ローソク足とは|初心者にもわかりやすいチャートの見方と用語解説

ローソク足は、株価の売買のタイミングを判断するために必要なチャートの1つです。

しかし、ローソク足っていろんな種類がありすぎてよくわからない…という人が多くいます。

そこで、この記事ではローソク足の基本的な知識と、ローソク足と相性の良い分析方法や、ローソク足を活用した分析方法を徹底的に解説します。

ぜひ、今後の投資に役立てられるよう勉強していきましょう。

この記事を書いた人 ファイナンシャルプランナー 児玉一希
プロフィール・所持資格 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
 
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ローソク足とは?わかりやすく解説

株やFX、仮想通貨等の投資を行う際に利用するチャート分析の1つです。

ローソク足チャートは、日本で考えられたチャートで、形がろうそくの形に似ていることからつけられた名前です。

江戸時代に米相場を表すために活用されていたと言われています。ローソク足チャート以外にも、世界では様々なチャートが開発されていますが、ローソク足が一番わかりやすいとされ、今現在も世界中の多くの投資家が愛用して使っています。

ローソク足のメリットとデメリットとは

ローソク足のメリットは、始値と高値、安値、終値が一目でわかること、ローソクの形や色(白or黒、もしくは赤or青)、ヒゲの長さなどの組み合わせで売買のタイミングがわかることです。

デメリットは、ローソク足の見方と売買のタイミングに慣れるまで、時間がかかってしまうことです。

ローソク足の関連用語・ネックラインとは

ネックラインは、ローソク足が水平線を突き抜けていくのか、それともそのまま離れていくのかを判断する線です。

チャートの線の形を体に例えるヘッド&ショルダーと呼ばれるラインの、首の部分に当たるラインであることから、ネックラインと呼ばれるようになりました。

ローソク足の勉強に役立つおすすめの本

ローソク足の勉強に役立つおすすめの本をご紹介したいと思います。

  • ローソク足チャート究極の読み方・使い方 儲かる! 相場の教科書(2017年5月25日) 著者 伊藤 智洋
  • 〈相場に勝つ〉ローソク足チャートの読み方(2002年7月18日) 著者 小沢 實
  • ローソク足パターンの傾向分析 (現代の錬金術師シリーズ) (2010年9月10) 著者 伊本晃暉

初心者にもわかりやすいローソク足チャートの見方解説

次に、初心者にもわかりやすいローソク足のチャートの見方をご紹介します。

ローソク足は慣れるまでは少し見て分析するのが大変です。しかし、慣れてしまえばとても便利なチャートになるので、この記事で少しでもいいのでチャートの見方に慣れましょう。

陽線と陰線の違い

陽線とは、株やFXなどで値動きをローソク足で表す時、始値と比較して終値が高かった場合に表示されるものです。

色は白もしくは赤で表示されることが一般的です。白もしくは赤い線が長ければ長い程、始値から大きく値上がりしたということになり、これを大陽線と言います。

また、始値から終値の値上がりが小さく、陽線の表示幅が短かった時、これを小陽線と呼びます。

反対に、陰線は始値と比較して終値が低かった場合に表示されるものです。色は黒か青が一般的です。

黒もしくは青い部分が長ければ長いほど、値段が下がったということになり、これを大陰線と言います。また、始値から終値の値上がりが小さく、陰線の表示幅が短かった時、これを小陰線と呼びます。

下ヒゲ、上ヒゲの違い

ヒゲとは、ローソク足から上下両方(もしくは片方)に出ている直線のことを言います。

上の方に出ているヒゲを「上ヒゲ」、下の方に出ているヒゲを「下ヒゲ」と言います。

上ヒゲは、ローソク足が表す時間の最高値を示しており、下ヒゲは最安値を示しています。

時間軸と呼び方の違い

時間軸の種類は様々あり、指定した時間で呼び方が変わります。

時間足を「分」で指定した場合は分足(ふんあし)と呼び、「時間」で指定した場合は時間足(じかんあし)、「日」で指定した場合は日足(ひあし)、「週」で指定した場合は週足(しゅうあし)、「年」で指定した場合は年足(ねんあし)と呼ばれます。

