デイトレードとは | 株・FX・仮想通貨での違いと始め方を完全ガイド!

日々起こる相場の値動きを利用して利益を狙い、一日ごとに取引を完結させるトレード手法が「デイトレード」です。利益確定までに時間のかかる長期投資やスイングトレードと異なり、短い期間で大きな利益を得られることがデイトレードの魅力。しかしそれだけに少々難易度も高く、「自分にはできない」と最初から諦めている方もおられるのではないでしょうか?

ですが、そのように難易度が高く思われるデイトレードでも、適切な知識や練習を日々積み重ねていくことで、必ずや成功の確率を大きく高めることができるでしょう。そのためには証券口座選びといった基礎的な部分から、テクニカル分析、トレード手法まで幅広い知識を身に付けることが必要。

今回の記事では、デイトレードに必要な知識を余すことなく解説してまいりますので、是非とも最後まで読んで参考にしてください。実際にデイトレードで生計を立てている専業トレーダーも多く存在しているため、デイトレードを極めていけば仕事にすることも十分可能になりますよ。

この記事を書いた人 ファイナンシャルプランナー 児玉一希
プロフィール・所持資格 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
 
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目次

デイトレードとは

「デイトレード」とは、一日の間に何度も売買を繰り返すトレード手法のことを指します。一回のトレードは数十分から数時間の間に完了され、一日およそ10回程度のトレードを行います。日をまたぐことで予期せぬリスクに遭うことを避けるため、基本的にポジションを翌日に持ち越すことはしません。

株の場合は、出来高(一日の取引量)が多く、さらに値動きが激しくて一日の値幅も大きいといった、デイトレードに適した特徴を持つ銘柄を選んで取引を行います。

FXにおいても「デイトレード」を行うトレーダーは多く、それ以外にも短期投資では

  • 超短時間で少ない利幅を繰り返し狙う「スキャルピング」
  • 数日~数週間のスパンで売買する「スイングトレード」

と、計3つのトレードスタイルを使い分けられることがメインとなっています。(もちろん、株式投資においても同じです)

ではこれら3つのトレードスタイルの主な特徴について、以下の表で確認しておきましょう。

デイトレード スキャルピング スイングトレード
取引の間隔 数分~数時間 数秒~数分 数日~数週間
目標利幅 小~中 極小 中~大
必要資金(レバレッジ) 中額~高額 高額が好ましい 少額~高額

効率良く利益を上げることを考えると、目標利幅の小さいスタイルほど必要資金をなるべく多く用意しておき、トレード一回ごとの利益を増やすことが好ましいです。特にスキャルピングの場合は、目標利幅が株なら1~3円、FXなら1pips~10pipsと非常に小さいため、高額の資金やレバレッジをかけた上でトレードに臨むのが良いでしょう。

多額の資金を投入することに不安があるかもしれませんが、スキャルピングでは利幅が小さい分、ロスカット幅も小さいため、損切りを徹底していれば大きな損失を出すリスクは低く抑えられます。

デイトレードで使うべき口座とチャートソフトの条件とは

素早く、シビアな判断を必要とするデイトレードでは、口座やチャートソフトといった環境面を整えることも非常に重要です。では、デイトレードで使うべき口座やチャートソフトの条件について、どのようなことがあるか見ていきましょう。

スマホのチャートソフトでラインを引ける

デイトレードにおいては、トレンドラインやレジスタンスラインなど、チャートに基準となるラインを引いて分析することが重要。しかし大半の業者では、スマホのトレードアプリでチャートにラインを引く機能が付いていません。そのため前日に、パソコン画面でラインを引いたチャートを見て戦略を立てることとなります。

ですが、実際にその戦略通りトレードをするには、スマホにもラインを引いて、価格が動くポイントを正確に把握しておく必要があるでしょう。なので、ラインが引けるスマホのチャートソフトを利用することが有効です。

スマホのチャートツールや注文ツールにストレスがない

多くのデイトレーダーが活用している、有名な無料チャートソフトが「MT4」。名前を聞いたことがあったり、もうすでに利用している、という方もいらっしゃることでしょう。

しかしこちらのMT4。スマホで使うとなると、通貨ペアを変更する時など、わざわざ端末を縦に持ちかえなければならないといった不便さがあるのが難点です。デイトレードで勝ち続けるためには、極力このようなツール面でのストレスは排除する必要があるでしょう。

そのためパソコンでMT4を愛用されている方でも、スマホで使うのは別のチャートソフトといったように、使い分けをすることをおすすめします。

スプレッドが狭い(上二つに比べると重要度は劣る)

FX業者によってそれぞれ異なるスプレッド幅。トレードの度にかかるコストに影響するため、なるべく狭いに越したことはありません。

ですが、上記二つの条件に比べてしまうと、デイトレードにおいてスプレッド幅はそこまで重要でないことも事実。なぜならデイトレードで一日に取引する回数は、数回から多くて十数回程度とそこまで多くないため、大してスプレッド幅によるコストがかからないからです。

デイトレードにおいては、どちらかと言えばスプレッド幅よりも、確実にトレードを成功させられるよう「約定力」に重きを置いて口座を選んだほうが良いでしょう。

デイトレードに適している証券会社

先ほど「デイトレードでは、スマホでもチャートにラインを引くことのできる業者がおすすめ」とご説明いたしました。では、一体どの証券会社で口座を作るべきなのでしょうか?

