松井証券の使い方を完全ガイド!松井証券で株取引をする方法をわかりやすく解説

100年もの歴史を持ち、多くの投資家たちに利用されていることでもお馴染みの「松井証券」。これを読んでいる方の中にも、すでに松井証券の口座を持っておられる方もいるかもしれませんね。

ですがそんな松井証券が、実は便利なトレードツールを数多く提供していることはご存知ですか?しかもそのほとんどが無料にて利用可能。これを知らずにいると、非常にもったいない思いをしてしまうことでしょう。

そこで今回は、松井証券についてトレードツールを中心に解説してまいります。他社にはない独自のツールなどもあり、知れば知るほど魅力的に感じること間違いありません。

また、デイトレーダーたちに一目置かれる「ネットストック・ハイスピード」に関してもじっくり解説しますので、デイトレをしようと思っている方は是非とも読んでみてください。

この記事を書いた人 ファイナンシャルプランナー 児玉一希
プロフィール・所持資格 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
 
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目次

松井証券のトレードツールの使い方とは

松井証券のトレードツールにはどのようなものがあり、どんな使い方をするのか、まずはご紹介していきたいと思います。

松井証券のトレードツールとは

松井証券のトレードツールには、注文機能やチャート機能を持つ取引ツール・情報ツールが複数あるので、初めての方はどれを使うべきか迷ってしまうかもしれません。

そこで、まずは松井証券の代表的なトレードツールを以下にご紹介します。

・ネットストック・ハイスピード(パソコン:ダウンロード版)
・ネットストック・スマート(パソコン・タブレット:Webブラウザ版)
・株touch(スマホアプリ版)

これらが、松井証券で株を行う際に使う基本的なトレードツールになります。

ですがこの他にも、FXや投資信託の売買ができるアプリや、情報収集に連動したツール、音声で株の情報を教えてくれるものまでさまざまなツールが利用可能。

松井証券のツール情報サイトにて、そのようなツールについても詳しい解説がなされているため、気になった方は参考にしてみましょう。

松井証券のトレードツール:パソコン版

松井証券のPCダウンロード版トレードツールで、ハイスペックな機能を持つのが「ネットストック・ハイスピード」。無料にも関わらずトレードツールとしての完成度が高く、提供元の松井証券も”プロのディーラーと同等の投資環境”と自負するほど。

注目すべきは名前にもある通り、注文スピードの速さです。事前に注文条件を設定しておくことで、最短1クリックで注文を完了することができるため、利益確定や損切りを瞬時に行うことが可能。

また、豊富なテクニカル指標が使える「チャート機能」や複数銘柄を一括管理できる「マルチチャート(気配)ボード」、注目されている銘柄がわかる「ランキング情報」などと機能が充実。

このように、一つのトレードツールの中に株式投資に必要な機能が凝縮されています。

松井証券のトレードツール:パソコン・タブレット版

松井証券のトレードツールでは、パソコン・タブレットのWebブラウザ上で手軽に使える「ネットストック・スマート」もおすすめ。タブレットを持ち歩いて外出先でトレードをするにはもちろん、データを本体でなくサーバ側で管理するため、複数のパソコンやタブレットを使う場合でも全ての端末にて同じ環境でトレードができるのが便利です。

先ほどご紹介した「ネットストック・ハイスピード」と違い、本体にダウンロードする必要が無いのもポイント。機能面においても、「スピード発注」や「チャート」「株価ボード」など一通り揃っています。

ただし複数銘柄を一つの画面に一気に表示するなどはできないので、デイトレやスキャルピングには「ネットストック・ハイスピード」の方が向いているとも言えるでしょう。

松井証券のトレードツール:スマートフォン版

松井証券のスマートフォン版トレードツールが「株touch」というアプリです。タップだけで即発注できる「スピード注文」やリアルタイムで更新する「株価ボード」、ランキングやマーケット情報など、このアプリだけでも重要な機能は一通り使うことが可能。

