株式投資をはじめてみたものの、思うような結果が出なくて伸び悩んでいる方が注目すべきなのは、多くの個人投資家を魅了している「テンバガー銘柄」です。
さまざまな銘柄の中から何を選んだら良いのかを判断する基準の一つとして知っておくべきテンバガー銘柄の特徴や、今後期待できる銘柄の選び方について詳しく紹介します。
この記事を読んでいただけると、自分の判断力だけでもテンバガー候補を絞り込める方法がよくわかるので、ぜひ参考にしてあなたもテンバガー候補を選んでみてください。
この記事を書いた人 ファイナンシャルプランナー 児玉一希 | |
プロフィール・所持資格 | 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が定めている、ファイナンシャルプランナー技能士の資格を有し、当サイトの監修活動を始め、相場情報のまとめやコラムを寄稿する活動なども行なっている。 |
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テンバガーとは
効率よく株式投資を成功させるためには、テンバガー銘柄の選び方を知っておくことが大切ですが、そもそもテンバガーとはどのような意味があり、なぜ投資家にとって魅力的なのかを確認しておきましょう。
株価が10倍以上になる銘柄
テンバガーとは、株価が10倍以上になった(なりそうな)銘柄のことです。
バガー(bagger)とは野球用語の「塁打(ヒット)」を表しており、「1試合で10塁打(テンバガー)」するほどの勢いを、株価が一気に10倍まで跳ね上がることを示しています。
10倍もの高騰を見せる銘柄は非常に稀ですが、少ない資金でも一気に大きな利益を得る可能性を秘めていることから、個人投資家にとっては一発逆転を狙えるほどの銘柄ともいえるでしょう。
過去にテンバガーとなった銘柄
これまでにも実際にテンバガー銘柄はいくつか誕生しており、うまくトレンドに乗った投資家も多数存在しています。
過去にテンバガーとなった銘柄の一例をいくつか挙げてみると、いくつかの特徴が見えてくるはずです。
銘柄 | 株価の推移 | 特徴 |
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ディップ | 2012年12月 49.6円 ↓ ↓ ↓ 2015年12月 2,497円 (5年で約50倍) |
「バイトル」などの求人サイトを運営。リーマンショックの影響の中、人材派遣サービスに特化した事業を行い業績を伸ばした。 |
ALBERT | 2017年12月 1,291円 ↓ ↓ ↓ 2018年12月 12,200円 (1年で約10倍) |
AI(人工知能)を使ったデータ分析などを行う。大手企業と資本・業務提携を行い、案件も大型化したことで注目された。 |
ガンホーオンライン エンターテイメント |
2012年5月 17.95円 ↓ ↓ ↓ 2013年5月 1,300円 (1年で約70倍) |
オンラインゲームを運営。2012年にリリースした「パズル&ドラゴンズ」が大ヒットした。 |
このように、数年かけて10倍以上の株価になる場合もあれば、1年くらいでテンバガー銘柄になる例も少なくありません。
過去のテンバガー銘柄の例も参考にしながら、テンバガー銘柄になる特徴を見極めてみましょう。
テンバガーになる銘柄の特徴は4つ
テンバガー銘柄は以下の4つの特徴が見受けられます。
テンバガーになる前の株価は安い
これまでにテンバガーになった銘柄をチェックしてみると、ほとんどの株価が500円以下と安い銘柄だったことがわかります。
比較的購入しやすい価格帯の銘柄は、投資家の買い注文が殺到しやすい傾向があります。
株価が500円以下の銘柄に着目してピックアップしてみると、近い将来テンバガーになる可能性があるかもしれません。
小型株で時価総額が300億円以下の企業
テンバガーになる可能性を秘めている銘柄に着目する場合は、時価総額をチェックしてみましょう。
株価に発行済み株数をかけると算出できる時価総額が現実的な数字ならテンバガーになる可能性があると言えるかもしれませんが、あまりにも時価総額が高い銘柄になると、多額の資金が投資される現実味がないため、テンバガーの可能性は低くなります。