さまざまなFX業者についてリサーチしたところ、スマホでチャートにラインを引くことも可能な、デイトレードにおすすめの証券会社は以下の通りです。

証券会社名 米ドル/円
スプレッド
ユーロ/円
スプレッド
最小取引単位 トレードアプリ
(スマホ)
ヒロセ通商 0.3銭 0.5銭 1,000通貨 「LION FX」
JFX 0.3銭 0.5銭 1,000通貨 「MATRIX TRADER」
SBIFX 0.29銭 0.49銭 1通貨 「HYPER FX」
GMOクリック証券 0.3銭 0.5銭 10,000通貨 「FXroid」
「iClickFXネオ」
FXプライム by GMO 0.6銭 0.9銭 1,000通貨 「PRIMEアプリS」
マネースクエアジャパン 非公開 非公開 1,000通貨 「FXポケトラ」
OANDA JAPAN 0.3~0.8銭 0.4~1.3銭 1,000通貨 「OANDA fx Trade」
FOREX.COM 0.3銭 0.5銭 1,000通貨 「MT4」

デイトレード「現物取引」か「信用取引」か?

結論から言えば、デイトレードに適しているのは「信用取引」です。

その理由としては

  • 同じ銘柄を1日に何度も売買できる
  • レバレッジをかけ、投資資金以上の銘柄が買える

といったことが挙げられます。

ですが信用取引の経験がまだ少なかったり、まだ経験のない方がいきなり信用取引でデイトレードを始めるのは少々リスクが高め。なのでそのような方は、まず「現物取引」からデイトレードに慣れていく方が安全です。

デイトレードに適した銘柄(テーマ株)の選び方

デイトレードで勝つために、最初にやらなくてはならないことは「銘柄選び」。なぜ銘柄選びがそこまで大事かと言うと、デイトレードは一日の中で取引を完結させる超短期決戦の投資です。この銘柄選びをおろそかにし、一日の間の動きが少なく値幅も狭い銘柄を選んでしまうと、一日のうちに売買のタイミングが来ないため利益を出すことができません。

なのでデイトレードで勝つために、値動きの激しい「テーマ株」の選び方を学んでいきましょう。テーマ株とは、これから市場の期待や注目を集め、話題になりやすい産業の関連銘柄のことで、「○○関連銘柄」といった呼び方をされることも多いです。

テーマ株の特徴

では、デイトレード向きとされているテーマ株にはどのような特徴があるのでしょうか?まず、テーマ株というと話題となり注目を集めているため、勢いよくどんどん右肩上がりに株価が上がっていくイメージがあるかもしれませんね。

実際、テーマ株は右肩上がりで値を上げていくことが多いのですが、これがハイスピードで一気に進んでいくわけではないので注意しましょう。どちらかといえば相場参加者のエントリーによる上昇と、利食いによる下落を繰り返しながら、徐々に株価を上げていくイメージです。

また、テーマの盛り上がりにはそれぞれに寿命があり、いつかは終わりが来ることも特徴です。寿命については長短さまざまで、テーマ自体の話題性によって決まります。例えば寿命の短かったテーマ株の一例としては、「ヒアリ関連株」が挙げられます。

以前、日本で猛毒アリの「ヒアリ」が見つかったことで騒動になったことがありましたよね。その時は「ヒアリ関連」のテーマ株として「フマキラー」や「アース製薬」といった、害虫駆除の銘柄に人気が集まりました。

しかしそれ以降ヒアリの目撃報告が途絶えると、急速にこのテーマの盛り上がりは減退。そもそもがヒアリという「一時的」な脅威に対するテーマであったため、テーマ株としての寿命も短い期間で終わってしまいました。(もちろん再びヒアリが発見され、再燃する可能性はあります)

逆にテーマ株としての寿命が長いと考えられるのは、「電気自動車(EV)」や「5G」、「キャッシュレス」などのテーマ。テーマ自体が、長期間をかけて取り組む必要のあるプロジェクトであるため、それに応じてテーマ株としての寿命も比較的長いと言えるでしょう。

デイトレードで勝つテーマ株の見つけ方

テーマ株を見つけるためには、まず株式市場に現在どのようなテーマがあるのかを知る必要があります。テーマについて知るためにおすすめのWebサイトは「アセットアライブ株式情報」。新着テーマから人気テーマのランキング、テーマ一覧の索引などを利用することができます。

テーマについて知ることができたら、その後は以下のようなステップに沿ってテーマ株を探すのがおすすめです。

  1. ニュースやランキングなどで盛り上がっているテーマ・銘柄を発見する
  2. その銘柄が非貸借銘柄であることを確認する
  3. 出来高が多く値幅も広くなっているかどうかを確認する
  4. チャートがきれいな上昇を描いていることを確認する

それぞれのステップについては、これから詳しく解説します。

①ニュースやランキングなどで盛り上がっているテーマ・銘柄を発見する

ニュース・ランキングといった情報源は、経済や相場の状況を如実に反映しているため、テーマ株の発見にはとても役立ちます。そのため、こうした情報源は常日頃からチェックする習慣をつけることがおすすめです。

しかし、多少テーマ株の発見に遅れてしまったとしても問題ありません。テーマ株は上昇と下落を繰り返す特徴があるため、乗り遅れたとしてもいったん下落するタイミングまで待ち、そこからエントリーすれば十分に利益を見込むことができます。

