「株式投資で勝つには銘柄の選定が欠かせない」
あなたはこのような言葉を聞いたことはないでしょうか?実際、銘柄を適当に選んでいては勝つのはむずかしいのですが、この他にも押さえておきたいポイントが存在します。
それは、株の「買い時」。勝ちやすい銘柄をうまく選べたとして、株価の上昇するタイミング、すなわち買い時がわかっていなければ、スムーズに勝つことはできません。
もしかすると、上のような経験をして「買うタイミングがわからなくなった…」という状態に陥ってしまった方もいることでしょう。
そこでこの記事では、勝率を上げるための買い時について、チャートや割安度、権利確定日などのさまざまな手段を例に、適切なタイミングを見極める方法をご紹介します。
また、これとは反対に株を買ってはいけないタイミングや株を買うときの注意点についても解説しますので、こちらもぜひお目通しください。
名のあるプロトレーダーも重視している買い時を覚えて、ストレスのないトレードを実現させましょう!
この記事を書いた人 ファイナンシャルプランナー 児玉一希 | |
プロフィール・所持資格 | 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。 |
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株式投資におけるおすすめの買い時
買いたい株を選んだら、次は買い時を見極めなければなりません。とはいえ、「買い時」とだけ言われても初心者の方はとまどってしまいますよね。
そこでまずは、初心者でも狙いやすいおすすめの買い時をご紹介します。覚えるのもむずかしくありませんので、サッと押さえておきましょう。
おすすめの買い時1:株価が割安であるとき
株式投資において強くおすすめできる買い時は、株価が企業の価値に対して「割安」であるタイミングです。
以下の画像のように、普段の株価は1,000円付近であるにも関わらず、現在は600円にまで下がっている銘柄は割安になっているといえます。
こういった銘柄を「割安株」といい、割安株は狙って探してみれば意外と見つかるものです。
探し方のコツとしては、マイナーな企業を調べるのが手軽でおすすめ。すぐれた事業を行なっているにも関わらず知名度が低い企業は多く存在しますので、ぜひ探してみてください。
割安株は今後の成長によって株価が大きく上昇することが期待できるほか、株価が低いため、手元の資金が多くなくても手軽に投資できるのがメリットです。また、すでに割安であることから、その時点より下落するリスクが低めなのも魅力といえるでしょう。
いま見ている株が割安かどうかを見極めるには、「PER(株価収益率)」の数値を見るのがおすすめです。PERの平均値はおよそ15倍前後とされており、これが10倍以下ならば割安、つまり買い時である可能性が高いとされています。
PERをもっと詳しく見たい場合は、現在の数値だけでなく、過去および将来のPERもチェックしてみましょう。また、業種の似ている他企業のPERと比較するのも有効な手段です。
株価が不当に落ちているとき
ときに株価というものは、ある日突然にカクンと落ちるケースがあります。
その原因のひとつに「悪い噂」が当てはまりますが、これは本当である場合もあれば、まったくのデタラメである場合も。
もし本当だとすればそのまま株価が下がりつづけることが予想される一方で、デタラメならば回復することが考えられます。
このような銘柄を見つけ、かつ株価の下落が不当であると判断できた際は、安くなっているタイミングが買い時です。
もうひとつの原因に、「大口投資家による安値への誘導」があります。こちらは意図して大きな売却をすることで、人為的に株価を下げる行為です。
その企業に対してこれといった噂がないにも関わらず、不当と思われる下降があった場合は、大口投資家の介入を疑ってみましょう。
そして、需要と供給を見てみることをおすすめします。需要と供給がその時の株価と合っていないと見抜ければ、買い時である可能性があるからです。
大口投資家が安値へ誘導している可能性のあるチャートパターンは、以下が考えられます。
- 株価の下落がストップ
- 株価の動きがヨコヨコから微上げ
- 出来高も減少している
大口投資家は安値をつくって他の投資家の売りを誘い、のちにまとめて買い上がることで今度は暴騰させ、次は買いを誘導…といった手段をよく使います。
