、1日あたりの手数料(一律定額料金制)を請求する証券会社もあります。
取引回数が多い方は、1日あたりの手数料(一律定額料金制)が安い証券会社を選んだ方が手数料を抑えることができます。
「自分がどんな取引をするのか?」どれくらいの金額をどれくらいの頻度で取引したいのか、ここで一度考えてみましょう。そうすれば、あなたが選ぶべき証券会社が見えてきます。
デイトレーダーは信用取引を何度も行うこともあるため、信用取引の手数料もしっかりと確認しておくとよいでしょう。
手数料の他にお金を借りた場合は金利、株を借りた場合は貸株料が費用として発生することを覚えておく必要があります。この場合、利益は大きくなりますが、損失も大きくなる可能性も高くなりますので注意してください。
自分が購入したい商品を取り扱っている
証券会社選びの基準は「手数料」だけではありません。証券会社が取り扱っている商品には、以下の商品もあります。
- 国内株式や単元未満株
- 外国株式
- 投資信託
- 国内債券
- 外国債券
ここで注意して欲しいのが、どの証券会社でも同じ商品を扱っているわけではない、ということです。証券会社によっては東証の上場銘柄しか扱っていなかったり、投資信託の取り扱いがない、ということもあります。
自分が取引したい商品の取り扱いがある証券会社を選ばなければ、あなたが欲しい商品に投資することができないのです。
自分が購入したいと考えている商品を取り扱っている証券会社を選びましょう!
投資家向けの情報コンテンツが充実している
証券会社を選ぶ際にもう一つチェックすべきことがあります。
それは、
- 証券会社専属のアナリストによるコラムが提供されているか?
- 株に関するニュースなどの情報コンテンツを「無料」で提供しているか?
という点です。
これらの情報源は上場企業の業績や財務状況がひと目で分かるので投資に非常に役立ちます。証券会社を選ぶ際には、情報コンテンツの充実度も必ずチェックしましょう!
もうすでにご存知かと思われますが、株式投資に関する重要な情報がたくさん含まれている東洋経済新聞社の「会社四季報」は一冊約2,000円です。証券会社の中には、この本を無料で閲覧できるようにしているところもあります。
また、四季報の公式WEBサイトで「ベーシックプラン」に申し込むと1ヶ月1,080円で四季報が読めますが、楽天証券やマネックス証券は通常の四季報だけではなく、四季報速報も無料で提供しています。
無料で四季報が読めるかどうか、この点も証券会社選びの基準にするとよいかもしれません。
株初心者におすすめの証券口座
証券口座を開設するにはあなたのニーズに合った証券会社を見つける必要があります。
証券会社を探す際は、以下の2つのポイントを重点的にチェックするとよいでしょう。
・株の売買手数料が安い
・1日定額プランと都度プランを選ぶことができる
それでは、 株初心者におすすめの証券口座を提供している証券会社を3つ紹介させていただきます。
口座開設数国内No.1!SBI証券
出典: https://search.sbisec.co.jp
まず最初にご紹介するのは、口座開設数国内No.1(440万件突破)の実績を持つ「SBI証券」です。
SBI証券は何よりも主要なネット証券の中で、手数料がもっとも安い会社なので、多く取引をする人におすすめの証券会社です。現在、SBI証券の手数料は主要ネット証券最安値です!
例えば、スタンダードプランを選んでいる場合、1回の取引額が5万円以下の場合の手数料は54円(税込)、10万円以下の場合は97円となります。
これは証券会社を選ぶ上で非常に重要なことであり、投資家にとってとても嬉しいポイントですね。
SBI証券の手数料には2つのプランがあります。
1.スタンダードプラン(現物取引)
1注文の約定代金に対して手数料がかかりますので、中・長期の投資におすすめです。
2.アクティブプラン(現物取引)
1日の約定代金合計に対して手数料がかかります。アクティブプランは、1日の約定代金が10万円以下だと、現物・信用取引ともに取引手数料が無料になりますので、デイトレードにおすすめです。
取引の多い人は毎回支払う手数料もばかにならない金額になりますので、自分の投資スタイルに合わせてプランを選びましょう。これらのプランは口座開設後でも変更が可能ですので、安心してくださいね。
→ SBI証券の公式サイトはこちら
SBI証券の登録はこちら
安い手数料と手厚い情報ツールが売りの「楽天証券」
出典: https://www.rakuten-sec.co.jp
次にご紹介するのが、手数料が安くて情報ツールがしっかりしている「楽天証券」です。
楽天証券は投資信託(詳細解説)や海外投資(海外ETF)にも力を入れているので、総合的にバランスが取れて使いやすい証券会社だと言われています。
楽天証券は株式投資の初心者の方にもやさしいサービスを豊富に取り揃えています。株取引初心者の方であれば作っておくべき証券会社の一つです。
楽天証券は株取引だけではなく、純金・プラチナ積立や外貨MMFなどいろいろな金融商品を取り扱っています。
楽天証券で取引をすることで、取引によってポイントが貯まることがあるのも楽天証券ならではの特徴ですね。
多くの方は利用されていると思われる楽天スーパーポイント、または楽天証券ポイントのいずれかを選択することができます。楽天証券ポイントは楽天証券独自のポイントで、貯まったポイントは楽天スーパーポイントまたはJALマイルに交換可能です。
様々な株デビューキャンペーンを実施しているので、あなたがスタートさせたい取引があれば、口座開設時にキャンペーンを利用してポイントを獲得しましょう!