②その銘柄が非貸借銘柄であることを確認する

「非貸借銘柄」とは、信用売り(空売り)することのできない銘柄を指します。空売りができなければ、売りで儲けようとするトレーダーも現れないため、意図的に株価を押し下げる「売り仕掛け」にかかるリスクがなく、スムーズに株価が上昇することを期待できます。

銘柄が非貸借銘柄かどうか確認するには、スクリーニングサイトやトレードソフトで銘柄を検索し、銘柄の詳細情報にアクセスすれば記載されているはずです。

③出来高が多く値幅も広くなっているかどうかを確認する

銘柄の人気を示す、バロメーターとなるのが出来高です。まずは出来高をチェックし、その数が多くなっていることを確認しましょう。

それと同時にチェックしておきたいのが、チャートの値幅の広さ。値幅が広くなっていれば、それだけその銘柄の取引が盛んであることが分かります。

トレード面においても、値幅が広ければそれだけ利幅を大きく取るチャンスがあると考えられるため、デイトレードで稼ぐためには値幅が広いことは重要です。

④チャートがきれいな上昇を描いていることを確認する

テーマ株探しで最後に重要なポイントは、見つけた銘柄のチャートが右肩上がりで、きれいな上昇を描いていることを確認することです。このようなチャートを描いている銘柄は比較的素直な値動きをすることが多いため、デイトレードが行いやすいと言えるでしょう。

逆に、出来高や値幅の条件が良かったとしても、チャートが何だか不自然でいびつな形をしている銘柄はあまりおすすめできません。なぜなら先の読めないイレギュラーな値動きをすることが多いため、トレードの難易度が無駄に高くなってしまうためです。

デイトレに適したテーマ株を見つけるランキングツール

証券会社やヤフーファイナンスなどのランキングツールも、テーマ株を見つけるためにはおすすめです。日々の値上がり率ランキングをチェックするだけでも、その時々で盛り上がっているテーマ株を見つけることができるでしょう。

また株式情報サイトの中には、「人気テーマランキング」を見ることができるところもあるので、テーマ株を見つけるためには是非ともチェックしておきたいところです。

テーマ株を見つけるために役立つ、ランキングツールへのリンクをいくつかご紹介しておきます。

・ヤフーファイナンス(値上がり率ランキング)
https://info.finance.yahoo.co.jp/ranking/?kd=1&tm=d&mk=1

・株探(人気株式テーマランキング)
https://kabutan.jp/info/accessranking/3_2

・みんなの株式(テーマから探す)
https://minkabu.jp/screening/theme

テーマ株を選んだ後にすべき3つの確認

テーマ株を選んだ後は、より確実にデイトレードを成功させるため重要なポイントについて3つの確認をしておきましょう。この確認をしっかりと行うことで、その日のトレードをプラスに持っていける可能性を大きくアップさせることが可能です。

では、3つの確認事項についてはこれからご説明していきます。

そのテーマが当日も盛り上がるかどうか

いくら有力なテーマ株を選んだとしても、自分がトレードを行う日にそのテーマが盛り上がってくれなければデイトレードはうまくいきませんよね。そのためテーマが当日も盛り上がるかについての確認はとても大切で、その確認は「出来高」と「板」をチェックすることがポイントです。

まずはトレードを行う当日までの出来高を見て、出来高数が少なくなっていないかを確認。ここで先細りのように出来高数が減っているような場合には、その銘柄への市場からの関心が徐々に薄れているということになるため、トレード当日に盛り上がらない可能性もあり、注意です。

出来高に問題がなければ、次はザラ場開始前の板状況を確認しましょう。当日、トレードが盛り上がる銘柄の板は、注文数が多く厚くなっていることが特徴。しかし、期待に反してなんだか板が薄いと感じるようであれば、その日はいったん様子見に転じることが無難です。

信用取引に関する規制が入ってないかどうか

選んだテーマ株に、現在「信用取引に関する規制」が入っていないかどうか確認することも忘れないようにしましょう。というのも、ある銘柄の取引があまりに過熱した状況になると「増し担保規制」といって、信用取引において必要な証拠金を増やす規制がかけられてしまうためです。

一般的に、増し担保規制がかかるとトレードが沈静化してしまう傾向があるため、デイトレードには不向きです。銘柄に信用規制がかかっているかを確認するには、「日本証券金融株式会社」のサイトを利用するのがおすすめです。

http://www.taisyaku.jp/?id=182&category=11%E3%80%80

しこり玉が出来ていないかどうか

ある価格帯に集中して出来高が発生していることを「しこり玉」と言い、その価格帯で買った投資家が多くいることを見て取ることができます。

現在価格よりも上にしこり玉が出来ている場合、たとえ価格が上昇したとしても、しこり玉部分で買った多くの投資家による売り圧力がかかると思われ、スムーズに株価を上げることができないことが多々あります。

そのため、価格ごとに購入した人の数をグラフで見られる「価格帯別出来高」を確認して、しこり玉が出来ていないかどうかもチェックしておきましょう。

デイトレードで稼ぐために必要なトレード知識

デイトレードで稼ぐためには、ローソク足のシグナルやチャート・ラインの見方といった、トレード知識についても理解を深めておく必要があります。

では、そのようにデイトレードに必要なトレード知識について学んでいきましょう。

基本的なローソク足の組み合わせ

ローソク足とは陽線と陰線を織り交え、相場の値動きを忠実に再現したチャート形状のことです。始値・高値・安値・終値といった重要な情報が一目でわかるようになっており、国内外問わず投資家たちには多く活用されています。

