貯蓄を増やしていざという時に備えるために投資を始めてみようと検討する方が増えていますが、投資の種類によってリスクやリターンのバランスが異なるため、自分にはどんな投資が合っているのかを見極めなければいけません。
そこで今回は、さまざまな投資の種類から初心者に始めやすいものをいくつかピックアップして、それぞれの特徴を詳しく紹介します。
投資初心者の方にもわかりやすく投資の始め方を紹介しますので、ぜひ参考にしてあなたに合った投資の種類を見極めてください。
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この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー
児玉一希
プロフィール・所持資格
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
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投資を始める前に知っておくべき基礎知識
本格的に投資を始めるからには、しっかりと投資に関する知識を身に着けておくことが大切です。ここでは、基本的なこととして知っておきたい投資の基礎知識を紹介します。
投資とは中長期的に資金を投じ資産を増やす
投資とは広い意味では資産形成が最終的な目的ですが、ごく近い将来に備えてお金を貯めておく貯金とは少し異なり、資産を増やす目的で利益を見込み、中長期的に資金を投じるものをいいます。
投資対象が複数に分散されて投資期間が長くなるほど、価格変動リスクが小さくなって安定した利益を見込めるようになり、将来に必要な資産を上手に形成しやすくなります。
結果を焦りすぎないようにして、地道にコツコツ取り組むことが大切です。
投資にはさまざまリスクがある
投資を行うと必ず資産が増えるわけではなく、さまざまなリスクがあります。
それぞれのリスクをしっかり把握して、どのようにコントロールするかが投資の成功を左右すると考えても良いでしょう。
インフレリスク | 預金や債券などはインフレでお金の価値が下がったことで、 損失が出る可能性がある |
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価格変動リスク | 株式などの価格が、 経済状況や業績などの影響で上下する |
為替リスク | 通貨の為替が変動して、 外貨建ての金融商品の価値が上下する |
信用リスク | 株式や債券などを発行する企業などが破綻して、 返済能力がなくなる |
流動性リスク | 希望通りに取引できない。売却したい時に売れない、 希望より安い価格でしか売れないなど |
金利リスク | 金利変動によって影響を受ける。 変動金利は低金利⇒高金利になると返済額が増える |
市場リスク | 市場の動向によって金融商品の価値が下がる |
カントリーリスク | 国の動向により信用性も下がる |
災害リスク | 不動産投資の場合は、 災害によって損害を受ける場合がある |
空室リスク | 所有している不動産に、 必ず入居者がいる状態とは限らない |
このように、どんな投資商品であってもリスクがあることを覚えておきましょう。
余裕のある資金で行う
投資に使う資金は、必ず余裕資金で行うことが大切です。日常生活で必要なお金や、近々使うことが決まっているはずのお金まで投じてしまうと、生活に大きな支障が出てしまいます。
しばらく使う予定がない余裕資金はどのくらいの金額なのかを確認し、投資に使える金額をしっかり把握してから、どの金融商品に投資するか決めることをおすすめします。
分散投資と長期投資を組合せてリスクを抑える
できるだけ投資のリスクを減らすためには、投資対象を1つだけに絞り込まずに、複数の投資対象に分散させることをおすすめします。
分散投資とは大きく分けると以下の考え方があり、マイナスに転じた場合に他の投資対象がうまくカバーできると考えられます。
- 資産の分散(株式と債券のように異なる値動きを見せるなど特性が違う投資対象に分散させる)
- 地域の分散(たとえば株式なら日本だけでなく海外の複数の地域に分散させる)
- 時間の分散(値動きに応じて投資金額を分散させる)
さらに、長期間運用する長期投資を組み合わせることで、リターンを安定させるメリットもあります。
1年間運用した場合はその年によってリターンにバラつきが見られますが、10年・20年などと長期運用するほど安定しやすくなるので、よりリスクを抑えるためにも分散投資と長期投資を上手に組み合わせましょう。
