うねり取りとは?初心者でもわかる相場で生き残るための手法・やり方を完全ガイド!

株式投資にはさまざまな手法がありますが、うねり取りはとくに有名とされています。江戸時代に生まれた手法で、非常に長い歴史を持っているという特徴も。

この記事では、うねり取りの基本や特徴、初心者でも使えるおすすめのツールなどを詳しく解説します。うねり取りに少しでも興味がある、もしくは復習したいとお考えでしたら、ぜひこちらをお読みください。

すべて読んでいただくことで、うねり取りの基本をマスターできますよ!

この記事を書いた人 ファイナンシャルプランナー 児玉一希
プロフィール・所持資格 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
 
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目次

うねり取りとは

それではさっそく、うねり取りとはどういう手法なのかを解説します。

ここでうねり取りを覚えて、実際のトレードで活かしましょう!

価格周期を利用する投資手法

うねり取りとは、価格周期を利用して利益を得る投資手法です。株価の動きは、約3ヶ月周期で上げ下げを繰り返す特徴があり、「うねり」はこの特徴に由来しています。

うねり取りはこの自然な変動に乗ることで、利益を狙います。株式投資においては有名な手法とされているのも特徴で、実は江戸時代の米相場から確立されている、歴史の長いトレード手法です。

基本的に、うねり取りは自分の感覚を頼りにトレードを行います。ですので、むずかしいテクニカル指標や、複雑なファンダメンタルズを参考にすることはほとんどありません。

自分の好みの銘柄を探し出し、あとは買い・売りの建玉を臨機応変に操作しながらトレードをするのが、うねり取りの肝です。

うねり取りのメリット:誰でも理解できる

上記だけを見ると「うねり取りは初心者にはできないんじゃない…?」と思われたかもしれませんが、実際にやってみると意外とシンプルであることがわかります。

チャート分析の例として「ファンダメンタルズ」を挙げた場合、各企業の会計情報を見ては複雑な数式を用います。当然ながら、ここまで使いこなすには相当の勉強が求められますね。

一方で、うねり取りはこのような計算を求める必要がありません。感覚でトレードするやり方ですので、難解な理論がないということです。

また、うねり取りは株価が上がっても下がっても勝てる手法とされます。短期的な株価の変動はもちろんのこと、乱高下が起こっている場面も利益獲得のチャンスと見ることができます。

株価の上昇・下降やトレンド、レンジなど、相場がいかなる状況にあってもトレードできるのもメリットです。

さらに言うと、うねり取りは株式投資の最初の壁とも言える「銘柄選定」に悩むことがほとんどないのも特徴です。

「分散投資」といって、複数の銘柄に資産を分ける投資方法も有効ですが、うねり取りは1種類のみの銘柄でも充分にトレードできます。

株式投資で利益を得るための流れといえば、一般的には「経済指標やニュースなどで起こる株価変動を利用するもの」とされています。

しかし、うねり取りで乗るべきなのはそのような人為的な変動ではなく、あくまで本来の自律的な変動です。ですので、銘柄ごとの材料で判断することがないというわけですね。

極端な話、自分の好みで銘柄選定をしても問題ありません。実際に、プロの相場師の中には、1銘柄へのうねり取りだけで長らく利益を上げ続けている方も存在しています。

ただ、ボラティリティ(価格の変動性)が低い銘柄は並の小さい場面が多いため、銘柄選定の際にはここだけ気をつけたほうが良いでしょう。

この話だけでも、うねり取りの効果の高さがなんとなくイメージできるのではないでしょうか。

うねり取りのデメリット:ある程度の資金力が必要

うねり取りは建玉を繰り返し建てるトレード手法ですので、ある程度の資金がどうしても必要になります。詳しくは後述しますが、うねり取りは「分割売買」を行うことではじめて成立するトレード手法です。

1回売買しただけではうねり取りとは言えず、それなりに回数を重ねなければなりません。また、トレード回数が増えるということは、含み損を抱えやすくなるとも考えられ、これがうねり取りのデメリットに当たります。

絶対といえるほど、初心者の方は含み損を抱えると焦ってしまいます。焦りはトレードの大敵であり、失敗のもとです。これは、いくら理論が簡単なうねり取りとて例外ではありません。

そのため、うねり取りを本格的に実践するならば、まずは含み損への耐性を身につけることが大切と言えるでしょう。

うねり取りはFXでも有効!