値上がりランキングを見ると、数日間だけ不自然とも思えるほどに株価が上昇したのち、これまた不自然に暴落している銘柄を見られることがあります。こういった銘柄は、まさしく大口投資家の介入があったと考えられるでしょう。
この動きを見抜いて、安値のうちにうまく買いを仕込み、最後に大口投資家と同じタイミングで売り抜けられれば、大きな利益が期待できます。
ですので、安値への誘導がされていると思った銘柄があった場合は、買い時としてチェックしてみてください。
権利確定前に購入する
株式投資は、株式を保有しつづけることで継続的に得られる配当金こと「インカムゲイン」と、企業が株主にサービスや商品券などをプレゼントする「株主優待」があります。
これらは株式売買のほかにも利益を得られる手段であり、この権利を得るには「権利確定日」の前に株を保有するのが条件となっています。
その性質上、多くの投資家から人気があるため、権利確定日前は権利を目当てに株を買われやすくなる傾向があるのです。よって、短絡的に株価が大きく上昇するケースはめずらしくありません。
大きな売買益を得るならば、権利確定日前も有力な買い時となります。株価が上昇しやすい時期ですので、比較的狙いやすいでしょう。
権利確定日前を狙う場合、対象をもともと値上がりのしやすい高配当株に絞り、権利確定による上昇が始まる前を買い時と見て購入を検討してみるのがおすすめです。
チャートで株の買い時を見極めよう
投資家のほとんどが利用しているローソク足などのチャートも、株の買い時を判断するのに大きく役立ちます。こちらでは、チャートから買い時を見極める方法をご紹介します。
チャートはほぼ毎日チェックするものですので、以下の方法は覚えておいて損はないはずです。ぜひ参考にしてくださいね。
出来高が上昇しているとき
買い時をチャートで判断する際は、「出来高」を確認してみてください。出来高が高い株は上昇したり、時にはトレンドになることも考えられます。
そもそも出来高とはなにかというと、売買の取引量を示す指標です。たいていはチャートの下部に棒グラフで表示されています。
出来高が高ければ取引量が多いということになり、すなわち多くの投資家に注目されている株と考えることもできます。反対に出来高が低ければ取引量は少なく、注目もあまりされていない株と考えられるでしょう。
よって、買い時としておすすめなのは出来高の高い株といえます。上昇しやすい流れとなっていますので、いざ上がるタイミングに買いを入れられれば、大きな利益を狙える可能性が高まります。
高値が更新されたとき
もうひとつのポイントは、高値が更新されたときです。こうなったときは株価の上昇に過去の勢いを上回る力が働いていると考えられ、買い手たちの勢いがさらに増しやすい傾向があります。
近くに高値があった際はラインを引いておき、もうすぐ更新しそうなタイミングが来たと思ったらチェックしておきましょう。高値を更新し、その直後もジワジワと上がっているようであれば、トレンドへ転換することも考えられます。
また、以上の画像のように800円などのキリが良い株価は、とくに注目されがちです。直近の高値がキリの良い株価に近い場合は、意識して見張っておきましょう。
うまく買えたら、ラインのほかにも移動平均線などのテクニカル指標を活用してみてください。上がりつづけそうな間は保有しておき、なるべく利益を伸ばしたいところです。
株を買ってはいけないタイミング
ここまでは株の買い時についてご紹介しましたが、反対に買ってはいけないタイミングも存在します。誤って購入して損失を被ることのないよう、こちらについてもぜひ知っておきましょう。
配当が支払われる月
権利確定日前は株価が上がりやすいと先述しましたが、配当が支払われる月こと「権利確定月」は株の購入を避けるのが無難です。権利確定月は買いが多く集まりますので、株価がいつもより大きく上がりやすくなるのです。
ここだけ聞くと、「上がるのなら買い時ではないのか」と思われたかもしれません。なぜ買わないほうが良いのかというと、上がってから下がるまでの間隔が短く、また勢いがありすぎるからです。
権利確定日を過ぎると、今度は売りが殺到して株価が下がるため、うかつに手を出すと損失が増えてしまうリスクが生まれます。流れを理解できている玄人であれば良いチャンスとなるでしょうが、安定を求めるならば初心者の方にはおすすめできません。