手数料や税金などの諸費用がかかる
投資を行う際には、取引に伴う手数料や所得税・住民税などの税金が発生して諸費用がかかる点も忘れないでください。
たとえば不動産投資を行う場合、不動産を購入することからスタートになりますが、購入時だけでも消費税や印紙税、登録免許税、不動産取得税などの税金が発生し、不動産仲介手数料や司法書士手数料なども必要になります。
毎年かかる諸費用としては、管理費や修繕費、所得に応じて所得税や住民税、固定資産税などさまざまなコストが発生します。
投資商品を決める際には、どのくらいコストがかかるものなのかをしっかり把握したうえで投資を始めましょう。
初心者でも始めやすい投資の種類
さまざまな投資商品の中で、初心者でも始めやすいものをピックアップしました。
それぞれの特性をよく確認し、あなたに合った投資商品を選択してください。
専門家にお任せの「投資信託」
どの金融商品に投資するべきかよくわからない…という方におすすめなのが投資信託です。
資産運用の専門知識と豊富な経験を持つ専門家が、株式や債券などさまざまな金融商品から最適な組み合わせを選択して運用してくれます。
少額から投資を始めることも可能で、できるだけリスクをおさえるために分散投資を行えるメリットもあります。
安定した収益性がある「債券投資」
できるだけ安全性の高い投資を行いたいと考えている方におすすめなのが債券投資です。
一定期間ごとに利子を受け取れて、償還日には債券の額面で返還されるため、安定した収益を目指せるだけでなく、償還日前に売却することも可能です。
インカムゲインも狙える「株式投資」
企業が発行している株式を売買して利益を得る株式投資は、どのタイミングで売買するべきか見極めるのが投資初心者にとっては簡単そうで難しい面もあります。
株価の変動を随時チェックしながら短期間で利益を得るのを目指すのではなく、株式投資に慣れるまでは、安定して継続的に利益を受け取れるインカムゲイン(配当)や株主優待を狙った長期投資をおすすめします。
また、単元株よりも少ない単位で売買できて少額から始めやすいミニ株や、上場前に市場の適正価格より安く設定して購入できるIPO(新規公開株)の当選を狙うのも良いでしょう。
長期の安定した収益が魅力の「不動産投資」
長期的に安定した収益を得たい方におすすめなのが不動産投資です。
不動産投資も空き室や災害などさまざまなリスクが考えられますが、不動産の立地条件で空き室リスクや災害リスクを軽減できるなど自分でリスクコントロールしやすい面もあり、比較的リスクが低い投資商品として考えられます。
家賃収入で長期的に安定した収益を期待できて私的年金として確保でき、所得税や住民税の節税効果を得られるメリットもあります。
長期的で運用益が非課税な「iDeCo」と「つみたてNISA」
税制上の優遇措置がある長期投資に最適な方法として注目したいのが、「iDeCo」と「つみたてNISA」です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、毎月5,000円以上で決めた一定の掛け金を拠出して金融商品を運用し、60歳まで積立する私的年金です。
掛け金が全額所得控除となり、利息や運用益も非課税、年金として受け取るなら公的年金等控除、一時金として受け取るなら退職所得控除として税金が優遇されます。
つみたてNISAは、将来に備えて少しずつ投資を行いたい方向けの少額投資非課税制度で、最長20年間40万円の非課税枠が設定されます。
どちらも税制面で優遇措置が用意されてい、初心者向けの投資商品としておすすめできます。
金融商品での投資の始め方
あなたのライフスタイルに合った金融商品(株式や債券、投資信託など)に投資したい場合には、以下の流れで投資を始めましょう。
投資の方針を決める
まずはあなたが投資を行う目的や、最終的にいくらまで資産を増やしたいのかなどの目標を明確にして投資の方針を固めましょう。
老後の生活資金の一部として1,000万円貯めたい、5年以内にマイホームを建てるための頭金として500万円貯めたい…などの具体的な目標に応じて、どの金融商品が適しているかが決まってきます。
投資の手段を決める
投資の目標がしっかり定まったら、目標を達成するためにはどの金融商品が適しているのかが絞り込まれてきます。