うねり取りは株価の自律的な変動を利用するトレード手法ですが、「FX(外国為替証拠金取引)」でも使うことができます。FXも株式投資と同じく、自律的な変動というものがすべての通貨ペアに存在しているためです。

つまり、うねり取りから見た株式投資とFXの主な違いは、「選ぶものが『銘柄』か『通貨ペア』か」程度しかありません。このことから、投資商品が変わってもうねり取りは有効ということですね。

FXは株式投資と比べて、買いのみならず売りも簡単に行えます。この強みを活かし、買い建てと売り建ての両方をうねり取りの戦略に組み込むことが可能です。

うねり取りのやり方を解説!

うねり取りの基本をお話ししたところで、次は具体的なやり方を見ていきましょう。これを押さえておけば、すぐにうねり取りを試せるようになるはずです。

うねり取りを成功するには分析が必須

うねり取りは、自身がもっとも得意とする銘柄にターゲットを絞って行います。得意な銘柄といえば、株価変動のパターンを把握できているものがこれに当たるでしょう。

自律的な変動があることはすべての銘柄に共通していますが、どれもが同じように動いているわけではありません。これは先述した「ボラティリティ」が理由になります。

よって、効率の良いうねり取りを実現するには、ボラティリティの高い銘柄を選ぶことと、その銘柄特有の株価の動き(うねり)を読み取ることが欠かせません。

手軽に取り組めるのは、過去のチャートを分析することです。分析をつづけていると、その銘柄特有の動き方というものが次第にわかってきます。これは「変動感覚」といいます。

変動感覚を磨き、これを頼りにトレードするのが、うねり取りマスターへの第一歩です。うねり取りのやり方のイメージは、下記の図のようになります。

(出所:FX初心者必読入門の書

縦軸は株価を、横軸は時間を示しています。うねり取りは、上図のようにチャートを分析し、今後の株価の動きを予測したうえで行う売買方法です。

分割売買でうねり取りの効率をアップ

先ほど少し触れましたが、うねり取りは「分割売買」を行うことで効率を上げることができます。というよりも、このやり方が基盤と言っても良いでしょう。

うねり取りは本来は1回で行うトレードを、何回かに分けて行うやり方です。いっぺんに株式を売買するやり方は、一般的にうねり取りとは言われません。

たとえば、100株ほど買うことをあらかじめ決めていたとしましょう。

その場合は「10株×10回」や「50株×2回」といった具合に、いくつかに分けて購入します。これがうねり取りのキモとなる、「分割売買」です。

このように、株数を均等に分割して売買するやり方を「等分割売買法」といいます。ただしこれが絶対ではありません。1,2回目は30株ずつ購入し、3回目は40株を購入する「不等分割売買法」というやり方も有効です。

うねり取りにおいては、どちらのやり方をとっても問題ありません。大事なのは、適切なポイントで分割売買を行って、平均取得原価を下げることです。

平均取得原価を下げつつ、高い値段で売ることで相対的に利益を上げるのが、うねり取りの狙いとなります。

うねり取りは「逆張り」が基本

うねり取りによってトレードを行う場合は、「逆張り」を仕掛けるのが基本です。逆張りとは、株価の動きとは逆の方向に注文を入れる売買方法です。

つまり、株価が上がっているときは売りを、下がっているときは買いを入れます。このようにトレードを行うことで、株価の底がわからなくても安い値段で購入できます。

見方を変えれば、天井がわからない場合に高い値段で売ることができるとも考えられますね。

うねり取りに向いた銘柄の選び方

先述したように、うねり取りは基本的に1つの銘柄に絞って利益を狙うトレード手法であるため、有名な企業の銘柄やボラティリティの高い銘柄などを選ぶのがおすすめです。

上記の銘柄を選ぶ主な理由は、投資先の企業が倒産してしまうリスクを抑えたり、大きい利益を狙いやすくするためです。万が一、企業が倒産すると上場廃止となり、その株式の価値が非常に大きく下がってしまいます。

ただ、倒産リスクに関しては名のある企業の銘柄を選んでさえいれば、あまり気にしなくても問題ありません。

うねり取りは1つの銘柄でトレードを行うため、銘柄選びに苦労することがないのも強み。さらには倒産リスクを考える必要もないと思うと、投資家にとっては気軽で良いのではないでしょうか。

うねり取りは勝てない?

