株の利回りとは?配当利回りの平均と目安、おすすめの高配当株の選ぶポイントも解説!

結婚や出産で何かと出費も増え、将来に備えて株式投資での資産運用を始められた方もいらっしゃるかもしれませんね。

そのように、資産運用として株を行う際に大切なのは収益率を判断するための「利回り」ですが、あなたはちゃんとこれを意識していますか?

利回りを意識して株式投資を行えば、具体的な目標も見えてくるため、エントリーや損切りの判断も適切に行えるようになり、結果として成功確率を高めることが可能に。

たとえば2億円超の株式資産を持つ優待名人・桐谷さんが有名ですが、あの方も利回りを意識しているからこそ、うまく成功を収めることができているのですね。

ただし、一方で注意しなければならないのは、利回り”だけを見て”株を行うと、失敗する可能性も高いのです。

今回は、そんな「株の利回り」を正しく理解して投資をうまく行えるよう、まずは基礎知識から、利回りで株を選ぶ際のポイントに至るまで徹底的に解説していきますので、是非とも最後まで読んでみてくださいね。

この記事を書いた人 ファイナンシャルプランナー 児玉一希
プロフィール・所持資格 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
 
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株の利回りの基礎知識

まずは株の利回りについての意味や、関係する指標などといった基礎的な知識について学んでいきましょう。

株式利益利回りで収益性を判断

株の利回りについて考える際には、「株式利益利回り」を用いて収益性を判断するのが一般的です。

これは現時点での株価に対し、どれくらいの収益率の利益が出ているかについて知ることができる指標で、

【発行済み株式総数÷時価総額=株式利益利回り】
もしくは
【一株あたりの利益(EPS)÷株価=株式利益利回り】

といった計算式で求められます。

「株式利益利回り」は株式投資の利回りを具体的な、”○○%”という単位で表すことができるため、投資信託や国債など、他の投資方法との比較をする際に使いやすいことが特徴となっています。

株主への直接のリターン「配当利回り」

株式投資の配当における収益性に着目した、「配当利回り」と呼ばれる指標もあります。

これは購入時の株価に対し、年間の配当がどれくらいの割合で分配されるかということについて知ることのできる指標で、

【配当(円)÷株価(円)=配当利回り(%)】

といった計算式で求められます。

たとえば投資家が配当メインで銘柄を選ぼうとする際、企業によって株価と配当がバラバラであるため、一見どの銘柄がたくさんの配当を分配しているのかわかりづらいことがあります。

そこで、この「配当利回り」を見れば、一目でさまざまな銘柄の配当における収益率を見比べることが可能に。

もちろん配当金の額は一緒でも、株価の違いで配当利回りは変わってくるため、よりお得に配当をもらえる銘柄を見つけることができるのですね。

投資額の回収は株主優待も含める

株式投資でのリターンは、何もお金だけには限りません。株式を長期保有することで、年に1~2回貰える「株主優待」という企業の特典も投資額の回収に含めて考えましょう。

お金をもらえる配当金と違い、「株主優待」は銘柄に関連する商品やサービス券などを受け取れることが特徴。企業によっては、配当よりも株主優待に力を入れているところなどもあります。

なので、たとえ配当利回りが低くても、株主優待を含めると優良な株に変わる場合があるため、株の利回りについて考える際には忘れずチェックしておきましょう。

売買を繰り返すなら実質利回りを把握

繰り返し株の売買を行いたいと考えているのなら、先ほどの2つの利回りに加え、税率も含めてより正確な利回りを算出した「実質利回り」を把握しておきましょう。

「実質利回り」では、1株当たりでの計算方法と、複数の株を保有している場合の計算方法が異なるため、それぞれについてご紹介いたします。
ちなみに計算式の中で出てくる「×0.8」については、株でかかる税金の”20.315%”を反映したものと捉えてください。

・1株当たりでの実質利回りの計算方法
【「(売値-買値)×保有数×0.8+(配当金+(株主優待の価値))×0.8」÷投資資金=1株当たりでの実質利回り】
・複数の株での実質利回りの計算方法
【「(含み損益の総額+売却損益の総額)×0.8+(全銘柄の配当金+(全株主優待の価値))×0.8」÷全投資金額=複数の株での実質利回り】

公式だけ見るとかなり難しく感じるかもしれませんが、実際に自分で運用している資金を当てはめて計算してみるとアッサリできますよ。
ぜひ一度上記の式にあてはめて計算してみましょう。