ローソク足の形状種類

ローソク足には、「買いサイン」のローソク足と、「売りサイン」のローソク足があります。

買いサインのローソク足とその特徴は以下の表のとおりです。

名  称 特  徴
陽の丸坊主 上下のヒゲがまったくない大陽線で、
買いの勢いが非常に強い状態を表しています。
このサインが現れたら積極的に買いを行いましょう。
寄り付き坊主 陽の丸坊主に上に短いヒゲがあります。
このサインが出た時は、その後、
底を付けて上昇する事が多いと言われています。
名  称 特  徴
陰の坊主 上下のヒゲがまったくない大陰線で、
売りの勢力が非常に強い状態を表しています。
このサインが発生する前に売却するようにしてください。
寄り付き坊主 陰の丸坊主に短い下ヒゲがある形です。
このサインが出た時は、売りに入るようにしましょう。
トンカチ・ハンマー 短い実態に長い上ヒゲがついている状態の陰線です。
この状態で上昇トレンドだったら、
今後下降トレンドに変換する可能性が高いと言われています。
トウバ 始値と終値が同じ値で終わっており、
上ヒゲが長く下ヒゲがない形であらわされています。
このサインは、相場の流れが終わり、
今後、トレンド変換となるか安定し横ばいとなるか、
どちらかへ進むと考えられています。

ローソク足の組み合わせ

ここではローソク足の組み合わせについてご紹介します。ローソク足の組み合わせもトレンドのサインとなりますので、覚えておきましょう。

かぶせ線

陰線が陽線にかぶさっている形から、かぶせ線と呼ばれています。前日の大陽線の後、終値よりも高く開始されたが、当日の終値は前日の大陽線の範囲内につける大陰線の組み合わせのことを言います。

特に前日の大陽線の中心以下まで陰線がかぶさった時は、買いの勢いがおさまり、トレンドの転換となることを暗示するローソク足の組み合わせとなります。

抱き線(包み線)

包み線(抱き線)とは、前日の陰線・陽線を、当日の大陽線・大陰線が完全に包む形の組み合わせです。

高値圏で現れた時は「上位の抱き線」と呼ばれ売りに転じるタイミングで、安値圏で現れた時は「陽線の包み線」と呼ばれ買いに転じるタイミングとされます。

押さえ込み線

押さえ込み線とは、前日の陽線に対して陰線が2~4本連続した状態で、最後の陰線を抜く陽線が出たチャートの状態です。上昇トレンドに転換することが多く、買いのタイミングであると言われています。

出会い線

出会い線には陰線と陽線、もしくは、陽線と陰線、の2パターンがあります。どちらも当日の線が上離れまたは下離れで始まったものの、当日の終値と前日の終値がほぼ同じであるローソク足の組み合わせのことを言います。

入り首線

入り首線とは、前日の大陰線から下放れて寄付き、前日のローソク足の安値より少し上に表示された形のものを言います。

差し込み線

入り首線の陽線が長い状態を「差し込み線」と言います。前日の大陰線から大幅に下放れて寄付き、陰線の下の部分に差し込むような形で引けたものです。

切り込み線

切り込み線とは、前日の大陰線の終値より下から始まり、陰線の中心を上回る所まで戻して終わった場合のローソク足の組み合わせのことを表します。

たすき線

たすき線とは、前日の陰線の後、高寄りして前日の高値以上の引け値となる場合、もしくは前日陽線の後、安寄りして前日以下の引け値となった時のことを言います。

インサイドバー(はらみ線、星(三川明けの明星、三川宵の流れ星など)

はらみ線

はらみ線とは、前ロウソク足の実体の中に、次のロウソク足が収まっている形を指します。


大陽線または大陰線のあと現れたコマのことを言います。 陰陽と区別することはなく、現れたコマは全て「星」と呼びます。

並び赤

並び赤とは、窓を開けて陽線が現れ、翌日もほぼ同じ長さの陽線が並んでいる状態のことを言います。

行き違い線(振り分け線)