まだ流れがわからないうちは、権利確定日の前後は買わずに動きだけ覚えておくのが安全です。流れがわかってきたら、少額で買ってみるのが良い練習になるでしょう。
IPO(新規上場株)もむずかしい
新規に上場した銘柄を「IPO(Initial Public Offering)」と呼び、IPO銘柄は世間から注目されやすいため取引が活発になりがちです。そのため、株価もしばらくは激しい乱高下の起こることもしばしば。
「IPO銘柄は狙い目が多い」と言われがちですが、乱高下の中でもし買ってしまえば、予想もつかない含み損を抱えてしまいかねません。
初心者の方がIPO銘柄を買いたい場合は、上場後の乱高下が落ち着くまで待つか、短期投資と考え、購入して値上がりしたらすぐに売ってコツコツと利益を得る動き方をすると安全です。
株を買う際の注意点
ここまで株の買い時に関するお話をしましたが、利益ばかりでなく、タイミングを間違えてしまった際のフォローもできるようになっておけばより安全な投資をできるようになるでしょう。
そこで最後に、株を購入する際の注意点についても解説をしたいと思います。常に損失を抑えられるだけ抑えるスキルは、株式投資において絶対に持っておきたいものですので、こちらもぜひご確認ください。
投資先の企業が倒産しそうでないか確認しよう
株式投資でもっとも気をつけたいのは、「投資先の企業がなんらかの理由で倒産してしまう」ことです。企業が倒産してしまえば、どれだけ株式を保有していたとしても価値が0円となってしまうため、必然的に損失を被ってしまいます。
投資先が名のある企業であれば倒産リスクはそこまで考える必要はありませんが、株価が100円と非常に安い「低位株」などへ投資するとなると、話は変わってきます。
低位株はかなりの少額でも気軽に買えるのがポイントですが、事業規模の小さい企業であることがほとんどであるため、倒産のリスクが高めです。
また、社名を頻繁に変えている企業を見つけた場合は、なるべくそこへは手を出さないでおきましょう。絶対とはいえませんが、業績が低迷していることを隠すために社名を変えている場合があるためです。
低位株を買うのも戦略のうちではあるものの、かたわらに倒産リスクが潜んでいることだけは常に意識しておいたほうが良いでしょう。
リスク分散を心がける
株式投資に絶対はないため、たとえ買い時らしき銘柄を見つけて投資しても、不確定要素によって下がってしまうことは間々あります。
こういった事態に遭ってしまったときのフォローとして、資金を分散して複数の銘柄へ投資する「分散投資」がおすすめです。分散投資を行えば、ある銘柄で損を出してしまったとしても、別の銘柄が上がっていればリスクを減らすことができます。
一方で、ひとつの銘柄に絞ってそれが大きく上がれば利益も多く得られるため、「分散投資をしていなければ今ごろこれくらいの利益が…」となることもあるかもしれません。
ですが株式投資は大きく勝つよりも大きく負けないことのほうが重要ですので、とりわけ初心者は損失を抑えるやり方を早めに覚えておいたほうが、後々に役立ちます。
各銘柄にそれぞれどれだけ資金を充てるかを決めることを「ポートフォリオ」といい、これを事前に組んでそのとおりに投資することで、計画的な投資か可能になります。
用意できる資金、ならびに投資したい企業を決めるなどして、自身に合ったポートフォリオを組んでいきましょう。
まとめ
今回は、株の買い時を主に解説させていただきました。
わかりやすい買い時は、株価が割安なときや不当に下落しているとき、権利確定日前などが挙げられます。移動平均線やラインなどの指標、そしてニュースも合わせて見ることで、より確かな判断ができるようになるでしょう。
一方で、買うべきではない場面も存在しますので、そのときは手を出さず観察に留めるようにしてください。とくにIPO銘柄の購入を検討している際は、その銘柄の株価が不安定でないかを事前にチェックしておくことをおすすめします。
また、分散投資でリスクを分散させるために、投資したい銘柄は複数見つけておきたいところです。損失を可能な限り抑えることで、堅実に利益を狙えるようになりますので、ぜひ計画を練ってみてください。
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