楽天証券には2種類の手数料プランがあります。
*超割コース
*いちにち定額コース
超割コースは、1回の現物取引ごとに手数料がかかります。1回の取引額が5万円以下の場合は54円、10万円以下の場合は97円です。「現物取引」と「信用取引」で必要な手数料が異なります。
現物取引の場合は、1回あたり最低54円~最高1,050円の手数料がかかります。
信用取引の場合は、1回あたり最低97円~最高378円の手数料がかかります。
超割コースには、「手数料1%分をポイント還元」というお得な特典があるので、実質的な手数料はこれよりも安いと言えますね。
5,000万円以上の信用取引や、貸株・投資信託の残高が5,000万円以上あると「大口優遇」を受けることができます。いちにち定額コースは、「1日の取引金額合計」に応じて手数料が決まるコースです。
ちなみに「1日の取引金額合計」は、「現物取引」「信用取引」の両方を合わせた金額となります。1日の取引が合計10万円までなら手数料が無料になります。
株式投資を少額で続けていきたい方やデイトレードを行いたい方におすすめなコースです。
→ 楽天証券の公式サイトはこちら
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初心者にもデイトレーダーにもオススメの「松井証券」
最後に紹介したいのが、「初心者」にも「デイトレーダー」にもやさしい手数料体系を提供している「松井証券」です。
松井証券は1日あたりの合計約定代金10万円以下にかかる株式売買手数料が常に無料です。少額で株取引を始めたい方におすすめな証券会社です。
ほとんどの証券会社は、
- 1約定(取引)ごとに売買手数料がかかるプラン
- 1日の約定代金合計に対して売買手数料が決まるプラン
現物株取引において上記2つの手数料プランを提供しています。
1日1回だけしか取引をしないよ、という場合は、「1約定ごとに手数料がかかるプラン」のプランの方がお得になるように作られています。
しかし、今回紹介する「松井証券」は、「1日の約定代金合計に対して手数料が決まるプラン」しか提供していません。
ですので、取引頻度が少ない方は「松井証券」は他2つの証券会社と比べると、割高に感じてしまうかもしれませんね。
しかし、
- 10万円以下の手数料が0円(無料)
- 30万円までの場合でも300円
と設定しているのは株初心者にとって非常に嬉しいポイントですね!
そうは言っても、SBI証券や楽天証券などに比べると手数料は高いのが松井証券。ですが、信用取引でデイトレードをする方にとっては嬉しい特典があります。
それは「約定代金に関係なく手数料は0円」だということです。また、信用取引口座開設後の6ヶ月間は30万円まで手数料が0円というのもこれから株取引を始める方にとって注目すべきポイントです。
短期投資派でデイトレードをしたいという方には、松井証券がおすすめです。
【現物取引とは】
現物取引とは「自分のお金で株式を購入・売却する」取引のことです。
損が出たとしても投資額内で取引が完了します。
【信用取引とは】
「担保(最低30万円以上)がある状態で資金を借りて株式を買ったり売ったりする」取引のことです。手元にある資金だけでは取引ができない場合の取引方法ですが、手元にある資金以上の損失を出してしまうこともあるので注意が必要です。
株式投資用の証券口座の作り方
証券口座の開設手続きはとても簡単です!口座を作る際の手続きは大きく分けて3つに分けることができます。
- 口座を開設する証券会社を選択する
- 口座開設に必要な書類を用意する
- 証券会社の口座開設画面から申し込む
大手証券会社やネット証券では上記の流れで口座開設を進めます。特にネット証券ではスマートフォンだけで手続きが完了するほど口座開設の簡略化が進んでいますよ!