行き違い線とは、前日の大陰線の終値に対し、当日の始値が安値位置から始まり、前日大陰線の中心より上に頭を出して終値を付け、引いた大陽線のことを言います。

たくり線

たくり線とは、下降トレンドの中、大陰線が出現し、マドを開けて下離れし「陰のカラカサ」もしくは「下影陰線」が出来た状態のことをさします。

首吊り線

首吊り線とは、ロウソク足のコマに長い下ひげがついている状態のことを言います。

毛抜き天井(底)

毛抜き天井とは、上昇トレンドが続いた後に、直近のローソク足と当日のローソク足の高値がそろった状態のことを言い、下降トレンドへ転換するサインと考えられています。

反対に毛抜き底とは、下降トレンドが続いた後に、直近のローソク足と当日のローソク足の底値が揃った状態のことを言いま、上昇トレンドへ転換するサインと考えられています。

空・窓(窓開け・窓埋め)

窓開けとは、ローソク足がお互い重ならず空間をあけて出現している状態のことを言います。窓開けが出てきた時、その後、空間を埋める値段のところまで、株価が上昇・下降してくる状態を「窓埋め」と呼びます。

窓開けを埋める値段まで上昇・下降が終わった状態は、「窓埋め完了」と呼ばれることもあります。

やぐら底

やぐら底とは、大陰線のあとにしばらくもみ合いが続いたが、突然大陽線が現れたチャートを言います。

大陰線の後に小陰線や小陽線の出現を繰り返し、その後大陽線が出現することが多いです。この時、相場が底入れしたというサインであり、買いに転じることが良いとされています。

寄引同時線

寄引同時線とは、その名のとおり始値(寄り付き)と終値(引き値)が同値の状態のことを言います。

寄引同時線はいくつか種類がありますが、このサインが出てきたきた時は、買いと売りのバランスが拮抗している状態で、今後上昇か下降のどちらかにトレンド転換すると言われています。

寄せ線

寄せ線は、寄引同時線の1つで、上ヒゲと下ヒゲ両方があり「十」の形に似ていることから、「十字線」とも呼ばれています。

上昇トレンドで寄せ線が現れた場合は下降トレンドへ転換のサイン、下降トレンドで寄せ線が出現した場合は上昇トレンドへの転換サインと呼ばれています。

ローソク足のシグナル・パターン一覧

ここでは、ローソク足のシグナル、パターンについて一覧表を用いてご説明します。

赤三兵 酒田五法で、陽線のローソク足が3本連続し、
階段のような表示となっている状態のことを呼びます。
大きな上昇トレンドが始まるシグナルとされています。
上げ三法 上昇トレンドで、大陽線が出現したあと、
はらまれる形で小陰線や小陽線現れ、
次に高値寄りした大陽線が出現した状態のことを言います。
上げ三法は、上昇トレンドの一時的な休みのシグナルと言われています。
上値遊び 大陽線で上昇した後にもみ合いが続き、
その後上放れした陽線が現れた状態のことを言います。
買いの勢いがつき、上昇トレンドが始まるシグナルと言われています。
三空叩き込み
(三空踏み上げ)
三空とは、ローソク足とローソク足の間に空間が開いた状態を、
3回階段のような形で繰り返すことを言います。
(空間が開いた状態は「窓」とも呼ばれます。)
下降トレンドが続いている時に三空が出現したら、
いったん底値打ちしたと考えられ、
これから上昇トレンドに転換する可能性が高いシグナルとなります。
このシグナルを、三空叩き込みと呼びます。
反対に三空踏み上げとは、
上昇トレンドが長く続いている状態の時に三空が出現し、
下降トレンドに転換するシグナルと言われています。
黒三兵
(三羽ガラス)
陰線のローソク足が3本連続して並んだ状態を
「黒三兵(もしくは三羽ガラス)」と呼びます。
下降トレンドを示すシグナルと言われています。
三山
(三尊天井、逆三尊底)
三山(さんざん)とは、
3つの山や3つ谷の形をしたチャートのことを言います。
3つ山の形をしたものを三尊天井(さんぞんてんじょう)と呼び、
大天井を打つときに出現すると言われ、
下降トレンドに転換するシグナルと呼ばれています。
3つ谷の形をしたものを逆三尊底(ぎゃくさんぞんぞこ)と呼び、
大底についたときに出現すると言われ、
上昇トレンドに転換するシグナルと呼ばれています。