ここまでうねり取りの魅力に触れてきましたが、「うねり取りは勝てない」といった声が上がっています。

誰でも理解できるトレード手法として有名なうねり取りですが、かならず勝てるかと言うと残念ながらそうではありません。これはうねり取りに限った話ではなく、トレード手法に「絶対」はないのです。

手法がどれだけ洗練されていたとしても、勝てないときもあります。ここでは、うねり取りで失敗してしまうケースをお話しします。負けてしまう原因も知っておけば、万が一があってもフォローできるようになるでしょう。

うねり取りで失敗する人も

繰り返しますが、絶対に勝てるトレード手法などというものは存在しません。うねり取りもその例外ではなく、時には負けてしまうこともあるのです。

ただ、うねり取りの正しい使い方とチャートの流れを把握しきれていないと、その時が多くなってしまうことが考えられます。

これも繰り返しになりますが、銘柄選定が楽だからといって、適当に選んでも良いというわけではありません。自律的な変動にもそれぞれ特徴がありますので、うねり取りに適した動きの多い銘柄を探し、選び取る必要があります。

このことを理解できていないばかりに、思わぬ大損をしてしまったという人は少なからず存在しています。

うねり取りはその名のとおり、株価のうねりを取るトレード手法です。なので、うねりがほとんどない銘柄で実戦したところで、たいした利益は望めません。

うねり取りで利益を取れるかは、相性の良い銘柄を選べるかに掛かっていると言っても過言ではないでしょう。気になる銘柄の特徴はじっくり調べておきたいところです。

うねり取りも練習あるのみ!(練習方法は後述)

うねり取りは誰でも理解できるのが大きな強みですが、練習をおろそかにしてはいけません。特徴と正しい使い方を存分に知り、しかるべき場面で実践するのが成功のコツです。

参考までに、うねり取りを行うにあたってかならず押さえておきたいポイントは、以下の3点となります。

・安定して上下に動きつづけている銘柄を選ぶ
・もし予想が外れた場合はすぐに損切りする
・いっぺんに欲張りすぎない

これらを常に意識し、勝率を確実に高めていきましょう!

うねり取りのおすすめ練習方法

うねり取りは実践のしやすさも然ることながら、勉強のできる媒体が多いのも強みです。ここでは、うねり取りを実践的に学ぶ方法をご紹介します。

効率良くうねり取りを学びたい場合におすすめですので、ぜひ参考にしてくださいね。

うねり取りを学べる本3選

じっくり時間をかけて学びたいとあれば、「本」がおすすめです。うねり取りはとても有名なトレード手法ですので、プロの書いたノウハウ本が多く出版されています。

本でうねり取りを勉強したいという方に向けて、中でも強くおすすめできる本を3冊ご紹介します。どれも有力であるため、目を通すことで理解を深められるはずです。

林輝太郎:うねり取り入門―株のプロへの最短コース

うねり取り入門―株のプロへの最短コース
林 輝太郎
同友館
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うねり取りの基本をはじめ、取り組む姿勢などについての情報が記されているのが本書の特徴です。さらには、成功した人と失敗してしまう人の明確な違いといった「考え方」も網羅しています。

