一人一台パソコンやスマホを持つことが当たり前となり、インターネットがすっかり普及した現代。株においてもそれは同様で、現在ではネットを使った取引が主流です。
少し前だと、証券マンの説明を聞き、投資対象を決める…といったイメージもあり、直接人が間に入らないネット取引に対しては、なんだか不安を感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、現在ネット証券は信頼性、サービスともに進化を続けており、非常に使い勝手が良くなっているのです。事実、投資で生計を立てているような専業トレーダーたちは皆、ネット証券を利用していると言っても過言ではありません。
逆に、証券マンとの相談で取引を行うような総合証券の場合、必要ない商品をしつこく勧められたり、割高な手数料で損をしてしまうことも…
そこで今回は、株取引をネットで行うことについて詳しく解説していきます。どこからでもトレードができる便利なネット証券を使いこなせれば、さまざまなチャンスで利益を得られるようになりますよ。
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この記事を書いた人
ファイナンシャルプランナー
児玉一希
プロフィール・所持資格
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。
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ネット証券と店舗がある総合証券の違いとは
証券会社にはネット証券だけでなく、店舗を持っている総合証券もあります。まずはこの両者の違いについて見ておくことで、ネット証券の特徴やメリットがわかりやすくなりますので、はじめにご説明いたします。
手数料が経費の掛かり方で違う
この2種類の証券会社の違いとして、まず挙げられるのが手数料面。店舗がある総合証券では、店舗を借りるための建物の賃料や、受付・営業・証券マンなどといったスタッフの人件費などがかかるため、そうした経費が手数料へと上乗せされることになります。
一方でネット証券の場合は、インターネット上で運営を行うことができるため、建物やスタッフが少なくて済み、これらの経費を大幅にカットできます。
そのためネット証券では比較的、手数料を安く抑えられる傾向にあると言えるでしょう。
株の取引を始めるまでの早さ
店舗がある総合証券の場合、口座開設にあたってはわざわざ店舗まで出向いて申込を行わなければならないことも多く、審査などの手続きにも時間をかけるようになっています。
そのため、取引を始めるためには5日~10日以上かかってしまうことも。
ですが、ネット証券ではこうした手続きのスムーズさも特徴で、最短なら申し込んだ翌日から株の取引を行うことが可能。口座開設だけなら当日中にできてしまいます。
さらにはネットバンクを活用することで、証券口座への入金もスマホやパソコンから行えるため、あえて銀行へ行くような手間がいらないこともメリットです。
サポート体制の充実度
ネット証券では、あらゆるコストを削減することにより利便性が追求されている分、あまりサポートには期待できないといった面もあります。
なので、必要な情報は自分で収集したり、株でわからないことがあっても自分で解決しなければなりません。
一方、店舗のある総合証券ではサポート体制が充実。一人一人に専属の担当が付いてくれるため、さまざまな情報を教えてくれたり、株の運用について丁寧にアドバイスをしてくれます。
しかしその分、興味の無い投資商品について営業をかけられることもしばしばあり、これがしつこいとストレスに感じるかもしれません。
新規上場株の買いやすさ
株式市場に新たに上場する株のことを、一般的に「IPO株(新規上場株)」と言います。IPO株は、上場初日からしばらくは最初の株価より大きく値上がりすることが多いため、高確率で利益が得られるとして投資家たちからも人気が集まる傾向に。
そこでIPO株については、まず企業より指名された「主幹事会社」の証券会社を中心に、いくつかの証券会社へとIPO株式を分配。そこから各証券会社による抽選にて、投資家たちに買える権利を割り振ることとなります。
この「主幹事会社」に指名されるのは、やはり総合証券が強く、主幹事会社は他よりも多くのIPO株式を得ることができるのですね。
そのためIPO株については、ネット証券よりも総合証券の方がより高確率で手に入れやすいと言えるでしょう。
ネットでの株の取引が増えたワケ
長い歴史を持つ株式投資ですが、現在は取引をネットで行うことが主流となってきました。それには一体、どのような理由があるのでしょうか。
PCやスマホで効率よく取引
やはり、ネットで取引が行われるようになった最大の理由というのは、PCやスマホにより、取引が自分一人での操作で完結できる点にあると言えるでしょう。
ネット証券では従来のように、わざわざ対面や電話で売買する必要がないため、これまでと比べ格段にスピーディーな注文を出すことができるようになりました。
なのでデイトレをはじめ、数秒単位で利ざやを抜くような「スキャルピング」という超短期取引を行うことまで可能になったのですね。
また、ネットでは24時間対応であるため、注文を出す時間の制限がないのも利便性が高く、このように効率よく、自由度の高いトレードが行われるようになったことがネット取引が普及するようになった大きな要因であると思われます。
株券の電子化でネット証券が増えたから
以前は紙で保有していた株券が、2009年1月5日以降は電子化されたこともネット証券の普及に追い風となりました。
この日からは、上場されている企業の紙に印刷された株券は無効となり、すべての株券は電子データとして扱われることに。
そのため、わざわざトレードの際に株券の受け渡しをする必要がなくなり、ネット証券としては最適の環境となったことから、その数も増え、それに伴いネット証券の利用者も増加しました。
手数料の自由化によるコストカット
証券会社を選ぶうえで重要なポイントである「手数料」に関しても、規制がなくなり自由化されたことも大きな理由です。
さかのぼること約20年前、1999年10月に「売買による手数料の完全自由化」がスタートしました。これを受け、各証券会社はライバルに勝つため、コストカットを図るべく次々と形態をネットへとシフトし始めます。