ローソク足の簡単な覚え方

様々なローソク足の組み合わせをお伝えしてきました。一気に覚えようと思っても、中々すべてを覚えることは難しいかもしれません。しかし、ローソク足は投資を行ううえでとても重要な指標となります。

なので、まず始めは、売りのシグナルと買いのシグナルで、似たような形状のローソク足の組み合わせパターンを覚えていくことをおすすめします。

例えば形状が「階段タイプ」であれば、売りのシグナルは「黒三兵」と「空三踏み上げ」があります。反対に買いのシグナルは赤三兵と空三叩き込みがあげられます。

このように形状別に暗記していくと、覚えやすいです。一気にではなく、毎日少しずつローソク足を覚えていきましょう。

三角保ち合いチャートパターンの分析

三角保ち合いとは、三角形に収束していくチャートのことを指します。(収束後は、上下どちらかのトレンドになっていくことが多いとされています。)三角保ち合いには、いくつかパターンがありますので、ここでご紹介いたします。

〇上放れパターン

  • 上昇三角形型:上昇トレンドが休息し保ち合いを経た後に、高値が少しずつ上昇し上放れするパターン
  • 上昇ペナント型:大陽線が現れた後、高値が切り下がり、下値が切りあがっていき上放れするパターン
  • 上昇フラッグ型:上昇トレンドの中で出現した大陽線の後に、上値・下値共に切り下がりが数回続くが、最終的に上放れするパターン

〇下放れパターン

  • 下降三角形型:下降トレンドが休息し保ち合いを経た後に、下値が少しずつ下降し下放れするパターン
  • 下型ペナント:大陰線が現れた後、高値が切り上がり下値が切りさがって、下放れするパターン
  • 下降フラッグ型:下降トレンドの中で出現した大陰線の後に、上値・下値共に切り上がりが数回続くが、最終的に下放れするパターン

〇その他

  • 対称型トライアングル:下向きの上辺のラインと上向きの下辺のラインで作られている三角形を言います。保ち合いの中で数回上下に動き、上値を切り下げ下値を切り上げます。上辺と下辺が交わる直前に上辺または下辺を突き抜け、トレンドに発展するパターン
  • コイル型:形は対称型トライアングルと同じだが、期間が「長期」だけという違い。そのため価格変動は穏やかです。上辺と下辺が交わる直前に上下どちらかに突き抜けトレンドに発展するパターン
  • ボックス型:上値抵抗線と下値拮抗線の中でもみ合いをし、上下どちらかに突き抜け、トレンドに発展するパターン

ローソク足を用いたテクニカル分析

ここでは、ローソク足を用いたテクニカル分析についてご紹介します。前の項目で覚えたローソク足がいよいよ分析で使われるため、あまりよく覚えていない人は、ぜひ前に戻って復習をしてみてください。

ローソク足だけではあてにならない?相性の良い分析方法・移動平均線

実は、ローソク足の種類や組み合わせを覚えただけではあてにならない、意味がないという意見があります。

たしかに、1つの分析法だけで投資をやるのは少し不安な気がしますよね。そこで、ローソク足と相性の良い分析方法を組み合わせてみましょう。組み合わせることで、より相場の流れが判断しやすくなります。