生まれて初めての株式投資で連勝した娘さん、おばさん投資家が「名人」になるまでの実例も含まれているのも魅力的。

ただし、具体的な実践方法についての記述は少ないため注意してください。完璧に理解するには、自身でやり方を試す必要があります。

腰を据えて学ぶならば、後述するもう一冊の本も合わせて読むのが良いでしょう。

林輝太郎:うねり取り実践 ~株式投資記録と解説~

【詳説】うねり取り実践 ~株式売買記録と解説~
林 輝太郎
林投資研究所
売り上げランキング: 88,377

こちらは2016年に出版された本であることから、掲載されている情報も比較的新しいものとなっています。具体的な実践方法をチャート付きで解説しているため、直感的に理解することができますよ。

現代の株式投資に通じる手法がまとめられていますので、これからうねり取りを学ぶ方におすすめしたい一冊です。

ひとつ注意点を上げるとすれば、本書はうねり取りの実践的な内容に注力しているものとなっています。そのため、うねり取り初心者の方が学ぶならば、はじめにご紹介した入門書と合わせて読むのが良いでしょう。

林知之:プロの視点 うねり取り株式投資法―基本と実践

プロの視点 うねり取り株式投資法―基本と実践
林 知之
マイルストーンズ
売り上げランキング: 23,143

うねり取りの手法のみならず、トレードを行う上で持っておくべき心構えについても書かれているのが本書の特徴です。

心構えはトレードにおいて必要不可欠な要素ですので、このことも学べるのは大きな強みと言えます。初心者の方でも理解できる、ワガママな一冊となっています。

ちなみに、著者である林知之氏は、前2冊の著者こと林輝太郎氏の息子です。親子代々、うねり取りを専門としていることがわかりますね。

うねり取りの実践ブログも!

インターネットでうねり取りについて調べると、実際のトレードで使用している様子を記したブログが読めます。

「株リーマンのうねり取り投資法」というブログは名前の指すとおり、うねり取りによるトレード成績を記録しています。2021年現在も毎月の収支をアップしていますので、ほぼリアルタイムでうねり取りの有効性を判断することができるでしょう。

先んじてうねり取りを使用しているトレーダーはどれほど稼いでいるのか、ぜひチェックしてみてくださいね。

ツールでうねり取りを練習しよう

どんな手法を使うにしても、まずは練習から!

いくら理論が簡単なうねり取りと言えど、いきなり実際のトレードで試そうとするのは危険です。

そこで大きな助けになるのが、こちらでご紹介する3つのツールになります。ツールでみっちり練習して、チャートとうねり取り双方の感覚を掴み、そこから実戦で活かしていきましょう!

相場チャート:簡単操作でリアルなシミュレーション

「相葉チャート」は、「株は技術だ!」で有名な株職人・相場師朗(あいば しろう)氏が考案した、トレードシミュレーションツールです。うねり取りの鍵ともいえる「建玉」の練習に特化しており、簡単操作でトレードの練習を楽しむことができます。

自動アップデート式のため、購入後は何もしなくてもツール側で適宜更新を行なってくれるのがうれしいポイント。

さらに、移動平均線・JPX400・日経225の設定もデフォルトで済んでいるなど、パソコン初心者にやさしい設計となっています。有料ではありますが、金額以上の機能性を備えているツールと言えるでしょう。

シミュレーションをとことん楽しみながら、うねり取りのスキルを磨くのに適しています。

→相場チャートをチェックする

Chart Gallery(チャートギャラリー):リーディングの真髄を吸収

「Chart Gallery」は、投資本を多数出版しているパンローリングが販売しているトレードツールです。銘柄の過去チャートを見て特徴を掴む「リーディング」が可能で、なんと10~30年前までさかのぼれます。

先ほどご紹介した相場師朗氏が、セミナーや練習で使用していることでも有名です。同時に、強く推奨されているトレードツールでもありますね。

Chart Galleryは無料版と有料版(スタンダード/プロ/エキスパート)の計4バージョンがあり、使える機能がそれぞれ決まっています。

無料版は過去10年前まで、有料版は過去30年前までのチャートを見ることが可能です。ただし、前者は直近のチャートは表示できなかったり、銘柄をサッと切り替えられなかったりと制限が多いので注意です。