ローソク足の組み合わせによって、将来の相場の動きを示すシグナルが出ていることもあり、買い・売りのタイミングを図るには重宝することでしょう。

では、基本的なローソク足の組み合わせについてご紹介します。

つつみ線

前日の陽線・陰線を包み込むように逆属性の長いローソク足が出現した場合、これを「つつみ線」と呼びます。陽線のつつみ線は強い買いシグナルを表しており、安値圏で出れば上昇トレンド転換が期待できます。

陰線のつつみ線は強い売りシグナルを表しており、高値圏で出れば下降トレンド転換に備えるべきでしょう。

はらみ線

つつみ線とは対照的に、前日の陽線・陰線にすっぽり覆われてしまうような短いローソク足が出現した場合、これを「はらみ線」と呼びます。「陽の陽はらみ」「陽の陰はらみ」といったように、陽線に対応するはらみ線が出現した場合、下降トレンドへと向かう前兆と考えられます。

「陰の陰はらみ」「陰の陽はらみ」といったように、陰線に対応するはらみ線が出現した場合、上昇トレンドへと向かう前兆と考えられます。

かぶせ線

大陽線の翌日、前日より高値で寄り付いたものの途中で失速し、終値が前日の大陽線の範囲内となった大陰線を「かぶせ線」と呼びます。

かぶせ線は高値圏で出れば上昇トレンドの終わりを意味していると考えられ、下降トレンドへ転換するシグナルと言うことができます。

差し込み線

陰線の翌日、前日より安値で寄り付いたものの上へと勢いを伸ばし、前日の陰線の範囲内に差し込むような形となった陽線を「差し込み線」と呼びます。

差し込み線は上昇トレンド中に出ればトレンドの継続、下降トレンド中に出ればトレンド転換のシグナルとなります。

支持線と抵抗線

チャートではローソク足だけでなく、支持線や抵抗線といったラインや移動平均線に注目することも重要です。ラインや移動平均線が心理的な節目となり、株価の抵抗または下支えとなるケースが多くあります。

では、支持線と抵抗線、移動平均線についても学んでいきましょう。

支持線

「支持線」とはチャートの下値を結んだラインのことで、「サポートライン」と呼ばれることもあります。売られて株価が下落している時、この支持線の辺りまで近づくと自然に売りの勢いが弱まり、上方向へ反発する傾向があります。

支持線を下抜けてさらに下落することを「ブレイクダウン」と言い、その場合は数段大きく株価が下がると予想されます。

抵抗線

抵抗線とはチャートの高値を結んだラインのことで、「レジスタンスライン」と呼ばれることもあります。買われて株価が上昇している時、この抵抗線の辺りまで近づくと自然に買いの勢いが弱まり、下方向へ戻ってしまう傾向があります。

抵抗線を上抜けてさらに上昇することを「ブレイクアウト」と言い、その場合は高値を更新して株価が上がっていくことを期待できるでしょう。

移動平均線

移動平均線とは基本的なテクニカル分析の一つで、設定した期間の平均株価を元に、それをチャートに曲線で表したものです。例としては「5日」「25日」「50日」のような期間の移動平均線が使われており、多くはチャートに3~5本の移動平均線を同時に表示する使い方をされています。

移動平均線は基本ゆえに、多くの相場参加者が利用していることも特徴で、要所要所で移動平均線のポイントを意識した値動きをすることも多々あり、トレードの際は確実にチェックしておきたい指標です。

デイトレードにはテクニカル分析が重要!

短期勝負であるデイトレードでは、ファンダメンタル分析よりも「テクニカル分析」が重要だと言われています。デイトレードに役立つテクニカル指標についてご紹介しますので、「ローソク足」や「移動平均線」以外にもテクニカル分析を使いこなせるようになりましょう。

ボリンジャーバンド

「ボリンジャーバンド」とは、相場の値動きを標準偏差・正規分布といった統計的概念に落とし込み、相場の勢いや方向性が視覚的に把握できるようにされたテクニカル指標です。

ボリンジャーバンドでは「+1~3α」「-1~3α」の合計6つのバンドがチャートに表示され、買われすぎ・売られすぎの目安がどこにあるのかわかる他、これらのバンドの拡大(エクスパンション)と収縮(スクイーズ)で相場のタイミングを掴めるとされています。

バンドが拡大(エクスパンション)した時には一気に値動きが激しくなる前兆とされ、逆に収縮(スクイーズ)している時は動きの少ないレンジ相場に入ったことを示しています。

エクスパンション

スクイーズ


平均足

「平均足」はローソク足とよく似た形状をしているテクニカル指標ですが、その特徴はローソク足から値動きのブレを排除し、トレンドを把握する機能に特化させているところにあります。基本的に順張り向きで、特にトレンドの転換点を掴む上で役立つとされています。

平均足は単独で使ってもそれなりに有用ですが、ボリンジャーバンドやRSIなど、他のテクニカル指標と組み合わせて使うことでさらなる効果を発揮します。

P&F(ポイント&フィギュア)

「P&F(ポイント&フィギュア)」は非時系列チャート、つまり時間という概念を使わないテクニカル指標で、設定した値幅以上の値動きが起きた場合のみ書き足されることが特徴です。グラフのマス目に「○」と「×」の記号のみで表されている点も特徴的で、「○」は値下がり、「×」は値上がりを意味しています。