テンバガーの可能性があると考えられる時価総額は300億円以下が目安となりますので、銘柄をチェックする際には時価総額も確認してください。
上場したばかりの新興銘柄
上述した500円以下の安い株価や、時価総額300億円以下の銘柄の条件を満たしやすいのが、上場したばかりの新興銘柄です。
まだ広く投資家に知られていないような新興銘柄は、近いうちに高騰してテンバガー銘柄に変わる可能性を秘めていると考えられます。
また、JASDAQやマザーズ、東証2部に上場している「小型株」は、テンバガーになりやすい傾向があります。
業績が好調で資金の流入量が多い
テンバガーになるきっかけになっているのは、「ヒット商品を発売した」「提供しているサービスが多くの人から支持されるようになった」などの業績アップです。
企業の業績を判断するためにも、さまざまな企業の決算内容を確認してみましょう。
業績が好調な銘柄には投資家が資金を投入しやすく、特に外国人の大口投資家の参入がテンバガーの大きなきっかけになる可能性が高くなります。
2019年テンバガー候補の各分野
2019年中にはひょっとしたら10倍の株価になるかもしれない!と考えられるテンバガー候補の分野をいくつか紹介します。
これらの分野から、テンバガーになりやすい条件を満たしている銘柄をピックアップしてみることをおすすめします!
第4次産業革命のけん引役となるIoT分野
ここ数年で発展したIoT(Internet of Things)は、第4次産業革命の中心的な役割を果たす重要な分野と言われています。
パソコンやスマホなどを中心に活用されていたインターネット技術が、今後は冷蔵庫やエアコンなどの身近な家電に活用されるようになり、今まで以上に便利な生活が実現するでしょう。
特に、光回線よりもさらに高速となる5G回線の普及や、ハッキングやコンピュータ・ウィルスなどの被害を防止するためのサイバーセキュリティ技術の発達が必要不可欠となります。
これらの分野に精通した企業の銘柄は、テンバガーが大いに期待できるでしょう。
一大イベントが控えたインバウンド分野
2019年にはラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピック、そして2025年には大阪万博が予定されており、海外からたくさんの人が来日すると予想されるイベントがたくさんあります。
このような大きなイベントが控えている時期には、宿泊施設や交通機関、訪日外国人が購入すると考えられる商品など、インバウンド(訪日外国人)関連銘柄にも注目してみましょう。
暮らしに浸透しだしたフィンテック分野
Apple PayやGoogle Payをはじめとしたクレジットカードを集約させたスマホ決済やキャッシュレス化などの技術を提供するフィンテック分野も、今後はさらなる進化が期待されています。
ビットコインなどブロックチェーン技術を活用した仮想通貨は、現在も常に新しい技術が開発されており、フィンテック分野を牽引する存在と考えられます。
日本人は現金支払派が圧倒的に多いと言われていますが、実用性がさらに高まる技術がリリースされる前後は、フィンテック分野の銘柄もテンバガーになる可能性も高くなると考えられます。
労働力不足を補う人材派遣分野
日本が抱えている大きな社会問題に、少子高齢化に伴う労働力不足が挙げられます。
不足している労働力を補うために、働き方改革を推進させたり、2025年までに外国人労働者を受け入れ拡大する予定になっていることから、今後は需要が高まる人材派遣分野についてもテンバガーの可能性を秘めていると考えられます。
無人化を推進している自動車運転分野
悲惨な交通事故を減少させ、交通渋滞を解消するなどのメリットがあることから、実用化が大いに期待されている無人自動車運転分野についても注目しましょう。
2020年までには自動運転車の普及が官民一体となって推進されていることから、近い将来は自動運転分野銘柄のテンバガーも期待できます。
業務代行を担ってくれるRPA分野
人材不足を解消し、コストや人的ミスの削減にも役立つとして注目されているRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)も注目すべき分野です。