株の利回りでいくら稼げるのか

株の利回りの基礎について学んだところで、やはり気になるのは「いくら稼げるのか?」ということではないでしょうか。

ここでは、そんな疑問にお答えしていきます。

株の保有だけで平均7%の株式利益利回り

積極的にリスクを取らなければ、利回りは増えないといったイメージがあるかもしれませんが、実はそのようなことも無いのです。普通に株を保有しているだけでも、平均として「7%」の株式利益利回りを得ることができるとされています。

その理由としては、株式投資の大部分を占める、東証1部全銘柄の株式益利回りが平均して7%程度であるため。長期投資による資産運用ならば複利効果も付くので、この「7%」というのはなかなかの利回りではないでしょうか。

ただ厳密には、株の保有には購入の時の売買手数料と、運用中の配当金による税金が費用としてかかるため少々ここから差し引かれることとなります。

リスクを覚悟したら利回りに上限なし

中にはリスクを覚悟してでも、もっと大きな利回りを手にしたいと思われる方もいらっしゃるでしょう。

ここで、ごくシンプルに考えると、”安く買って高く売る”ことを繰り返すことができたならば、株式投資の実質利回りはいくらでも上げられます。

そうした考え方に基づく投資スタイルが「デイトレード」や「スキャルピング」といった短期投資。

もちろんリスクも高く、多大な損失を被る危険もあるのですが、うまく成功させられることができれば、通常では考えられないような利回りを得ることも不可能ではありません。

市場の平均を超えることを目標

世界的に有名な長期投資家である、かのウォーレン・バフェットでも、平均利回りは年で21%ほどとされています。そのため、株で20%以上の利回りを狙うことは、世界トップクラスの投資家と肩をならべるほどの高い目標なのですね。

先ほどのデイトレなどといった短期投資を行えば不可能ではないかもしれませんが、なかなか大きなリスクを取るのは難しいものですよね。かと言って、リスクを抑えすぎて利回りがあまりに小さいのも考えもの。

そこで、現実的な数字として、「市場の平均を超えること」を目標としてみるのはいかがでしょうか。

株式投資の平均利回りというのは、だいたい「5~9%」程度なので、株の初心者でも地道に努力すれば到達することが十分に可能であると考えられます。

利回りの高い株を選ぶときのポイント

大きな利回りを得たいと考えていても、単に「株式利益利回り」や「配当利回り」の大きな銘柄を選ぶだけでは失敗してしまうことも。

そこで、利回りの高い株を選ぶときのポイントをここではご説明してまいります。

ランキングではなく過去の実績

利回りで株を選ぶ際も、まず参考としがちなのはランキングではないでしょうか。そのようにランキングを参考に選ぶ方法は間違いではないのですが、注意しなければならない点があります。

それはネット上でランキングに上がっていたり、おすすめされている銘柄は、直近のデータだけで選出されている可能性があること。つまりは、短期的な部分しか見ていない可能性があるということですね。

そのため、じっくりと長期投資をするとなると、こうした株の銘柄は利回りが良いとは限らないのです。やはり良い株を選ぶためには一時的なランキングだけではなく、過去の利回り実績もチェックしておくようにしましょう。

右肩上がりで成長しているか

たとえ配当利回りや株主優待が良くても、保有しているうちに株価が下落すればトータルで損をしてしまいます。さらには経営が思うようにいかず、業績が悪化した会社は減配や株主優待を廃止することも。

なので利回りの高い株を選ぶ時であっても、利回りだけに注目するのではなく、「業績が右肩上がりで成長しているか」や、「事業内容が時代に則しているか」などといったように、会社の将来性も見るようにしておきましょう。

余裕をもった資金で買える株か

いくら利回りが良くても、購入できる最低単位の株が自分の資金に対して高額なら、購入したとしても株価の少しの変動で手放す羽目になってしまいます。そのため、利回りで株を選ぶ際も、自分の資金面との兼ね合いを考えることは大切。

株式の最低売買単位である「単元」を確認しつつ、あまり余裕が無くなってしまうような額でしか手に入れられないような銘柄であれば、購入は避けておくのが無難と言えるでしょう。