マス目一つごとに値幅を設定することも必要で、それを例えば「10円」と設定したとすると、10円の値上がりが起きた場合は×、10円の値下がりが起きた場合は○がそれぞれ書き足されていくといったようになります。

そして「○」「×」の組み合わせにより、ローソク足のシグナルのように売買ポイントを見定めていくといった使い方をされています。

ピボット

「ピポット」とは短期トレードに特化したテクニカル指標で、デイトレードとの相性もバッチリです。この指標では前日の株価を分析して、当日のサポートラインやレジスタンスラインを予測することを目的としており、それによってエントリーや損切りを有利に行うことができます。

ピポットでは支持線(B1・B2)、抵抗線(S1・S2)の4本の線がチャートに表示され、これらの線の範囲内が当日のレンジとなると予測でき、基本的に逆張りで売買タイミングを掴んでいきます。

デイトレード・売買や損切りのタイミング

テーマ株のデイトレードでは、基本的に「損小利大」の戦略を取りましょう。つまり損失は小さいうちに食い止めて、利益が伸びているならばなるべく大きく伸ばす、という意味です。ここで重要なのは目先の勝率ではなく、トータルで見た場合に大きくプラスに持っていけるかどうかということにも注意しましょう。

では「損小利大」の戦略とはどのように行うべきか、詳しく解説いたします。

テーマ株の仕掛けは大きく伸ばそう!

買ったテーマ株がうまく上昇してくれると、すぐに利益確定したくなってしまうかもしれませんが、そこは一旦我慢することが大切。テーマ株は一度勢い付くと、どんどん高値を更新していき、予想していたより上昇することが多々あるものです。

そのため動きに勢いがある間はなるべく大きく伸ばし、出来高の減少や板が薄くなるなど、勢いが弱まってきたと感じるタイミングまで待って利益確定しましょう。

テーマ株の損切りはタイトに行おう!

一度下落の局面に入ると、そのスピードも早いのがテーマ株です。なのでテーマ株の損切りは、仕掛けと逆でかなりタイトに行いましょう。

損切りの目安としては、相場の動きに勢いがなくなり、自分がエントリーした価格と同じか、少し下まで株価が下がってきたタイミングで損切りすることが好ましいです。

デイトレードの手法

ここまでデイトレードについての知識を学んできたところで、ここからはデイトレードを成功させるための実践的なトレード手法についてご紹介します。

レンジトレード

もみ合い状態で値動きの小さい「レンジ相場」はトレード時間の大半で目にすることとなるため、ここでどう利益を出すのかについてトレード方法を身に付けることは大切です。

そもそもレンジ相場というのは、トレンドとトレンドの間に挟まれている休憩期間のようなもので、小さな値動きを続けつつ次のトレンドのための力を蓄えている状態と考えられます。なので、レンジトレードにおいてはいつレンジ相場が終わり、ブレイクが発生(ブレイクアウト)するかのタイミングを注意深く観察することがポイントです。

出来高や板情報、チャートのシグナルなどあらゆる情報を活用して、レンジ終了後のブレイクの流れにいち早く乗れるようにしましょう。

ブレイクアウト

上昇トレンドの株価が停滞する節目を抜けて、ちょっとしたバブルのように勢いよく上昇していくことを「ブレイクアウト」と言います。成功すれば大きな利益を見込めるため、多くのデイトレーダーたちもブレイクアウト時のトレードを活用しています。

ブレイクアウトを狙うには、まずチャートやレジスタンスライン、直近高値を見ながら節目として狙う株価を決めます。それから出来高や板読みを駆使してブレイクアウトのタイミングを見定め、大きな出来高とともにブレイクアウトしたことを確認したら素早くエントリー、そのまま上昇の勢いに乗るといった流れになります。

また、節目の少し上に逆指値を設定しておけば、ブレイクアウト直後に自動でエントリーが可能なのでおすすめです。ただしブレイクアウトがダマシである場合もあるので、エントリーに成功したとしても油断せず、すぐに損切りできるよう注意しておきましょう。

板読み

デイトレードをする上で必須のスキルとなるのが「板読み」です。板読みができれば、リアルタイムでの相場の状況を把握することができるため非常に有利な立場に身を置くことができます。

では、どのようにデイトレードでは板読みを活用すべきかご説明します。

株価の上昇に乗る

株価が上昇する際の板では、売り板の注文が速いスピードで、次から次へと買われていくのが特徴です。なので板を観察しつつ、そのように買いが激しくなった瞬間を見計らってエントリーすることで株価の上昇に乗ることができるでしょう。

買い板の厚さを下支えにする

買い板に注文が多く出されて厚くなっているような状況では、それを下支えとしてエントリーする手法も有効です。

特に「0」や「5」で終わるキリのいい株価には注文が多く出される傾向にあるため、その少し上でエントリーし、下支えを持ちながら上昇へ向かうのを狙うと、低リスクで利益を見込んだトレードができます。

「デイトレード手法」日経225先物の売買テクニック

日経225先物の売買では、価格の分析を行うことが大切です。価格の分析を行う際は、チャート以外でもテクニカル分析を使用すると、格段に便利で精度が高まります。

価格分析で利用できるテクニカル指標としては、「移動平均線」「ボリンジャーバンド」「一目均衡表」「MACD」「スローストキャスティクス」「RSI」などが挙げられ、上手く活用することで大きな武器となります。

ですが、相場は計算通りに動くものではないので、それらの分析情報にあまりにも頼りすぎてしまうことも問題です。なのでテクニカル分析だけでなく、市況情報や相場の気配・雰囲気など、あらゆる要素を考慮しながらトレードを行うことが大切です。