また、スマホアプリならではの機能として、注文が約定した際に通知で知らせてくれるのが便利。アプリを開いていない時でも通知は有効であるため、別の作業をしていても約定のタイミングを逃さずに気付くことができます。

松井証券の情報ツール

松井証券ではトレードツールの他に、情報ツールも充実しているのが特徴。パソコンでは、Quick社の提供する株式情報を閲覧できる「QUICK情報」「QUICKリサーチネット」をはじめ、旬のテーマを知れる「テーマ投資ガイド」、チャート形状で銘柄検索できる「チャートフォリオ」のような情報ツールも。

スマホでも先ほどご紹介した株touchにて、国内外の主要指数や各種ランキング情報、個別銘柄や市況等のニュースが閲覧可能。

さらには、近年話題となっているスマートスピーカー、Alexa(アレクサ)を持っている方であれば、音声で株価や銘柄ランキングなどの情報を聞ける「株価教えて! by 松井証券」といったサービスも利用できます。

また、有料情報ツールとして「ネットストックトレーダー」(月額1,800円)、「ネットストックトレーダー・プレミアム」(月額3,000円)のようなツールも利用できるため、1ランク上の投資情報を入手したい方はチェックしてみるのがおすすめですよ。

松井証券のトレードツールの基本的な使い方とは

先ほど紹介した松井証券の取引ツールについて、その基本的な使い方を確認していきましょう。

松井証券「ネットストック・ハイスピード」の基本的な使い方

松井証券のPCダウンロード版トレードソフトである、「ネットストック・ハイスピード」の基本的な使い方についてご紹介します。このツールでまず注目すべきは「スピード発注画面」。あらかじめ注文内容を設定しておくことで、1クリックのみで素早く発注が可能になります。

また、株価ボードやチャート、気配、発注機能が一体となった画面が「株式Trading Center」 。一つの画面で取引に必要なことがすべてできるため非常に便利で、初心者にも使いやすくなっています。

株式チャートの画面ではグラフで株価の推移を確認でき、テクニカル指標も充実。このような「ネットストック・ハイスピード」の充実した機能を駆使して、売買を進めていきましょう。

松井証券「ネットストック・スマート」の基本的な使い方

Webブラウザでのオンライントレードに使う、「ネットストック・スマート」の基本的な使い方についてご紹介します。

シンプルかつ使いやすい設計が特徴的なこちらのツールは、わかりやすいので初心者でも戸惑うことなく使うことができるでしょう。

「スピード発注」は「ネットストック・スマート」でも使用可能。あらかじめ注文内容を設定しておき、1クリックの簡単動作で注文を発注しましょう。

さらに「銘柄詳細情報画面」では、株価や気配など、こと細かに銘柄についての情報を知ることができます。

また、株式チャートのテクニカル指標はなんと30種も利用できます。グラフの大きさなどは自由にカスタマイズできるので、チャート分析がはかどりそうですね。

松井証券「株touch(株タッチ)」の基本的な使い方

松井証券のスマホ用トレードアプリが「株touch(株タッチ)」。手軽に使えるスマホアプリながら、株に便利な機能を多数取り揃えているのが特徴です。

情報ボードについては、リアルタイムで自動更新する「株価ボード」や先物の動向が見れる「先物ボード」、オプションについての情報が見れる「オプションボード(OPボード)」とさまざま。個別銘柄画面から、すぐに注文画面へと移ることができるのも便利。外出先など、あまり時間が無い時でも素早く注文を発注できることでしょう。

またチャートも見やすくなっており、特に画面を横にすることでワイドにチャートを表示することができます。

さらにはテクニカル指標の表示や、トレンドラインを引くこともできる点もポイント。「株touch」を使えば、スマホ一台でどこでも十分に株のトレードを行うことができると言えますね。

松井証券のトレードツールは使いやすいのか?

ここで気になるのが、松井証券のトレードツールの評判ではないでしょうか?