とはいえ、うねり取りに向いたデータ収集であれば無料版でも事足りるでしょう。

環境を良くできるならもちろんそれに越したことはありませんが、始めたばかりの段階でここまで用意する必要はありません。

また、Chart Galleryは20年前から販売されているツールであることからか、動作が非常に軽いです。昨今のパソコンであれば、低スペックとされるものでもサクサク快適に動いてくれます。

毎日使うツールの動作が重いとストレスにつながりますので、これはささやかながら大きなメリットといえます。いきなり購入しようとは考えず、まずは無料版をダウンロードして、使用感を試してみましょう。

→Chart Galleryをダウンロード

うねりとれ~る:建玉決済時の損益を計算

「うねりとれ~る」は、ひとつの銘柄で複数の建玉をした場合、決済したときの損益を計算できるツールです。計算はExcel上で行うため、事前にこちらを導入しておく必要があります。

コミカルな名前のツールですが、機能性は確かなもの。うねりとれ~るはその名のとおり、うねり取りで見込める損益を算出するのに適しています。

「日付・株価・売り・買い」の4項目に数字を打ち込むだけで、買い玉・売り玉の平均単価と損益を瞬時に出してくれるのです。トレードのシミュレーションは行えませんが、うねり取りで狙える利益を算出するならもってこいのツールであると言えるでしょう。

さらには、うねりとれ~るは無料配布されているツールである点も見逃せません。ホームページの申し込みフォームに、お名前とメールアドレスを入力することで受け取ることができます。

タダで利用できるとあれば、「とりあえず」の気持ちで入れても損はないですね。

先にご紹介した相場チャートや、その他のシミュレーションツールと合わせて使えば、より高い恩恵を得られるでしょう。

→うねりとれ~るを受け取る

うねり取りを実践!方法を解説

うねり取りの勉強方法もお話ししたところで、いよいよ実践的な使用方法を解説していきます。この記事では一例として、日本精工(6471)のチャートを用いてまとめました。

ここで売買に適したポイントを理解し、今後のトレードにお役立てください!

大きな波を見つけたら実践

それではさっそく、一例として日本精工(6471)のチャートを見てみましょう。

左部と右部、どちらにもトレンドが発生していることがわかりますね。

うねり取りで安定して利益を上げるには、小さな変動ではなく大きな波、すなわちトレンドを見ることが重要です。では上記チャートのどこにトレンドが発生しているか、具体的に見ていきましょう。

赤枠で囲んでいる箇所は上昇トレンド、青枠は下降トレンドです。このチャート画像1枚だけで、株価の大きな変動が頻繁に起こっています。

これほど長期にわたって大きく動くケースはなかなか見られませんが、いざ目にできれば非常においしいチャートですね。

では、この中のどこがベストなエントリーポイントなのか?

矢印の示す部分に注目してください。

ここをよく見てみると、株価が底を打ち、上がり始めていることがわかるはずです。上昇トレンドが終わって下降トレンドへ転換したものの、矢印付近で2番底となっていますね。

この形が見られたときは、ふたたび反転するパターンが多いとされています。株価が一度底を叩いて上がり始めた段階で、のちに2番底のチャートを形成することを見越して、トレードの準備をしておきます。

いざそのタイミングが来たらチャートを注視し、いつでも買えるようにしておきましょう。ひとつ注意点として、この際は一度に買ってしまわないように気をつけてください。先にお話ししたとおり、うねり取りは分割売買を前提にしているためです。

100株買う予定であれば最初は20株で買い、株価の上昇に合わせて徐々に買い増ししていきましょう。うねり取りで大きく稼ぐならば、こうしたポイントを見極められるようになるのが好ましいです。

日々のリーディングトレーニングが重要

うねり取りの精度を上げるには、日々のリーディングトレーニングが欠かせません。いくらチャートを見ても、肝心の流れが読めなければ勝つことはむずかしいためです。

ただ眺めるのではなく、そこから流れの特徴を見極めて、以降の推移を瞬間的に判断できるようになりたいところです。

そこで役に立つのが、前章でご紹介した相場チャートやうねりとれ~る、Chart Galleryなどのツールです。これらをうまく使いこなして、効率的なリーディングトレーニングを行いましょう!