 5分足と60分足の見方

日経225先物では、トレンドなどの大きな流れと節目を確認して、エントリーのタイミングを狙うことが効果的な戦略になります。そこで積極的に活用していきたいのが、「5分足」と「60分足」。

まずは、大きなトレンドと節目を60分足で確認しましょう。ここで、相場の状況が上昇トレンドか下降トレンドか、または横ばいになっているのか確認し、それによって自分の取る戦略を変えていきます。

60分足における上値・下値のメドを取ることも相場の方向性を予測するために重要で、これは1分足や5分足だけではわからない情報です。

また、その後の相場を左右するポイントが、60分足での節目に隠されていることも多々あるため、注意深く観察しましょう。60分足でトレンドや節目が確認できたら、5分足を使って具体的なエントリーのタイミングを計ります。おすすめのタイミングとしては、相場の流れが陽転・陰転しローソク足の色が変わったタイミングがあります。

パラボリックと5分足・60分足を組み合わせてエントリーのタイミングを掴む手法もおすすめで、その場合はパラボリックの転換と、ローソク足の転換が合わさったタイミングを見計らってエントリーすることが効果的です。

株・FXデイトレードで勝つためのコツ

株・FXのデイトレードで勝つためには、トレンドにうまく乗ることや、株式相場、為替市場について理解を深め、戦略を練ることが重要です。

では、デイトレードで勝つためのコツを学んでいきましょう。

トレンドの見方

基本的に相場というのは、

  • 上昇トレンド
  • 下降トレンド
  • 横ばい

の3つの動きによって形成されています。

この中で、デイトレードで利益を上げることができるのは、上昇トレンドと下降トレンドの動きをしている時のみ。つまり、トレンドが発生した時にチャンスが訪れるということです。

節目が発生するポイントを見逃さない

トレンドの動きに乗ってデイトレードを成功させるには、「節目」が発生したポイントを見逃さずエントリーすることが大切。チャートがNの字を描く過程では、たびたび押し目や戻しがあり、その価格帯で一時的に反発または反落が起こります。

「節目」とは、この押し目と戻しのポイントのことを言います。節目は、サポートラインやトレンドラインなどを駆使している多くの市場参加者が、「ここがポイントになる」と思っている箇所で発生します。

例えば同じ価格帯で何度も反発・反落・ブレイクようなしているポイントは、大きな節目になるということです。デイトレードは、このような節目となる価格帯を基準に動きます。そして、このようなポイントをいかに見つけるかが重要です。

マーケット時間と相場を把握する

FXの場合、為替市場は月曜日の早朝から土曜日の早朝まで、世界中で24時間オープンしています。しかし24時間中、常に活発に取引されているわけではありません。活発な時間帯もあれば、低調な時間帯もありますので、効率良くデイトレードで稼ぐためには活発な時間帯がいつであるか、抑えておく必要があります。

日本時間を基準に、国や地域ごとに活発に取引が起こる時間帯を以下にまとめてみましたので、参考にしてください。

地域名(国名) 取引が活発になる時間帯
ウェリントン(ニュージーランド) 4:00~12:00
シドニー(オーストラリア) 7:00~16:00
東京(日本) 9:00~17:00
香港(中国) 10:00~19:00
シンガポール 10:00~19:00
バーレーン 14:00~23:00
フランクフルト(ドイツ) 15:00~1:00
チューリッヒ(スイス) 17:00~3:00
ロンドン(イギリス) 17:00~3:00
ニューヨーク(アメリカ) 22:00~5:00

通貨ペアの選択

FXでのデイトレードにおいては、通貨ペアの選択にも十分に注意する必要があります。通貨ペアの選択を誤ってしまえば、出るはずだった利益を阻害することになるかもしれません。

通貨ペア選びのコツとしては、まずは「通貨ペアを一つに限定しないこと」が大切です。一つに限定せず、複数の通貨ペアをチェックすることは、その分エントリーのチャンスを多くすることにもつながりますし、それぞれの通貨ペアの特徴を掴みやすくなります。

また基軸通貨である「ドル」や日本人に馴染みの深い「円」に焦点を当て、ドルストレート・クロス円を中心にすると比較的トレードがしやすくおすすめです。

デイトレードで大損しないために「損切り」も設定しておこう

デイトレードで大損しないために「損切り」。損切りの重要性を理解せずには、デイトレードでは勝つことはできません。

株・FX投資で失敗しないため、そして損切り貧乏にならないために、トレードの前にはしっかりと損切りを設定しておきましょう。自分なりの損切りルールを定め、そのルールに基づいて損切りを徹底するのも効果的です。

設定する損切りルールの例としては、

  • 購入価格から、3~5%以上の株価が下落したら損切り
  • 自分の投資資金から許容できる損失の範囲を定め、それ以上に損失が膨らんだら損切り
  • 株価が、直近の安値を下回ったら損切り
  • チャートに引いたラインを下抜けたら損切り
  • テクニカル指標を参考に損切り

などとさまざまな損切りルールが考えられますので、試行錯誤をしながら自分のトレードスタイルに最適な損切りルールを見つけてみてください。

損切りと利益確定のタイミング

デイトレードではエントリーだけでなく、損切り・利益確定のタイミングも非常に重要。しかし実際のところ、損切りと利益確定のタイミングは人それぞれのセンスに大きく左右されるため、一概には言えません。ですが一般的には、「自分が拠り所とした買い条件が崩れた時」こそが損切りのタイミングだとされています。