ローソク足と組み合わせると良いと言われている分析方法が、グランビルの法則を用いた分析法です。
分析に必要なものは、ローソク足と「移動平均線」と呼ばれるものです。

移動平均線とは、一定期間(5日、25日等)の株価の終値の平均をグラフにしたものです。グランビルの法則には代表的な売買のシグナルが2つの売買シグナルがありますので覚えておきましょう。

まず1つ目は、ゴールデンクロスで買いを行うことです。

ゴールデンクロスとは、ローソク足が25日移動平均線を下から上に上抜いたタイミングのことを言います。しかし、注意して欲しいのは「移動平均線が上昇していたら、買いを行う」ことです。下降していたら様子を見ましょう

2つ目はデッドクロスです。

デッドクロスは、ゴールデンクロスの反対で、ローソク足が25日移動平均線を上から下に下抜いたタイミングのことを言います。

エントリーのタイミングは簡単で、ローソク足が移動平均線よりも上にあったら上昇トレンドなので買いを行い、反対に移動平均線よりも下にあったら下降トレンドなので売りを行いましょう。

ここで、注意が必要なのが「レンジ相場」には移動平均線の分析は使えないということです。エントリーのタイミングを見るのが難しいので、レンジ相場になっている時はエントリーを避けましょう。

ローソク足だけではあてにならない?相性の良い分析方法・一目均衡表

次に相性が良いとされているのが、一目均衡表です。

一目均衡表とは、一目山人(ペンネーム)という人が作った、時間に重きをおいて分析する方法です。一目均衡表は、転換線(過去9日間の高値と安値の中間値)と基準線(過去26日間の中間値)、雲(先行スパンの間に構成されるもの)と呼ばれる線を用いて分析を行います。
※先行スパンとは、先行スパン1が(転換線+基準線)÷2を26日先にずらしたもので、先行スパン2が(過去52日間の高値+安値) ÷ 2 を26日先にずらしたものとなります。

転換線は移動平均線に似ており、基準線とクロスすることで売買のシグナルとなります。また、雲を見ることも上記と同様に売買のシグナルとなります。雲の場合は、雲から突き抜けたときがトレンドに発展するタイミングとされています

ローソク足と水平線だけのトレード手法

ローソク足と水平線だけでトレードを行っている投資家もいます。水平線とは、ある一定の価格を示したラインです。その一定の価格とは、高値と下値です。

一例ではありますが、翌日の高値のラインを突き抜けたら買い、翌日の下値を突き抜けたら売り、という単純な売買を行って利益をあげている投資家も実際にいます。とてもシンプルでチャートがごちゃごちゃしない方法です。

ローソク足インジケーターの種類

ローソク足のインジケーターには、以下のような種類があります。

  • HT_Higher_Candle:上位時間足のロウソク足を表示
  • HT_Key_Custom:下位時間足のロウソク足を表示
  • Infoboard:ロウソク足が確定するまでの残り時間を表示
  • Stoch Candle OverBought-Sold:ストキャスティクスの買われ過ぎ・売られ過ぎをローソク足の色で表示(緑→売られ過ぎ、赤→買われ過ぎ)

他にもありますので、自分にあったインジケーターを探していくことが良いとされています。

エクセルでローソク足と折れ線グラフの作り方

エクセルでローソク足と折れ線グラフを作る方法もあります。まずエクセルのA列に日付、B-E列に四本値を打ちます。(最大のデータは半年分とされています。)13週の線を作る場合、1週間=5営業日として13週なので、5×13=65と、65日分の平均を取ります。

よって、最終日のF列にAVERAGEで過去65日の平均を作ります。次はG列にG列に26週線を作るとしたら、5×26=130で、130日分の平均を出します。13週線と同じく、最終日のG列にAVERAGEで過去130日分の平均を作ります。

平均を作りだしたら、次はローソク足をエクセルに出し、縦軸の値を調整します。その後、先に13週の平均を載せます。方法は、マウスのポインタをプロットエリアにもってって右クリックし、メニューの「データの選択」をクリックし系列の追加をクリック、系列の値をクリックし13週の列を選択する。あとはOKを押す。