口座の開設に必要なものを準備する
どの証券会社でも口座開設の手続きの流れはほとんど同じですので、証券会社によって必要書類が変わるケースはないと言えます。
口座開設に必要な書類はこちらです。
- 個人で管理ができるメールアドレス(できれば学校や仕事場で付与されるメールアドレス)
- マイナンバーカード(通知カードもしくは個人番号カード)
- 本人確認書類(氏名・住所・生年月日の記載があり、申込み時点で有効なもの、顔写真あり・なし1点ずつ)
- 銀行で使える印鑑(シャチハタ・スタンプ印・ゴム印NG)
口座の開設を申し込む
口座開設に必要な書類が全て揃ったら、証券会社の口座開設画面(HP)から案内に沿って手続きを進めます。
必要項目を入力し、申し込みが完了したら証券会社から書類が送られてきます。
なお、本人確認書類の提出方法は、①PCやスマホでアップロードして提出する、②証券会社から送られてくる封筒に本人確認書類を同封して返送する、という二種類があります。
①の方が郵送にかかる時間を短縮できる分、早く口座開設の手続きが完了するので取引をより早くスタートさせることができます!
- ネット上で申込書類に記入
- 本人確認書類・マイナンバー確認書類の画像をアップロード(メールで送信)
- 証券会社が審査、問題なければ口座番号・パスワードなどを発送
- 口座番号・パスワードなどを受け取り、取引を開始!
ちなみに、今回紹介したSBI証券、楽天証券、松井証券全てが必要書類のメール送信に対応しています。
株の口座を開設する時の注意点
証券口座の開設に何が必要なのか、どのような手順で口座開設を申し込むのかが分かったと思います。
ここでは株の口座を開設する際に気をつけてほしいポイントを2つまとめましたので、参考にしてください。
特定口座の開設は状況に合わせて選択
証券口座を開設する際、
- 特定口座を開設する(源泉徴収あり)
- 特定口座を開設する(源泉徴収なし
- 特定口座を開設しない
上記3つの選択肢からひとつ選ぶ必要があります。
特定口座とは、「1年間の取引結果を年間取引報告書にまとめる損益計算サービスを行うための口座」のこと。すでにご存知の通り、株で利益が出たら税金を支払います。
確定申告が面倒だ!と思っている方は、利益が出る度に源泉徴収される「特定口座・源泉あり」を選ぶとよいでしょう。
ただ、「特定口座・源泉あり」を選択した場合は、自動的に株で得た利益に課税され、後から返還してもらえないことを覚えておく必要があります。確定申告をしてもOK!という方は、「特定口座・源泉なし」を選びましょう。
この場合、証券会社は後日あなたに取引明細をまとめて送付するので、それを使って確定申告します。
その一方、あなたが会社員で給与所得以外に20万円以内の収入がある場合、その収入に関しては「確定申告や納税が免除される」という特例があります。
給与以外の所得がない方は、株の利益が20万円までは無税となるのです!ただし、「特定口座・源泉なし」を選ばなければ、この特例を利用することができないので注意が必要です。
特定口座はあなたの状況に合わせて選択してくださいね。
取引開始までの所要時間はまちまち
最も気をつけていただきたいのが、口座開設が完了してもすぐに株取引をスタートさせることができない、ということです。
口座開設の申し込みからログインIDとパスワードを手に入れた後、実際に株取引ができるようになるまで「4~7日営業日程度(土日祝日は営業日には入らない)」時間がかかります。
証券会社や申し込みのタイミング、申し込み方法等によって取引開始までの時間が異なると言われています。
口座開設後、すぐに取引をスタートさせたい!と考えている方は注意が必要です。
口座開設が完了したら実際に株を購入してみよう
いかがでしたでしょうか?証券口座がなければ株取引をスタートさせることはできません。つまり、証券口座の開設は「株式投資のスタートライン」であると言えますね!
証券口座の申し込みに必要な書類をネット上で提出できるのは、忙しい方にとって非常に便利だと思います。
株投資に興味がある方は、この機会に気になる証券会社の口座を開設をしてみてはいかがでしょうか?
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コメント
コメント一覧 (2件)
買いの場合、買ったら同時に直ぐに逆指しするくせをつけています。
予期せぬ出来事は時に判断力を鈍らせます…。
最近はレオパ祭りを少し利食いながら馴れないタイプの相場なので観察もしております。
時々ガタッと落ちるのは安く買い増したいから振るい落としてるのかなぁ…?とか想像を巡らせながら見ております。
全部は参考にならないかも知れませんが、去年ドラマとして放送してたハゲタカを見てみようかと借りてきました。ドラマも映画も見ないのですがこれは見てみようかと…。向こうの相場での立ち振舞いがわかればこっちも自分の立ち振舞いがわかるかも…なんて思ってこの週末はDVD観賞します(^-^ゞ
相場をリアルタイムで観察してからの映画観賞。参考になればいいな♪と思います(*^^*)