RPAはオフィス業務の代行を行い、効率よく作業を行い自動化できる仕組みとして、働き方改革にも役立ちます。
AIの発展とも相性の良い仕組みなので、RPA関連技術を開発・提供する企業の銘柄にも注目しましょう。
バイオ分野株の購入には注意を
今後の発展が大いに期待されるものの、今すぐにテンバガー候補になるとは限らないと考えられるのがバイオ分野銘柄です。
ips細胞や再生医療、遺伝子治療など積極的に研究が進められているものの、どうしてもすぐには研究成果が現れにくいため将来性を判断するのが難しい面もあります。
実際に赤字経営に陥っている企業も多く、「今後発展するだろう」と期待を込めて購入しても思っていたほど株価が上昇しない可能性が高いので、購入する前にはよく検討することをおすすめします。
テンバガー候補で株取引をする際のポイント
テンバガー候補の銘柄をピックアップ後、実際に株取引を行う際に注意したいポイントをいくつか紹介します。
攻めの集中投資でリターン
複数のテンバガー候補銘柄をピックアップした場合、いくつかの銘柄に分散投資するべきか、それとも一つの銘柄に絞って集中投資するべきか迷うものですが、自己資金が少ない時期に短期間でテンバガーを狙う場合には、一つの銘柄に集中投資することをおすすめします。
分散投資をしてもそれぞれの利益は短期間だと大きく見込めないため、しっかり情報収集を行ってリスクコントロールしながらテンバガーを狙って集中投資した方が効率の良い方法と考えられます。
集中投資がうまくいったら、長期間かけて分散投資を行い資産を着実に増やすと良いでしょう。
売買のタイミングを逃さない
これまでほとんど目立った業績がない新興銘柄をテンバガー候補としてピックアップしている場合には、売買のタイミングをしっかり見極めることが大切です。
テンバガー銘柄は短期間のうちに株価が上昇⇒下降しやすいですが、これまでに目立った業績がなくて期待値だけで急上昇した銘柄の場合は下落するのも早い可能性が高いです。
「まだまだ上がるかもしれないから売るのはもう少し待とう」と様子を見ているうちに、株価が急落して売り時を見失う可能性もあるので注意しましょう。
上場廃止で株価が急落することも
株価の安さだけに着目してテンバガー候補をピックアップした場合には、上場廃止の可能性がある点も忘れてはいけません。
株価が安い銘柄の中には、業績悪化や債務超過、不祥事などさまざまなマイナスイメージが定着した影響で株価が上がらず、最悪の場合は上場廃止になるかもしれません。
特に大手ではない企業については倒産リスクも考えられるため、銘柄の見極め方には十分注意しましょう。
見かけの銘柄に用心を
テンバガー銘柄の見極めに慣れていない初心者が特に注意したいのは、仕手筋(大きな資金を持っている集団)がわざと株価を吊り上げて自分たちだけの利益を追求しようとする「仕手株」の存在です。
仕手株は短期間で株価が上昇するので、株式投資にまだ慣れていない個人投資家にとっては、一見すると非常に魅力的な銘柄に感じられるかもしれません。
しかし、仕手筋が手を引いた途端に株価が一気に下がってしまうため、騙されて大損するというパターンが非常に多いです。
株価が一気に上昇しているところを見た場合は、仕手筋によるものである可能性を考慮しましょう。
仕手株になりやすいのは発行済み株数が少ない銘柄や、100円にも満たないような極端に安い銘柄などが挙げられます。
特に、高騰するような理由もないのに突然株価が上がっている場合には、仕手株の可能性が高いと考えられます。
テンバガー候補になりそうな銘柄は、十分注意して検討することをおすすめします。
テンバガー候補を探しだし安いうちに購入の検討を
テンバガー候補になる銘柄を選ぶのは、株式投資初心者にとって難しそうに感じられるかもしれません。
ですが、どのような銘柄がテンバガーになる可能性があるのか特徴を覚えれば、ピックアップがしやすくなるはずです。
今後テンバガー候補になりやすい分野の銘柄をよく確認したうえで、実際にテンバガー候補を狙った取引を行う際の注意点も確認してください。
最適なタイミングを見逃さずに売買できるように、準備を整えておきましょう!
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