そこで、有名な投資情報メディア「ザイ・オンライン」や「株探」、「みんなの株式」にて書かれている、松井証券のトレードツール(ネットストック・ハイスピード)についての評判をご紹介します。

上記のメディアによれば、「ネットストック・ハイスピード」はシンプルでわかりやすいデザインながら高機能となっている点が評価されており、26種類の描写ツールやスムーズな発注機能も高評価。

一日信用取引向けの機能などもオリジナリティがあり、高機能かつ他社のトレードツールにはない個性を持っていると捉えられているようです。

実践!松井証券のトレードツールの使い方まとめ

ここからは、これまでご紹介した松井証券のトレードツールについて、その実践的な使い方をそれぞれまとめてみましたので、参考にしてみてください。

実践!松井証券「ネットストック・ハイスピード」の使い方

松井証券のPCダウンロード版トレードソフト・「ネットストック・ハイスピード」の実践的な使い方について見ていきましょう。

インストール

まずは、「ネットストック・ハイスピード」のインストールを行ってみましょう。最初に松井証券のネットストック会員画面から、画面左の「ネットストック・ハイスピード」、さらに「ダウンロード」とクリックしましょう。
すると画面下に通知バーが出てくるので、「実行」ボタンをクリックします。

しばらくして「ネットストック・ハイスピード-installShield Wizard」の画面が表示されたら「次へ」ボタンをクリック、セットアップタイプを”完全”にして「インストール」をクリックしましょう。

インストールが完了したら、いくつか設定画面が出てきますがそれらはすべて「OK」をクリックで問題ありません。

最後に「完了」をクリックすればインストールは完了です。

株価やチャートを見る

株価やチャートは銘柄コードや銘柄名を検索し、個別銘柄画面から見ることができます。また、チャートに関しては画面上部のメニューから表示することも可能。

ネットストック・ハイスピードではたくさんあるテクニカル指標を使ってチャート分析ができるので、積極的に活用していきましょう。

マルチ気配ボードを見る

株価ボードで登録した銘柄や、保有・注文銘柄の気配情報を見ることができるのが「マルチ気配ボード」。ネットストック・ハイスピードのマルチ気配ボードでは、名前の通り複数銘柄の気配情報を一覧表示できる点がポイント。

マルチ気配ボードを表示するには、「株式情報」→「株式価格情報」→「2003 マルチ気配ボード」とクリックすると表示できます。

スピード注文を使う

ネットストック・ハイスピードで注目の機能が「スピード注文」。最短1クリックで注文の発注ができるため、デイトレやスキャルピングといった短期投資との相性は抜群です。

スピード注文は、通常の「株式スピード注文」から「一日信用スピード注文」など注文方法に応じて用意されているので、画面上部のメニューから使いたいものを選択しましょう。

スピード注文では、あらかじめ銘柄や株数を設定しておくことが大切。設定が完了したら、あとは板をクリックしたり、気配をクリックするのみで素早く発注できます。

特殊な注文方法も使ってみよう

さらには、「逆指値・追跡指値注文」・「PTS注文」といった特殊な注文方法も便利です。「逆指値・追跡指値注文」とは、逆指値と通常指値の同時発注ができる注文方法。

注文画面から利用できますので、活用していくとトレードの幅が広がることでしょう。また「PTS注文」とは通常の取引と違い、夜間取引に注文を出せる機能。

実はあまり知られていない夜間取引では、思わぬチャンスに巡り合えることもあるので積極的に活用できるといいですね。

実践!松井証券の「株touch(株タッチ)」の使い方

松井証券のPCダウンロード版トレードソフト・「ネットストック・ハイスピード」の実践的な使い方について見ていきましょう。

インストール

「株touch」はAndroid・iOSどちらにおいても利用することが可能となっているので、インストールする際はそれぞれのOSのアプリストアから”松井証券”と検索しましょう。