そういった経緯があり、現在の証券会社の多くがネット証券の形態を取ることとなりました。こうした手数料の競争は現在でも続き、中には条件によって手数料を「0円」としているネット証券も。
投資家にとっては嬉しい話であり、これからネット証券を開設される方に当たっては、このような手数料を比較してお得に選ぶことがおすすめですよ。
株をネットで始めるまでの流れ
口座を作りたいネット証券を選ぶ
ネットで株を始めるために、まずは口座を作りたいネット証券の口座を選んでみましょう。しかし、ネット証券にも多くの種類があるため、どの業者を選んだらよいか戸惑ってしまうかもしれませんね。
そこで、ネット証券を選ぶ際のポイントについてですが、
- 手数料の安さ
- 提供されているサービス
- 取り扱っている商品の数
といった、3点が重要となってきます。
①手数料の安さ
この手数料の安さというのは言わずもがなですが、証券会社によっては手数料のプランをいくつか用意しているところもあります。
例えば、通常であれば手数料は1回の売買ごとにかかりますが、デイトレードで1日のうちに何度も売買をする方のために、1日定額制のプランでも利用できるなど。
そのため、自分がどのようなトレードスタイルで株式投資を行うかも踏まえたうえで、手数料を見ていくのが良いでしょう。
②提供されているサービス
証券会社によっては、情報収集に便利なツールであったり、PTS(夜間取引)システムといったようなサービスを提供していることもあります。
こうしたサービスも株式投資を行う上では非常に役立つので、ネット証券選びの条件として頭に入れておきましょう。
③取り扱っている商品の数
株式投資をしているうちに、日本株だけではなくその他の商品のトレードにも興味が出てくるかもしれません。そこで見ておきたいのが、取り扱っている商品の数。
証券会社によっては、投資信託や先物取引、米国株、中国株のような外国株まで取り扱っているため、そうした業者を選ぶことでトレードの幅を広げることもできるでしょう。
申し込み書類の記入はネットで完結させる
ネット証券では、申し込み書類の記入や提出についても全てネット上で完結させることができます。
氏名や住所、電話番号といった情報が申込フォームへの入力で出来るのはもちろん、本人確認書類やマイナンバーの確認に関しても、スキャンや撮影した画像のアップロードで提出することが可能。そして証券会社の審査を通れば、口座番号やパスワードが郵便にて自宅へと送られてきます。
また、 一部の証券会社では、口座番号やパスワードの受け取りもメールで行えてしまうため、完全にネット上だけで口座開設が完了できてしまうところもあるのですね。
口座にお金が入金できたら準備完了
口座開設が完了したら、最後は投資資金となるお金を入金すれば準備は完了です。ここで入金に関しても、証券会社が対応しているネット銀行の利用すれば、ネット上で即座に済ませてしまうことが可能。もちろん、そうでない通常の銀行やATMでも入金はできます。
ただし、ここでも気を付けたいのは手数料で、人によっては証券口座との入出金は頻繁に行うこともあるため、なるべく手数料が無料のものを選ぶことが望ましいでしょう。
ネットで株を始めるのにおすすめの証券会社
ネット証券についての理解も深まったところで、さっそく口座を作ってみたくなった方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで、ここではIPO銘柄や少額投資、お得なサービスなどといった条件も踏まえ、おすすめの証券会社をいくつかご紹介していきます。
株の取引でポイントが貯まる「楽天証券」
株のトレードをしているうちに自然とポイントが貯まっていく、お得な証券会社が「楽天証券」です。
その詳細としては、国内株式の取引手数料が100円かかるごとに楽天スーパーポイントが1ポイント入るというもの。なので頻繁に株の売買を行う方であれば、気付けば買い物や旅行で使えるほどのポイントが貯まっていくため、とてもお得ですよ。
また、ネットバンクである「楽天銀行」と連動ができ、入出金の手続きを簡単に行えたり、預金金利がアップすることも楽天証券の魅力となっています。
IPO銘柄で取引するなら「SBI証券」
IPO銘柄のチャンスを狙って取引するなら、おすすめは「SBI証券」です。SBI証券は、証券業界の中でも群を抜いてIPO銘柄に強く、2018年3月通期においては79社中75社と、全上場会社数のうち約94.9%もの銘柄を取り扱ったほど。
さらには、IPO銘柄の抽選に外れたとしてもポイントがもらえ、それを使うことで次回以降の当選確率を上げられるサービスもあるのです。
こうした理由から、IPO銘柄の取引が格段に強いSBI証券。メインで利用するのはもちろん、サブのIPO用として使うために開設しておくのもおすすめですよ。
ワンコインから始める「カブドットコム証券」
少ない資金から株を始めたいと考えている方なら、「カブドットコム証券」は要チェックです。
カブドットコム証券では「プチ株」というサービスにより、1株からの単元未満で株式を購入することが可能。これを使えば、たとえば通常では高くて手の届かないような「任天堂」「オリエンタルランド」といった銘柄も気軽に売買を始めることができるのが魅力。
さらに、この「プチ株」でもしっかりと配当金は貰えるようになっています。また、トレードだけでなくコツコツ積み重ねて資産形成するのも使い方の一つ。
毎月500円からの積立プランがあるため、ワンコインから長期投資のポートフォリオを作り始めることもできますよ。
まとめ
今回はネットでの株取引について、総合証券との違いやネット取引が増えた理由、ネット証券の始め方などの内容で解説してまいりました。
現在はネット証券が主流となっており、各証券会社の競争により手数料やサービスが良くなっているため、投資家にとって非常に利用しやすい環境となっているのですね。
スマホやパソコンさえあれば、どこからでもトレードができるネット取引。ぜひともフルに使いこなし、チャンスを逃さず利益を狙っていきましょう。
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