何十年かかけて老後の生活資金を貯めたい場合は、iDeCoやつみたてNISAで地道にコツコツ積立をしたり、投資信託で分散投資をしながらできるだけ安定性のある運用を目指すのがおすすめです。
短期間で大きな収益を目指したいのであれば、ハイリスク・ハイリターンの部類になる株式投資を選択肢に入れても良いでしょう。
リスクとリターンのバランスを考えながら、できるだけ分散投資を行うように心がけることをおすすめします。
証券会社を選んでの口座を開設する
投資を行う金融商品が決まったら、取引を行う証券会社を選んで口座開設手続きを行いましょう。
証券会社はどこでも良いわけではなく、取引のしやすさや手数料、取扱商品数などさまざまな条件を比較したうえであなたの投資スタイルに合っている証券会社を選びましょう。
口座開設手続きは店頭またはインターネットから申込できます。
口座に入金し投資を始める
口座開設手続きが完了したら、すぐに入金手続きをしていつでも取引開始できる状態に整えておきましょう。
今すぐに取引を行うつもりがない場合でも、価格変動しやすい金融商品の場合は買い時を逃してしまうとせっかくのチャンスを無駄にする場合があります。
口座に入金しておけば、いつでも投資を始められる準備が整います。
不動産投資の始め方
不動産投資はローリスク・ローリターンの預貯金と、ハイリターン・ハイリターンの株式投資の中間くらいになるミドルリスク・ミドルリターンの投資方法になります。
できるだけリスクが低く、比較的安定した収益を目指したいと考えて不動産投資を選択した場合には、以下の流れで投資を始めましょう。
投資の目標を設定する
不動産投資の場合もしっかり投資を行う目標を設定する必要があります。
自己資金と融資額がどのくらい必要なのか、どんな不動産物件で家賃収入をどのくらい得たいのか、何年後にいくらの収益を確保するのが最終的な目標なのかなどを明確に決めておくことで、どんな投資スタイルが合っているのかが見えてきます。
リスクの少ない物件を選ぶ
不動産投資における空き室リスクをコントロールするためにも、どんな物件を選ぶかが重要です。
空き室リスクを軽減するためにも、需要が多い地域の物件を選び、入居者ターゲットを明確にすることが大切です。
たとえば、周辺に大学や専門学校などが多くて学生のニーズがありそうな地域で、ファミリー層向けの間取りや家賃設定の物件を選んでしまうと、入居者ターゲットのニーズが一致しないため空き室リスクが発生しやすくなると考えられます。
空き室リスク以外にも不動産投資にはリスクが考えられるので、極力リスクが少ない物件を慎重に選びましょう。
信頼できるパートナーを選んで物件を購入する
不動産投資の物件選びをする際には、プロの不動産会社に物件選びの相談をしなければいけません。信頼できる不動産会社でなければ、不良物件を掴まされるおそれもあるので注意しましょう。
物件選びの段階だけでなく、賃貸管理を安心しておまかせできる不動産会社を選択しなければいけません。
常に親身になって相談に乗ってくれるような信頼できるパートナーを選ぶためにも、いくつかの不動産会社を比較検討することをおすすめします。
投資の初心者が失敗しないために気を付けること
大切な資産を使って投資を行うからには、絶対に失敗したくありませんよね。
投資を行うと確実に利益が出るわけではなく、決して楽に儲かる美味しい話ではないことをしっかり頭に入れておきましょう。
投資商品によってリスクとリターンのバランスは異なりますが、大きなリターンを求めすぎるとそれなりにリスクも大きくなるので、リターンの大きさは二の次で考えてまずはさまざまな投資に慣れることから始めてみましょう。
投資商品の特性を掴めるようになってきた時に、リターンの大きい投資商品を検討しても良いので結果を焦ってはいけません。
投資は自己責任で行うものなので、基本をしっかり理解して自分が決めた投資ルールを忠実に守ることが大切です。
投資は基本は知ってから始めよう
投資をはじめるにあたって忘れてはいけないのは、どんな投資商品であってもリスクは存在するので、特性をしっかり理解して目標を定めたうえで余裕資金を投じることです。
目標達成に向けて計画を立てて、どんな結果でも一喜一憂せず冷静に運用を続ける意思を貫くことが、あなたがゴールに定めた投資の成功につながります。
ぜひあなたも、今回紹介した初心者向けの投資商品からいくつかピックアップし、目標を達成できる投資商品の運用を始めてみましょう。
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