そして、出てきた点々の中に「系列5」と表示されるところがあるので、そこを右クリックし、データ系列の書式設定を選択。その後、「系列のオプション」の「使用する軸」で、「第2軸」をクリックし、線の色を「単色」にする。

線が表示されたら、次に右の縦軸を右クリックし、メニューを出し、そのメニューから「軸の書式設定」をクリック。左の縦軸と同じ数値を入れて完了です。

ローソク足の活用例

ここでは、ローソク足の活用例をご紹介いたします。トレードで利益をあげるためには、ローソク足を活用することが必須ですのでぜひ覚えましょう。

ローソク足を分析するとわかる転換パターンの例

最安値更新からの陽線は、最安値を更新したが終値では陽線となり、次の足も終値ベースで前の終値を上回っている時は、トレンドが転換となることが多いです。

反対に最高値を更新してからの陰線は、最高値を更新後終値で陰線になり、次の足も終値ベースで前の終値を下回っている時が、トレンド転換のパターンとなります。

ローソク足を分析するとわかる鉄板パターンの例

鉄板のパターンは、とても単純明快です。一例を挙げると移動平均線の下で推移していたローソク足の実態が移動平均線を突破したら、移動平均線が上昇することを確認してエントリーします。

そして、ローソク足が下降し移動平均線を突き抜けたら決済する、という例が挙げられます。初心者は鉄板を押さえてトレードすることが重要と言われています。

ローソク足とトレンドラインを活用した売買戦略例

チャートにトレンドラインを引いて売買戦略を練ることもできます。トレンドラインを活用した売買戦略は以下のとおりです。

〇上昇トレンド

押し目買い戦略:上昇トレンドが続き、一時下落したあと再上昇が始まる瞬間を狙う
高値追い戦略:上昇トレンドが加速した瞬間を狙い勢いに乗る

〇下降トレンド

戻り売り戦略:下降トレンドが続き、一時上昇したあと再下落が始まる瞬間を狙う。
安値割れを狙う戦略:下降トレンドが加速した瞬間を狙い勢いに乗る。

〇横ばいトレンド

高値売り、安値買い戦略:値幅上限に達して下落を始めたら売り、値幅下限から上昇を始めたら買いをする。
値・安値ブレイク戦略:横ばいトレンドの値幅の上限を突き抜けたら高値追いの買いをし、下限を突き破ったら安値割れ狙いの売りを行う。

ローソク足で注目したい「N字」

ローソク足を分析する時に注目すべきは、大相場の前触れとも呼ばれているN字型株価上昇と呼ばれるものです。

N字型株価上昇とは、ある銘柄が暴騰し、ローソク足が火柱のようなになります。その後暴騰した株価は落ち着き、陰線が出現しますが、また火柱のようなローソク足が出現し、再度株価が暴騰します。このローソク足の動きがN字型に見えることから「N字型株価上昇」と呼ばれるようになったのです。

具体例を挙げると、最近ではジグソー[3914]やアクセルマーク[3624]がN字型株価上昇となりました。

ローソク足チャートの活用法・押し目買いの場合

押し目とは、上昇トレンドの中で株価が一時的に下げ止まるポイントのことです。

押し目買いとはその名のとおり、そのポイントで再上昇を見越して買いを行い、高値掴みのリスクを減らす手法です。上昇トレンドで一時的な下げが始まり、下げ止まったことが確認できたら買いを行います。

簡単にできるため、初心者からベテランのトレーダーまで活用しています。

まとめ

ローソク足の味方や、トレンド別の名称、組み合わせ等をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ローソク足の基本を覚えると、様々な分析方法と組み合わせて相場を予測できることがわかりましたね。

ローソク足の味方や、組み合わせを覚えることは基本中の基本です。ローソク足チャートは様々な投資商品を分析する際に参考になるものなので、しっかり見方を勉強し、投資に役立てるようにしましょう。

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