うねり取りの関連用語5選

最後に、うねり取りと深い関係のある用語を5つご紹介します。こちらも合わせて覚えておくと、より具体性のあるトレードを行えるようになるはずです。

ぜひ参考にして、トレードの精度を高めてくださいね。

株価の流れを読む「リーディング」

既にたびたび出てきていますが、「リーディング」とはチャートを見ることによって、株価の流れを読むことです。株価の流れを読むには、まずはチャートの見方をしっかりと理解しておく必要があります。

ローソク足の役割を把握して、初めて株価の流れも読めるようになっていきます。ある程度慣れてきたら、移動平均線やMACD、RSIなどのテクニカル指標も見られるようになりましょう。

テクニカル指標も理解できれば、より正確なチャート分析が可能です。うねり取りで稼げるかは株価の流れで決まりますので、日々のリーディングを怠らないようにしてくださいね。

株を借りて売る「空売り」

「空売り」は、信用取引を利用した取引方法です。証券会社から株を借りて売り、そのあと、売った株を買い戻すことで差額を利益にできます。

空売りを用いるのは、株価が下がっているときです。下降トレンド中など、株価の下がっている局面であっても利益を狙えるのが、空売りの最大の魅力です。

下落時に買い増しする「難平(ナンピン)」

「難平(ナンピン)」とは、主に分割売買で用いられる投資手法です。

たとえば、最初に買い建てをしてそのあと株価が下落してしまった場合に、その値で買い増しをします。このことをナンピン買いといい、これを行うことで1株あたりの買値(平均取得価格)を下げることが可能です。

反対に、売り建て後に株価が上昇し、売り増しすることはナンピン売りといいます。

いずれも平均取得価格を下げたい場合に有効ですが、そのまま株価が反対に動くと損失が一気に膨らむデメリットも。そのため、むやみにナンピンするのは得策とは言えません。

買い増し、または売り増しはやみくもに行うと逆効果となりますので、しっかり計画を練ったうえで行いましょう。

買い・売りのポジションを同時に持つ「両建て」(fxではこれをイメージ)

「両建て」は、2つのポイントにそれぞれ買いと売りを入れる投資手法のことです。含み益あるいは含み損が発生しているときに、現在のポジションと反対のポジションを持つことで、それらをロックできます。

要は決済までの時間を先延ばしできるわけですが、予想どおりに動いているときに両建てをしているままだと、機会損失となりますので注意してください。

その際は、含み損となるほうのポジションをなるべく早く手放し、ロックを解除するのがベターです。買いと売りの両方が手軽に行えるFXで使われることが多いですね。

含み損を確定させる「損切り」

「損切り」は、含み損を抱えている株式を途中で決済し、損失を確定させることをいいます。含み損はなるべく抱えたくないものですが、購入した株の価値が下がり、回復が見込めないと判断できた場合は、資産を守るためにいさぎよく損切りするべきです。

先述した「両建て」で含み損を固定して損切りを先延ばしにするやり方もありますが、これは癖になってしまう投資家が非常に多いです。

これが癖になってしまうと、損切りがどうしてもできなくなります。その結果、ある時に信じられないほどの大損をする羽目に…などというパターンはもはや珍しくもありません。

こうならないために、きっちり損切りをする習慣は付けておきましょう。

まとめ

うねり取りを本番で活かすには、リーディングを欠かさず行うことが肝要です。

・その銘柄はどのように動いているか?
・パターンは存在しているか?
・買いと売り、どちらが多く取れそうか?

うねり取りは誰でも理解できる手法だとはたびたびお話ししていますが、簡単に利益を取れるわけではありません。上記のようなポイントに気づけなければ、うねり取りで安定して勝つことはむずかしいでしょう。

勝率を上げるために、まずは数ある銘柄をリーディングし、そこからうねり取りに合ったものを見つけるところから始めるのがおすすめです。

うねり取りの基本や特徴がわかりましたら、お次はご紹介したツールをうまく利用してください。正しい手順でトレーニングを積めば、大きな利益も狙えるようになりますよ。

この記事の他にも本やブログをどんどん参考にして、うねり取りをマスターしましょう!

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