例えば、「ローソク足の終値が、5日移動平均線を上抜いたときに買い」とする作戦を立てていた場合で考えてみましょう。その場合「翌日以降、ローソク足の終値が5日移動平均線を下回った」タイミングで損切りすることとなります。

どうしても損切りをするのはためらってしまいがちですが、モタモタしているとその間に損失が広がってしまいかねません。思い切ってスパっと損切りしてしまい、素早く次のトレードへ意識を向ける気持ちの切り替えが大切です。

だましに合わないためにできること

デイトレードにおいて、ロスカットによる損失の大きな原因となるのが「だまし」。この「だまし」に合わないようにすることは、デイトレードにおいて必須のスキルと言えます。

では「だまし」とは一体何なのか、どうすれば回避できるのかご説明します。

だましとは一体何?

さまざまな指標やシグナルを参考に買いタイミングを計ったとしても、期待とは逆の動きをすることがよくありますよね。相場の動くサインが出たにも関わらず、実際はサイン通りに動かずに、逆方向に動くことを「だまし」と言います。

だましを100%避けることはできませんが、だましに合わないための参考となる指標を見ることによって回避できる確率はグンと上がります。

では、だましを回避するための指標について見ていきましょう。

出来高を見よう

だましを回避するために役立つのが、何といっても出来高です。なぜなら板やチャートと違い、注文状況が正直かつ正確に反映される出来高は、大口・機関投資家であっても操作することが不可能だからです。

チャートや板で買いシグナルが出た場合には、出来高がそれに伴っているかを必ず確認するようにしましょう。買いシグナルに出来高が伴っていない場合は、だましの可能性が高くエントリーは避けることが無難です。

見せ板に注意しよう

大口・機関投資家が行うだましの常套手段が「見せ板」です。見せ板とは、本当は約定させる気の無い大量の注文を板に表示することで、あたかも相場に勢いがあるかのように錯覚させる手法。

見せ板を見抜くためには、板に不自然なほど多くの注文が出されている状況で、いったん様子見をしてみましょう。もしも見せ板だった場合には、株価が上がったタイミングで一気に注文がキャンセルされ、板がスカスカになるためすぐに見抜くことができます。

日足チャートを見よう

さまざまな時間軸の見られるチャートの中でも、注目すべきなのが「日足チャート」です。株式投資におけるトレードは一日ごとに行われているため、そんな一日一日の値動きを反映した日足チャートは、非常に相場の流れを掴みやすいと言えます。

時間軸の短い分足チャートより比較的だましが少ないことも特徴で、チャートの買いシグナルを使ってトレードする場合は、日足チャートに出ているシグナルを参考にするのがおすすめです。

信用倍率を見よう

将来の値動きを予測するために、参考となる指標が「信用倍率」です。信用倍率とは、銘柄における信用買い残高が、信用売り残高の何倍の水準であるかがわかる指標。信用倍率が高いほど信用買い残高が多いということになり、将来の売り圧力も強いと考えられます。

そのため、信用倍率が高ければ相場に買いサインが出たとしても、だましに終わる可能性が高いということになるので注意しましょう。

デイトレードと仮想通貨の関係について

近年、投資商品としても勢いを伸ばしている仮想通貨。値動きが激しいとの評判もあり、デイトレードに適しているようにも見えますが、実際のところはどうなのでしょうか?

そこで、ここからは税金や取引所の説明も交え、デイトレードと仮想通貨の関係について解説してまいります。

仮想通貨「ビットコイン」はデイトレード向きか

日々の値幅が大きく、一見デイトレードに最適のように思える仮想通貨(ビットコイン)。しかし実際のところ、あまり仮想通貨でデイトレードを行っている方の話は耳にしませんよね。というのも、実は仮想通貨でのデイトレードはおすすめできない、という声が多いのです。

その理由としては、以下のような事情が挙げられるでしょう。

  • デイトレードに適する対象銘柄(コイン)が少ない
  • 仮想通貨全体の出来高が少ない
  • 値幅が大きすぎる
  • 値幅を予測する指針がない
  • デマなどで暴落・暴騰する

このように、株やFXと違って仮想通貨でのデイトレードでは制限や不確定要素が多く、かなりリスクが高いためデイトレーダー人口も少ないのです。

仮想通貨・ビットコインにかかる税金

2018年12月現在、仮想通貨の税金は、総合課税の雑所得扱いとなります。つまり給与所得など、他の所得との損益通算ができません。自営業など、事業所得を計上している方も注意が必要です。

株・fxのデイトレードに関するおすすめの本はこちら!

株やFXのデイトレードに関する、おすすめの本をご紹介します。

アマゾンのランキングや中古市場など、幅広いラインナップから厳選いたしましたので、是非とも参考にしてみてください。

デイトレード

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全米最強のトレーダー養成機関「プリスティーン」の創業者である、オリバーペレスらによって執筆されたデイトレードの専門書です。

「株式を取引するのではなく、人を取引せよ」を教訓とした本書では、デイトレードで勝ち続けるために必要なメンタル面に焦点が当てられており、株・FXなどあらゆる投資で役立てることができます。

手元に一冊置いておき、時折読み返すことで、ついつい忘れてしまいがちなトレードの本質を思い出すことができるでしょう。

【ユーザーレビューより抜粋】

トレードをおこなう上で、大切なこと・してはならないことがしっかりと書かれています。
何回も読み返して、その考え方を実行することが成功につながることを確信しました。
やはり、2002年の初版以来、いまだに読まれていることにこの本の価値を実感します。

 

本書の引用になりますが、トレーディングというゲームは、少数派と多数派の
優れた者と無知な者の
そして持てる者と持たざる者の間の恒常的な戦いです。
優れた少数派になるにはこの本は必須でしょう。

最新版 株デイトレードで毎日を給料日にする!