利回りの良い株を探すおすすめツール

利回りの良い株を見つけるためには、良質なツールを活用することも重要です。
と言っても、高い利用料のかかる有料ツールを使う必要はなく、身近なツールをうまく使えればOK。
そんな中でも、使いやすいおすすめツールをご紹介します。

誰でも使える「ヤフーファイナンス」

インターネットを使う方なら、「Yahoo!」のサイトは誰しも馴染みがあるのではないでしょうか。そのYahoo!が提供している株式ツールが、「ヤフーファイナンス」。

初心者でもわかりやすい設計により、誰でも使いやすいことが特徴で、利回りの良い株を探す際にも、市場別や期間別などで配当利回りの高い順に調べられます。

ランキングに表示された銘柄の詳細も見られるので、気になる銘柄はすぐに事業内容や業績など、詳細な情報までチェックすることが可能。

また、しばしば株式アナリストによる、おすすめ銘柄などの紹介記事もアップされるため、そちらも参考になりますよ。

各証券会社が標準装備しているツール

各証券会社が標準装備しているツールも利回りの良い株を探すのにとても有用なので、すでに証券口座を持っている方であれば、積極的に活用していきましょう。

入金していれば、そのまま見つけた株の売買ができることも証券会社のツールを活用するメリット。これから証券口座を作る方や別の証券口座を作ろうと考えている方もいらっしゃると思われますので、ここで代表的な証券会社のツールの特徴についてもご紹介いたします。

・SBI証券

→ネット証券最多のユーザー数を誇る「SBI証券」のツールは、検索から情報、取扱い商品まで、機能が一通りバランス良く揃っているのが特徴。

アナリストによる分析やセミナーを閲覧できることをはじめ、単元未満で少額投資できる「ミニ株」や、夜間取引などといった機能も利用することができます。

独自の「クォンツスコア」で銘柄分析の結果を判断できるのも魅力で、高利回りの安定性をチェックする際にも役立つでしょう。

・松井証券

→「松井証券」では1日に取引額が10万円以下ならば手数料が無料となるため、少額投資から始めたい方に最適。これはNISAにも適用され、手数料を抑えた分利回りを増やすことができるのが嬉しいところ。

ツールでは詳細に分析をできるような設計となっているのが特徴で、「5分」から「1分」単位に至るまで、時間軸を細かく設定できます。また、「ゴールデンクロス達成日」など、松井証券にしかないスクリーニング機能も便利ですよ。

・楽天証券

→「楽天証券」の提供するツールは、プロトレーダーが使うものに匹敵するとまで言われる「マーケットスピード」。

素早い売買注文を出せるのはもちろん、60種類もの検索条件を利用可能で、一つの画面であらゆる情報が確認できるのが非常に便利です。ランキングの種類も多く、他の投資家より早くお宝銘柄を発見できることも。

この「マーケットスピード」は本来有料なのですが、たとえば”楽天証券の口座に30万円以上入金”といった簡単な条件で無料となるため、ユーザーなら是非とも利用しておきたいところ。

・カブドットコム証券

→比較的新しいネット証券「カブドットコム証券」のツールは、初心者でも使いやすい設計となっています。

豊富なスクリーニング機能をはじめ、アナリストによるおすすめ検索機能などもあり、これから株を始める方でも戸惑うことなく、良質な高利回り銘柄を探していくことができるでしょう。

また、チャート機能にも定評があり、さまざまな種類のテクニカル分析を使用して綿密な戦略を立てることが可能。株式投資に慣れてきたら、このような機能をフルに活用してみるのもおすすめですよ。

・マネックス証券

→国内のみならず、海外株の取り扱いも充実しているのが「マネックス証券」。世界各国を対象に、広い視野で高利回り株への投資を行いたい方にはうってつけではないでしょうか。

ツールでは、特にファンダメンタルへ力を入れているスクリーニング機能が特徴的で、財政面もチェックしながら安心して投資できる利回り株を探すことができます。

数々のランキングやスコア、アナリスト評価なども参照できるため、これまで知らずにいた良質な銘柄との出会いもあることでしょう。

まとめ

今回は株の利回りについて、基礎知識から稼げる利益、銘柄選びのポイントに至るまで解説してまいりました。

単に「株式利益利回り」や「配当利回り」の数値が良いだけではなく、過去の業績や将来性もチェックしておくことが銘柄を選ぶ上では大切なのですね。

求めるリターンに応じて目標の利回りも決め、購入する株を選んでいくようにしましょう。

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