すると「株touch」が検索結果に現れますので、そこからインストールすることができます。

株の売買をする

では、「株touch」を使って実際に株の売買を行ってみましょう。まずは起動後に表示されるメニューから、「株式取引メニュー」をタップ。さらに「現物買」をタップしましょう。そうしたら検索窓から銘柄を検索。

例えば、「ソニー」と検索すればソニーの銘柄が検索結果に現れますので、そこをさらにタップすると注文画面へと移ります。売買の種類や注文方式、株数などを取引暗証番号を入力して「注文確認」をタップ。

最後に「注文」をタップすれば「株touch」での注文は完了です。

銘柄のチャートを見る

「株touch」で銘柄のチャートを見るには、最初のメニュー画面から「株価検索」をタップ。

先ほどと同じように銘柄を検索すると、検索した銘柄が現れますので、そこをタップして個別銘柄画面へと移ればチャートが表示されます。画面を横向きにすればワイドに表示され、見やすくなります。

さらに移動平均線やMACDといったテクニカルチャートも表示できますよ。

松井証券 使い方の関連用語とは

最後に、松井証券の使い方に関する関連用語をいくつかご紹介します。

松井証券 使い方の関連用語①「逆指値注文」

「逆指値注文」とは、あらかじめ指定した価格より株価の現在値が高くなった場合に「買い」、低くなった場合に「売る」といったように、指値注文と逆の売買をする注文方法です。

逆指値注文は上昇トレンドのブレイクを狙ったり、株価の急落に備えておきたいような場合に役立つので、レベルの高いトレードを行うために是非とも覚えておきましょう。

松井証券 使い方の関連用語②「OCO注文」

「OCO注文」とは、”One Cancels the Other”という言葉が元になっている、株やFXの注文方法のひとつです。

この注文方法ではそれぞれ価格の違う2つの指値注文を出し、どちらか一方が注文成立したらもう片方が自動でキャンセルされるので、例えばすでにポジションを持っている場合に、利益確定と損切りの注文を同時に出しておきたい時などには便利です。

松井証券 使い方の関連用語③「IOC注文」

「IOC注文」とは、”Immediate Or Cancel order”という言葉が元になっている、株やFXの注文方法のひとつです。

この注文方法では、注文を発注してからすぐに約定できる分だけ約定させ、約定できなかった注文分に関しては全てその場でキャンセルとなります。

例えば未約定となった指値注文が、相場の急変後に約定するといった事態を防げるため、動きの激しい相場で指値注文を出したい時には特に有効と言えるでしょう。

松井証券 使い方の関連用語④「PTS注文」

「PTS注文」とは通常の取引とは別に夕方から夜中など、夜間にリアルタイム取引ができる注文方法です。

たとえば引け後に値上がりが期待できる大きなニュースが発表された場合などは、PTS注文を使って夜間のうちに銘柄を仕込んでおくことができれば、翌日に利益を稼ぐチャンスとなります。

ただ夜間取引では相場参加者が少なく、注文が成立しない場合も多いので注意してください。

松井証券 使い方の関連用語⑤「一日信用取引」

「一日信用取引」とは、その名の通り返済期限がその日限りの、デイトレード専用の信用取引です。この「一日信用取引」は松井証券ならではのシステムなのですが、通常の信用取引とどこが違うかと言えばコストの低さ。

手数料は約定代金にかかわらず、なんと無料になっており、金利・貸株料も0~2.0%のみ。デイトレのネックとなる取引コストをここまで低く抑えられることは非常に魅力的で、松井証券でデイトレを行うなら是非とも活用したいところですね。

まとめ

今回は松井証券の使い方について、トレードツールの解説を踏まえてご説明しました。

高機能な「ネットストック・ハイスピード」をはじめ、便利なトレードツールがほぼ全て無料で利用できるのは松井証券を使う上での大きなメリットなのではないでしょうか?

また、デイトレーダーにとってはスピーディーな発注のできるトレードツールはもちろん、一日信用取引の制度も非常に役立つことでしょう。

このように他社には無い魅力を持っている松井証券、口座を作っておくだけでもおすすめですよ。

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