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現在アマゾンの投資本ランキングで上位を獲得している一冊がこちら。自身のWebサイトを運営しており、実際に日々のデイトレードで利益を稼いでいる専業トレーダー、二階堂重人さんの著書です。

本書は約14年前に執筆した「デイトレードで毎日を給料日にする!」の2018年最新版ですが、改訂というよりは現在の相場に合わせ、ほとんど一から書き直されていることが特徴。

銘柄選びやエントリー・決済のタイミング、ザラバ中の情報収集やリスク管理など、デイトレードに必要な知識が一通り盛り込まれているため、これからデイトレードを始める方に必携の一冊と言えるでしょう。

【ユーザーレビューより抜粋】

「最新版 株デイトレードで毎日を給料日にする!」というタイトルは安っぽいが、デイトレードを行う上で準備すべきこと、注意点、どのような銘柄を選ぶべきかについてなど必要なことは抜かりなく書かれています。それでいて不要なことは何も書かれていないので効率的である。あとは実戦を通じて習得するのみである。

デイトレをやる上で重要なことがなにか、とてもわかりやすく書いてます。
前作も読みましたが、はるかにこちらの方が良い内容になってます。
おすすめです。

デイトレード入門―短期売買の極意

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こちらは特に中古で入手しやすい、デイトレードのおすすめ本です。初心者にもわかりやすい説明で、デイトレードにおいて必要な知識をコンパクトにまとめられており、2006年に出版された本ながら色あせないため現在でも手に取られているようです。

株式投資本には珍しく、小さな文庫サイズなので携帯にも便利。中古ならば安く手に入るので、デイトレードを行うならば一冊持っておいて損は無いでしょう。

【ユーザーレビューより抜粋】

デイトレードに興味があり購入。短期トレードの売買計画、トレードの流れ、トレンド分析、リスクに向き合う方法がかかれていて文庫サイズで分量も多くなく読みやすかった。

著者はプロの経験から人間の心理を深く理解されてるため、トレードで悩む人たちのカウンセリングにもなる内容です。恐怖から逃げるほどリスクが高まる、など、人生訓のように感じる言葉が非常に心に突き刺さりました。

損失を拡大して株式トレードが怖くなっている人はこの本によって反省や勇気を与えられると思います。

デイトレードおすすめのアプリはこちら!

スマホアプリの中には、デイトレードに関するアプリも色々と提供されているため、是非とも活用してみるのがおすすめです。

こちらではAndroid、iPhoneの両方に対応しており、無料で利用できるおすすめアプリをご紹介いたします。

トレダビ

現実の株価を利用してバーチャルトレードが体験できる、株式投資のシミュレーションアプリが「トレダビ」です。システムでは実際の注文ルールを再現しており、リアルタイムの値動きを反映しているためデイトレードの練習にも最適。

資金は1,000,000円からスタートし、信用取引を利用することも可能なため、大きな額を動かしてトレードする感覚が味わえるでしょう。

かるFX

FXのデイトレードを練習するなら、おすすめのシミュレーションアプリは「かるFX」です。トレードの方法は「買い」「売り」のどちらかをタップするだけ、というシンプル操作ながら、チャートの値動きはとてもリアル。デイトレードで大切な「エントリー」と「決済」のタイミングを掴む、良い訓練になることでしょう。

レベルアップするごとに取引できる通貨ペアが解放される、といったゲーム性もあり、楽しみながら上達することができるでしょう。

myTrade(マイトレード)

デイトレードが上達するためには、日々のトレード結果を記録し、分析や反省を行うことが重要です。しかし記録を自分で付けようと思っても、なかなか面倒で続かないもの。

そこでおすすめなのが、投資管理アプリの「myTrade(マイトレード)」。こちらのアプリでは、使っている証券会社と連動して自動で取引記録を付けてくれるため一切の手間がかからず、自分のトレード記録を確認したい時にすぐ見ることが可能です。

取引記録と一緒にメモをつけることも出来るのが便利で、その時の戦略やメンタル面など、より具体的な記録を残すことができます。

まとめ

今回はデイトレードについて、おすすめの口座から銘柄の選び方、具体的なトレード手法に至るまで解説させて頂きました。

この記事で重要となるポイントを、大まかにおさらいしておきましょう。

  • FX口座は、スマホトレードの機能が充実している業者を選ぶのがおすすめ
  • 株のデイトレではテーマ株を選ぶべき
  • デイトレで勝つためにはテクニカル指標の知識も重要
  • 損切りは必須で、トレード前には確実に設定しなければならない
  • 仮想通貨でのデイトレはできないこともないが、やや不向き

デイトレードは非常に奥が深く、初心者のうちはうまくいかないことも多いかもしれません。

しかし諦めずに続けていれば徐々に相場の動きに慣れ、トレードのコツを体得できるようになる日が訪れますので、日々のトレード結果を分析しながら何度も繰り返し挑戦していくことをおすすめします。

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